プラダを着た悪魔のレビュー・感想・評価
全292件中、1~20件目を表示
一流ファッション誌業界の華やかさの裏に自分の人生で何を1番大切にしたいかを考えさせられる映画
世界の誰もが憧れる一流ファッション誌のアシスタントポストについた主人公。
ハイブランドが多く登場し、ファッション業界のゴージャスな世界、そこで働く女性達を垣間見ることができる。
ファッションに興味のない主人公が必死に仕事と向き合い、もがいて成長していく。
主人公を演じるアン・ハサウェイの見た目の変わり方も見応えがある。
また、必死に働く人が一度はぶち当たるであろう
仕事(キャリア)、家族、プライベートの問題。
全てを手に入れることが出来るならそんな素晴らしいことはないのだろうが、人生そんなにうまくはいかないのかもしれない。
人からどう思われていようが、何かを犠牲にしようが、
自分がなりたい姿で、やりたいことに突き進むのか。
本当に大切だと思える人を大切にできる人になるのか。
主人公は最後にどんな選択肢を選ぶのか。
そして、自分の人生にとって何を1番大切にしたいかを考えさせられる。
この映画を観て
あなたは何を1番大切にして生きていきたいのか?
を、一度立ち止まり考えてみるきっかけにしてみてはどうだろうか。
オシャレ
オープニングテーマからオシャレ。
ファッションも当然ながらオシャレだし、音楽の入り方、場面切り替えもカッコイイ。メリル・ストリープが今観るとカリスマオーラが素敵。昔観たときは、このばあちゃん迫力あるなぁ、だったけど。
アン・ハサウェイ扮するアンディはダサい設定だけど初めから美人なので、、、そうですそうです。
あらゆるファッションを着こなしてテンポよく進む話は何度観ても楽しめる。明日も頑張ろう、と思える作品。
遠回りする事で自分の生き方を見つけた系
ブランドものを身に付け、ちゃんとお化粧し始めてからのアン・ハサウェイの可愛さったらない。
「ランウェイ」の社員はブランド服を借りられるのかな?
マンガみたいに派手な顔立ちなのに地味な服を着るとちゃんと野暮ったくも見える不思議。
仕事に関しては周囲にだけでなく己にも厳しいがゆえに夫婦仲を維持できず一瞬弱気な部分を見せた演技が超秀逸だったメリル・ストリープは言うまでもないが、真っ青なアイシャドウでコメディリリーフも担ったエミリー・ブラントも印象大でその後の大躍進の片鱗を見た感じがした。
今までに何人もがこの仕事を辞めていた。 ファッションにはまったく興味なかったアンドレア。 本来の目的である「文芸誌での仕事」への足がかりとして、 ミランダの悪魔のような要求に耐えて、成長していった。
動画配信で映画「プラダを着た悪魔」を見た。
2006年製作/110分/アメリカ
原題または英題:The Devil Wears Prada
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2006年11月18日
メリル・ストリープ57才
アン・ハサウェイ24才
エミリー・ブラント23才
スタンリー・トゥッチ
『プラダを着た悪魔』は、2003年の米国の小説。
主人公の姿が同世代の女性から支持を受け、ベストセラーとなった。
27か国語に翻訳されている。
劇中の雑誌「ランウェイ」は実際は「ヴォーグで、
小説の作者も編集長アシスタントをしていた経歴がある。
メリル・ストリープが演じた役はアナ・ウィンターがモデルとされている。
興行収入は1億2000万ドルを越えた。
