エイタロウ

劇場公開日:2025年10月4日

解説・あらすじ

鹿児島県でオールロケを敢行し、地方で生きる役者のリアルな半生を描いたヒューマンコメディ。鹿児島でローカルに活動する役者・德田英太郎の半生に基づいたフィクションとして制作された。

鹿児島で暮らす33歳のエイタロウは、ビール会社の契約社員として働きながら妻子を養うかたわら、役者で食いたいと心から願っていた。表向きは平穏な日々を送っているが、胸の内ではこのまま地方に埋もれたくないという焦りを募らせていた。そんな中、ある女性の出現や職場からの圧力、さらに悪夢のような事態が彼を襲う。過酷な状況に追い込まれながらも、大切な人から託された壮大な悲劇の上演に挑むエイタロウだったが……。

実生活でもビール会社で働きながら家族を養っている德田が自ら主人公エイタロウを演じるほか、共演にも無名の地元在住キャストのみを起用。フィナーレとなる劇中舞台劇の撮影には、延べ500人ものエキストラが観客役として参加した。ドキュメンタリー映画「西原村」の監督や、「血と骨」の助監督、「クライマーズ・ハイ」などのプロデューサーを務めた久保理茎が長編劇映画初メガホンをとった。

2025年製作/131分/G/日本
配給:ガスコイン・エイシア
劇場公開日:2025年10月4日

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(C)ガスコイン・エイシア

映画レビュー

3.0 自分探しは何歳まで?

2025年10月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

モラトリアムという言葉が流行った時代がある
青春の猶予期間 ピーターパン
大人になりきれずに自分探し
昔は15歳
昭和は20歳
平成は30歳
いまは40歳くらいなのかもう無制限なのか

そういう人たちが出演したり制作した映画なのかなと思いました

前半退屈なシーンが続く
舞台人は小さな芝居が上手くない
後半の舞台劇は持ち味を発揮して見応えがある
体裁(音や編集)は終始キチンとしている

まるで学生の文化祭の作品のようだが
それだけでは片付けられない
大人になりきれない人々の悲哀
舞台演劇人あるあるなのかもしれない

前半我慢できれば、
それなりのカタルシスがある映画

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萌萌

未評価 心にぐっとくる映画だった。

2025年10月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

忖度なしで素晴らしい映画だった。
映画の構成の仕方が、転がっていくようで
見る人を飽きさせない。
演者のお芝居のクオリティも高く
特に主演のエイタロウさんの演技にひたすら
引き込まれてあっという間の2時間でした。
1人の人間の人生をリアルに感じて
人生って切なくて儚いものだなあと
だけどそれがかっこよくて美しいんだなと
観終わって帰ってきた今もすごく
心が温もる気持ちです。
素敵な時間をありがとうございました。

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もも

3.5 地方の劇団へのエール

2025年10月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

池袋で用事からの帰り道、何か面白そうなインディーズやってるかなと立ち寄ったロサで鑑賞。
オール鹿児島を前面に出しているようだが、ロケ地礼賛のいわゆる「ご当地映画」ではなかった。
この作品を通して、地方で活動する役者や劇団が共通で抱える現実問題にスポットライトを当てたかったということらしい。
リアル感ある前半からいきなり振り幅が広がる大胆な構成が面白かった。
監督と主要キャストの舞台挨拶もほのぼのと楽しく、お得な時間になりました。

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かねだてつお

4.5 鹿児島の役者のリアル

2025年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

斬新

9月23日 鹿児島ミッテ10の先行上映で鑑賞
主演の徳田英太郎氏の半生を元にオリジナル映画化した作品で、オール鹿児島ロケ&キャストで作り作り上げている。
有名俳優はおらず、鹿児島の舞台演劇に携わる人たちでキャストを固めているので、映画の冒頭ではやや演技が大げさかな?と思うところもあるが、映画が進むにつれ、その熱量に目を離せなくなった。映画の中で俳優が成長するのを見ている感じになる。
また演劇の練習風景や後半の劇中劇のシーンではさすがに舞台役者と思う演技を見せてくれる。
地元鹿児島で演劇をしながら生活をしていく難しさ、そんな主人公の姿に、鹿児島はもとより地方で演劇をしている人たちにもっともっと光が当たり、地方の演劇界も盛り上ればいいと感じずにはいられない映画だった。

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temple