グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
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タイトルに込められた深い意味に感動!!
見るまでタイトルの意味が全く分からなかった。
何でこんなタイトル??
しかし、見た後、このタイトルの中に
深い意味が込められていることに感動。
最初から良いウィル・ハンティングは
彼の中にあった。
それを信じることが出来なかったのは、
ウィル本人だったということ。
周りにいる人々がそれを信じて、
悩み、苦しみ、傷付き、関わり続けた結果、
ショーンの最後の一押しによって、
本当の自分自身の
生き方、良心、人間性を開くことが出来た。
ここからが本当のスタートが始まる。
旅立ち、いいです。これしかない。
でも原題の深い意味も捨てられない。
原題と邦題を並べている意味が
ようやくわかった。
配給時に担当の方々がかなり苦心されて、
このタイトルにされたんだろう。
その事にも感動ひとしきり。
でも苦労しても、この映画を何としても
伝えたい、そう思ったであろうことが
見終わった後、とても良く分かる。
素晴らしい映画です。
下ネタトークもあり、勧めにくい人も
ありますが、それを補って余りある。
映画史に残る一作です。
ミニーの彼女役もハーバードの個性的な女の子
らしくて、とても良いです。
美人過ぎないところにリアリティがある。
ステルスガルドのサリエリ的葛藤も良かった。
ベン&ケイシーの悪ガキぶりもなかなか良い。
この脚本をこの若い二人が作れたこと、
ガス・ヴァン・サントが監督を受けたこと、
まさに奇跡の一作。
感謝と感動ひとしきりです。
午前十時の映画祭!さすがです。
今後も楽しみ。
Like you say you do?
=自分の意思で動いているのか?
エンディングのこの歌詞がとても心に残りました。
ここまで揺さぶられる映画を見たのは久しぶりです。
過去にあったことが成長するのに与える影響の大きさを再確認させられました。過去の傷は自分のせいじゃないってわかってるけど、割り切れなくて苦悩する複雑さが人間味溢れてて大好きです。
それとウィルは過去から目を逸らし逃げている人物だけどしっかり自分の考えを持っていて彼の言葉はハットするものがありました。 先生の人物像も完璧じゃなく、先生だって同じ悩める人でウィルと対話することで先生も1歩踏み出すところが人と関わる素晴らしさを感じました。 素晴らしい映画に出会えたことに感謝
旅立ち
天才的な頭脳を持ちながらも、過去のトラウマで心を閉じるウィル。素行が悪く、ケンカをして鑑別所に入るウィルだが、大学教授ショーンとの交流をしていく中で次第に打ち解けていく、、、
名優ロビン・ウイリアムズ、味があるなぁ、、、
ショーンの「君は悪くない」のシーンは感動的。
君から学ぶことはない、なぜなら本に書いてあるから。君自身の話なら聞...
君から学ぶことはない、なぜなら本に書いてあるから。君自身の話なら聞こう、君に興味あるから。ってとこすごくいい。芝居もそうだと思った。最後の手紙のオチも2人の関係が伺えるし、親友の背中を押す姿も最高。君は悪くない、のシーンもマットの崩壊する様も、刺さった。
魂で会話する親友はいるか、など、ことばの重みが暖かく表現された最高の作品。
最後は笑顔になれる
天才的頭脳という設定に引き付けられながら、本題は違うというストーリーが良い。
勿論セラピーによって心を開いていくが、恋人や友達の存在や言葉も大きく関わっていて「君は悪くない」という鍵の言葉とともに「君は一人じゃない」という隠れたもう一つの言葉も聞こえた。
チャックの友情の描き方が良かった。
好き嫌いがあるのでファンの方には申し訳ないが、恋人はミニー・ドライバーじゃなくて他の女優さんだともっと恋愛シーンに入り込めたかも。
脚本に泣かされるう
ロビン・ウイリアムズの「君は悪くない」あんな目で言われたら、主人公と違い、至って普通に生活してきた(笑)自分も号泣しちゃいます。
そして、天才的な頭脳を持ちながらも、愛を選んだ主人公にシビれました。
カッコイイよあなた!
エンディングと共に映しだされる車の後ろ姿…最高です。
ハンバーガー食べるシーンが とにかく好き 自分で見てないんだ、って...
