ゴーストキラー

劇場公開日:2025年4月11日

解説・あらすじ

「ベイビーわるきゅーれ」シリーズや「陰陽師0」などのアクション監督として知られる園村健介がメガホンをとり、「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾が脚本、髙石あかりが主演を務めたアクション作品。

ストレスの多い日々を送る女子大生のふみかは、ある日道に転がる一発の弾丸を見つける。その弾丸を自宅に持ち帰ったふみかは、何者かに殺され、成仏できずにいた殺し屋の工藤の幽霊にとり憑かれてしまう。工藤がふみかに乗り移ることで、彼女に生前の工藤の身体能力も同時に乗り移ることに気が付いた2人は、工藤の無念を晴らすために復讐へと動き出すが……。

ふみか役を今作が映画単独初主演となる髙石、殺し屋の幽霊・工藤役を「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」「BAD CITY」などアクションにも定評がある三元雅芸、工藤をライバル視する影原役を黒羽麻璃央がそれぞれ演じる。

2024年製作/104分/G/日本
配給:ライツキューブ
劇場公開日:2025年4月11日

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(C)2024「ゴーストキラー」製作委員会

映画レビュー

3.5 ユニークな着想と本格格闘アクション。多摩市ロケ地の選択も渋い

2025年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

「ベイビーわるきゅーれ」の主演コンビのうち、本格の格闘アクションを担っていたのは伊澤彩織。スタントダブルやスタントパフォーマーとしても、ハリウッド映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」を含む内外の大作多数に参加してきた逸材だ。なので、髙石あかりが単独主演のアクション映画と聞いて格闘シーンが持つのか心配したが、鑑賞して納得。三元雅芸が演じる凄腕の殺し屋・工藤の幽霊に憑依されると、普通の女子大生・ふみか(髙石)に超一流の戦闘能力が宿るという設定なのだが、ふみかに工藤が憑依しているときのアクション場面では髙石と三元の演技を巧みに切り替えて表現している。劇中の敵からはずっとふみかの姿に見えているはずだが、観客には「中身は工藤なので、そのへんは想像でうまく補ってください」と暗黙の了解を求める演出意図であり、悪くはない。髙石あかりが目当ての観客には彼女のかっこいいシーンを提供し、アクション好きには三元雅芸のよりハードでスピーディーな格闘演技を味わってもらえる。

ちなみに三元は最近のドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」にも病院に送り込まれた殺し屋役で出演していて、短い出番ではあるがドラマの空気感を一瞬で変える俊敏な動きで強い印象を残していた。メジャーな作品への出演が増えてほしい俳優だ。

前半の闘いで、霊の工藤がふみかに「腕が細いので打撃や締め技の威力が弱い」といった趣旨の説明をする。とくに体を鍛えているわけでもない女性の腕力や持久力を考えれば当然そうなのだが、後半は作り手がそれを忘れてしまったかのように、工藤が憑依したふみかが大勢の敵を相手に長丁場の戦いを続ける。とはいえ、そもそも殺し屋の霊が憑依して強くなるという設定自体がぶっ飛んだフィクションなので、細かいことは気にせず楽しむべき映画だろう。

余談だが、わが地元・多摩市の見覚えある場所がいくつも出てくるのは嬉しい。喫茶店カナディアンコーヒーショップなどは割とよくロケ地になるが、乞田川沿いの並木道や、乞田川近くの住宅街から登って日医大永山病院の裏手に出る階段など、比較的地味なロケーションを選んでいるのも渋い。ほかに、千葉県の木更津市公設地方卸売市場の近くや袖ケ浦海浜公園などでも撮影が行われたようだ。

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高森郁哉

4.0 荒唐無稽すぎる設定を常識ヒロインの絶妙なバランス

2025年4月29日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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村山章

3.0 ベビわる勢の感想

2025年11月7日
iPhoneアプリから投稿

『ベイビーわるきゅーれ』の園村健介×阪元裕吾×高石あかりという組み合わせに惹かれて鑑賞。
高石あかり演じる女子大生が、殺し屋の霊に取り憑かれて戦うバトルアクション。
見どころはもちろんアクションシーンだが、ラストの戦いはやや長く感じた。バトル好きにはたまらないかもしれないが、そうでない人には少し退屈に映るかも。

アクション部分は殺し屋幽霊を演じる三元雅芸が担っており、動きの精度を重視した構成としては納得。ただ、高石あかり本人のアクションをもっと観たかったのが正直なところ。

『ベイビーわるきゅーれ』の女×女コンビの軽快な掛け合いやテンポ感を期待していた分、少し物足りなさも。
それでも、高石あかりの“普通の女の子”としての演技の自然さと存在感はさすが。
この人はずっと観ていたくなる。

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トマスØ

3.5 アクション監督:園村健介の手腕が冴える。 監督が園村健介だろうが、...

2025年11月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

アクション監督:園村健介の手腕が冴える。
監督が園村健介だろうが、脚本を手掛けた阪元裕吾感満載の接近戦アクション映画。
台詞にコメディ要素を入れた髙石あかりの独り言(二人言?)と演技と、成仏出来ない 殺し屋幽霊を演じた工藤英雄の掛け合いが見もの。

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ナイン・わんわん