コラテラルのレビュー・感想・評価
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クライム・サスペンス(アクション)の傑作
何が良いって、まずは名俳優2人の掛け合いが最高。
ウィットに富んだセリフと、人間らしさが滲む表情。
2人でそれぞれ違う魅力を、存分に表現していると思う。
よくぞここまで深い人物描写を…と感服しました。
さらに画もカッコよく、ストーリーのテンポも良し。
特に好きなのは、たたみかけるような最後のシークエンス。
序盤の何気ない会話をここで拾うのか、とニヤリとさせられました。
映画の楽しさを凝縮したような傑作です。
久しぶりの視聴
アクション映画って感じではない。マークラファロやステイサム出ていたの知らなかった。
トムクルーズの悪役ってのはあまり見ないがいい感じですね。それとこの作品ではゴツい体格してるように思える。アクションシーンは派手ではないですが、嫌いじゃない。最近見たジョン・ウィックみたいに思えました。
面白かったです!
二人のやりとりが好き
2回目の観賞。カメラワークや編集の参考にと借りてみたが、この二人の演技が上手い事を再確認。ビンセントもマックスに影響を受けてるのが以前見た時にはわからなかった。
一晩の間に起こるドラマとしては濃厚。
観終わった後の充実感
ストーリーからひとつひとつの挿入歌までが良い。
キャストも豪華で見ごたえあり。
なによりこの2時間の間に"隙"がなく、ミステリー映画にありがちな観てる最中に予想してしまうようなこともなし。
その分次々と繰り出される展開に飲み込まれてしまうほど没頭することができた。
なによりも観終わった後の充実感がすごかったので是非ご覧ください
トム・クルーズの悪役を見られる珍しい機会。冒頭でジェイソン・ステイ...
トム・クルーズの悪役を見られる珍しい機会。冒頭でジェイソン・ステイサムが出てて「おっ?」となったが彼はそのシーンだけのほぼカメオ。全く覚えてないけど以前に見たことあるようで筋は見てて思い出した。トム扮する銀髪の殺し屋がジェレミー・フォックス扮するタクシードライバーを巻き込むというもの。トム・クルーズは普段がネタにされるほどのキザな笑顔だったりするので、むしろその後ろにあるような狂気がすごく合っていた。一晩で5人片づけるなんてプロっぽい割に裏通りとはいえ街中で発砲音響かせたり、ジェイミーにしてやられたりみるとややプロ感には欠ける。けれどもジェイミーの変化が感じられてよかった。画がたまに特典映像っぽくみえるのはなんでだろう。
悪役トム・クルーズ!
悪役ヒットマン役にトム・クルーズ。5人のターゲットの射殺を遂げようとする。たまたま乗り合わせたタクシーの運転手が良心から殺人を妨害しようとする。ロスの夜の街中が舞台だが、5人目のターゲットの女性検事と運転手は一緒に地下鉄に乗って逃げる。果して二人は逃走出来るのか!?トム・クルーズは冷酷だが、非情な悪人とも言えない・・2004年のハリウッドのアクション映画。
ヒーローではないトム
プロットはシンプルだが、よく構成されていて二人の意識変化が自然に描かれ、最後のシーンに納得感がある。
ヒーローではないトムも見所で、身長をごまかす配慮もないから、他とは違うトムが観られる。
ただ、もう少し一般受けする要素を入れても良かったのに。少し地味かも。
大好きな映画の一つ
何年も前に
何回もくりかえし馬鹿みたいに
観たのを覚えてる。
完璧な暗殺者で殺し屋の
最期は哀しいもんでした。
それを乗せた夢を持つタクシードライバー。
掛け合いがすごく面白いです!
お母さんのお見舞いのシーンなんか
大好きでした!
(お前を産んだ女だぞ。)
って言うセリフ。
電車で死んだ男の話。
トム様が悪役ってだけでドキドキするのに
お洒落に纏まってて好きなストーリーでした!
