「❝確かにそうだな、この超巨大産業の本質は「内なる美」だ❞」プラダを着た悪魔 スモーキー石井さんの映画レビュー(感想・評価)
❝確かにそうだな、この超巨大産業の本質は「内なる美」だ❞
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本作はジャーナリスト志望の才女が興味のないファッション誌業界の重鎮にもまれていく中で成長するサクセスストーリー。
物語冒頭地下鉄にのって進むような人生は
体も言葉も「「皮肉が薄い」プライドの高い連中が働く職場で揉まれ、助けられながら、
ついにはパリ7区を運転手付きで移動できるまでに「出世」していく。
彼女のもともと持っていた親友・恋人・内なる信念と引き換えに・・・・
さて、本作の特に印象に残ったシーンは
主人公が働くこととなる職場のスタイリストである
スタンリー・トゥッチ演じるナイジェルの主人公に対して放つセリフ
❝確かにそうだな、この超巨大産業の本質は「内なる美」だ❞
一件外面だけを着飾って見えるファッション業界
しかし、その源泉である美しくありたいという意識がこの産業を今なお支えてきたことを
象徴する金言だ。
そんな「内なる美」を獲得したアンディは
人々のニーズの先を見据え、決断してきた「悪魔」ミランダの心を解凍し、
そして自らの信念のもとまた新たな道を歩み始める。
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