ハリー・ポッターと秘密の部屋のレビュー・感想・評価
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物語が展開し始める第2幕
基本的な内容は1と同じ路線。意地悪な親戚にちょっとした仕返しをして、学校で災難に巻き込まれ、友人と共に乗り越え、学校の危機を救う。
ただ今回は、ヴォルデモートの過去が描かれ、向こう側の人間が現れ、ハリーが葛藤するシーンもある。
段々と内容が濃くなってくる予感を与える一作。
【ハリポタシリーズ2/8作目!シリーズの核心に入り始めた見応えある物語】
・2002年公開のイギリス(アメリカ)のファンタジー映画。
・魔法学校のホグワーツに入学し「賢者の石」の秘密を軸に死んだはずの最強の闇の魔法使い「ヴォルデモート」とひと悶着を体験したハリー。夏休みの一時帰宅を経て、再びホグワーツに戻ってくる。すると生徒が石化してしまう、という事件が次々に発生する。その原因は、存在するかも定かではない伝説と化した「秘密の部屋」が、スリザリン(過去の魔法使い)の継承者によって開かれたためではないか、という疑惑が広がる。ハリー達もまた、その秘密を追おうとするが… という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・たった1年で子供たちの成長が著しく感じれてなんだか嬉しい
・シリーズの核心に迫りつつある物語で見応えが増した
・魔法使いらしくなってきたハリー達が素敵
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[物語]
・前作ではホグワーツ(魔法学校)の世界をあらゆる角度で楽しめるように、色んな要素が詰め合わさった物語になっていました。本作からは、いよいよシリーズの核心部分に触れ始めた感じです。クラス分けの名前の意味や、スリザリンの過去、マグル(普通の人間のこと)と純潔魔法使いの対立構造、など。
・本作では、「秘密の部屋」という伝説化された言い伝えを主軸に物語が展開していくので、いわゆる普通の映画の物語の流れに乗っかってきた感じです。前作で、世界観を提示して、本作からテーマごとの物語を丁寧に描いていく、といったように感じました。
・「前作で蛇と会話したハリーが今作では…」「前作でなぜヴォルデモートと同じ杖とハリーの相性がぴったりだったのか」等と伏線回収が徐々に出現し始めました。シリーズを積み上げていくほどに、こういう伏線の生かし方ができて今後も楽しみです。個人的にはハリーが眼鏡の設定で、緊急的に何かを黙視するのにもゆっくりと眼鏡をかけるしぐさが、今後の何かに生きてくるのか?などと推察しています。こういう推察そのものが楽しいですね。
[演出]
・子供たちの可愛らしさやディズニーのホーンテッドマンションのような適度なホラー感、視覚化された魔法そのものの魅せ方など、違和感を全く感じることなく観れるバランスの良さがあります。特に、クィディッチ(スポーツ)のハラハラシーンが、まるでアトラクションに乗っているようで感動でした。
・攻撃魔法や防御魔法なども多用して、様になっているハリー達が「しっかりと魔法使いになりつつある」と感じ、素敵ですねぇ。いよいよ魔法使いの物語に入ってきた、と思えます。
[映像]
・前作に引き続き、素晴らしいファンタジー映像でした。一点だけ、バジリスクとの戦いのシーンが2021年の今観ると若干ちゃちく感じてしまいました。笑 もちろん、20年前の作品なので、それが当たり前かと思いますが💦
[音楽]
・前作に引き続き、音楽を担当されているのは「ジョン・ウィリアムズ」さん。私、この方大好きなんです。皆さんもご存じの映画音楽を多数手がけられていらっしゃる方です。例えば、ジュラシック・パーク、スター・ウォーズ、インディー・ジョーンズ…いや、もうこの方に任せておけば、映画音楽は絶対安心!と個人的にも思います。
[演技・配役]
・吹替の声も、本人たちも、たった1年でかなり成長を実感することができて、とても楽しめます。シリーズを通して一気に見ると、その差が解りやすくて良いですねぇ。
[全体]
・総じて、一作目よりさらに楽しめた作品です。シリーズモノとしての良さが生きていると思いました。一気観できる今だからこその楽しみ方ですが、毎晩の楽しみとしてシリーズを通して鑑賞されてみてはいかがでしょうか。私もまた明日、3作目を観る予定です。笑
・最後に、ダンブルドア先生の素敵な言葉を。笑
「自分が何者かは能力では決まらない。どんな選択をするかで決まる」
ありがとうございました。
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#全体3.6 #物語3.6 #演出3.6 #演技3.5 #配役3.6 #映像3.6 #音楽3.8
当時は分からなかった
ロンが輝いている
この映画まではそれぞれの子どもたちがのびのびと感情豊かに生活・活躍していて、まだ群像劇の趣があります。
そんな中で、三人の中で道化回し的な役を担わされがちのロンの活躍・表情が映画を活き活きとしたものにしています。ロンという人物が物語に深みを与えるのは『死の秘宝part1』ですが、この映画では道化役ぽくもありながらも、ロンの表情を観ているだけでも楽しめます。
