ハリー・ポッターとアズカバンの囚人のレビュー・感想・評価
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The Conquest of the Saga
As the books became longer and the films underwent more artistic license, Cuaron's conducting of the third HP volume was noticeably stylish and paved the way for cinematic auteur's to fill the role of overseeing giant Hollywood IP serial productions in impetus. The final act stands out as a blockbuster sci-fi rush and is one of the few imaginings of single-dimension time travel free of plot holes.
色褪せない作品
久しぶりに見るアズカバンの囚人ですが、いつ見ても面白さが色褪せない素敵な作品です。
それぞれのペットが・・・という、賢者の石から出ていたけれどあまりフォーカスされていなかったそれぞれのキャラクターが掘り下げられているところも面白いです。
監督や役者さんが一部変更になったことにともなってか、作品全体の雰囲気が変わってきたのはここからという印象です。
動く絵画がめいっぱい画面に映るシーンも多い今作ですが、あんな風に動くアートがあれば素敵だなと思う反面、会社で忙しい現代人と生活リズムが合わずにお互い苦労しそうです。
親の仇を前にした時、私刑ではなくしっかりと法に則って裁かれることを望んだハリーですが、13歳でその選択ができるかと感心してしまいます。
私が13歳の時は出身の山梨でスポーツに打ち込んでいましたが、そういう幸せをハリーも送ることができれば・・・とこの先の展開を思い出しながら最後まで見てしまいました。
この先を支える世代がのびのびと生活できる社会を作り出していくのが今の現役世代の課題だと思うので、私は自身ができる最大限の貢献をしていきます。
大人のための魔法講座‼️
魂を吸い取る吸魂鬼ディメンターの襲来、問題を抱えた狼男ルーピン、かわいいヒッポグリフに対する死刑判決など、前二作が子供だましの幼稚な作品だっただけに、この三作目でダークな展開を見せ始めた「ハリー・ポッター」シリーズがようやく本物の映画になった瞬間ですね‼️後に「トゥモロー・ワールド」「ゼロ・グラビティ」と傑作を連打するアルフォンソ・キュアロン監督のホグワーツにおける貢献度はかなり大きい‼️
順調にハマっていく3作目
1作目、2作目はその映画の中で完結していた。
次回作への繋がりはハグリッドが送られた場所として「アズカバン」の名前が出てきたくらい。
でも今回はそうではない。ペティグリューは逃げてしまったし、シリウスの無実の罪も晴れていない。次回に続く要素がたくさん残っている。
私はその作品の中で伏線を回収しきらず、次に頼って不透明に終わるような映画が苦手だけど
アズカバンの囚人は全くモヤモヤすることなくただ次が楽しみという純粋な期待だけが残った。Amazon primeですぐに続きが見られるというのもあるのかな、、
前向きな気持ち100で、次も見なきゃと思った。
今回からダンブルドア役が変わっている。
深い博愛に満ちた神父様のようなイメージから、何となく策士家で人間らしいイメージへと変わった。リチャード・ハリスの前ダンブルドアが大好きだったので寂しさもあるけど、ここから最後まで役を担うマイケル・ガンボンがどんなダンブルドアを作っていくのか楽しみ。
また、マルフォイが小物に振り切ったなぁと思った。秘密の部屋までは意地悪だけど年相応の臆病さがあるくらいの感じだったが、無謀なチャレンジをして自滅したり、ハーマイオニーに女々しく怯えたり…メインキャラクター達よりもイケメンに成長してしまった彼が、可愛さを出してきたここからきっと女性人気を得たんだろうなと思った。
ゾクゾクホッコリな三年生!ホグワーツに侵入者?殺してやる!!!
