ダンサー・イン・ザ・ダークのレビュー・感想・評価
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噂に違わず、重量級でした
とんでもない鬱映画だとは聞いていたが、最後の劇場ロードショーということだったので、勇気を振り絞って足を運んだ。噂に違わぬ作品で、撃沈。1週間分のエネルギーがなくなった気がします。これからもう一本鑑賞するんだけど、どうしよう。
とにかくラストだよね、まさかアレを最後まで見せるとは思わなかった。息が止まった。この衝撃を受けるからこそ、観客は重い余韻の中で命について真剣に考えることになる。
でも一回で十分です。2回目なんて考えられません。
障害者とミュージカルに対する冒涜
悪趣味としか言いようが無い。そもそも、脚本が壊れている。
話の主旨は、『主人公可愛そう』で済まされる訳ではないはずだ。また、カメラワークもゆらゆら揺れて酔いそう。逆にミュージカル部分はカメラは固定されているが、細かくカット割りされて、ダンスの良さが見えてこない。主人公の生歌がそれ程でもなく、メロディーも誰にでも受ける様では無い。
目が見えるから、そんな目に私は会わないからと、何もストレスが無い人が見て、自分の幸せを確かめる映画なんだろうなと思った。要はバンジージャンプする様な感じだと思う。でも、目の不自由な人がこんな目にあったらどうする。もっとも、こんな天然ボケでは、障害持ったら、生きていくのがやっとだろう。普通の障害者はもっと狡猾に生きるだろうし、力強く困難を乗り越えるはずだ。
ネタバレになるかもしれないが、警察に電話する時、お金入れないとかからないのかなぁ?アメリカの電話は。
兎に角、最悪の気分ですね。ぼくは。マイナス10点だ。それでも、この前見たロシアのB級スプラッター映画よりはマシかなぁ。
絶賛されるのは分かるが、イラついた
息子の目を治すことと、隣人との約束を守ること。
この2つのために、命を差し出す主人公の姿。
たしかに、健気で切ない物語に見える。
鬱展開だ、名作だと話題に事欠かない本作ですが。
前半のドキュメンタリー風カット割が眠気を誘うのと、本筋が粗ありすぎなのと、情動を煽ることに全振りしている脚本とに、イラついて仕方なかったです。
私には、鬱の隣人の自殺願望につき合わされ、殺人犯に仕立て上げられ、実質隣人に殺されたのは悲劇…というよりはご都合な設定としか思えない。
弱者がより弱者を虐げ搾取する話ともとれるし、愚直で頭の悪い主人公が自滅した話ともとれる。
理不尽には理不尽、またはしっかりとした法の力で返すべきであろう。
主人公のお金であることを立証することができるはず。
「現金とっぱらいだと税金を逃れられる=お金の流れが不透明になるほど、1960年代のアメリカの田舎で、移民やホワイトトラッシュたちが勤めるエリアの税務署てやつは無能だったのだろうか?」などと考えてしまう。
自己犠牲が美しいという宗教観があるのだとしたら絶賛されるのかもしれないが、警察も法廷も税務署も無能な時代があったって話にしか思えず。
これは愛なのか?
救いようがないお話といえば
素晴らしく辛い映画…
4Kデジタルリマスター版を映画館で鑑賞。
公開から20年以上経っても全く色褪せていないのは、ドキュメンタリーっぽい画質とカメラワークのせい?
残酷なほどまでに救われないストーリーとその中に少しの希望が垣間見えるミュージカルシーンのコントラストが素晴らしく、最初こそ違和感を感じたものの、見終わるときには、それを欲している自分がいました。
こんな映画は見たことないし、後にも先にも出てこないでしょう。
まさに映画史に名を残す大傑作。
久しぶりに見終えた後、呆然となりましたが、この後味もなかなかのものです。
この機会にぜひ映画館で、とお薦めしたいものの、日本公開はこれがラストらしい…
デートムービーではないので、一人で見ることをお薦めします。
約束を守るセルマ 無垢
ブレヒトのお芝居の裏返しなんだと思った。ブレヒトは、観客が感情移入してカタルシスを得てすっきりして劇場を後にすることを阻止すべくいろんなことした。狂言回し役を入れたり、劇中で色々説明したり。そうして社会のことを考えろと、観客に脅しのようにメッセージを送った。この映画は悲しく辛い現実の中のセルマ、そして切ない思いでいっぱいになってしまった観客を音楽で歌でダンスでミュージカルで精一杯、逃避させてくれる、安心させてくれる。こっちにおいで、音があるよ、みんなが一緒にダンスしてくれるよ、大丈夫だよ、と。ビョークの歌声、表情、笑顔、全てが素晴らしかった。カトリーヌ・ドヌーヴ良かった!「シェルブールの雨傘」のリベンジだろうか。心強くて励まされた。胸が張り裂けそうにもなるけれどいい映画。公開時の2000年には絶対に見ることができなかった。今はもう見ることができるし、見ることができてよかった。亡き父を想って。
あんまり適切ではないこと、すみません:
アメリカでは60年代でも絞首刑がおこなわれ親しい人含めて居ることができたんでしょうか。エジソンの関係もあって60年代以前からアメリカでは電気だと思っていました。州によって異なるのでしょうか。いずれにしても辛いです。っていうか日本にはまだ死刑があって絞首刑なんですよね。
可哀想だけど、こういう人いるよね
妄想癖の病気映画
頭の中でなら誰だって救われる
極当たり前のことですが、頭の中での空想なら誰だってヒーローで誰だって幸せになれます。ですが、それを実現できる人はいますか?いませんよね。
そもそもの話、頭の中で考えたことを実行にうつせる人は空想しません。その前に具体的な解決策と行動を描いて実行しちゃうので。そういうものです。
この映画の主人公がなぜなにもしないのか?しないのではなく、出来ないのです。そういう人は多いでしょう。私も時おりそういう状況になってもどかしく、そして後悔し無力感に苛まれます。
反論すべきならしろ、嫌なら嫌と言え、逃げたいなら逃げろ、実に一方向的なアドバイスです。なぜしないのか、なぜ出来ないのか、そういう人たちはどういう感情でいるのか。それを改めて考えさせられる映画です。
鬱映画だが個人的には最高の映画
感情移入というよりももっと上の次元に感じた。思えば最近の映画はどのようにハッピーエンドで終わらせるかという感じがある。映画館に映画を見にくる人たちは音や映像美を楽しみに来ており、胸糞悪くなるバッドエンドは求めていないのだ。この映画は興行収入を高くする目的で作られたわけではない。見た人に何かを感じさせる映画だということはこの賛否両論のレビューが物語っていると思う。
ただ個人的には国内の暗いニュースから目を背け、すぐ失敗した人をけなすようなワイドショー的番組にチャンネルを切り替えてしまう人や、誰かを誹謗中傷することにとりつかれた一部のsns中毒者にはこの思い内容は耐えられないのかなと思った。(誰かを責めるつもりはありません)
泣きじゃくった
音楽がいい
ビョークの声
胸糞というかイライラ映画
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