「都合よくていいね」ファーストキス 1ST KISS にあさんの映画レビュー(感想・評価)
都合よくていいね
すれ違いのきっかけとして出された例が
クソ女ムーブすぎて苛々した
電気の消し忘れを執着して注意された
その注意の仕方が感じ悪かった
なぜこれで被害者ぶれる?
家で見ていたら2倍速にしていた
特別な餃子を焼いてる途中に
探し物を始めて焦がすとか、
妻が夫を教授の娘とくっつけようとするムーブも
こんな人の気持ち考えないで行動できるやつ
まともな大人にいるわけないだろ
どれだけ失礼なんだよ過ぎて本当に…
全体を通して描かれる少し俗世離れした感じが
少し抜けてるお茶目な女性像(平成)、
自己犠牲も厭わないように見せて誰よりも利己的、な
ADHD,ASDみを感じてかなり怖かった
こういう人は現実世界で身近に居ると
本当に厄介なんだよな…と思うと
主人公に対して嫌悪感が強くなってしまい
鑑賞がしんどかった
同じ時間に15年前の自分とは共存できない、説、
ただ目の前に居なければいいだけとすれば
そのまま過去に残れた可能性もあって
設定のゆるさが気になる
タイムワープ現象については、
1回目は本当の事故があったからとして
2回目以降スピード出したら行けます、
何回でも行けます、何回でも戻ってこられます、
っていう設定があまりに甘すぎるというか
ご都合主義でどんどん眉間に皺が寄ってしまう
過去に戻った分だけその世界線は続いていくのでは?
それがワープした前後で繋がるなら
15年後から戻ってきた妻の記憶には
その都度15年分の
新しい記憶がないと辻褄合わなくない?とか
タイムワープものはこういう不整合を
どれだけうまく描けるかも1つのポイントだと思うので
この作品のこれは本当に最悪
時をかける少女で千昭が真琴に告白して
タイムワープされるシーンとか思うと
その場その場で目の前にいる人を大事にできない言動が
とても腹立たしく気分が悪い
1つ1つの未来を変更するための作戦が
しょぼいというかなんか本質的でないところも
見ていてしんどさがある
最後ネタバレするなら
少し早く駅に行ってベビーカーのお母さんを
最前列に並ばせないようにするとか
そもそもネタバレで嘘をついて
その日は家から出ないようにさせるとか
電車通勤にならない仕事を選ばせるとか
もっと根本的な策考えないものかな
そうしたところで脱線とか
意味分からない結果があるなら
まあ何しても死ぬんだろうけど
なんかこの死ありきなところも
はいここが悲哀の感動ポイントです〜って
言われてるみたいで冷める
あと子供もいないのに生活費のために
仕事を変えるという選択が
全世界線で変わらないところも萎え
それまで1人で暮らせてるのが
生活費折半になれば逆に余裕できるだろうになぜ…?
しかも不動産会社の経理で
土日上司接待のために野球ってなに?
仕事に対する解像度どうした?とか
この映画の本質であろう恋愛に関しては
何回出逢っても運命的に恋に落ちるとかもすんごくて
あーいいねーって感じ
恋愛シミュレーションゲームじゃあるまいし
結婚生活うまく行ったのは全部夫のおかげで
とどのつまり妻は、
自分を最大限に愛して甘やかして理解してくれる男を
求めてただけなんだろうな、みたいな
カルテット好きだから期待して観たけど
思えばカルテットの松たか子の役も大概だったし
期待し過ぎたかな
松村北斗の演技が卒なくてそれは見やすかった
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<あらすじ>
恋愛結婚するもすれ違いが増え
離婚を決めた二人
離婚届を出す前に夫が事故で亡くなる
夕方の混雑したホームで
線路に落ちたベビーカーとお母さんを救い
自分が犠牲になる形で
妻が深夜車を走らせていると
トンネル内で事故が起き、
気付いたら15年前の夏、
夫婦がはじめて出会った土地にタイムスリップしていた
タイムスリップ時に
15年前の夫に与える情報で
未来が変わることに気付いた妻は
夫が事故死しないよう何度もタイムスリップする
タイムスリップ時に未来で夫が死ぬことを
本人に気づかれてしまい
全てを打ち明ける
夫は死を受け入れた上で
二人が離婚しない
幸せな夫婦生活が続くよう生きると宣言
幸せな夫婦生活を営んだ上で
夫は予定通り死ぬ
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