ジャーナリストを目指すために田舎からニューヨークへとやってきたアンドレア
は、なぜか幸運にも世界中の何百万人の女性の憧れの、ファッション雑誌『ランウェイ』の
ファッション業界に絶大な影響力を誇る、ミランダの第二アシスタントとなった。
ミランダは自身の私生活や、
自分の身の回りの世話までもをアシスタントに押し付けるなどの
横暴を繰り返す最悪の上司だった。
今までに何人もがこの仕事を辞めていた。
ファッションにはまったく興味なかったアンドレア。
本来の目的である「文芸誌での仕事」への足がかりとして、
ミランダの悪魔のような要求に耐えて、成長していった。
そしてアンドレアは、
ファッションとアシスタントの仕事の面白さに目覚めていった。
エミリー・チャールトンのキャストがエミリー・ブラントだとは
なかなか気づけなかった。
終劇10分前にアンドレアがミランダの秘書の職を辞したのは、
個人的には理解(共感)できなかった。
単純にもったいないからだ。
ラストシーンで、アンドレアがミランダと再会した場面はとてもよかった。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
何事にも一生懸命…
ファッションに全く興味のなかったジャーナリスト志望の女性が仕事に夢中になるにつれ、次第にボスの信頼を獲得するが、恋人や友人達の心から離れてしまう。仕事のみに生きるボスの厳しさに自分を見つめ直し、再び自分らしさを取り戻し、夢を追う姿を描いている。アン・ハサウェイが洗練されていく様は輝いている。ファッションの仕事というよりかはボスの雑用に振り回される秘書という感じはしたが、彼女の望むジャーナリストとは違う。何事も集中し、一生懸命やると、やはりどこかは蔑ろになる。彼女の場合は恋人や友人、そして自分の信念。ただ、それに気付き、再び立ち戻ったときは恋人や友人も戻って来る。それはそれまでの彼女の一生懸命な人柄が分かっているから。爽やかなサクセスストーリーだった。
ファッションを楽しみたいなら
10年ぶりぐらいに観たけど楽しめた。
オープニングで女性陣が身支度して戦闘態勢に入っていくところがテンション上がる。
ブランドやファッションに詳しくなくても、主人公がどんどん華やかになっていくのはワクワクする。
でも結局は主人公は周りに恵まれて運が良かったねっていう感想だった。
普通はあんなふうにトータルコーディネートしてくれる仲間と、ちょいちょい助けてくれるイケメンはおらん。
メリル・ストリープのバリキャリは格好いい!
ファッション界とか芸能界とか
今でもこういうパワハラとか長時間勤務とかいーっぱいありそう。アンディは大丈夫だったけど行きつく先はメンタルやられて廃人かワーカーホリックかの二択な気がする。ミランダはいつ自分自身と向き合うんだろう。先延ばしにしたい気持ちはわかる。
服ってすごい!
アン・ハサウェイが主人公で序盤に服装がダサいダサいと言われるわけだけども、
最初自分は主人公が可愛すぎて何着ても映えるせいかそんなことないと思っていたけど途中の覚醒シーン?で凄く美しくなっていて自然に笑みがこぼれてしまった。
この映画は面白い!だけではなく服に無頓着な人でも興味を持ち始めるような、
そのような影響力のある映画だと思った。
ただ、おしゃれを“美”とただただ肯定するような映画ではなく、
色々な生き方があると気づかせてくれることも、それを含めてこの映画の醍醐味だと言えるだろう。👍
とにかく洋服が美しくて、ブランドにはほとんど興味がない私でも観るだ...