前提として
・多分2回目。
・原作は未読。
・『ハリー・ポッター』シリーズだと、『~と賢者の石』『~と秘密の部屋』は視聴済。その他もいくつか視聴済。
・アルフォンソ・キュアロン監督の他作品は未視聴。
面白かった。エンタメとしてかなりの要素が含まれている。
シリーズ全体で言うところの"承"だろうか。前作と比べて画面が暗い。
シリーズでは珍しく、ヴォルデモートが出てこない作品。その代わり、ハリーと両親にまつわる話が中心となる。
まず伏線回収がうまい。謎を散りばめることによってホラーに始まり、新アイテムや新しい呪文、そして新キャラクターがミステリーのように絡み合う。そして最後はまさかの時間物。ハッピーエンドで終わるため、観ていてかなりスッキリする。
しかもシリーズ全体で重要になる要素が満載。こういう橋渡し的な役割の作品って、次作に伏線回収を投げそうなものだが、しっかりと拾ってある。素晴らしい。
ついでに言うと、前作よりもダイジェスト感が薄い。しっかりとキャラの感情に自分の感情もついていってる感じ。置いてかれない作品っていいよね。
あ、でも初っ端は置いてかれた……誰だ大臣って。ちょっとは紹介してくれ。それ以外は大丈夫。
キャラの雰囲気が大きく変わるのにも驚いた(一番印象的だったのはロン)。心身の成長はもちろんだが、衣装も変化している。ダンブルドアなんて役者が変わってるからね。でも違和感ないのがすげぇ。
ハリーは両親と過ごしていた時間が誰よりも短いことが暗い影を落としている。ダドリー家に対しても、いつもより反抗的。そんなハリーが父親に似ているが、目は母親にそっくりであることを支えにしていく様子が良い。特にシリウスとルーピンとの会話が泣ける。
ロン、君めちゃくちゃ服装変わったね。かなりウィーズリー家の一員に近づいた感じ。でも精神は相変わらずだろうか。たまに良いこと言うのも相変わらず。
ハーマイオニーは勤勉な生徒のイメージをさらに強固に。でもなんだかイラついたり、恋の兆しが現れたり……これが思春期か。
ドラコはヘタレとして描かれてる。前作以上に情けない役回り。
スネイプは不憫(笑)。でもいい先生なんだよなぁ……
一人一人のキャラの変化を挙げていくとキリがない上に、シリーズ終盤の展開まで考慮した内容になってしまうので、ここでは割愛する。でも書きたい……う~~。
これだけ言わせて。フレッドとジョージファンは必見!
呪文や魔法の演出もパワーアップ。物(動物含め)が飛んでいく部分の縮尺が気になった程度で、あとはワクワクできた。
特に好きなのはバスの場面。あの短い分数で印象に残すのは相当力が入っている証拠。また出てこないかな……。
あ、あと透明マント!雪の描写と相まってすごくお気に入り。足跡がCGじゃないってマジ?!
エンドクレジットも最後まで観てほしい。あんなに小ネタ満載なのはなかなか無いぞ。
初めから終わりまで、雰囲気を大きく変えながら退屈させないこの映画。現状、シリーズの中では一番好き。
シリーズとしても、単作としても最高に面白い魔法体験と青春日誌。そんな作品。
こどもはすぐ大きくなる
ハリーたちの背が伸びて、おとなびてきた。ロンを意識し出たしたハーマイオニーは、髪切っちゃった。狼男やでっかい鳥、時間を戻せる時計、足跡が浮かび出て人を追跡する地図とか、アイテムは心惹かれる。あと、悪人をよく演じるゲイリー・オールドマンが、そうじゃないのは逆にいい。
日テレ金曜ロードショーを視聴。
エクスペクトパトローナム
2024年1月26日
映画 #ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004年)鑑賞
ハリーポッターシリーズでは人気上位のアズカバンの囚人
要因は、まだまだハリーが子どもっぽくてあどけなさが残り、ハッピーエンドで、ヴォルデモートが出てこない
などなどが要因かな?
何回見ても面白いよな
エクスペクト・パトローナアアアム!!!!
