シンシン SING SING

劇場公開日:2025年4月11日

解説・あらすじ

米ニューヨークで最も厳重なセキュリティが施されたシンシン刑務所で行われている収監者更生プログラムの舞台演劇を題材に、無実の罪で収監された男と収監者たちとの友情を描いた実話を映画化。主演を、「ラスティン ワシントンの『あの日』を作った男」でアカデミー賞にノミネートされたコールマン・ドミンゴが務めた。

無実の罪で収監された男、ディヴァインGは、刑務所内更生プログラムである「舞台演劇」のグループに所属し、収監者仲間たちと日々演劇に取り組むことで、わずかながらの生きる希望を見いだしていた。そんなある日、刑務所で一番の悪人として恐れられている男、通称ディヴァイン・アイことクラレンス・マクリンが演劇グループに参加することに。そんな中で演劇グループは、次の公演に向けた新たな演目の準備に取り掛かるが……。

主人公ディヴァインGを演じたコールマン・ドミンゴは、第97回アカデミー主演男優賞にノミネートされ、「ラスティン ワシントンの『あの日』を作った男」に続いて2度目の主演男優賞ノミネートを果たした。そのほかのキャストには、シンシン刑務所の元収監者で、舞台演劇プログラムの卒業生及び関係者である俳優たちが多数参加している。監督は「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」などの作品を手がけてきたグレッグ・クウェダー。

2023年製作/107分/G/アメリカ
原題または英題:Sing Sing
配給:ギャガ
劇場公開日:2025年4月11日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第82回 ゴールデングローブ賞(2025年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) コールマン・ドミンゴ
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映画レビュー

4.0 ラストシーンのその先で生まれた映画

2025年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 35件)
ニコ

4.0 Unapologetically Intellectual

2025年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

A heavy prison drama about inmates rehabilitating through theater, Sing Sing was one of the Best Picture snubs at the Oscars. Colman Domingo is well-deserving of his acting nomination. As the story centers around auditions for Hamlet, the Shakespearian energy pervades the narrative, reflecting the characters' struggles as if they are manifested from the scripts in their hands. Such is the power of acting.

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共感した! 6件)
Dan Knighton

3.5 映画館で見た

2025年10月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

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ゆい

4.0 観てよかった

2025年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

好き嫌いが分かれる作品かもしれません。
「観てよかった。この映画に出会えてよかった」と思える作品でした。
スニークプレビューで、家人が見せてくれた作品だったのですが、「実話」だというし、
アメリカの重刑専門の刑務所の更生プログラムの<舞台演劇>のグループの人たち本人が本人役として、演劇グループのメンバーとして出演していて、びっくり!

主役の冤罪で刑務所に入れられてしまった黒人ディビアンGを演じたドミンゴさんは、ベテラン俳優さんで味の演技をされており、それは彼のキャリアからすれば当然なんです。が、後に相棒になる黒人服役囚ディビアンIを演じたクラレンス・マクリンさん、(なんて凄みのある、哀愁のある演技をする俳優さんだろう)と感嘆していたのですが、HIPHOPのキングのように存在感もあり、韻をふくんで唄うようにワードが出てくるアーチスティックな俳優さんで、(ハリウッドはすごい役者さんが次から次へと出てくるなあ)と思ったら、その方もこの刑務所の<舞台演劇>のグループの人(本人)だというので、本当にびっくり!!

後で公式HPを観たら、刑務所の<舞台芸術>グループメンバーとして出演していた役者さんのほとんどが<本人>だったんです。すごい!! 演技プロ! 最高にイカした人たち!

演劇は「他人の人生を演じる」ことで、人生というものや、人の心の動きを客観視する訓練ができるんだそうで、それを繰り返していると、自分の心の動きも客観的にみられるようになって、心の自己管理が出来るようになって、役作りのために「沈思黙考」する習慣や、南幅して人の人生について考えるようになって、それで、やがて自分のことも客観視できるようになって、やがて更生の道を歩みだす…ということのようです。

こんなに、心理描写が丁寧に描かれた映画、久しぶりに見ました。
私は、この映画と出会えてよかったです。

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山川夏子