ダンサー・イン・ザ・ダークのレビュー・感想・評価
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これは愛なのか?
息子のことを一心に考える母親。
命と引き換えに、費用の工面を考える一途な想い。
でも、「なぜ、子どもを生んだの?」
その答えは、あまりに自分勝手じゃないか?
不思議な世界観のミュージカルと呼んでもよいものかどうか。
そのなかで、カトリーヌ・ドヌーブの演技が光りを放ってました。ゴージャスな役でなくても、その存在感とオーラは凄い。
救いようがないお話といえば
これ。
以前観て、曲はすごくいいんだけど、内容がもう…と。
とにかくひどい。ひどい。ひどいのだ。なんてことを!の連続で。
一度は観るべし。でも、二回観たいとは思わなかったな。
そして視力が衰えた今、ますます観るのが辛くなったかも〜?!
リバイバルなんだ。
もういつ観たのかさえ覚えてないけど、そんなに大昔ではなかったんだ…
素晴らしく辛い映画…
4Kデジタルリマスター版を映画館で鑑賞。
公開から20年以上経っても全く色褪せていないのは、ドキュメンタリーっぽい画質とカメラワークのせい?
残酷なほどまでに救われないストーリーとその中に少しの希望が垣間見えるミュージカルシーンのコントラストが素晴らしく、最初こそ違和感を感じたものの、見終わるときには、それを欲している自分がいました。
こんな映画は見たことないし、後にも先にも出てこないでしょう。
まさに映画史に名を残す大傑作。
久しぶりに見終えた後、呆然となりましたが、この後味もなかなかのものです。
この機会にぜひ映画館で、とお薦めしたいものの、日本公開はこれがラストらしい…
デートムービーではないので、一人で見ることをお薦めします。
約束を守るセルマ 無垢
ブレヒトのお芝居の裏返しなんだと思った。ブレヒトは、観客が感情移入してカタルシスを得てすっきりして劇場を後にすることを阻止すべくいろんなことした。狂言回し役を入れたり、劇中で色々説明したり。そうして社会のことを考えろと、観客に脅しのようにメッセージを送った。この映画は悲しく辛い現実の中のセルマ、そして切ない思いでいっぱいになってしまった観客を音楽で歌でダンスでミュージカルで精一杯、逃避させてくれる、安心させてくれる。こっちにおいで、音があるよ、みんなが一緒にダンスしてくれるよ、大丈夫だよ、と。ビョークの歌声、表情、笑顔、全てが素晴らしかった。カトリーヌ・ドヌーヴ良かった!「シェルブールの雨傘」のリベンジだろうか。心強くて励まされた。胸が張り裂けそうにもなるけれどいい映画。公開時の2000年には絶対に見ることができなかった。今はもう見ることができるし、見ることができてよかった。亡き父を想って。
あんまり適切ではないこと、すみません:
アメリカでは60年代でも絞首刑がおこなわれ親しい人含めて居ることができたんでしょうか。エジソンの関係もあって60年代以前からアメリカでは電気だと思っていました。州によって異なるのでしょうか。いずれにしても辛いです。っていうか日本にはまだ死刑があって絞首刑なんですよね。
トラウマ映画の代表格。
二度と観ないし、人にも勧めたくない。
救われなさすぎてホント誰得?な映画。
やたら評価いいけど本当にみんな"良い"と思ったの??
この作品がきっかけで、ハッピーエンドのものしか観たくなくなった。
可哀想だけど、こういう人いるよね
良い人なんだけど、天然というかKYというか、強者の意見にひたすら翻弄され続け、相当な理不尽を強いられているのに怒りを表に出さず、自分が折れることに終始している、皆んなのサンドバッグになりがちな人間。そんな可哀想な人、学校や職場にいませんでしたか?