ハリーポッターシリーズは本作くらいまで視聴している人が多いはず
映画単独として、やや省略が過ぎる部分があって点数を下げたいところだが
一方、冒頭のダーズリー家シーンがコンパクトなので悪いとも言い切れない
3作目ともなると作品の楽しみ方を心得て居ないと面白さが全くわからないだろう。
ハリーポッターは個々のシーンや作品世界設定のつなぎ合わせで構成されている作品で
「魔法世界を楽しむ」というコンセプトで出来ている。
次々出てくる料理を味わっていく、フルコース料理のような作品
だから個々のシーンを味わうという視聴方法をしないと楽しめない。
ストーリーや、メインだけを味わいたいという視聴方法では楽しめない。
あと、子供向けファンタジーが原作だということは念頭に置いておく必要がある。
本作は全体を通して雨のシーンや、雪のシーンが印象深く使われている。
よくある暗喩として機能させているものだが、これがとてもいい
見所
・ナイト(knight)バスのシーンは必見、導入部として素晴らしい
・雨の中のホグワーツ特急は雰囲気が最高
・城の中と外を強調する演出が良い
・後の伏線となる「時計」が出てくるシーンもうまい
・雪の街、酒場
・ハリーの父親の親友たち
・スキャバーズのビジュアルが完璧過ぎる
・身を挺して守るスネイプ先生は格好いい
・おそらくシリーズで一番有名な呪文「エクスペクト・パトローナアアアム!!!!」
・月に向かって去って行くシーン
楽しみ方を理解すれば最高の作品
映像が洗練された反面、マンネリ感も出てきた。
ハリーのホグワーツ魔法魔術学校の三年目を描く。
ダニエル・ラドクリフをはじめとする生徒役の俳優たちが急におとなになっている。
監督がアルフォンソ・キュアロンになったためか、映像がシャープになり、前2作よりも洗練された印象を受けた。
冒頭ダーズリー家での様子が描かれる。
あいかわらず虐待されているハリーだが、今回は親戚のマージがひどいいじわるをする。これに対して、ハリーが逆襲するのだが、ロアルド・ダールを髣髴とさせる展開となっていた。こういうひねくれたユーモアというのはイギリスの御国柄なのだろうか。
なお、叔父のバーノンはいつもよりも優しくなっている印象だ。
このあたりの変化は今後どうなっているのか注目したい。
今回は、アズカバンの収容所を脱獄したシリウス・ブラックという男がハリーを狙っている、という事件がメインになる。
ストーリーとしては、時間を逆行する魔法を使うなど、今までとは違う要素が入っている。それでも目新しさを感じないのは、毎回同じメンバーでストーリーが進むことや、基本的には学校内部で物語が展開する(今回は近くの村が出てくるが)こと、ヴォルデモートとの戦いという大きなゴールが変わらない、というのが原因だろう。
シリーズものとしては仕方のないところだ。
製作費は188億円。
興行収入は1,150億円。
前作よりも製作費はアップしたが、興行収入は減収した。
今後どのように展開していくのか。
現代に魔法をよみがえらせた功績は大きい。その魔法をもう一度見せてほしい。
少し大人っぽくなったハリー
AppleTVのレンタルで久々に鑑賞。
前2作から雰囲気がガラリと変わり、大人びた雰囲気になっていました。中でも、今回初登場するディメンターはとても恐ろしく、彼らがハリーの魂を吸い取ろうとする場面はいつ見ても鳥肌が立ってしまいます。
本作は珍しく例のあの人ではなく、脱獄犯のシリウスブラックに焦点が当てられていました。さらに、ただ善悪に分けるのでなく、シリウスが敵か味方かわからない人物だったのが新鮮でした。そして、最後で実際は〇〇だったという真実がわかったときには、納得がいくぐらいの気持ちで感心できました。
子供のファンタジーから少し大人っぽい物語に変化した作品になっていました。
どんどん深くなる魔法世界。キアロスクーロ。
内容は.J.K.ローリング原作のハリーポッターシリーズ第三弾の映画化。アズカバンの囚人と成長した主人公との関係に焦点を置き様々な人間関係と社会との繋がりを圧縮した様な一段と深くなる一度では見切れない物語。
印象的な台詞は『子供の言葉は聞く事を忘れた者には届かんのぢゃ』ダンブルドア校長がハリーとハーマイオニーに行った大人の諦観を表した言葉。150歳という年齢から搾り出す言葉には何時も深く重たさを感じます。
印象的な立場では、コテンパンにやられたスネイプ先生の教師としての理想的な立場に目を見張りました。キチンと教師としての自分を忘れずに生徒第一で守る姿勢は感心します。
印象的な立場では、リーマスやリシウスやピーターの元仲間の三つ巴の軋轢が、ハリーやハーマイオニーやロン等様々な韻を踏んで印象的に描かれている所です。三位一体の世界にあり魔法世界は認められない立場である作者の微妙な立ち位置が臨めるようで面白かったです。
全体的には、貴種流離譚の王道ですがしっかりした世界観は作者のイメージの凄さを物語ってますし、どうにか具現化できないものかとの試行錯誤が監督により違う演出が面白かったです。今回のアズカバンは光と闇の対比と地図🗺️と時間⏳を取り入れた内容的にも突拍子もない物語を推理仕立てでコンパクトにまとめた面白い作品だと感じます。一度では追いつかず3回観ました。ハリーポッター月刊の自分は魔法世界の半住人です。次作への伏線や変化していく人間関係や背景が成長を通じてどう変わるか楽しみです。
ハーマイオニー大活躍の作品。 魔法で過去に行って、見つからないよう...
