ゴールド

劇場公開日:2025年10月25日

ゴールド

解説・あらすじ

生活と恋愛を題材にした自主制作の短編作品で高い評価を受け、2023年には池袋シネマ・ロサで特集上映も行われた知多良監督の長編デビュー作。終わりのある時間の中で、誰かとともに生きるために言葉を尽くす人々の姿を描く。

中小企業で事務職として働くミキと、家事好きで清掃のバイトをしている弘樹は、高円寺の路上ライブで知り合い、恋人になる。ミキの強さにひかれた弘樹は、自立した大人になろうと正社員として働くことにする。ミキは弘樹に無理をせず、専業主夫でもいいから家にいてほしいと思っていた。ところが弘樹は、男ばかりの職場になじめず、毎晩ため息をつくようになっていく。一方のミキも、何かと社会のせいにしがちな後輩や、悪意なくセクハラ発言をする上司の間で疲弊し、飲むお酒の量が増えていく。周囲の人々は、稼ぎのない男との付き合いを反対したり、「あるがままでいてほしい」など単なる甘やかしだと腐すなど、さまざまな言葉を投げかけてくる。ミキはただ弘樹と一緒にいて、同じ時を過ごしたかっただけなのだが……。

2020年に東京・高円寺の路上でシンガーソングライターのグッナイ小形と知り合った知多監督は、グッナイ小形の楽曲「きみは、ぼくの東京だった」のミュージックビデオ(MV)を製作。このMVを出発点に、知多監督が実体験をもとに取材を重ね、3年をかけて本作を完成させた。「きみは、ぼくの東京だった」のMVにも出演した小畑みなみが佐藤ミキ役を演じ、「この日々が凪いだら」のサトウヒロキが恋人の西弘樹役を務めた。「愛のくだらない」「思い立っても凶日」などで知られる野本梢監督が共同プロデュースを担当。

2024年製作/120分/日本
配給:キノパトス
劇場公開日:2025年10月25日

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(C)2024「ゴールド」

映画レビュー

4.0 息が詰まったリアリティ

2025年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

舞台挨拶付きで鑑賞。小畑みなみさん扮する主演のミキとサトウヒロキさん扮する恋人の弘樹の会社の雰囲気は最悪ですね。監督さんが経験されたことを下敷きにされたようですが、随分と辛い経験をされたのですね。私はどちらかというと、弘樹の会社の同僚、千川に近いので弘樹の気持ちはあまり共感できなかったです。また、セクハラやパワハラもあるけど、アルハラ(アルコールハラスメント)も結構あるのだよと言いたいです。ミキがアルコールに逃げるのは良くないなあと思って見ていました。年取ると若い頃の不節制は体に堪えるのだよと言ってやりたいです。舞台挨拶の中での小畑みなみさんは(映画の中のミキとは違って)「私は楽しいお酒です。」と言ってみえました。よかったよかった。(笑)

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ひろ702

4.5 昨年の十三下町映画祭でシネマプランナーズ賞を受賞

2025年12月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

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とらみい

3.5 少しだけ時系列をいじっているのが洒落てる

2025年11月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

セクハラ・パワハラのパターン大売出しで観ているのが辛くなるのだが、それ系の啓発映画では勿論なく、対人関係増悪因子(ハラスメント含む)としての「想像力欠如」がメインテーマのように見えた。そもそも想像力が全く無いのか、あるけど使わないのかは様々だが、想像力にまるで自信の無い我が身には刺さる。
終盤の夜道を歩きながらの長回しは実に見応えがあった。

何にしろ、ミキは「今度こそ」上手くいくといいね。

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ひろちゃんのカレシ

1.5 ジェンダー問題への投げかけ?

2025年11月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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辛口チキン

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