20151029 これは…スゴイ!
勧められて初視聴。ををを!意外なストーリー展開にドキドキ・ハラハラ☆サスペンス系の物語でした。トム・クルーズが完全悪役!というのが、またイイ!男と男の闘い、という基本コンセプトも生きていて、とにかくハラハラしました。面白かったです!
ミニレビュー
トムクルーズの悪役が新鮮。だけど悪役ではあるが、悪人ではない。『ダークナイト』が好きなら絶対ハマる。
娯楽作でありながら深さを感じ、余韻を残す渋いエンターテイメント。
緊迫感の部分もなかなかドキドキさせられる。
正直、『ヒート』は確かに傑作だったけど『マイアミ・バイス』のようなハズレがあったので〈マイケル・マン〉監督が評価されてることがわからなかったが、今作で評価されてる理由がわかった作品。
よくできたスリリングな映画
LAの夜。タクシードライバーが1人のスーツの男を拾う。大金を渡され「今夜はオレのドライバーになってくれ」と頼まれるが、男は一晩で5人殺すように仕事を依頼されているコントラクト・キラーだった。タクシーの運転手は不毛ながらその男とLAを回ることになる。2人の運命がこの一夜で変わるとも知らず…。
このトム・クルーズが怖いのなんのって。普段あんなに爽やかな人なのに、この映画ではあまり笑わないし、敵に回すと瞬殺されるような危険さがある。ところが力になってくれた時の心強さも半端ない。タクシー運転主と殺し屋がほんの一夜、一緒に時間を過ごすだけなのだが、そこにスリリングなストーリーとキャラの変化が観れて、観客を放さないものになっている。2人の人生に対する哲学も対照的で、到底同じ立場と思えない2人が最後には対等にやりあう様子は見応えあり。
匂う×クサいが生み出したもの
トム・クルーズ
この人ほど過小評価されている役者は存在しないのだが、30年近く第一線で活躍した彼の代表作を挙げるのは難しい。
5位・インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
4位・デイズ・オブ・サンダー
3位・M:I-2
2位・コラテラル
1位・ナイト&デイ
これがオレの彼の名演ベスト。それぞれめっちゃ語りたいが、それはまた今度。
5位・7月4日に生まれて
4位・コラテラル
3位・アイズワイドシャット
2位・オール・ユー・ニード・イズ・キル
1位・宇宙戦争
これがオレの彼の出た名作ベスト。
そう、ほぼ一致していない。
ある意味アル・パチーノもそうなのだが、彼自身の評価と出演作の評価は必ずしも一致しない。
個人的には「求められたイメージの踏襲と別解釈」こそが彼の唯一無比の存在にしていると思っている。
マイケル・マンは「ラスト・オブ・モヒカン」が猛烈に好きだったのだが、それはオレのケツが青かったせいでもある。「ヒート」は無駄に長いだけ。ほかどうでもいい作品群が並ぶが、共通していえるのは、
「匂うほどのロマンチスト」。
「コラテラル」。
トム・クルーズの役柄とルックスの違和感、それでも醸し出すクルーズらしさの天然さと、マンの匂い立つ夜景描写とストーリーそっちのけのロマン優先の絵作りと設定が混ざり合って「気持ち悪さ」になる。
そこにFOXXXXX。ジェイミー・フォックスがこのめんどくさいやつらに緩急をつける。
トム演じるヴィンセントに散々振り回されるのだが、こいつの言うことが一言一言がキモくて、それにマジでビビるのが、XXX演じるマックス。
最初の仕事の後もさっさとマックスを殺せばいいのに、それはしない。
そう、この映画、このやり取りがほしいからこその映画。
ほかの設定ははっきり言ってどうでもいい。ほかのつじつま合わせ、マックスの境遇、成長などどうでもいい。トムも暗殺者に見えない仕事っぷりがマジですか?というぐらいザルだ。