ハーマイオニー大活躍の作品。
魔法で過去に行って、見つからないようにコソコソするシーンがある。やってることは、あり得ないシチュエーションなのに、何故かリアルに感じた。
個人的にはシリーズの中で1番好き。
頑張って観た!!
ハリー、ロン、ハーマイオニー、勿論その他生徒達が成長してる!!可愛げが無くなったぞ.....
やっぱり横文字が多いしまた新たなキャラが出てきてもう頭の中しっちゃかめっちゃか
でも頑張ってググりながらなんとか観終わったぞ
なんだろう...なんかマンネリしてきてもうハリーポッターお腹いっぱいになってきた....でも観るよ....頑張る....
スキャバーズの正体がピーターってわかって再度1、2を見返したくなるね
伏線が沢山散りばめられていてそこはなかなか面白いじゃんって感じ
エクスペクトパトローーナーーーーム!!!
1、2に比べてだいぶダークになってきたね。幽霊屋敷のシーンはすごくハラハラして楽しかった。謎が解き明かされていく感じとか。
ただやっぱり時だけは戻さないで欲しかったかなぁ。何かの代償付きとかなら分かるけど、何でもアリになっちゃうから…
シリウス・ブラックがすごくいいキャラだった。ハリーも一緒に居られたら幸せだったのにね。
動物に化け、時を戻してもなお、社会的立場を守るのは魔法でも困難。。
ハリーもロンも、ちょっと制服を着崩して友達とくだらない話で盛り上がる、大人になりかかり始めた中学生。
相変わらず危険を顧みないのだが、今作の闇魔術対抗術を教えてくれるルーピン先生は、役に立つ授業ばかり。
中でも「エクスペクトパトローナム武器よ去れ!」は作中でも使いまくるし、これをまず入学して最初に教えるべきだと思う。
危険すぎるのよホグワーツは。
ハリーの父親と友達でもあったルーピン先生の、
「ご両親は君を守るために命を捧げたんだよ。それに報いるのにこれではあまりにお粗末じゃないか。校内をほっつき歩いてご両親の犠牲の賜物を危険に晒すなんて。」のセリフ。
これ!!!私がずっとハリーに言いたかった事!!
ハリーもロンも、助かる保証があるかのようにすぐ命を危険に晒す行動を自らする。
ただ、どんなに仲の良い友達ができようと、許可証への保護者のサインを得られず、ホグズミード村に行かせて貰えないハリーの孤独感たるや筆舌に尽くし難い。
失うものがないから、すぐに危険に飛び込めるのかもしれない。
そして、狼男として内なる恐怖や、周りの見る目と戦いながら生きてきたルーピン先生は、ハリーの孤独をよくわかるだろう。
ハリーの両親をヴォルデモートに売った無実の罪でアズカバンに収容されていたシリウスも、ハリーの絶望感と孤独に共感できるのだろう。
ハリーの母リリーはとても優しい魔女だったようだ。
ハリーの父ジェームズは亡くなったからと言って、完璧な人間ではなかったようで、ハリー同様規則を破りまくっていて、なんならハリーより大胆に悪戯だった気もする。
だが、優秀な魔法使いほど、規則にとらわれず、新しい道具を作り出したりして、より強く賢くなっていくのだと魔法界の仕組みもわかってきた。
見透かすが、手を汚さず生徒にやらせるダンブルドアはいかがなものかと思うが。。
無事やり遂げたハーマイオニーとハリー。
今回は後半の謎解き解決部分でロンが途中から留守番。
賢者の石も秘密の部屋も、進むうちハリーだけが直接対決だったので、ハーマイオニーの知恵が活かされて楽しかった。タイムターナー欲しいなぁ。
なぜ、ハリーの両親がヴォルデモートに殺害されたあの晩、タイムターナーを使わなかったのか。
両親の命より、呪文が逆流してヴォルデモートが力を失ったことが優先されたのか?
まんまと逃げたピーターペティグリュー。
小者感がぷんぷんするし、ロンの家に何年も住んでいただなんて気持ち悪すぎて、可愛がっていたロンが気の毒でたまらない。パーシーの元にはどうやって来たんだ?
