劇場公開日 2006年2月11日

クラッシュ(2005)のレビュー・感想・評価

全79件中、1~20件目を表示

4.5描いているのは人種差別だけじゃない。

2024年8月12日
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鑑賞方法:DVD/BD
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すっかん

4.0感情と理性の葛藤

2024年4月21日
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何度観たことだろう。
観るたびに感心させられる。よくこんな映画を作れるものかと。監督および脚本、その他製作陣に拍手を送りたい。

あらゆるところで、いろんな差別、偏見が存在している世の中で、ある事がきっかけで、いい人が悪い人になったり、悪い人がいい人になったり、不思議です。
生きて行くうえで何が大切なのかを考えさせられます。

これだけさまざまな登場人物の出来事をうまくまとめてつなげていく展開は素晴らしいの一言です。

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nobu

3.5天使

2024年2月23日
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与えられた境遇と抱える問題にイライラが募って社会が軋む。ギーギーとこっちの腹を痛ませる。それぞれの寸止めが配慮として人に福音を与える。
よくできた脚本ではあるが、ここまで連鎖すると過ぎる気もしてしまう。

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Kj

5.0袖すりあうも他生の縁…がまさかの展開

2024年1月29日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

泣ける

難しい

萌える

同じ街に暮らしながらも、それぞれ生きる場が違う人々。単にすれ違っただけの人もいれば、偶然の玉突きのような出会い・連鎖が、その人の人生を大きく変える。人生を立て直す人、取り戻す人、堕ちていく人…。

たくさんの糸が見事によりあわされて。
時に手に汗握り、時に癒され心が温かくなり、時に唖然とする。

個人的には天使のマントが好きだな。オチはやっぱりと言う感もあるけど、とても心に残る。

ラストのキャメロン・クリスティン夫妻、アンソニーがいい顔してますねぇ。
                 (テレンス氏&タンディさん、クリス氏)
グラハム。心が張り裂けそう。
           (ドン氏の表情がいい)
ハンセン。ちょっとしたタイミングが違ったら結末は変わっていたと思うと、悔やみきれない。けど、その後の行動が…。あるよな人間には、こういうの。
               (ライアン氏はこういう役やらせるとハマる)

他のレビュアーの方が言うように、ここまであからさまな差別や犯罪は日本には無いのかもしれない。
 でも、教育格差等で、アンソニーらのように犯罪の周辺でしか生きられないと思い込んでいる子どもたちは日本でもすでに存在している。
グラハムとその母の関係は日本でもよく見かけ、胸が引き裂かれそうだ。
 それに、
 もし、あの時、私なら…決して他人事ではないエピソードの数々。常にイライラしている私。周りに気を使っていないように見せて気を使って日々を過ごしている私。ああ、ここに登場している人々のある部分は私だ。
 どうせ縁を結ぶなら他生になるようにしたいと日々反省はしているけど…。

ラストは決してハッピーエンドばかりではないのだけれど、優しい音楽に包まれて「良い夢を」と本を閉じたくなるような終わり方。

ロスアンゼルスに生きる、ある人々の2日間を切り取った映画です。
最初は苦いけど、上質な酔いを堪能できます。

秀逸です。ぜひご覧ください。

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とみいじょん

3.5変態じゃない方のクラッシュ。

2024年1月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

バラードじゃない方のクラッシュ。ここ間違えると大変。
構成的には大好物のど真ん中なので、劇場公開時には観られなかったのが残念。
事故だけじゃなくてクラッシュしてる、みんな。現実ではこういう夥しい数の連鎖が起こっているのだろうか。でもそれを憎しみにするかどうかは、個人の選択なんだろうね。

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なお

1.0見た。

2023年12月31日
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プライア

4.5色んなタイプの絶望と愛を線で繋いでいく物語

2023年1月4日
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序盤はイライラとストレスの連鎖、これ以上続いたらしんどいかもしれないあたりから、其々の絶望や愛の物語が広がる。

そのどれかが観ている人の心に刺さるはず。(私は複数刺さって本作の虜です)

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キムラ

4.5救い

2021年11月23日
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これは時々観たくなる作品。社会問題を取り上げるならファンタジーと言われても、どこかに救いがあるものがいい。

メリハリがよく効いてる作品。前半の不快感がMAXにあるから、ラストの行動に本当救われる。

究極な状況に置かれた時に、どーするのか?あなたならどーする?と、これはどちらにも問いてる作品かと。

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大粒 まろん

3.5キャスト、物語共に文句なし

2021年7月9日
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トミジュン

4.0重いテーマ

2021年6月27日
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ジョニーデブ

4.0二度見前提?

2021年5月20日
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越後屋

5.0脚本が秀逸

2021年5月14日
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酷い話だからマイナス評価な人が多いですが、そもそもそこが描きたいポイントなんですがね。臭い物に蓋をしたいタイプの人間には向かないでしょう。

「人種差別」を軸に登場人物達の人生が複雑に絡まっていく様は圧巻です。

これに何も感じない人はかわいそうw

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制限なし

3.5多民族国家アメリカ

2021年5月6日
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公開当時、映画館観ていたが、ふとこの映画の事を思い出しました。しかし内容が詳しく思い出せず、再鑑賞。魂を揺さぶられる映画、脚本、俳優、演技…素晴らしい映画だと思います。
これが多民族国家アメリカの現実なんでしょう。そして良くも悪くも前大統領のトランプのお陰で人種の壁が表面化し、アメリカの分断が顕著になったんじゃないでしょうか。
この映画を観て、自分にも思い当たるが、人は時として善人(偽善者?)であるが、時として残酷な悪人にもなるという事を再認識しました。

