コラテラルのレビュー・感想・評価
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大好きな映画の一つ
何年も前に
何回もくりかえし馬鹿みたいに
観たのを覚えてる。
完璧な暗殺者で殺し屋の
最期は哀しいもんでした。
それを乗せた夢を持つタクシードライバー。
掛け合いがすごく面白いです!
お母さんのお見舞いのシーンなんか
大好きでした!
(お前を産んだ女だぞ。)
って言うセリフ。
電車で死んだ男の話。
トム様が悪役ってだけでドキドキするのに
お洒落に纏まってて好きなストーリーでした!
20151029 これは…スゴイ!
勧められて初視聴。ををを!意外なストーリー展開にドキドキ・ハラハラ☆サスペンス系の物語でした。トム・クルーズが完全悪役!というのが、またイイ!男と男の闘い、という基本コンセプトも生きていて、とにかくハラハラしました。面白かったです!
ミニレビュー
トムクルーズの悪役が新鮮。だけど悪役ではあるが、悪人ではない。『ダークナイト』が好きなら絶対ハマる。
娯楽作でありながら深さを感じ、余韻を残す渋いエンターテイメント。
緊迫感の部分もなかなかドキドキさせられる。
正直、『ヒート』は確かに傑作だったけど『マイアミ・バイス』のようなハズレがあったので〈マイケル・マン〉監督が評価されてることがわからなかったが、今作で評価されてる理由がわかった作品。
よくできたスリリングな映画
LAの夜。タクシードライバーが1人のスーツの男を拾う。大金を渡され「今夜はオレのドライバーになってくれ」と頼まれるが、男は一晩で5人殺すように仕事を依頼されているコントラクト・キラーだった。タクシーの運転手は不毛ながらその男とLAを回ることになる。2人の運命がこの一夜で変わるとも知らず…。
このトム・クルーズが怖いのなんのって。普段あんなに爽やかな人なのに、この映画ではあまり笑わないし、敵に回すと瞬殺されるような危険さがある。ところが力になってくれた時の心強さも半端ない。タクシー運転主と殺し屋がほんの一夜、一緒に時間を過ごすだけなのだが、そこにスリリングなストーリーとキャラの変化が観れて、観客を放さないものになっている。2人の人生に対する哲学も対照的で、到底同じ立場と思えない2人が最後には対等にやりあう様子は見応えあり。
悪役・トム
若きトム・クルーズが、珍しく悪役を務めた、クライム・サスペンス。トムのカッコよさや強い姿は封印し、冷酷なわりに泥臭さのある殺し屋・ヴィンセントを演じている。
その殺し屋の片棒を、不本意ながらも担がされる羽目になるのが、ジェイミー・フォックス演じる真面目なタクシードライバー・マックス。
マックスのタクシーに、美しい女性検事を乗せた後、続けて乗ってきたビジネスマン風の男がヴィンセント。ヴィンセントは、タクシーを一晩貸し切りにして、5か所の知人の所を回るように持ちかける。しかし、それは標的とする暗殺する為だった。
マックスは、ヴィンセントに脅迫されながらも、暗殺のドライバーを務め,ロスの夜の街を疾走する。その中で、弱腰だったマックスは、5人目の標的が、あの女性検事と知ると、彼女を助ける為に、勇気を振り絞りヴィンセントと渡り合っていく。
本作の見どころは、やはり悪役としてのトム。髪の毛もグレーに染めて,髭を生やし、風貌からもワイルドな殺し屋の演技に徹している。
そして、もう一つ目を引くのが、マックス役のジェイミー・フォックスの演技。彼の素直に喜怒哀楽を表現する演技が、トムの冷酷さをより際立たせている。また、女性検事役のジェイダ・ピンケット=スミスも、クライマックスで、重要な役柄を演じている。
なかなか
知り合いに勧められてみた映画。なかなか面白かった。
途中人間的な会話がありそのままクールな殺し屋でいくと思いきや、最後の方は殺人マシーンのようになり、少し残念。ただ最後の最後で前振りがつながるそれらしい会話が聞けてよかった。
それにしても殺し屋があっさりと素人に負けるとは。
分かる人には分かる
僕は初見ではこの映画の良さが分からなくてただ「退屈だった
な」が感想だった。
でも、自身が働くようになって、またマイケル・マン監督の作品
をいくつか観て、さらにトムクルーズの映画に対する情熱を知った
上で改めて本作を見たとき、本作は光り輝いて見えるようになっ
た。
個人的なポイントを言わせてもらうとヴィンセントがマックスに
対し「人間は宇宙にとって塵のようなもの、死ぬことに良いも悪い