人から聞くだけでなく、後見人シリウスブラックという家族同然の人物に実際に出会う事ができたハリーは、シリウスが冤罪被害者でなくなり産まれて初めて家族と暮らすという想像にどれだけ心浮き立ち、それがピーターのせいで阻まれた時、どれだけ奈落の底に突き落とされただろう。
お父さんの守護霊の牡鹿、綺麗だったなぁ。
ハーマイオニーはやたらロンと距離が近い。
まだ多分無意識。ロンもデレたりはなく、なんだろうとぼんやり思っている程度。2人が可愛らしいが、頭脳において圧倒的実力差。ただし、他人に突然乱暴になるところは似ている。。
このまま引っ張りそうな予感!!
キャストが成長し、コロンバス監督からキュアロン監督に変わって空間的な広がりを感じました。両親の因縁を抱えたまま進み、何も解決しないのでモヤモヤします。また前の2作と違って対決シーン等も特に無いので、一本の映画としてもスッキリせず、結局のところ過去作と一長一短な感じで、微妙なシリーズだという気持ちが増しました。
大成長!!劇的ビフォーアフター。 シリーズは一気にダークな展開へ…🌑
魔法ファンタジー映画、『ハリー・ポッター』シリーズの第3作。
魔法界の監獄「アズカバン」から、殺人鬼シリウス・ブラックが脱獄する。
混乱する事態の中、ハリーの両親の死の真相が徐々に明らかになってゆく…。
前2作で監督を務めたクリス・コロンバスが降板。
代わりに監督を務めるのは、『大いなる遺産』『天国の口、終わりの楽園。』の、後のオスカー監督アルフォンソ・キュアロン。
○キャスト
ハリー・ポッター…ダニエル・ラドクリフ。
ロン・ウィーズリー…ルパート・グリント。
ハーマイオニー・グレンジャー…エマ・ワトソン。
セブルス・スネイプ…アラン・リックマン。
ミネルバ・マクゴナガル…マギー・スミス。
原作はJ・K・ローリング。
新たなキャストとして、脱獄囚シリウス・ブラックを演じるのは『レオン』『ハンニバル』の、後のオスカー俳優ゲイリー・オールドマン。
「占い学」の教師、シビル・トレローニーを演じるのは『日の名残り』『ラブ・アクチュアリー』の、オスカー女優デイム・エマ・トンプソン,DBE。
😖「スリザリンは嫌だ…。スリザリンは嫌だ…。」
🎩「ほぉ。スリザリンは嫌かね。それほど嫌だというのなら…。ア ズ カ バ ンンンンん !!!」
😨「………………(゚ω゚)………。。。」
というネタでもお馴染み、「アズカバン」。
『アズカバンの囚人』というタイトルではあるが、別にハリーがアズカバンに収監される訳ではない。
いつもの通り、ホグワーツが舞台である。
これをマンネリと捉えるか、安心と捉えるかは貴方次第です。
『ハリポ』ファンの間で最高傑作と名高い『アズカバン』。
確かに原作小説は『アズカバン』が一番面白い!
シリウス・ブラックやディメンター、狼人間など、これまでを遥かに凌ぐホラー要素と、次々と提示される謎and謎。
そして、クライマックスで明らかになる驚愕の真実…😳
この『アズカバン』によって、『ハリポ』が児童文学という枠を超えた、世界を揺るがす新時代のビッグ・カルチャーである、と世間が認め始めたような気がします。
原作の中身はめちゃくちゃ濃い。
それを一本の映画に纏めようとしているため、本作はこれまで以上にダイジェスト感が酷い🌀
特に冒頭、マグル界のシークエンスは明らかに説明が足りていない。
何故ハリーが「漏れ鍋」というパブへ向かおうと思ったのか、何故そこに魔法省大臣のファッジが居たのか。
そのあたりのことを省略しすぎていて意味不明になってしまっている。
また、原作小説はたしかに面白いのだが、お話の内容は過去作と比べると遥かに地味。
巨大な怪物をやっつける訳でもなし、ホグワーツに隠された秘密を暴く訳でもなし、ヴォルデモートと対決する訳でもなし…。
小説なら地味なお話でも問題ないんだけど、やっぱり映像媒体である映画になると、とりわけ本作のような娯楽映画になると、もう少し派手なアクションシーンを求めてしまう。
絵面や物語の地味さは否めないが、それでもなお本作が観客の目を惹きつけるのは、ルックがバキバキにカッコ良いからっ!✨
デヴィッド・フィンチャーの『セブン』を思い出すような、陰影のくっきりとしたダークな画作りがめちゃくちゃカッコ良い!しかもそれが映画のトーンとピッタリ。
