不都合な記憶

配信開始日:

解説

「ある男」「蜜蜂と遠雷」の石川慶監督が、伊藤英明と新木優子を主演に迎えたSFサイコサスペンスロマンス。理想を追求する夫とアンドロイドの妻の歪んだ愛のかたちを描いた。

科学技術が発展し、人類の宇宙移住が進んだ西暦2200年。宇宙に浮かぶ高級レジデンスに暮らすナオキとマユミは、一見すると誰もが憧れる完璧な夫婦だ。科学者のナオキは自身の研究に、マユミは趣味の陶芸にそれぞれ没頭し、洗練された住居空間で、平穏かつ理想的な日常を送っている。しかし実はナオキは、マユミが自分を一番に愛してくれていた頃の幸せな日々を取り戻すため、彼女をアンドロイドにしていた。自分の理想を追求するあまり何度も妻を作り変え、彼女を支配しようとするナオキ。やがてマユミも、自身の置かれた状況に気が付き始めて……。

ナオキを伊藤英明、マユミを新木優子がそれぞれ演じた。「愚行録」「蜜蜂と遠雷」「Arc アーク」でも石川監督とタッグを組んだ、ポーランド出身の撮影監督ピオトル・ニエミイスキが撮影を担当。Amazon Prime Videoで2024年9月27日から配信。

2024年製作/117分/日本
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2024年9月27日

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映画レビュー

3.0リソースの浪費(いろんな意味で)がもったいない

2024年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

まず情報開示の指針に難がある。prime videoの紹介文に「実際は妻は既に亡くなっており」と書かれているし、妻マユミはアンドロイドであると当サイトの解説などでも明かされている。運よくそれらを目にせず本編を観始めたとしても、英題「Previously Saved Version」が表示されて、邦題と考えあわせると記憶の保存をめぐる話、たぶんヒューマノイドがらみだろうと早々に想像がついてしまう。視聴者の好奇心を少しでも長続きさせようと思うなら、科学者の男が亡き妻をアンドロイドで再現しているという設定は事前に明かさないほうがよかったのでは。 宇宙の閉鎖空間で男女2人きりの歪んだ愛、という設定ではクリス・プラットとジェニファー・ローレンスが共演した「パッセンジャー」を思い出した。あれも男の考え方や行動が相当に気持ち悪い話で、ハリウッドの大作映画でよくこんな脚本が通ったものだと驚いたが、「不都合な記憶」はきちんと気持ち悪い男として描いているぶんまだ良心的だろうか。 生きた人間の記憶をインストールされ、アンドロイドの自覚がないまま暮らしているキャラクターという点では、フィリップ・K・ディック原作のSF映画(「ブレードランナー」や「クローン」など)を想起させもする。ただし、機械の体に移植された人間の記憶に基づく意識が自分の肉体に違和感を覚えないレベルの身体感覚を再現するには、外見や動作が人間そっくりというのとは段違いの高度な工学と製造技術が求められるはず。髪や爪などの新陳代謝から、食事のあとの排泄にいたるまで、完璧に再現するにはとんでもないリソースが必要になるが、次から次に送られてくる量産品らしいアンドロイドの費用対効果を考えたら、そんな生体レベルまで超精巧に作り込むのは途方もない浪費だろう。簡単に言えば、リアリティに欠けるSF設定であり、思慮が足りない脚本なのだ。 アンドロイドのボディにしても、すぐに新品が手に入るからといって使い捨てが目に余る。ボディに電源オフのスイッチを付けておいて、記憶が気に入らないなら電源を切っている間に別の時点で保存された記憶に入れ替えれば済む話で、いちいちナオキがマユミのボディをぶっ壊して新しいボディに違う記憶をインストールという浪費を延々と見せられる視聴者側も時間を浪費している気になってしまう。 VFXにはそれなりにお金がかかっているはずなのに、脚本にひねりがないのももったいない。石川慶監督の「ある男」(原作・平野啓一郎、脚本・向井康介)は素晴らしかっただけに、今作の出来が惜しい。

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高森 郁哉

2.5日本のポリコレ

2024年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

日本発のフェミニスト用ポリコレ映画。DVを反省しない男と不倫した女の話。記憶の修正とかの展開がたるく、しかも予想しやすかった。メモを入れる箇所が半分辺りに来るべきだったし、なるほどと思わせないと見ている者を引っ張れない。プロパガンダに重きを置きすぎている。CGはそこそこ頑張っていたので余計に残念。

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シャムシュローシェ

2.5序盤の映像は良かった

2024年11月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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@R3X

2.0新木優子の髪型を楽しむ映画

2024年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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ほいす