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劇場公開日:

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解説・あらすじ

堤幸彦が原案・監督、「DREAMS COME TRUE」の中村正人がエグゼクティブプロデューサーを手がけ、難解な舞台劇を上演するために集められた4人の女優を主人公に、稽古から舞台本番までの4日間をドキュメンタリータッチで描いた作品。

4日後に迫った舞台本番を前に、終わりの決まっていない30ページの台本に3日間かけて向きあうことになった4人の女優。演出家不在の異様な閉鎖空間でスマホも時計も没収され、集められた理由すら知らされないまま、演じたい役をつかむため稽古に打ち込んでいく。それぞれ切実な事情を抱える4人は、その苦悩やプレッシャーから赤裸々にぶつかりあう。そして公演当日、仮面をつけた観客が見守るなか、4人の舞台が幕を開ける。

Netflixドラマ「極悪女王」の唐田えりか、「愛のゆくえ」の林田麻里、「truth 姦しき弔いの果て」の広山詞葉、ロックバンド「HIGH and MIGHTY COLOR」の元ボーカル・MAAKIIIが4人の女優を演じた。堤監督と劇団マカリスター主宰の井上テテが脚本、劇団□字ック主宰の山田佳奈が劇中劇の脚本を手がけ、中村正人と世界的ジャズピアニストの上原ひろみが音楽を担当。

2025年製作/113分/G/日本
配給:DCT entertainment
劇場公開日:2025年4月11日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
原案
堤幸彦
脚本
井上テテ
堤幸彦
劇中劇脚本
山田佳奈
エグゼクティブプロデューサー
中村正人
企画
田中浩子
赤松勇介
プロデューサー
森谷雄
鈴木剛
音楽プロデューサー
茂木英興
撮影
稲生拓也
照明
角俊平
録音
渡辺丈彦
美術
長谷川功
装飾
三島景樹
スタイリスト
三浦玄
衣装制作
村瀬夏夜
ヘアメイク
高橋雅子
音響効果
丹雄二
編集
洲﨑千恵子
音楽
上原ひろみ
中村正人
助監督
池辺安智
スケジューラー
鬼頭理三
制作部
エンジェル桂
アシスタントプロデューサー
安東栞
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映画レビュー

5.0演技力

2025年6月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

斬新

ドキドキ

カワイイ

久しぶりに面白い映画でした。シナリオや演技力がとっても良かったです😊
単調な構図の中に様々な心理が見えて、それを演じている女優さんの鬼気迫る演技が素晴らしかった。皆さんに観てもらいたい作品だと思いました😊

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しゅうくん

3.0MAAKIIIの狂気の演技が素晴らしい

2025年5月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本作でMAAKIIIをはじめて認識した。
劇中の樹利亞と同じく、現実世界でもミュージシャン&俳優だ。
4人の俳優のぶつかりあう演技がみどころだが、MAAKIIIの演技が頭ひとつ抜けていた。

本作の30ページの台本に3日間かけて向き合い、4日目が観客の前で演技をする本番であり
誰がどの役を演じるかは本番にならないとわからないという設定だ。
いまや斬新とは言えないが、チャレンジングな作品なのは間違いない。

ワンシチュエーションかと思いきや、キャラひとりひとりにスポットを当てる描写の場面が
稽古場&劇場から離れてしまったので、私は興醒めだった。
映像化せずに、本人たちの口から話す構成でよかったのではないか。
本人たちの本音を吐露するシーンが後半にあるので、ワンシチュエーションで徹するともっと面白かったと思う。

本番で、劇中劇と映画のキャラクターがオーバーラップし、もはや演技ではなく本人そのものになっていく
ところが、実に刺さった。
スリリングさもあり、人間らしさがぶつかりあう4人の姿に釘付けとなった。
冒頭に書いたとおり、その中でも群を抜いていたのがMAAKIIIだと感じた。

面白い作品ではあるものの、
がなり系の演技が多くて、観ていて結構疲れる。ここは私にとっての減点ポイント。
とはいえ、MAAKIIIとの出会いはうれしい誤算だった。

4/11公開作品だが、宮崎では本日から公開。
※シネコンでの公開だが作品的には単館系であり、本日のレイトショーは私ひとりで貸切だった。。。

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ひでちゃぴん

5.0イカれた熱意をぜひ渋谷ドリカムシアターで!