その人が主役の映画です。
妄想癖の病気映画
主人公のビョーキ含めて全登場人物の行動に整合性が全く無い。
ビョーキの行動は自爆の連続で同情の余地なし。
周りの人間はキレイごとは言うけれど、ビョーキの生死がかかった状況にも銭を用意する発想もない。
ラストシーンも刺激的であるだけで、何のメッセージ性も無い。
不快なだけ。
なんか自己陶酔しがちな意識高い系の方々は喜びそうな映画だけど。
頭の中でなら誰だって救われる
極当たり前のことですが、頭の中での空想なら誰だってヒーローで誰だって幸せになれます。ですが、それを実現できる人はいますか?いませんよね。
そもそもの話、頭の中で考えたことを実行にうつせる人は空想しません。その前に具体的な解決策と行動を描いて実行しちゃうので。そういうものです。
この映画の主人公がなぜなにもしないのか?しないのではなく、出来ないのです。そういう人は多いでしょう。私も時おりそういう状況になってもどかしく、そして後悔し無力感に苛まれます。
反論すべきならしろ、嫌なら嫌と言え、逃げたいなら逃げろ、実に一方向的なアドバイスです。なぜしないのか、なぜ出来ないのか、そういう人たちはどういう感情でいるのか。それを改めて考えさせられる映画です。
鬱映画だが個人的には最高の映画
感情移入というよりももっと上の次元に感じた。思えば最近の映画はどのようにハッピーエンドで終わらせるかという感じがある。映画館に映画を見にくる人たちは音や映像美を楽しみに来ており、胸糞悪くなるバッドエンドは求めていないのだ。この映画は興行収入を高くする目的で作られたわけではない。見た人に何かを感じさせる映画だということはこの賛否両論のレビューが物語っていると思う。
ただ個人的には国内の暗いニュースから目を背け、すぐ失敗した人をけなすようなワイドショー的番組にチャンネルを切り替えてしまう人や、誰かを誹謗中傷することにとりつかれた一部のsns中毒者にはこの思い内容は耐えられないのかなと思った。(誰かを責めるつもりはありません)
泣きじゃくった
もう20年前になるだろうか。一人で夜にこの映画をビデオで見ていて、泣きじゃくった記憶がある。横隔膜が自然に痙攣して、あんな鳴き方は、子供の時以来だった。
暗い、見ていて苦しい映画だったが、一生ものの傷跡のように、記憶に残りつづける映画である。
音楽がいい
線路のシーンと工場のミュージカルシーンが好き
美しくない美しさが素晴らしいと思う。
劇が終わるように閉まるカーテンと上へ上がるカメラの演出が印象的
胸糞映画と言われているけれどそうは思わず。
ただ、好きな映画だ!といえる作品かと言われたらそうではない。2度は見れない辛い映画。
ビョークの声
どんな状況でも「仕送りしてる」と言う所にイラッ!
死にたいと言いながら金を盗み自ら殺される隣の親父にイラッ!
イラッ!がちょくちょく出てきましたが、面会室で「息子に言ってないよな?精神的な不安は病状を悪化させるんだから!」って言ってて(あぁそういえばこれずっと言ってたなぁ)と気づきました。
息子の為に誰にも言わなかったんだなとそこでやっと納得。
気になるところはあったけど、俳優さんもカメラワークも素敵でした。
妄想でミュージカルに入るシーンはさすがビョーク!声かっこよすぎて鳥肌でした。
胸糞というかイライラ映画
別に胸糞映画ではないと思う。
主人公の思いもわかるし、意志の強さとか決意の強さとかも分かる。
しかし、やっぱり違う方法があるというか、もう少し違う考え方もあると思ってしまう。
1番イライラしたのはミュージカルで現実逃避するところ。
「いやいや、現実見ろよ、そんなことしてても現実は変わらねーよ」って思う。
ビョーク恐ろしや
絶望のミュージカル。ビョーク恐ろしすぎ。あのカウントダウンは忘れない。ラストシーンの音、カメラワーク、心臓にギリリと爪痕を残す。最高か最悪か、賛否は分かれるだろう、しかしこの作品を観て何も感じない人とは私は友達になれない。ちょっと長いけどね。
不安な瞳をみることに興味があるのか。
救いのない映画と聞いていたので、覚悟を決めて観た。ところどころにミュージカルが入ってるのが意外だった。主演のビョークは西洋人には珍しく黒髪、茶色い目、小柄で東洋人のような風貌。
一人息子をもつシングルマザーで、盲目になっていく障碍をもちながらも必死で働いているが。。保安官になけなしの貯金を盗まれ、抵抗した挙句の事件から罪に問われて、最後は処刑されてしまうという。。
このストーリー展開が救われない。監督は何を描きたかったのか、とことん、必死でもがきながらも生きている人間そのものを描きたかったのだろうか。この監督は、不安な瞳をみることに興味があるのだろうか。
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