いや、待てよ…観た直後は、『これがアメリカの現実』なんじゃないかと思っていましたが、よく考えると映画の中では全体的に人種差別がマイルドに表現されていたのではないでしょうか?リアルな人種差別はもっと残酷であろう。差別主義者の警官が、黒人を命をかけて助けるだろうか?差別主義者の女性が、怪我をして少し助けられただけで友人になるだろうか?
きっとこの世の中は、もっと残酷であろう…

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SICK_JOY

1.0差別を問題視したほうが良い

2021年2月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

黒人差別の映画はたくさんあるけど、色々な悪い社会を取り上げた作品。
途中でイライラしてきた。

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yuu

3.5人種のサラダボウル

2020年8月10日
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鑑賞方法:VOD

ロサンゼルスで暮らす異なる人種、職種の人たちそれぞれの物語が絡んでいく。

ロサンゼルスひいてはアメリカは人種のサラダボウルと呼ばれる。多くの民族が生活し、それぞれの文化が共存してはいるが、混じり合うことはないことを言っている。

今作ではその様が、差別、憎しみを通して描かれている。それらがクラッシュして事件が起きる。その中で悲劇的な展開を迎えるものも当然あるが、民族間の隔たりがなくせるのではないかと思わせる奇跡のような展開がある。とてつもなくドラマチックで感情を揺さぶられた。

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いたかわ

2.0観ていて気持ちの良い映画ではない。 むしろ胸糞悪い。 アメリカの黒...

2020年6月6日
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鑑賞方法:TV地上波

観ていて気持ちの良い映画ではない。
むしろ胸糞悪い。
アメリカの黒人差別やその他の問題によって起こる負の連鎖の群像劇。
なのになんだこのパッケージは。
どこに感動があってどこで涙するのか。
最後だけそれっぽくしてるけど唐突すぎて意味不明。
確かに人には二面性があるけどそれにしても唐突。
観ていて不快な映画だった。

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かぼはる

4.0オスカー授賞式が発表されてから観ると、最後の「中国人め!」という台詞をアン・リーがどう感じたのか興味あるところです

2020年5月26日
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鑑賞方法:映画館

 それにしても、これはストーリーを追うのが大変。人間関係を書きとめるのも困難。誰がどの人種で・・・なんて把握するのは不可能に近い。と、自分の記憶力の弱さを露呈してしまうかのような映画でした。何が原因でどう連鎖してしまっているのかなんてどうでもいいことなのかもしれませんが、黒人2人組が車を盗むところから事件が始まりました。

 人種も雑多なLAでは誰もが偏見を持っている。黒人・白人の対立だけではなく、プエルトリコ系、中国系、アラブ系等々、冒頭から中盤まではこの差別発言が飛び交って重くなる一方でしたが、やがて逆恨み・復讐、交通事故、等々些細なことから徐々に大きな繋がりを持つようになっていきます。唯一人種偏見の無さそうなライアン・フィリップでさえとんでもないことをやってしまいます。そうした重苦しい雰囲気の中でも、「透明マント」の話を信じた錠前屋の娘が一時の清涼剤となって心温かくなり、マット・ディロンだって警官の職務を全うするといった本来あるべき人間の姿を見せてくれて、ストーリー全体を引き締めてくれました。

 結局、人種差別などの偏見を持った表面的には醜い人間であっても、本質的にはみな繋がりたい!人間らしさがあることを訴えたかったのでしょう。しかし、皮肉にもライアン・フィリップのような逆のパターンもあるので注意しなければなりません。なんだか考えさせられます。

 そんな温かな人たちが多いのに、サンドラ・ブロックとブレンダン・フレイザーだけは浮いていました。ひょっとすると、この夫婦のように人間らしさを取り戻せないでいるアメリカ人が一般的なのかもしれませんけど、早く人の痛みをわかってもらいたいと思っていたら、階段から滑り落ちちゃいました。ブレンダン・フレイザーはトレジャーハンターだったり、その昔は原始人をやってましたから、この映画の役はちょっとピンときませんでした。

【2006年5月映画館にて】

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kossy

3.5行き詰まりのアメリカ社会の断層

2020年5月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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Gustav

4.0その人を知ろうとする勇気

2019年11月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

群像劇による、多視点からの「衝突(クラッシュ)」。日常に潜んだ人種差別や偏見を浮かび上がらせた、社会派な作品でした。

序盤は不安と怒りの感情が目立ち、あからさまな人種差別発言や外見からくる偏見に、観ているこちらももやもやしてしまうのですが、中盤以降からは各登場人物が繋がったり、様々な展開に目が離せませんでした。
最初は酷いことを口にする悪い人物に見えても、後々事情が見えてくると感情移入できるようになっていくのもおもしろかったです。絶対的な悪人がいないのが素晴らしい。人は一面だけでははかれないと改めて思いました。
人によってグッとくる人物が異なりそうなのもいいですね。個人的にはグラハム、ライアン、ダニエルが特に心にきました。トムには考えさせられました。

グラハムとリックのやりとりがわかりにくく感じたので、そこだけ注意した方がいいかもしれません。

私自身は衝突を避けてしまう方なのですが、勇気を出してぶつかることも時には必要だと思わせられました。自分を出すことで、相手に自分をわかってもらうことも必要なのかなと。そうしたやり取りの中で、徐々に相手のことも見えてくるのではないかと思いました。

未知への不安や恐怖からくる差別や偏見は、完全に無くすことは難しい。だからといって避け続ければ、その溝が埋まることはない。衝突することでその人と分かり合えたり、自分自身が得られるものもあるのだろうと考えさせてくれました。
いい作品です。

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きーとろ

3.5差別と偏見と正義と勇気

2019年10月14日
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悲しい

知的

難しい

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tiso jack