「ティムらしくない作品」チャーリーとチョコレート工場 太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ティムらしくない作品
とはいっても、僕自身が観たティムがかかわっている作品は、バットマン、ナイトメアー(略)、アリスインワンダーランド、今作程度しか観てない。
だが今作は、なんだかティムらしい独創感と絵柄が感じられない。
ジョニーの個性的な演技もいいのだが、なんだかインパクトに欠けてしまう。
考えていなかった展開もあるのだが、僕はそれを期待しているのではなく、独特なシチュエーションに撮影方法、そしてキャラクターデザインが観たかった。
だが、今作にはそれがあまり無かった。とても残念である。
ただ、劇中の歌は面白い。
同じ顔のおじさんが歌って踊って、そこは楽しめた。
他にも、ウォンカの心情が良く伝わってくるところ等、家族で観る映画らしさが出ていた。
この映画は初めて観て、大分経って、今更監督がティムだということに気付き、「え!?これでティムの映画!?」と思ってしまった。
それだけ『ティムらしさ』が欠けてしまった今作。
面白いことは面白いが、素直には喜べない作品だった。
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