最後のピクニック

　夫にも先立たれ懸命に生きて来て年老いたけれど、気が付くと、子供は親の金を頼りにするばかり。そこで、60年前に捨てた生まれ故郷に帰り、昔の友達と心を通わすが・・というお話です。

　韓国映画なんだから、厳しい現実を生々しく描きながらも最後は暖かく目出度し目出度しなのだろうと思っていました。ところが、描写は軽やかで笑いを交えながらも、こんなにもクールに幕を閉じてしまうのかと驚きました。日本以上の出生率の低下で急速な高齢化が進む韓国でも「年老いる」描写にもはや余裕が持てなくなって来たのでしょうか。

よい映画だったのだが、結論が自分にはダメだった。

2025年劇場鑑賞271本目。
エンドロール後映像無し。

タイトルでイギリスの老紳士のロードムービーかなぁと想像しましたが、韓国のおばぁちゃんでした。
老いと、子供との問題（大体お金）、捨てた故郷との過去が描かれていって、どこに着地するんだろうと興味深く見たのですが、最後この後どうなったんだろうと嫌な予感がして終わったのでもやもやはしています。

病気になったり余命が残りわずかとなった時、人は昔の思い出の地に行きたくなり、思春期の頃の友達に会いたくなるのはなぜなんだろ？

最後は身投げしたってこと？

韓国語がわからないので、怒っているのか冗談なのかイマイチわからずで残念だった。