KIDDO キドー

劇場公開日:

KIDDO キドー

解説・あらすじ

古びたスポーツカーでオランダからポーランドを目指す母娘の逃避行を、1960~70年代の名曲の数々に乗せて描いたロードムービー。

オランダの児童養護施設で暮らす11歳の少女ルーのもとに、離ればなれになっていた母カリーナから突然の連絡が入る。自称ハリウッドスターだというカリーナは、再会を喜ぶルーを勝手に施設から連れ出し、ポーランドに住むおばあちゃんのところへ行くと告げる。カリーナにはルーとずっと一緒に過ごすための、ある計画があった。そんな母の型破りな言動に戸惑いながらも、一緒にいたい一心で母に着いていくルーだったが……。

母カリーナ役に「No.10」のフリーダ・バーンハード。優れたビジュアルセンスと遊び心あふれる作風で注目されるオランダの新鋭ザラ・ドビンガーが長編初メガホンをとりった。

2023年製作/91分/PG12/オランダ
原題または英題:Kiddo
配給:カルチュアルライフ
劇場公開日:2025年4月18日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11

(C)2023 STUDIO RUBA

映画レビュー

4.0星がつなぐ母と娘の絆

2025年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
レント

2.0ロードムービーでも乗れない映画はある

2025年5月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

女性2人が旅するロードムービーといえば「テルマ&ルイーズ」が思い浮かぶ。本作は母娘のロードムービー。しかも施設に預けられていた娘と、迎えにきた母が旅するというその設定だけで観たいと思ってしまう。
ところが個人的にはどうにも乗り切れなかった。ハリウッド女優だと語る母親の言動が気に入らないからかも。母親としてどうなの?と思うことが多い。ただ、娘のルーは母親になつく。久々に会えた母だから当然とも言えるのだが、やはり母親への愛に飢えていたのかなと納得するしかない。
母親が犯罪を犯した雰囲気を感じさせるが、明確にはそのことに触れていないので暗い感じにならないことが救いでもある。だから、母から娘、娘から母へとお互いが影響し合い、行動に変化が見える流れは悪くない。なのになぜだが退屈してしまう時間が長かった。タイミングが違えばもう少し印象も違ったかもしれないと思うととても惜しい映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kenshuchu

3.0親になる覚悟がないまま子供を作った場合

2025年4月30日
iPhoneアプリから投稿

駄目だった。
鑑賞中、この母親にずっとイライラさせられてしまった。
そもそもハリウッドで成功するために娘を施設に預けてる時点で酷い(それも嘘かもしれないが…)。
娘を迎えにいくと事前に連絡しておいて、当日行けなくなったことは連絡無し。
仮にどうしても当日迎えにいけなくなるやむを得ない理由ができたとしても、連絡ぐらいは入れるはずで、それをしない時点で娘のことを本当には大事に思っていないことがわかる。

娘はずっと施設にいた方が良かったように思えた。
施設に対して不満に感じているような描写はなかったし。
むしろ落ち込んでいる時にみんなで励ましてくれて、素敵な場所にすら思えた。

ところが、娘はずっと母親に会えないことで、母親に対して幻想を抱いてしまっていたのが、不幸の始まりに思えた。
母親と一緒に暮らしさえすれば幸せになるはずと信じて疑わない様子。
親とずっと一緒に暮らしていても親と不仲な子供なんて世の中にいくらでもいると思うのだが、娘がそのことを知るのはもう少し大人になってから。

で、母親と娘が一緒に行動してからはあのザマ。
びっくりするほどの母親の幼稚性。
娘にやらせているのは犯罪の片棒。
でも、娘には母親が全てなので、母親を信じる道しかない。
親は育児能力がなくても子供は作れるわけで、そうすればこういうことも起きるという負の側面。
母親が娘を連れさった後、施設が娘に戻るようにしつこく言ってくるのも当然と思ってしまった。

最後の最後、娘が母親を反面教師にして成長が垣間見れたのはこの映画を観ていて良かったところ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
おきらく

4.0二人にしかわからない二人だけのかけがえのない特別な時間が愛おしい

2025年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

カワイイ

まるで「テルマ&ルイーズ」のような、母と娘のロード・ムービー。
養護施設に暮らす娘を連れ出し、連れまわる母親。
ハリウッドスターを名乗り育児ができない変わった母親と、そんな母でも大好きな娘。
その二人のかけがえのない時間、エピソードの数々が、本当に愛おしい、実にキュートな映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ITOYA