ダ・ヴィンチ・コード : 特集
こんなにあった!「ダ・ヴィンチ・コード」トリビア 19~25
トリビア19◆「ダ・ヴィンチ・コード」の偽タイトル!?
映画のロケは観光都市であるパリやロンドンで行われたが、警備上の混乱をさけるため、スタッフは「ローズ・ライン・コード」(The Rose Line Code)と記されたジャンパーや帽子をかぶってカモフラージュした。
トリビア20◆ハンス・ジマーが音楽を手がけた理由
オリジナルスコアを担当したのはハンス・ジマー。ロン・ハワード監督作品の音楽を長年担当してきたジェームズ・ホーナーがテレンス・マリック監督作「ニュー・ワールド」の仕事のためスケジュールが合わず、ジマーにお鉢が回ってきた。サウンドトラック盤はDecca Recordより5月9日発売予定(日本盤はユニバーサルクラシックから5月17日発売予定)。
トリビア21◆サントラにはないあの曲が使われている
サントラ盤には収録されていないが、a-haの「Celice」(作詞Magne/作曲Martin Terefe)がどこかで使われるらしい。こちらで視聴できる。
トリビア22◆獲得オスカーは全7本!
「ダ・ヴィンチ・コード」のスタッフ/キャストのオスカーは、全部で7本。内訳は、ロン・ハワード監督が作品・監督賞(「ビューティフル・マインド」)、製作者ブライアン・グレイザーが作品賞(「ビューティフル・マインド」)、脚本家アキバ・ゴールズマンが脚色賞(「ビューティフル・マインド」)、音楽家ハンズ・ジマーがオリジナル歌曲賞(「ライオン・キング」)、トム・ハンクスが主演男優賞2度(「フィラデルフィア」「フォレスト・ガンプ/一期一会」)。ノミネートは数え切れない!
トリビア23◆プロデューサーはハリウッドの重鎮
映画化権をソニーにもたらしたジョン・カリー(コーリーとも表記)は、ワーナー・ブラザース、MGMを渡り歩いたハリウッドの重鎮で、03年3月までソニー・ピクチャーズCEO(会長)だった人だ。プロデューサー作品として、「シンシナティ・キッド」(製作補)「大反撃」「キャッチ22」「日の名残り」「クローサー」などがある。元妻は女優メグ・ティリー(96~02)。
トリビア24◆もうひとりのプロデューサーの過去
もうひとりのプロデューサーのブライアン・グレイザーは、〈イマジン・エンタテインメント〉のパートナー。ロン・ハワード監督と出会ってプロデューサーになるが、84年に彼が共同で書いた「スプラッシュ」がアカデミー脚本賞候補になるなど脚本の才能もあった。「ブルークラッシュ」も彼の作品だが、サーファーだったという過去をもつ! 「24」をはじめとするTVドラマの制作も多く、アカデミー賞とエミー賞のノミネートを合計するとすでに80回を超えている。ここ1年間だけでも、「シンデレラマン」「インサイド・ディープ・スロート」「プライド 栄光への絆」「ディック&ジェーン」「フライトプラン」「インサイド・マン」「ダ・ヴィンチ・コード」「24」……。ありとあらゆるジャンルの映画・TVをプロデュースしている。
トリビア25◆原作翻訳者の過去
日本語翻訳版「ダ・ヴィンチ・コード」(角川文庫)の翻訳者・越前敏弥氏の東京大学文学部の卒論テーマは「にっかつロマンポルノ」だった。蓮実重彦氏の映画ゼミに通ったほどの映画狂であることが有名なこと。