父と僕の終わらない歌

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劇場公開日:

解説・あらすじ

若き日に諦めたレコードデビューの夢をかなえようとするアルツハイマー型認知症の男性と、彼を支える家族の姿を描いたヒューマンドラマ。2016年にイギリスで1本の動画をきっかけに80歳にしてCDデビューを果たした男性の奇跡の実話をもとに、舞台を日本に置き換えて映画化した。

かつてミュージシャンとしてレコードデビューを目指しながらも、息子・雄太のために夢を諦めた間宮哲太。音楽とユーモアをこよなく愛する彼は、生まれ育った横須賀で楽器店を営みながら、時々地元のステージで歌声を披露しては喝采を浴びてきた。そんなある日、哲太はアルツハイマー型認知症と診断されてしまう。すべてを忘れゆく哲太をつなぎ止めたのは、彼を信じて支え続けた息子・雄太と強く優しい母・律子、固い絆で結ばれた仲間たち、そして彼が愛する音楽だった。

寺尾聰が父・哲太、松坂桃李が息子・雄太を演じ、松坂慶子、ディーン・フジオカ、佐藤栞里、佐藤浩市が共演。「タイヨウのうた」「ちはやふる」シリーズの小泉徳宏監督がメガホンをとり、実写版「シティーハンター」の三嶋龍朗が小泉監督と共同で脚本を手がけた。

2025年製作/93分/G/日本
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2025年5月23日

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(C)2025「父と僕の終わらない歌」製作委員会

映画レビュー

4.5続く日常

2025年5月30日
スマートフォンから投稿

偶々ですが…1日で2本寺尾聰さんの映画見致しました。深く考えさせられたし…泣かされました。この映画での寺尾さんの歌声には単純に癒されましたけれど…。私の母のアルツハイマーでは無いけれど矢張り認知症です。私も元々福祉ボランティアをしていたし…子供達も福祉関連の専門職に就いているので母がMCIの症状をみせ始めた時から家族皆で対策をしました。ただ…私にだけ攻撃的になった母の私を見る目と、殴っていたのに突然怯えたように「何にも分かんなくなっちゃった」泣きながらと抱きついてきた時の私に甘える母の目が重なる瞬間が有って…嗚咽を堪えるのが大変でした。80歳を越えても続く母の店はその後も子供である私達で続けているけれど、元々が無趣味の母にとっての「らしさ」を私達もずっと探しました。父が存命中なら…。
今も母の認知症の進行は止められていませんが…様々な山も乗り越えつつ穏やかに私達と会話する母がいます。
大きな挑戦を越えた間宮家にも様々な山はこれからも存在し続けるのだと思います。それが日常なので…
。悪意しか無いSNSは別として…周囲の方々も温かくて楽しい方々ばかりだし…松阪さん演じるおっとりしたお母様の存在が重くなりがちなテーマなのに明るい笑いも散りばめられていた事が嬉しい映画でした。

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オバサン

3.0絶対に、絶対に誰も傷つけないこと

2025年5月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

アルツハイマー、…記憶障害なのか一時的なド忘れなのか…もの忘れ程度から、別次元へ話が移ってしまう怖さ。
楽観視過ぎる氣もするが、大事を起こさない限りはそのくらいでもいいのかも…。
演技力の賜物であるのだろうが、松坂母の泣き顔が離れなかった……。
突如の暴力的な言動に成すすべのない弱者の恐れる姿に、無力さが身に沁みた。
暴れる老体を押さえつけて、納得するまで話有っても、記憶に残らなければ繰り返すのも当然。

映画だから綺麗に終幕させられたけど、やはりその後の壮絶さを想うと、苦しくなる。
寺尾聰だからこそ、あの唄声だからこそ、綺麗にラストを飾る事が出来た。

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奇妙鳥

5.0今一番の映画です

2025年5月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

哲太が雄太に酷い言葉を投げかけるシーン 呆けてるから出てしまったのか、ずっと哲太の胸中でくすぶっていた本音なのか? 私も今は亡き父と何度かそんな事があり、思いだして涙が出ました 多分親は子供に期待してしまうんだろうな 今は私が親になりその気持ちがわかる
スマイル スマイル サンとシワシワの手で雄太の顔を包み込むシーン
温かい。横須賀の風景も寺尾聰の歌も又観たい、聴きたいと思いました 既に2度観ましたが、観る度新しい発見がありました 来週又観ます

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スイトピ〜

3.5寺尾聰のための映画…

2025年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

癒される

寺尾聰ファンの家内と一緒に観に行ったが、彼女が見終わって最後に呟いた一言が「子どもたちに見てもらいたいね」…。仰せの通りです(笑)私がボケたら、妻一人じゃ大変だもんね。近頃ボケてばかりの私としては、いよいよ身につまされる映画であった。

作品的にはよく出来ている。それと、寺尾聰のための映画だとも言える。演技も歌も最高だった。寺尾聰のこの映画のサントラ盤が出てないそうなのだが、是非出してほしいってファンは思っているに違いない。父が寺尾聰、息子が松坂桃李、妻が松坂慶子、息子の恋人がディーン・フジオカ、そして息子の幼なじみが佐藤栞里と、落ち着いた配役で、そこにも好感が持てた。評価は★3.7。佳作である。

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浅見探偵