ふたりのまま

劇場公開日:2025年9月20日

ふたりのまま

解説・あらすじ

日本で子育てをしている、あるいは子どもを望んでいる4組の同性カップルの日常を追ったドキュメンタリー。

同性婚が認められていない日本にも、子どもを育てる同性カップルは多く存在するが、その大多数は差別や偏見への懸念から関係性を隠して暮らしている。精子提供を受けた友人と本人の両親たちと一緒に赤ちゃんを育てるカップル、ステップファミリーになるために同棲を始めたシングルマザーと同性パートナーのカップル、不妊治療に時間もお金も注いできたが、さまざまな「期限」にプレッシャーを感じるカップル、精子バンクを通じた精子提供を受けて生まれ育った娘がもうすぐ成人を迎えるカップル。それぞれの暮らしを送る4組の家族の日常をカメラに収め、子どもへの愛情や子育ての悩み、日本の法制度に対する不安など、それぞれの思いに耳を傾けていく。

監督は、一般社団法人こどまっぷの共同代表として、子どもを望む、あるいは子育て中のLGBTQ当事者を10年以上にわたりサポートしてきた長村さと子。

2025年製作/88分/日本
劇場公開日:2025年9月20日

スタッフ・キャスト

監督
長村さと子
撮影
長村さと子
編集
内田尭
長村さと子
編集協力
あまねしのぶ
撮影協力
高畑洋平
澄毅
タバタユミ
音楽
端山奏子
主題歌
Siraska
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(C)こどまっぷ

映画レビュー

4.5 当たり前の日常がある

2025年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

子育てする同性カップルや、不妊治療に悩む同性カップル、4組の日常を追いかけたドキュメンタリー作品だ。4組が抱える課題をパーソナルなレイヤーで捉えているのが素晴らしく、社会を俯瞰するような視点を持とうという意識よりも、当たり前の日常と愛情がここにはあるということにカメラを向けている。
精子提供で待望の赤ちゃんを授かり、親たちと一緒に子育てするカップル、シングルマザーとその娘と一緒に暮らそうと試みる人、高校生の子どもがいるカップルも出てくる、そして、赴任治療が上手くいかないカップル。それぞれの抱える悩みは違っていることも当たり前。しかし、共通しているのは、こうした家族は今の日本で不可視化されやすいということ。
だからこそ、この映画は当たり前にある日常にフォーカスしている。ここには当たり前の生活と家族の愛があるということが何より、伝え高ったのだと思う。
特定生殖補助医療の法案について多少触れられているが、この法律に限らず同性カップルは社会的な法制度に守られないことが多い。それを前景に描くことはしていないが、そうした社会的な背景がこれらのカップルに困難を強いているというのも、ほのかに伝わる内容となっている。
大変に感動的な作品なので、ぜひ多くの方に見てほしいと思う。

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杉本穂高

4.5 予想してたよりも面白かった

2025年9月28日
スマートフォンから投稿

普段あまり考えたことのない題材だったけど、すごく面白かったです。当事者の人たちは差別や偏見がある中、いろんなリスクを負ってこの映画に出演しただろうし、監督の並々ならぬ想いも伝わってきました。たくさんの障壁を越えて生まれたこの映画は現代でとても重要な一本になっていると思います。あと、同性愛者でも異性愛者でも、家族会議ってあんな雰囲気になるよなーとか思って見てました笑 おすすめの一本です!

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メロン

5.0 今の日本社会に必要な映画

2025年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

癒される

映画館で観てきました。子育てているレズビアンカップルやドナーの方の現実をとてもよく映していて、多くの人に見てもらいたいという感想を持ちました。
切り取った感じもしないし、リアルな部分を映したこの映画の編集の仕方にも大変好感を持てました。色んな大変さもあれば、いろんな子育ての喜びがある。それは異性愛の家族とも変わらないんだろうけれど、やはりふたりの母がいる家庭というのは今の日本では対外的にいろいろな課題があるんだなと知りました。不妊治療をしているカップルも大変印象的でした。
普段色々な社会派のドキュメンタリーを見ますが、ドキュメンタリーの中でも本当にいい映画だと思います。数々の映画祭でノミネートされているだけはある。
出てくる子どもも可愛いし、いい感じにゆるくて笑ったりちょっと涙ぐんだりしながら見ました。

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Yoshi

0.5 エゴのかたまり

2025年9月24日
PCから投稿

同性愛者が結婚したいのは構わない。誰にも迷惑はかけないから。
でも、子供を持つ権利なんてのは誰にもない。それは男性も女性もゲイもヘテロもだ。
だいたい男女のカップルでも子供が出来るとは限らない。子供はあくまで授かりもの。できなければそれまで。性的指向関係なく、疾患や病気のせいで最初から子供を望めない人もいる。
養子や里子はあくまで子供のための制度で、子供がいない親のための権利ではない。
代理出産?冗談じゃない。それは女性を金で叩いて搾取する悪行だ。代理母が死んだらどうするのか、責任取れるのか?
そして代理出産で子供を持つことを望んでおいて子供が障害児なら中絶を望む身勝手なカップルが絶えない。例え障害児でも医療ケア児でも育てたいと思うか?「子供を持つ権利」なんてのを振りかざす前にそれを百回自分に問うてみろ。

里子だって発達障害などの困難を抱えた子供を育てきれず帰す親が絶えない。自分の子でさえ、育て始めたら理想と現実のギャップに病む、ひどければ虐待やネグレクトにはしる親は多い。

同性愛が問題なのではない、男女性的指向関係なく、自分の理想の「子供」が欲しいだけのエゴむき出しの人間が嫌われているだけ。

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Jax

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