とにかく洋服が美しくて、ブランドにはほとんど興味がない私でも観るだけで楽しい。
メリル・ストリープの嫌味な役がドハマリしていてもれなく楽しい。
アン・ハサウェイの役は彼女じゃなくてもいいかも。
だってどんな格好をしてもイモくならないんだもの。
主人公の成長が描かれている映画です。
思いはあるが周囲に関心がなく、ただ努力するだけの主人公が、様々な人との出会い、経験をする中で、成長していくストーリーです。
後半部分で、「え?」と感じる場面もありますが、細かい部分は抜きにして、映画としてはハッピーエンドです。
浅い
一応、軽く楽しく見られる作品ではある。
しかし主役二人以外の人物描写が浅い。無職だった主人公が超ブラックな職場で頑張っているのに、「お前は変わってしまった」と全く無理解な態度を示す彼氏や友人たちに苛立ちを覚える。
またメリル・ストリープ演じる鬼上司は、その理不尽な仕事っぷりにあまり哲学を感じられず、しまいには「私の子どものために、まだ発売してないハリーポッターの新刊を持って来い」などという完全に嫌がらせのような指示を与えたりする。
そして主人公もなんだかんだ言いつつそんな職場にたった半年程度で順応して、上司から一目置かれるほどの存在になってしまう。なのに最後は仕事漬けだった自分に目覚めて、上司からの携帯電話を噴水にポイッと捨ててしまう。いや、確かにスカッとはするけど、冷静に考えたら社会人として相当無責任な話。
……といった細かいこと考えずにアン・ハサウェイの表情豊かなかわいさを見てるだけなら面白いと思う。ファッション業界の裏側を描いた作品などではないのでくれぐれも注意。
ヒューマンドラマの要素も見逃せない
<映画のことば>
いつもは、もっと違うタイプの子を雇うの。
オシャレで、細身の子。
うちの雑誌の崇拝者たち。
でも、失望させられることがあるわ。
だから、あなたの素晴らしい履歴書と、立派なスピーチを聴いて「この子は違う」と思ったのよ。
自分に言ったのよ。「リスクを承知で雇うんだ。利口な太った子を。」と。
期待したのよ。
望みを託したのに、失望させられたわ。
他のどんなバガな子たちよりも。
以上よ。
鬼編集長の「鬼」ぶりは、流行の変化か激しいファッション業界をリードする立場にあって、片時も気を抜くことができない…その重圧から来ていたのではないでしょうか。
夫との離婚問題を心中に抱えながらも(しかも、二度目の離婚?)。
反面、その一見するとパワハラぶりは、アンディに対する期待でもあったのだろうと思います。
無茶であることは内心では百も承知、二百も合点の上ではあっても、自分の要求に応えてもらえなかったことに満足はしていないミランダのセリフとして出てくる上記の映画のことばは、たぶん、おそらく…というか、ほぼ確実に、アンディに奮起を促す「励まし」のことばだったのだと、評論子は受け取りました。
言い回しとしては辛辣でも、ミランダの本心としては。正(まさ)しく、あたかも、ライオンがわが子を千尋(せんじん)の谷底に突き落としその練獄から這い上がって来ることを期待すると言われるように。
(そのことは、アンディが、彼女の希望だったマスコミ業界=新聞社への転職について、ミランダが元ボスとして、好評価の推薦状を書いていたということからも明らかだったと思います。)
そういう点からいえば、本作も(ファッション業界の)「人と人との関係を描いた一本」ということでは、それなりのヒューマンドラマとして位置づけても、まるきりの的外れということではなかったかと思います。
そういう要素も加味すると、なかなかの佳作ではあったと思います。
評論子は。
(追記)
ミランダのきれいな銀髪と、艶(つや)やかなアンディの黒髪-。
それは二人の女性の年代の差を、はっきりと象徴していたのではないでしょうか。
専門雑誌の編集を通じ、いかにファッション業界を切り開き、牽引してきたとはいえ、ミランダはすでに「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」ということが、そうは遠くない世代。
引き換えて、もちろんアンディは、これからの世代。
その二人の女性の決定的な違いを象徴していたのが、二人の髪の毛の色ではなかったでしょうか。
そう思いました。評論子は。
(追記)
それにしても…。
ブランドものの洋服って、やっぱり洗練された艶(あで)やかさとでも形容すべきなのか、独特の「見栄え」は、するものなのですね。
いつも「着たきり雀」のファッションで過ごしている評論子には、とんと無縁の世界ですけれども。
