劇場公開日 2023年11月3日

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インファナル・アフェア : 特集

2003年10月9日更新

批評家絶賛の話題作。押えておきたい4つのポイントはこれ!

(編集部)

■ハリウッドでリメイクされるって本当?

ブラピが扮するのはどちら?
ブラピが扮するのはどちら?

昨今、ハリウッドではアジア映画のリメイクがちょっとした流行。昨年の「ザ・リング」なんかは記憶に新しいところだし、韓国の「猟奇的な彼女」「イルマーレ」、タイの「the EYE/アイ」など数多くのリメイク企画が浮上、日本映画も「リング」に続く中田秀夫監督作の「仄暗い水の底から」「カオス」「女優霊」や巨匠・黒澤明の「生きる」、リチャード・ギア&ジェニファー・ロペス主演で撮影中の「Shall we ダンス?」、果ては「ドラゴンボールZ」などのアニメ、漫画、ゲームものまで含めると枚挙にいとまがない。「インファナル・アフェア」の製作会社メディア・アジアの配給代表ジェフリー・チェンは、当初、この映画そのものの配給権を販売する目的で渡米したところ、リメイクという観点で引き合いが殺到したという。前述の「ザ・リング」の成功もあったことから、映画そのものではなく、“リメイク化権”を売り物にするよう作戦変更したそうだ。結果、ワーナー・ブラザース映画が、リメイク化権の金額としては史上最高の175万ドルでお買い上げ(ちなみに「リング」はドリームワークスが100万ドルで買ったと言われている)、主演のひとりにブラッド・ピットの名前も挙がっている。ブラピがどっちの役をやるのか、もう片方が誰になるか、想像しながら観るのも一興だろう。

■続編もあるんだって?

ショーン・ユー(上)とエディソン・チャン
ショーン・ユー(上)とエディソン・チャン

既に続編「2」「3」も製作が決定済みで、香港では去る10月1日から「2」が公開となっている。「2」は「1」より過去の話で、主人公ヤンとラウの若かりし頃の物語だ。トニーとアンディは出演しないが、「1」で彼らの青年時代を演じたショーン・ユーとエディソン・チャンが主演。この2人は「1」でわずかな出演時間しかないにも関わらず、映画の大ヒットとともに人気急上昇、今ではトップアイドルなんだとか。そして「3」が時間軸の上で「1」の次に来るもの。現在進行形で進む物語と回想シーンで紡がれる物語が並行するという。

以上が、「インファナル・アフェア」の押えておきたい4つのポイントだ。今度の週末、デートで何を観ようか?なんてとき、巷のハリウッド大作もいいけれど、eiga.com編集部では俄然、本作をオススメしたい。もちろん、ここに挙げたポイントは、あくまで表面的なもの。作品自体の完成度の高さは、それこそ「百聞は一見にしかず」。観ればきっと、あなたもハマること請け合いだ。

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