地獄のSE
劇場公開日:2024年10月26日
解説
19歳の時に手がけた初監督作「散文、ただしルール」がカナザワ映画祭2022「期待の新人監督」にてグランプリを受賞した川上さわが、そのスカラシップ作品として完成させた長編作品。海辺の町を舞台に、中学生たちの青春を独創性あふれる映像で描きだす。
14歳の天野モモは電車の中で、町に「狂い」の雰囲気が解き放たれる瞬間を目撃する。しかし天野は自分の恋に忙しく、異変を気に留める余裕などなかった。一方、天野が思いを寄せる同い年の早坂にに子は、その狂いの波に乗るが……。
特殊画面や字幕、登場人物の心象風景をグロテスクに表現するアニメーションなどを用いてリアルとフィクションのズレを意図的に取り込み、異質な劇空間を構築している。
2024年製作/72分/日本
劇場公開日:2024年10月26日