2025年5月10日
iPhoneアプリから投稿

まず、本作は単なる映画ではなく、かなりイカれたプロジェクトによって作られた作品。

エグゼクティブプロデューサーにドリカムの中村正人さんが担当されており、本作を届けるために、普通の映画館だけではなく、「Page30」専用の映画館を作ろう!ってことで、2025年4月より2ヶ月間の期間限定で渋谷にテントシアターを建てるという。

シアター内は普通の映画館とはことなり、
地べたにYogiboが置いてあり、それに座って作品を見る。
音響もこだわっており、ドリカムのレコーディングに使う機材も持ち込みで使っているそう。
普段の映画館では味わえない、臨場感と一体感が新しい映画体験を与えてくれた。

監督は「SPEC」「トリック」「20世紀少年」などのヒット作を撮られ、最近では「SINGULA」「ゲネプロ☆7」など舞台に関する映像作品を接客的に取られている堤幸彦監督。

脚本は堤幸彦監督とはイニシエーションラブでタッグを組まれていた井上テテさん。

ストーリーは・・・
突然、稽古場に集められた4人の女優。
30ページの台本を3日間練習し、4日目に舞台公演すると告られる。
しかも、演出家おらず、当日まで配役は未定。
劇場から出ることも許されない環境の中、4人はやりたい訳をつかむために全力で稽古に挑む。

話の構成自体は非常にシンプル。
とにかく3日感ひたすら練習して、公演するという話だが、このストーリーから想像できない面白さが詰まっている。

4人のキャスト陣の個性が爆発している。
・映像作品に出れてはいるが主役は取れず、2流の役者扱いされている琴異をスキャンダルがきっかけで一皮剥けた唐田えりなが演じる。
・舞台を軸に出演するものの、映像作品に出れておらず今回の舞台に人一倍思いを込める咲良を過去いろんな現場を経験され、野心あふれる広山詞葉。
・元アーティストだが、演劇経験はない樹利亜を元ハイカラ(HIGH and MIGHTY COLOR)のボーカルで、中村正人さんの奥さんでもあるマーキー。
・舞台経験が長く、演じることに疲れ果てた遙を舞台演技の個人賞を受賞されているベテラン林田麻里が演じている。

キャスト自身と強くリンクしているためか、演技の重みが乗っかってる。4人の個性が対極的に異なる中、当日まで配役が未定という設定により、全員がそれぞれの役を全て演じるシーンの面白さが爆発していた。

同じ話なのに、これほど違うのかって感心させられる。さらに同じまで話を単純に繰り返すと先の展開が読めて飽きそうなところ、本作はあえて1.6.12みたいなページを飛ばし飛ばし見せることですぐに物語がわからないように、逆に繰り返し見せることの良さを映し出していた。

そして、4人の熱意ある演技にさらに勢いをつけていたBGMとなるジャズピアノの存在。
セリフに合わせるかのような、テンポや音の強さ、勢いなどまるでセッションやんって思っていたら、実際ジャズピアノはシーンに合わせてアドリブでかつ1発取で撮ったらしい。
グラミー賞の上原ひとみだからこそ、生み出された技だと思う。

映画を届けるためにシアターを作り出すという常識にとらわれない「やりたいこと全力でやる」と姿はPage30で描かれているテーマ「周りに気にせず、演じることに全力に注ぐ」とも非常にリンクしている。

できればこのPage30を届けるために作った渋谷ドリカムシアターで4人のもがき抜く姿を見てほしい。

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共感した! 1件)
somebuki

4.5何かを掴むべくもがいてる人は観るべき

2025年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

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