ファミリー映画ど真ん中な『賢者の石』や『秘密の部屋』では、こういう画作りは出来なかったでしょうね。
誰が監督をクリス・コロンバスからアルフォンソ・キュアロンに変更したのかは不明ですが、これは名采配としか言いようがない👏
クリス・コロンバスは間違いなく名匠だが、やっぱりファミリームービーメーカーだからどうしても映画が明るくなっちゃう。
『アズカバン』はもはやファミリー・ムービーとは言い難い暗さを持った映画なので、クリス・コロンバスとは相性が悪かったのだと思う。まぁクリス・コロンバスが作った『アズカバン』も観てみたいけど。
『ハリポ』を観ていて強く思うのは、シリーズ全体のヴィジョンが明確だな〜、ということ。
近年の大作映画は、明確なヴィジョンを持たないまま、ものすごく場当たり的にシリーズを展開させていく傾向がありますが(『SW』とか『ジュラシック』とか…)、『ハリポ』は違う。
クライマックスまでの道筋をきちんと思い描きながら、映画制作を行なっている。
例えば、「暴れ柳」。
これは本作のキー・アイテムである訳だが、ちゃんと前作『秘密の部屋』で、さりげなく登場させている。
また、ハリー・ロン・ハーマイオニーの関係性も、きちんと続編のことを考えられた描写がなされている。
バックビークの処刑を知り、涙を流すハーマイオニーがどちらの肩に寄り添ったのか…。この何気ない描写で、今後この3人がどういった人間関係に落ち着いていくのかが暗示されている。
スネイプ/シリウス/ルーピンの関係も、明らかに過去に何かがあったことを匂わせるような描写がなされている。
スネイプがハリーに向かって言った「お前の父親も傲慢で威張り腐っていた」という発言。
ハリーは当然この発言を(生意気な口調で)否定する訳だけど、これも後々にちゃんと活きてくるやりとりですよね。本当に先のことまで考えて映画を作っている。
偉い!!👏
もちろんこれはJ・K・ローリングという絶対的な原作者がいるからこそ成せることなんだろうけど、これは映画の制作サイドがちゃんと原作者を尊重し、彼女にも映画制作に深く関わってもらっているからこそ。
良くも悪くも原作とはまるで違う物語になってしまうことは、映画の世界ではよくあることですが、本シリーズに関しては原作の世界観/ストーリーを完璧に再現していると思います。
まぁそのため、少々息苦しさを感じるのもまた事実ですが…😅
とまぁぶつくさ言ってきましたが、本作の感想を正直に述べるとただ一言。
「みんな大人になっとるーーーっ!!!💦」
前作まではちびっ子だったハリー達が、本作ではもう完全に青年。
ハリーもロンもめっちゃイケメンになってるし、ハーマイオニーなんてとんでもない美人になってる✨
ダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンは当時15〜16歳くらい。そりゃあこのくらいの色気は出てくるかー。
『賢者の石』の頃とはもうほとんど別人っす。
個人的にはクリス・コロンバスが監督をやっていた頃の、牧歌的なファミリー映画路線が好きなんだけど、この映画も決して悪くない。
後にオスカーを獲得するアルフォンソ・キュアロンが監督をしているし、ゲイリー・オールドマンやエマ・トンプソンと言ったレジェンド級の名優も出演しているので、『ハリポ』には興味が無いような硬派な映画ファンにも観て欲しい一本。
※タイムトラベルを可能にするトンデモアイテムを、軽々と生徒にあげちゃうマクゴナガル先生って一体何者…?
魔法世界では逆転時計ってそれ程珍しくないのか?
いやいやいや、誰も彼もがこんな激ヤバアイテム持ってたら世界がおかしくなっちゃうし。
うーむ…。やはりタイム・トラベルについてはよくわからないし、考えたくもない🌀
3作目。 キャストたちはさらに成長。ちょっとハリーは反抗期かという...
3作目。
キャストたちはさらに成長。ちょっとハリーは反抗期かという感じ。ダンブルドア校長が変わってしまって、前作よりも若い感じがやはり違和感。
両親の死の真相などが明かされていき、ストーリーも本格的に進行していき、おもしろさが増して良かった。
スネイプ先生の扱い…笑。おもしろかった。
シリウスの再登場に期待したい。
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