もない(以下略)」と言った後、マックスの思いが迸り、クラッシ
ュを引き起こすシーン。あそこに本作の魅力が詰まってると思う
し、あのシーンに何も感じない人は何度見たって本作の魅力は分か
んないじゃないかな。逆に何かピンと来た人は何年か経ったあと見
てみると素晴らしい体験ができると思う。
化け物トム
いや、これ、トム・クルーズ、ほぼターミネーター化してるでしょう。彼が走って追っかける姿は、もう完全にターミネーターでしたよ。走って立ち止まって、周りを見回す、それが完全に精密機器的なんですよね。そこになんだかグッときてしまいました。
マイケル・マン監督は、これまで『ラスト・オブ・モヒカン』と『ヒート』しか観たことがなくて、どちらも面白かったんですけど、なんだか重厚な感じがしすぎてて、次に向かってこなかったんですよね。でも今回、ふと『コラテラル』を手にして、良かったぁって感じました。
これだけ楽しませてくれたら、まぁ、文句はないでしょうって感じですね。
哀愁
トム・クルーズの白髪に髭の容貌がかっこよかった。タクシー運転手マックスが理不尽過ぎるとばっちりを受けててかわいそうで。
それにしてもベテランの殺し屋が銃なんか初めて持ったようなタクシー運転手に撃たれるっていうのもどうなのだろう…
理解しきれないところもあったけど、それなりに面白かった。殺し屋の哀愁のようなものを感じた。
俺は巻き添えだ
映画「コラテラル」(マイケル・マン監督)から。
解説や誰かのレビューなどを読まずに鑑賞するのが、
私流の映画鑑賞なので、タイトルに惹かれた。
「コラテラル」どんな意味なんだろう?、
たぶん作品の中に単語として出てくるだろうか、と
字幕を丁寧に読みながら、メモを続けた。
作品、中盤、ジャズのシーンが終わった頃、
「俺は巻き添えだ」の字幕。
そして「巻き添え」の上に振られたルビに「コラテラル」。
そうか、なるほど・・と思いながらメモしたが、
さて本当の意味で「巻き添え」になったのは、
トム・クルーズ扮するプロの殺し屋ビンセントか、
たまたま乗ったタクシー運転手マックスか、で悩んだ。
実は、主人公がどちらかもわかりにくい。
トム・クルーズが悪役を演じて主役ならば、
冷酷な殺し屋が、タクシー運転手の影響を受けて、優しくなる。
それこそ「巻き添え」に他ならない。
ちなみに辞書によると「巻き添え」とは
「他人の起こした事件に引き込まれて損害をこうむること。
掛かり合い。ひきあい。そばづえ」
そう考えると、どうみても、タクシー運転手だな。
台詞の主も、たしか彼だった、と思うし・・。
ちょっと不安になるが、いいのかなぁ、こんな解釈で。(汗)
極上のサスペンス!
夜のロサンゼルスが実に魅力的に映し出されている。
幻想的でもあり臨場感たっぷり、このサスペンス映画にリアリティを打ち出している。
トム・クルーズが殺し屋ヴィンセントに扮し、初の本格的悪役。なかなか様になっており、以後の「宇宙戦争」や「ワルキューレ」や「ナイト&デイ」等よりハマっている。
また知識人でもあり、ジェイミー・フォックス演じるタクシー運転手マックスとの車内での緊迫の会話の応酬は見所の一つ。
受け身演技のジェイミー・フォックスがまた素晴らしい。
その演技は勿論、演じたタクシー運転手の生活臭や人間味を醸し出した雰囲気が見事。誰もが自分をマックスに置き換えてしまう。
男のドラマ、臨場感溢れるアクションやサスペンスを撮らせて、マイケル・マンと並ぶ者はそう居ないハズ。
8年前見た時は気づかなかったが、ジェイソン・ステイサム、マーク・ラファロ、ハビエル・バルデムと、イイ役者が揃っていた。
悪役?
トムクルーズが、怖い。
だが興奮。笑
この殺人鬼、ヴィンセント、はまり役じゃないですか。
いいよートムクルーズ!!!笑
でもなぜだろうか、なんだか普通な感じが・・・
ちょっと記憶から飛びそうだったのでレビューを書くことにした。
美しい音色ともに、一人のタクシー運転手の長い長い一夜がはじまる。一人目の死体に遭遇するまでのあのゆっくりした感じ、とてもよかった。
殺人鬼はといえば、頭脳明晰でクール、冷酷、仕事は絶対。ジャズもお好き。冗談も言えちゃう。だけどどこまでも謎の男。その銃の扱いは鳥肌物。ここの演技はすばらしかった。カメラワークも良い。かっこいい、そしておそろしい。血が通っていないかのような、感覚すらもないような殺戮マシーン。見えないほどに速く、冷酷。
だが本当にヴィンセントは悪役なのか?
