群衆

劇場公開日:

解説

「或る夜の出来事」のフランク・キャプラ監督、ロバート・リスキン脚本の名コンビが贈る社会風刺ドラマ。解雇されそうになった女性記者アンは、ジョン・ドーという人物が社会抗議のために自殺しようとしているという内容の記事をでっちあげる。大反響を呼んだその記事を利用して発行部数を伸ばすため、オーディションで選ばれた元野球選手の男がドーを演じることに。一躍時の人となった彼は、民衆の偶像として祭り上げられるが……。

1941年製作/アメリカ
原題または英題:Meet John Doe
劇場公開日:1951年6月15日

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映画レビュー

3.0シリアスさとコメディを併せ持ったヒューマンドラマだ。

2024年10月19日
PCから投稿

解雇を通告された新聞の女性コラムニスト、アンは、社会への抗議のためにクリスマスイブに自殺をすると予告する、「ジョン・ドウ」と名乗る失業者の投書をでっち上げる。 彼女は競合紙に採用され、元野球選手ジョン・ウィロビーを、「ジョン・ドウ」役として雇う。やがて彼の活動は、全国的な草の根運動に発展する、、、。 公開当時どう思われたか分からないが、ちょっと話に無理がある。本作が伝えたい理想は理解できるが、このプロットで良かったのか。結末も強引すぎるかもしれない。感傷的かつ説教臭くもあり、教訓的すぎるともいえる。 とはいえ、退屈ということは無いし、軽妙なタッチで最後まで見れる映画だ。社会の中の利己主義に対する怒りや、平凡で日々の生活を送る人々への温かいまなざしは十分に理解できるし、シリアスさとコメディを併せ持ったヒューマンドラマだ。

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瀬戸口仁

3.0アメリカ国民の底力

2024年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 『オペラハット』に続き、フランク・キャプラ監督の作品ということで鑑賞。  彼の作品は、痛烈な政府批判を行いつつも、その根底には強い愛国心があるのが、色々と観て分かってきた。その上で、今作はタイトルの『群衆』に表れているように、アメリカ国民の底力を表現できている。ジョン・ドゥ(名無し)はゲイリー・クーパーだけではなくて、彼の運動に共感するアメリカ国民全員なのだという気持ちが伝わってきた。  また、ゲイリー・クーパーはジョン・ドゥと自分という存在を切り離して考えていて、あくまでジョン・ドゥという作られた人物像を演じているだけという姿勢が一貫していたのが良かった。  ウィキペディアによると、今作は「感動の映画ベスト100」というのにランクインしているらしい。しかしストーリーは同監督の他の作品と比較すると見劣りする印象。でっち上げの存在であるジョン・ドゥの投書に、アメリカ国民があそこまで熱狂するのが不自然に思えた。また、ヒロインとのミッチェルも、いつの間にか恋愛関係に発展している感じがいまいちだった。

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根岸 圭一

4.0戸惑うクーパー先輩

2024年1月4日
PCから投稿

いつもの男一辺倒のクーパー先輩ですが、今回は翻弄され困惑して、貴重なキャラクターです。キャプラ先生お得意の理想追及の一作ですが、少し話の展開が強引気味です。 まあ、そんな無理を凌いで余りある娯楽作を作る手腕は圧倒的ですけど。

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越後屋

2.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿

2点。 話はよかったが、くどすぎ。

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