整合性。マイケル・マンに一番求めてはいけないことでもある。
だが、トムの似合わない白髪頭とそれに真反対なまっすぐな瞳とキ〇〇イな言動がとにかく謎の男、と呼ぶにふさわしい、素晴らしい効果を見せている。
それは、ラストの逃走劇。
ヴィンセントは逃げるマックスの行く先をちゃんと迷わず、まかれることなく追跡する。これまでの得体のしれないヴィンセントという存在の見せ方の積み重ねが、ここで一気に爆発、昇華する。
トムがヴィンセントを演じるという違和感、彼らしさ、天然さを随所に生かしたキモさ、それこそがこの映画の吸引力である。
そしてラストの明け方の電車。
匂うほどのマンのキモいLAの夜景と、ヴィンセントとの一夜の終わりとともに映画は終わる。
素晴らしいラストだ。トム・クルーズ一世一代の渾身の演技の終わりにふさわしい。
一方オープニングのヴィンセントとマックスが会うまでの昼間のLAの顔がとてもいい。マンの夜景信者はその意味をこの映画でもう一度かみしめるといい。
追記
それ以外のダンスフロアでの銃撃戦とかもう、ダッサイの、うるさいの、つまらない。
オレの、マンの一番嫌いな部分だ。
悪役・トム
若きトム・クルーズが、珍しく悪役を務めた、クライム・サスペンス。トムのカッコよさや強い姿は封印し、冷酷なわりに泥臭さのある殺し屋・ヴィンセントを演じている。
その殺し屋の片棒を、不本意ながらも担がされる羽目になるのが、ジェイミー・フォックス演じる真面目なタクシードライバー・マックス。
マックスのタクシーに、美しい女性検事を乗せた後、続けて乗ってきたビジネスマン風の男がヴィンセント。ヴィンセントは、タクシーを一晩貸し切りにして、5か所の知人の所を回るように持ちかける。しかし、それは標的とする暗殺する為だった。
マックスは、ヴィンセントに脅迫されながらも、暗殺のドライバーを務め,ロスの夜の街を疾走する。その中で、弱腰だったマックスは、5人目の標的が、あの女性検事と知ると、彼女を助ける為に、勇気を振り絞りヴィンセントと渡り合っていく。
本作の見どころは、やはり悪役としてのトム。髪の毛もグレーに染めて,髭を生やし、風貌からもワイルドな殺し屋の演技に徹している。
そして、もう一つ目を引くのが、マックス役のジェイミー・フォックスの演技。彼の素直に喜怒哀楽を表現する演技が、トムの冷酷さをより際立たせている。また、女性検事役のジェイダ・ピンケット=スミスも、クライマックスで、重要な役柄を演じている。
なかなか
知り合いに勧められてみた映画。なかなか面白かった。
途中人間的な会話がありそのままクールな殺し屋でいくと思いきや、最後の方は殺人マシーンのようになり、少し残念。ただ最後の最後で前振りがつながるそれらしい会話が聞けてよかった。
それにしても殺し屋があっさりと素人に負けるとは。
分かる人には分かる
僕は初見ではこの映画の良さが分からなくてただ「退屈だった
な」が感想だった。
でも、自身が働くようになって、またマイケル・マン監督の作品
をいくつか観て、さらにトムクルーズの映画に対する情熱を知った
上で改めて本作を見たとき、本作は光り輝いて見えるようになっ
た。
個人的なポイントを言わせてもらうとヴィンセントがマックスに
対し「人間は宇宙にとって塵のようなもの、死ぬことに良いも悪い
もない(以下略)」と言った後、マックスの思いが迸り、クラッシ
ュを引き起こすシーン。あそこに本作の魅力が詰まってると思う
し、あのシーンに何も感じない人は何度見たって本作の魅力は分か
んないじゃないかな。逆に何かピンと来た人は何年か経ったあと見
てみると素晴らしい体験ができると思う。
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