4人のターゲットを順調に殺害していく中で、主人公マックスとさまざまな会話をしていくが、その中でのヴィンセントの言葉は謎めいている。マックスを気遣うようなことを言ったり、女に電話をしろと言ったり。これは運命だといい「巻き添え」にしていくが、銃を突きつけてもその口調は、最初タクシーに乗ってきたときとあまり変わらない。
母はおらず父は死んだという。ジャズの知識に優れている。マックスを友人のように扱う。おまけにマックスの母親もうまく取りこめてしまう。お花なんて買ってあげちゃうし。この男何者!?
というところをもっとよく描いてほしかった!!!
欲をいえば笑
あんなに謎なキャラクター謎にしておくのがなんだかもったいない。この一夜が舞台だったからそのスピード感は良かったんだけども。道路で車を停車させて、動物ひかないように車止めたときのあのヴィンセントの顔。ヴィンセントに足りないものをマックスが持ってるという暗示だったんだろうか。
最後の二人の一騎打ち、なかなか切ないものがあった。
というわけで、
悪役に見えなかったヴィンセントが気になる、
といった印象。
あの男は一体何者だったんでしょう。
まさかの悪役
トム・クルーズまさかの悪役。
白髪と無精髭が意外と似合っていてはまり役と言ってもおかしくはない。
最初に裏の運び屋役でジェイソン・ステイサムが出てくる場面はトランスポーターを思わせる。
初盤はまさか悪役とは思ってなかったから私的謎な感じだったんだが中盤から悪役なんだと理解、独特な雰囲気は堪らない。
標的を狙ったら逃さない正に真の殺し屋。周りに誰が居たって気にしません(笑)邪魔するものには容赦せずぶっ放すその様が悪役ながら格好良いと思う。
少々ヘタレなタクシードライバーのマックス(ジェイミー・フォックス)がヴィンセント(トム・クルーズ)を乗せたことで共犯にまでされてしまうのだが、そこからの這い上がりがたくましい。好きな女性検事をヴィンセントから必死に守ろうとする行動には格好良さを感じた。
中盤盛り上がってただけラスト呆気ない感じだったかな。
主役はロサンゼルスの夜
マイケル・マンが「ヒート」以来、初めてロサンゼルスを舞台にしたアクションスリラー。ストーリーは、一晩に5人のターゲットを殺そうとする凄腕の暗殺者と、たまたまその運転手を任されてしまった男の一夜を描くというもので、設定からして突っ込みどころは満載だ。だが、マンが撮りたかったのは、ずばりロサンゼルスの夜ではないだろうか? ダウンタウンの摩天楼が望める丘、街道沿いのジャズクラブ、ダウンタウンの裏路地、郊外のハイウェイ、コリアン地区、深夜のサブウェイ……挙げればきりがないが、どこも今までハリウッド映画が描いてきたようで描いてこなかったロサンゼルス一面を鮮やかに切り取っている。
「インタビュー・ウィズ・バンパイア」以来の悪役となったトム・クルーズも香港のクーロンあたりの仕立屋に作らせたという設定のグレーのスーツに白髪の短髪という出で立ちで登場。しっかりとマン映画に染まっている。
ちなみに、「ヒート」のオープニングシーンと、本作のラストに登場するサブウェイの駅は、同じ駅。マンによるとたまたま同じになったという。
普通
まあ普通によかった感じ。トム・クルーズの演技はよかったけど、タクシードライバーのジェイミー・フォックスの引き立て役のようにも見えました。『ラスト・サムライ』でも、渡辺謙の引き立て役っぽかったし。それが最近のトム・クルーズのスタイルなのでしょうか??
2004年12月04日
悪の中にある善の可能性
世界最高のスター、トム・クルーズが銀髪に不精ひげという風貌で、従来のイメージを覆す悪役を演じたクライム・スリラー。
ロザンゼルスを舞台に狙った獲物は逃さない殺しのプロと
偶然乗車したタクシーの運転手との繰り広げる一夜の物語。
5人をすべて殺すという目的を果たすために、巻き添えになった
ドライバーだが、話していくうちに二人の関係にひずみが見えてくる。
昔、アメリカで起こった連続殺人犯が立てこもった家で
そこにいた主婦と接するうちに心を開き、改心するというドキュメンタリーを思い出した。殺しのプロ=この世界での絶対的孤独
を感じている様もうまく表現していると思う。
殺人事態、絶対にあってはいけないことで、
普段ニュースで殺人犯に同情することなどないが
この作品を見てその犯罪に至る経緯を垣間みれた気がした。
人間の多面性。怖いです。
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