一流ファッションのブランドを題名に冠した作品だけあって、ブランドもののファッションが、惜しげもなく登場するようです(前記のとおり、その方面にはまったく疎(うと)い評論子には、すでに、その程度の認識。)
女性は、身につける服装でもテンションが上がったりするのでしょうか。
華のないことを言ってしまえば、もちろんメーカーからの貸与品なのでしようけれども。製作側にも「予算」という限りがあることでしょうから。
しかし、ブランドものの洋服が惜しげもなく登場するという点ては、ブランド好きの向きには、垂涎(すいぜん)の一本だったこととも思います。
(追記)
にしても…。
さすがは女優さんですねぇ。
ブランドものの洋服を颯爽と着こなしている様子は。
アン・ハサウェイにしても、メリル・ストリープにしても。
「目の保養」というのは、こういうことを指して言うのかも知れません。
(追記)
迫力がありましたねぇ、メリル・ストリープの「鬼編集長」。
いやはや、すでに堂に入っている彼女の演技には、いまさらですけれども。
その存在感には、終始、圧倒されます。
そして、アンディ自身の希望もあり、必ずしも「同じくファッション業界で」ということではなかったのですけれども、「自分の決断」でわが道を選びとっていったアンディの成長を喜んだのは、他でもない、ミランダその人であったことは、疑う余地もありません。
何を隠そう、別作品『クレイマー、クレイマー』のジョアンナで見かけてから、すっかり恋をしてしまい、自他ともに許すメリル・ストリープの「追いかけ」である評論子としても、老獪(ろうかい)な年配編集長という役回りの彼女には、また彼女の新たな一面を感じたようにも思います。
もっともっと、見てみたいものです。他の彼女の出演作品も。
(追記)
ともすると、日本でいう就職は、文字通りに「職に就く」ということではなく、希望する会社に入社すること(就社)であるとも言われますけれども。
しかし、本作では、ジョブ型雇用と転職によるステップアップというアメリカでの就労形態が明確に描かれ、彼我の雇用形態を比較するにも、良い作品で、その意味では「cinema de 労働契約法」ということでは、優れた一本でもあったと思います。
<映画のことば>
君が働く雑誌は、世界中の偉人を掲載した。
彼らが創造したものは、美術品よりも偉大だ。日々、身に纏(まと)うから。
これは、ただの雑誌ではない。
輝かしい希望の光だ。
多くの伝説的な人物が歩いた建物にも、君は無関心。ここで働けるなら、多くの者は、命も捧げる。
甘ったれるな。
プラダを着た悪魔
名作として名前だけは知ってた。18年後の今でも色褪せていなかった。起承転結がしっかりしており、転が少し複雑で、観終わったあと解説サイトなどで多少補完。それプラス小ネタなど仕入れてまた観たくなるような出来でした。キャストもキャラ立ちしていて◎
生き方について考えさせられる作品
自分がやりたいことをするためには、時に何かを投げ打たなければならない。
人生の残酷さについて考えさせられた。
いつだって、人生の方向を決めるのは自分自身。そんな当たり前のことを私たちは忘れがちなのかもしれない。
子どものことよりも仕事を選ぶミランダ。好きな仕事をするためにランウェイで働くアンジェラもネイトや友達との時間を犠牲にする瞬間があった。
彼女らは本当に似ている。
しかし最後には、お互いがやりたいことを突き詰めながら生きていくことを決めたアンジェラの方がミランダよりもそう言う意味では上手であったのかもしれない。何を選んでも正解だと言われる現代で、いかに自分の軸を持って生きられるかが幸せへの第一歩なのかもしれない。
久しぶりに観ました。20代の頃に観た感覚と40代になってから観る感...
久しぶりに観ました。20代の頃に観た感覚と40代になってから観る感覚が違うなぁと。昔はアンドレア目線でミランダの行動が理解できなかったけど今は逆。ミランダの地点での完璧な仕事の遂行には情ではなく鬼であり策士でもならなければならないのよね。その分家庭とか普通の仕事は犠牲にしてる感じ。きっと一人涙してる時もあるよね〜みたいな。彼のネイトはアンドレアをもう少し評価してもいいと思う!友達も「昔のあなたとは違う」ってどうなのかな?変わることは悪い事じゃないけどね。ネイトかっこいいけど髭の濃さにどうしても目がいきました、、まぁ最後はいい意味でハッピーエンドで良々。終始アン・ハサウェイの目が大きくて溢れそうって惚れ惚れしました!物語の展開のテンポが良かったです。
ダサい恰好をしていたアンドレアが一気におしゃれになってエミリーを差...
ダサい恰好をしていたアンドレアが一気におしゃれになってエミリーを差し置いて編集長に認められていく過程は気持ちがよい
全292件中、1~20件目を表示