1作目より、映画としてのスト―リ―展開がうまく流れていました。それでいて、ホグワ―ツ等魔法の世界満載。ああ、こんな学校だったら面白いのに、と。
本当に細部にわたって、凝りに凝った原作。それを見事にヴィジュアル化した映画です。
階段下部屋からは昇格して部屋は貰えたけど実家では孤立しているハリー。対するロンの温かくも騒がしい家族。物語の中でロンの母親の編んだセーターを皆にからかわれる場面があるけど、そういうセンスでキタか!と唸りながらも笑っってしまう。そんな母がしつらえる、家族メンバーの服のセンスや家のエクステリア・インテリアも見事でした。家族の温かさをハリ―に与えると同時に忘れていた寂しさをも自覚させられます。息子同様に扱ってくれたって、息子じゃないもの。
そしてマルフォイ家のいで立ち・立ち振る舞い。嫌みたっぷりながらも、ダ―ズリー家とは違い、洗練された上品さ。どこかうっとりとひきつけられるものがあります。ドラコが「父上」と尊敬するに値するだけのものがありました。
ロックハート先生も見事です。アピール上手でちやほやされる人っていますよね。うん、この笑顔・立ち振る舞いならちやほやされてもしかるべきと思わされてしまう、一種のカリスマ性をふりまく、ふりまく。そんなロックハート先生に対するミネルバ先生やスネイプ先生のあの表情。そしてあの顛末。笑えます。なんで校長がロックハート先生を雇い入れたのかは私にとってまだ謎ですが(笑)。
屋敷しもべと魔法使いとの関係。
嬉しい気遣いと、大きなお世話。
純潔と混血、マグルからの突然変異。血統に対する想い。イギリスならではかなあ。
称賛、偏見、誤解。簡単に移り変わる人の心。変わらぬ心。
恐怖…。意志の力。
良いことばかりではない魔法。魔法生物。魔法がすべてを解決してくれるわけではない…。
ハリポタは、困難を克服していくだけのファンタジーではなく、作者の明確な意図による人物造形も魅力の一つ。ひとつひとつのエピソードも魅力。突っ込みどころもあるのですが、基本的に流れているのは弱者に光を、ずるいものには罰を。とこの巻あたりは、まだ明確でしたね。スネイプ先生もひいきするけど、本当にここはと言う時は、教員としても公平さと言うか、正義を示すし。
才能や血統で人は計れないという作者の想いには共感します。
でも、マグルに魔法使いが産まれるのなら、反対に魔法使いの家にマグルが産まれることはないのかなあ?魔法使いの家に産まれたマグルはどんな想いで育つのだろうと余計な心配をしてしまう。才能なんて関係ないよとはやっぱり持てる者の言い分?と思いっきり、やっかんだりして。
でも、持てる力を何に使うか、境遇の・運命の悲惨さに負けるか、自分の選択次第。病気とか選択しようがない境遇もあるけど、恨んで生きるか、少しでも意味あるものにしようと思うかで、人生の豊かさは別れてくるのかも。ハリーがダズリー家で過ごした11年でひねくれていたら、ホグワ―ツで親友も出来なかったかもしれないし。
作者ご自身が、一時期不遇な境遇にいらしたとか。だからか、不遇な境遇にいて頑張っている人への応援ともとれるメッセージが盛りだくさん。
謎解きはあるけれど、冒険ファンタジーとしては正直物足りない。まだ敵の存在が中途半端で迫力がない(当然ですが)。
これから始まる壮大な物語の序章であり、いろいろな伏線が散りばめられて、まだ種がまかれている段階。
『死の秘宝part1・2』でさくっと活躍してサクッといなくなる人物に対する思いを理解するためにも、この映画は外せない(って、『死の秘宝part1・2』は総集編だから、どれも外せないけれど)。
まだ世界は闇に染まっておらず、魔法世界の日常が丁寧に描かれていて、その世界に入り込みたくなるような魅惑的な映画です。
カタログビデオ
なんせ原作が面白いですから
魔法使いとしての成長や如何に??
第一作から立て続けの視聴のため、初めて観た時のワクワク感のようなものは半減してしまったけれど、各公開のタイミングで観ていたら、間を空けた分きっとまた心が躍る感覚を再確認できたのではないかと想像する。
相変わらず世界観は夢があって楽しい。
一方、もし前作観ずに単発で観たと想定すると、前提となる部分がわかりにくく、映画としては描写不足の印象。細かいエピソードが多く全体的に急ぎ足で展開しまった点は残念。
これに伴い、児童文学だしと敢えて前作では気にせずにいた部分(ストーリー構成やキャラクター設定など)が変に気になってしまったかなぁ…。
基本的には子供たちの心の成長や主役の活躍など分かりやすいトピックに焦点を当てているのかとは思うが、魔法よりは謎解きがテーマみたいになっちゃって、映像迫力だけに映画の価値が逸れてしまった印象。
子供たちが声変わりしててカワイイ。
サスペンス色が強くなってきた!
トイレが豪華
DVD108円ゲットシリーズ。ファンタジーは難しい。 とりあえずド...
続編はやはり
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