「何がそんなに良いの?」プラダを着た悪魔 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)
何がそんなに良いの?
どうしてそこまで? 何がそんなに良いの?
自分では理解できないものに人生を懸けて向き合う人って現実にもいるけど、そういう生き方は物語性バツグンだよね
そんなことを思わされる"生き方"映画
ジャーナリストを目指すアンドレアは、その足がかりとして一流ファッション誌の編集者ミランダのアシスタントとして働き始める
このミランダ。パワハラ・モラハラ・公私混同なんでもござれのトンデモ上司
だけど作り上げる雑誌の評価はとにかく高く、周りも彼女を神のように崇めるスタッフばかり
そんな二人の女性の信じる物、信じたい物
それぞれの生き方を華やかな画作りで魅せてくれる一本
とにかく出てくる女性が強烈キャラばかり
「誇張してるのか?」「いや、全然あり得るな」
どちらとも取れる絶妙な描き方
逆に男性キャラはシンプルに良い奴、みたいな
サブ的立ち位置が多い
このあたりも長年厚い女性支持を受ける作品になった理由の一つなのかなと思ったり
個人的にはこの世界には入れないだろうし、絶対入りたくないと思ったが映画としてはこの強烈さはとても魅力的だった
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