SPIRIT WORLD スピリットワールド

劇場公開日:2025年10月31日

解説・あらすじ

フランスの名優カトリーヌ・ドヌーブが主演、竹野内豊、堺正章、風吹ジュンらが共演し、迷える大人たちの希望と再生を描いたファンタジードラマ。日本、フランス、シンガポールの合作映画で、群馬県高崎市や千葉県いすみ市で撮影が行われた。

父・ユウゾウの死をきっかけに群馬県高崎市を訪れたハヤトは、離婚した母に思い出のサーフボードを届けてほしいという父からの遺言と、フランス人歌手・クレアのコンサートチケットを見つける。しかし翌日、来日していたクレアが突然亡くなったことを知る。父の遺言を果たすため、ハヤトは家を出た母を捜す旅に出る。一方、コンサートで訪れた日本で命を落とし、さまよえる魂となったクレアは、死後の世界でユウゾウと出会い、見えない存在としてハヤトの旅を見守ることとなる。

クレア役をドヌーブ、ハヤト役を竹之内、ユウゾウ役を堺がそれぞれ演じる。メガホンを取ったのは、斎藤工と松田聖子が共演した「家族のレシピ」も手がけた、シンガポールの映画監督エリック・クー。

2024年製作/97分/G/日本・ シンガポール・フランス合作
原題または英題:Spirit World
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
劇場公開日:2025年10月31日

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映画レビュー

4.0 生きていればこそ

2025年12月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

シャンソン歌手を演じたカトリーヌ・ドヌーブが劇中でしっとり歌う声に心奪われ、竹野内豊と同じように少し涙ぐんでしまった。現在82歳、1960年のデビューから現在に至るまで途切れなく映画に出続けている。その間、結婚も離婚も出産もしてるがフランスだけでなく日本も含め国際的な作品にもチャレンジしありとあらゆる役を演じてきた。映画と共に人生を生きている大女優にあらためて敬意を表したいと思います。
SPIRIT WORLD、直訳すれば「霊界」なのでカトリーヌ・ドヌーブは高崎の居酒屋で日本酒をがぶ飲みしてバサっと客死しあの世に行けず彷徨ってしまう。同じく日本酒を飲みながら急死した堺正章と出会い彼が心配している竹野内豊を見守りに行く旅に出る、。という物語。
とにかく皆んなよく酒を飲み、タバコを吸う。特に竹野内豊はかなり追い込まれてるので浴びるほどウイスキーを飲む。カップラーメンに酒を注ぎ込み食べたり、ウイスキーボトルをラッパ飲みして海に飛びこむんだからかなりイかれてしまっている。
シャンソン歌手も堺正章の元ミュージシャンも竹野内豊のアニメ監督も芸術家・クリエイターだから彼らの「絶望感」は私の理解を超えるが、簡単に自死を選んではいけない。だからカトリーヌ・ドヌーブは竹野内豊を死の淵から救った。
人間いつかは死ぬ。当たり前のことだが、ちっちゃくて良いから何かを成し遂げたものがあれば、穏やかなSPIRIT WORLD「精神世界」にいけるのだろう、。

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アベちゃん

3.0 クレアの感情をもっと知りたかった

2025年11月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

ハヤトの両親に対する想いがイマイチ掴めなかったです。恨みを抱いていたのかな?幼少期のシーンを挟んでも良かったのでは、と思いました。
この映画をもっと印象づけるために、クレアと娘さんとの再会シーンがあっても良かったのではないかとも思いました。

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Koba-chan

1.5 響かない

2025年11月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

155本目。
フランス映画?日本映画?と思ってたら監督がアジアな方での、3国の合作。
でもなあ、なんだ合わないと言うか、確かにあの女優さんが出てるのは凄いけど、持て余してる言うか、歌もどうなのかなあで。
割かし間も多いけど、必要な間と言うよりか、台詞待ちにも感じてしまう。

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ひで

3.0 媚びないドヌーヴの居様 おちょこじゃ無理

2025年11月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幽霊が寄り添って行動するというのは、過去からよくあるプロットで陳腐に感じていたが、死んだら無になると生前は考えていたクレアに、日本的精神性の中で「気付き」をもたらしたところは、なかなか面白かった。
幽霊になって初めて気付くことがあるということ。フランスでも、亡くなった娘や愛犬も人知れずクレアに寄り添っていたのだろう。
三途の川を渡りかけたハヤトもこのことに気付いたに違いない。

劇中ひとつだけ気になったのは、ユウゾウが家でレコードをかけるシーンで、フィルム製の中袋を結構雑に扱った点である。本当のファンならあんなに大事にしている名盤の、たとえ単なる中袋と言えども、宝物を扱うように接するはずである。

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sugar bread