「禁忌に挑む、知的好奇心をそそる謎解き」ダ・ヴィンチ・コード しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
禁忌に挑む、知的好奇心をそそる謎解き
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ラングドン教授シリーズ第1作。
DVD(エクステンデッド版)で3回目の鑑賞(吹替)。
原作は未読。
劇場公開版に25分の未公開シーンを加えたバージョンで鑑賞しましたが、どこが追加されたシーンなのかは全く分かりません。だって劇場公開版を観たことが無いから(笑)。
それはさておき、ルネサンス期の巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチが残した暗号(コード)を手掛かりに、キリスト教最大の禁忌「聖杯」を巡る知的好奇心をめちゃくちゃ刺激される重厚な謎解きが展開され、釘付けになりました。
遥かな昔から歴史の裏側で繰り広げられて来た「戦争」に巻き込まれた宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授とフランス警察暗号解読官ソフィー・ヌヴーは、ヨーロッパ中を駆け巡りながら教会がひた隠しにして来た真実へ肉薄していきました。
一筋縄では解けない暗号の数々も去ることながら、迫り来る追手、教会の黒い思惑、意外な黒幕の存在、とある人物の生い立ちの秘密が複雑に絡み合い、スリルとサスペンスを持続させながらひた走るストーリーに手に汗握りました。
厨二病を刺激して来るワードの連続にワクワクしました。それらが縦横無尽に飛び交い、ふとすると置いてけぼりを食らいそうになりましたが、なんとか食らいついてやりました。
しかし、きちんと整理しながら観ないとそれぞれの組織の繋がりが見えなくなったり、歴史的事実がどういう意味合いを持っているのかが分からなくなったりするので集中力が必要ですし、若干の予備知識を持っていた方が良いなと思いました。
※修正(2024/05/22)
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