ハンバーガー食べるシーンが
とにかく好き
自分で見てないんだ、って
ロビンウィリアムズが語るシーンは
素敵すぎて何回も見た
It’s not your fault.
「It’s not your fault. It’s not your fault.」
(君は悪くない。君は悪くないんだ。)
この場面で胸が熱くなりました。
ロビンウィリアムズの優しい瞳が印象的です。
ベンアフレックが最後、友の旅立ちを悟るシーンも
最高でした。
グッドなウィルハンティングの誕生!
虐待やDVを受けると、自分を責めてしまう精神状態になると聞く。過去の虐待が無意識でも根深く残っていて、対人関係においてつい警戒・牽制・攻撃的になってしまうウィルの事をロビンウィリアムズが奥底まで理解し、土足でこじ開ける事なく徐々に心をほぐして、最後に「君のせいじゃない」と何度も繰り返し核心に迫る。
ロビンウィリアムズが先に心を開く事で、少しずつ笑顔を見せて、なんだかんだでセラピーに現れるマットデイモンとの心の触れ合いの様子が温かくてとても良かった。「あの子は良い青年だ」としっかり言ってくれるロビンウィリアムズの事を、ウィルはどれだけ嬉しく感じただろう。
幼少期の愛情が精神衛生に与える影響力の大きさを感じた。スカイラーが泣きながら愛情をまっすぐぶつけてくれても、いつか捨てられる恐怖が根付いているウィルは、愛情を素直に受け取れずはねのけてしまうし、すごく好きなのに伝えられない。
印象に残ったのは、ロビンウィリアムズを知ったように口走り傷つけてしまったウィルに対して、「君にシスティナ礼拝堂の匂いは語れないだろう」と語るロビンウィリアムズの台詞。どれだけ賢くても、学び知識を莫大に得て経験したかのように語れても、システィナ礼拝堂の匂いや大好きな人が朝起きて側に寝ている幸福感など、心に訴えかけてくる物は経験しないとわからない。逆に言うと、わかってもらいたいと思ったら、怖がらずに自分の口で気持ちを伝えなければ理解して貰えないよ、というもの。
個人的には、「不完全でもお互いにとって完全ならいいんだ」という台詞が心に響いた。
作品の中でも、マットデイモンとベンアフレックの友情が現れていて良かった。
愛情を信じる事が出来るようになった、グッドなウィルハンティングの誕生です。
It's not your fault 悩める天才と心に傷を持った精神科医の癒しの物語
子供の頃に虐待を受けると虐待されるのは自分が悪いからだと思い込んでしまうらしい。本当は大人が自分の都合で虐待しているだけなのにね。幸い私は虐待されてないので、正確には理解出来ないかもしれませんが、人生自分が悪いとは思えないのに責められ傷付けられる事も往々にしてあるものです。
そんなトラウマを持ったマット・デイモン演じるウィル、映画の終盤でロビン・ウィリアムズに「it's not your fault(君のせいじゃないよ)」と諭されます。もちろん頭では理解しているウィル、最初は「I know(わかってるよ)」と素っ気なく答えるのですが、何度も何度も「君のせいじゃない」と繰り返す内に心に染みてきて・・ついに涙となって溢れ出し、ウィルの心が理解します。いやー、名シーンじゃないですか!若い頃にあなたに会いたかったよ、教授。
映画ではウィルが電車に乗っていて見る風景や友人達との日常等を丁寧に描かれています。そういった日常の描写が最後の日常を壊す(次に踏み出す)描写に活かされているなと思いました。今は亡き名優ロビン・ウィリアムズの抑えた演技が光る名作です。
主人公に共感できない
一般的な評価は高い作品であるが、個人的にはいまいちだった。主人公と教授、精神科医、それに親友との交流は素晴らしかったが、そもそも、非行少年で、かつ性格も悪い少年が、天才的頭脳を持っているという設定に、大いに不自然さを感じた。非行少年で天才的頭脳を持っているだけだったら許せるが、それに「性格が悪い」が加わると、最終的には良い人間になるんだなと作品の方向性が見えてしまい、面白さが半減してしまった。
それに、結構重要なキャストである主人公の恋人役のミニ・ドライヴァーに魅力を感じなかった。
中高年向け青春名作映画
主人公マッドデイモン、親友役のベンアフレックがいい。
ラストに向けて、彼が主人公の家に迎えに行くシーンで少し笑ったとこがが好きだ。
今は亡きロビンウィリアムがちょいとジョークしたり、マットが天才ぶりのセリフ言ったりなかなかの名演である。 中高年が抱える離婚や心問題、妬み恨み、羨望、孤独感、和解。孤児出身の主人公の里親からの虐待の後遺症と絡めて次第に心通わせる。
現代社会における問題も反映し恋ありの青春映画だ。名作。
名作!
