ベスト・キッド レジェンズ

劇場公開日:2025年8月29日

解説・あらすじ

1984年に1作目が公開されて大ヒットを記録し、続編やリメイク、スピンオフドラマ「コブラ会」も人気を博す「ベスト・キッド」のシリーズ通算6作目。1984年のオリジナル版で主人公ダニエルを演じたラルフ・マッチオと、2010年のリメイク版でカンフーの師匠を演じたジャッキー・チェンが共演を果たした。

北京でミスター・ハンからカンフーの指導を受けていた高校生のリーは、家族の不幸により母親と共にニューヨークに移住する。リーは周囲やクラスメイトとなじめず、不当ないじめや争いごとなど、さまざまなトラブルに巻き込まれてしまう。そんな中、数少ない友人から助けを求められたリーは友人のために戦うことを決意するが、リーは自身のカンフーのスキルがまだ充分でないことを悟っていた。リーのカンフーの師匠であるハンは空手の達人ダニエルを訪ね、リーへの助けを求める。ダニエルから空手を学んだリーは、空手とカンフー2つの異なる格闘スタイルを武器に究極の格闘大会に挑む。

リー役は「ミーン・ガール」などに出演してきたベン・ウォン。監督は「このサイテーな世界の終わり」「Vanity Fair(ヴァニティフェア)」などのテレビシリーズで知られるジョナサン・エントウィッスル。

2025年製作/94分/G/アメリカ
原題または英題:Karate Kid: Legends
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2025年8月29日

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映画レビュー

4.0 ジャッキー・チェン再び!懐かしさと新しさが交錯する和洋中折衷の舞台🎭

2025年9月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ひと言でいうなら、本作はジャッキー・チェンをひたすら愛でる映画です。昭和世代のワタシにとって、若かりし日のカンフー香港俳優といえばジャッキー一択。
プロジェクトシリーズでの軽快な音楽と、見事な肉体・アクションシーンは脳裏に染み付いています。
久しぶりに教祖に会えた喜び、それがこの映画の最大の魅力でした。

正直、元祖『ベスト・キッド』の内容はうろ覚えで、オマージュを完全に楽しむには事前復習がベター。
ただ、1984年のオリジナル版で主人公ダニエルを演じたラルフ・マッチオと、2010年のリメイク版でカンフーの師匠を演じたジャッキー・チェンが共演を果たし、今回先生として登場する展開は胸アツです🤩

映画は、ミヤギ空手(和)+カンフー(中)+舞台はニューヨーク(洋)という折衷世界🌍

時折聞こえる日本語らしき掛け声に「はっ」となった次の瞬間、ブルースリーを思わせるカンフー蹴りが炸裂。とはいえ、舞台は日本でも中国でもない、大都会ニューヨークという少し不思議で独特のハーモニーを生み出しています。またラストの超高層ビルの奥上でのファイトは、まるでリアルファイナルファンタジーを思わせる舞台で、主演リーを演じたベン・ウォンのキレのあるアクションも見どころです。

しかし、お国変われど、
「武道に通ずる心はひとつ」

人生で大切なこと。
それはー
戦う価値があるか、ないかだ。

常にバランスを心がけ
完璧なイメージをもち

そして最後は、
自分自身を信じること

ベスト・キッドシリーズでは、
その内容と共に、数々の人生訓を教えてくれる。

その言葉を噛み締めながら
映画を鑑賞するのもオススメだ。

熱心に復習したあなたは、
随所に散りばめられたオマージュを探しながら観ると、より一層楽しめます。

久しぶりにスクリーンで出会えた教祖ジャッキーに、ただただ感謝🙏
武道ファン、特にジャッキー愛好者なら必見の一本です。

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共感した! 7件)
ななやお

3.5 40年前に夢にも思わなかった奇蹟の共演が胸アツ

2025年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

興奮

今から約40年前、1985年の劇場公開後に地上波テレビ放映かレンタルビデオで見た「ベスト・キッド(1984)」。いじめられっこの高校生ダニエル(ラルフ・マッチオ)が、日系2世の空手の達人ミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)と出会い、カリフォルニアの夕陽を背に浜辺で修行するダニエルの印象的な姿が、まだ少年だった筆者の心に今もずっと焼きついています。

オリジナル版で高校生ダニエルを演じたラルフと、リメイク版「ベスト・キッド」(2010)で師匠ハンを演じたジャッキー・チェンが初競演し、空手とカンフー、2つの“ベスト・キッド”の世界がニューヨークで一つになるという奇蹟が実現。ラルフとジャッキーが同じスクリーンのフレームの中におさまる日が来るなんて、40年前には夢にも思いませんでした。

新たな極みに挑戦し、今の自分を超えようとする姿は、国や人種、時代を越えて、勇気と感動を与えてくれます。物語と同様に、本シリーズの魂を受け継ぐ作品です。

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共感した! 8件)
和田隆

3.5 80年代の僕らが想像し得なかった共演

2025年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

たしか80年代末の『ベストキッド3』が練られる際、作り手たちの間で「数百年前の中国で目覚めたミヤギが、流派のルーツに迫る」という幻想と武道の間をゆくプロットが検討されたこともあったとか。それとの関連性は分からないが、15年ぶりの新作が「一つの起源、二つの流派」という要素を掘り下げているのを興味深く感じた。それも単にルーツに触れるだけでなく、物語が二国間にまたがり、なおかつジャッキーとマッチオが一つの画角に収まるという、80年代の僕らが想像しえなかった未来がスクリーン上で展開しているのである。せっかく共演するのだからもっとガッツリと観たかったという思いがある一方、あくまで主人公はKIDなので、華麗な身体能力と多彩な演技で魅せるベン・ウォンにたっぷりスポットが当たるのは当然か。お馴染みの筋書きは万人向けで分かりやすい。やや省略を抑え、試合をはじめ細部を丁寧に描いてくれれば、なお良かったのだが。

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共感した! 25件)
牛津厚信

3.0 サクサクと見やすい若者向け青春アクション

2025年8月31日
PCから投稿
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共感した! 17件)
村山章

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