「All right everyone, Gird your loins! 頑張る女子映画の元祖かも?」プラダを着た悪魔 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
All right everyone, Gird your loins! 頑張る女子映画の元祖かも?
一人で勝手に「アン・ハサウェイ強化月間」の第八回は「プラダを着た悪魔」です。やっぱりアン・ハサウェイの代表作と言えばこれかなっと。アン・ハサウェイが若々しい新人アシスタントを演じてブレイクした本作。中盤ファッションに目覚め次々と衣装をチェンジしていく姿は見応えありました。
ただねぇ、メリル・ストリープ演じるミランダが嫌なヤツ過ぎて全然好きになれないんですよね。もう最初っから最後まで一貫してクズ。アンディが頑張る姿よりそっちにイライラしてしまうので、全体的な評価は低めです。カリスマ性があるのかも知れないですが、あんなワガママな人間全く尊敬できないし、仕事では付き合いたくないタイプでした。ってか特別にミランダが仕事できる人間の描写がなかったので、嫌な人間の側面が余計に目立ってましたね。まぁ、嫌な人間を嫌な感じに演じたメリル・ストリープはやっぱり上手いんだなっとは思いますが。
何気にエミリー・ブラントが出てるんですね。役名も同じエミリー。まだ有名になる前でしょうか?楽しみにしてたパリに行けず事故ってしまってちょっと可哀想でした。
最近ではよく見る頑張る女の子ムービーなのですが、やっぱり本作は元祖な気がします。多分調べれば昔も沢山あるのかも知れないんですけど、仕事で悩む女子で映画が作られるようになったのって意外と最近の事なのかもしれません。最後にアンディとミランダが認めあったような感じになってたのは謎でしたが、ファッション業界知らなくても楽しめる作品でした。
さて、1ヶ月で合計八作品観た「アン・ハサウェイ強化月間」。美形な顔立ちに目が行き勝ちですが、アン・ハサウェイって意外と芸達者な役者さんなんだなぁっと改めて思いました。これからも色んな作品で観れる事を楽しみにしています。