久々に見たが、古さもあまり感じさせず、名作は色褪せないと再認識。デイモンよりも、アフレックの一歩引いた演技が目を引いた。ロビン・ウィリアムスは静かな演技で、名俳優ぶりが際立つ。惜しい人を失った。
ラストは、ようやく決心して就職することになった会社を捨て、カリフォルニアに行ってしまった恋人を追いかけるウィル。
魂の救済
会話劇。ロビンウィリアムズとマットデイモンの会話をずっと聞いていたかった。頭が良すぎるために本と知識が全てで自分の世界を縮め、自分の苦悩や悩みを人に打ち明けられない孤独で不器用な青年が、傲慢な態度を取りながら、救いを求めてる姿は感情移入こそ出来なかったけど切なかった。
頭良いんだから、良いところで働けよ!って思って観てたけど、ロビンウィリアムズに他人の人生を自分の物差しで測るなと言われた気分。選択肢は無限にあって、良し悪しを測るのは地位や名誉でもなく、そして他人でもない、自分の思うがままに魂の赴くままに行けばいいのですね?迷ってる時はもう正解を自分の中に持ってるのだなと思った。ベンアフレックも良かった。
文句なし
マット・デイモンとベン・アフレックが初めて脚本したのにこんないい映画になるなんてすごいな。今さらやけど、ケイシー・アフレックとベン・アフレックって兄弟やったのね。ロビン・ウィリアムズがマット・デイモンに「君は何も悪くない」って言うシーンには号泣してしまった。ロビン・ウィリアムズにやったら何でも話してしまいそう。
映画として完璧な映画
これほどまで幸福に満ちる作品があるだろうか。
レビューにもある通り、パズルのピースがはまっていく感じ。
ラストには完璧な美しい画ができあがる。
演技、台詞、音楽、映像、何一つ妥協しない傑作だ。
恋に落ちたとき、好きな理由を説明できないのと同じで、この映画を見終わったとき、どうしようもなく切ない気持ちになった。
マット・デイモンの演技は、観客をその世界へと引きずりこむ。常人離れの天才児は暗い過去を持ち、心を閉ざしている主人公ウィル。ふさぎこむのではなく、人生をゲームのように軽んじて、真剣に人と向き合わないのだ。
そんなウィルのよき理解者として現れるのが、ロビン・ウィリアムス演じるショーン。ショーンは台詞をひとつひとつ大切に話す。それがウィルの心に響き、観客の心を打つのだ。今まで見てきた映画の中で、最もたくさんの良い台詞が詰まっていると思う。チャッキーを演じたベン・アフレックとデイモンが執筆をした良質な脚本だ。
その脚本にも引けをとらないのが「ミルク」を手がけた監督、ガス・ヴァン・サント。美しい映像と、音楽、そして語らない演出がまさにうってつけだ。大切なことは語るけれど、全ては語らないという手法が、まさに映画らしい演出。最も感動した場面は、本作のラストだ。彼女の家に向かって走っていく一台の車。それをカメラが追いながら、静かにエンドロールが流れる。その間もなお、車は走り続け、アメリカの壮大な景色を映し出す。
言葉にならない美しい風景に、主人公・ウィルの姿が重なる。旅立っていくのだな、とそこで改めて実感するのだ。
チャッキーが最後に迎えに行くシーンもいい。彼の寂しげな微笑みが、この映画の全てを語っている。
今夏、マット・デイモンとガス・ヴァン・サントの奇跡のタッグが再びよみがえる。8月公開の「プロミスト・ランド」は、同じくマット・デイモンが脚本に参加している。
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