劇場版モノノ怪 第二章 火鼠

劇場公開日:2025年3月14日

解説・あらすじ

フジテレビ「ノイタミナ」枠で2006年に放送されたオムニバスアニメ「怪 ayakashi」の1編「化猫」から派生して製作されたテレビアニメ「モノノ怪」の劇場版3部作の第2作。天子の世継ぎを巡り謀略が渦巻く大奥を舞台に、葛藤する女たちの情念から生まれたモノノ怪・火鼠に立ち向かう主人公・薬売りの闘いを描く。

モノノ怪・唐傘との闘いからほどなくして、大奥に再び薬売りが姿を現す。大奥では総取締役だった歌山の後任である名家出身の大友ボタンが厳格な差配を行っており、天子の寵愛を一身に受ける町人出身の御中臈・フキとの溝が深まっていた。天子の正室である御台所・幸子が産んだ赤子の後見人選定が進められるなか、状況を一変させる事態がフキに訪れる。やがて、突如として人が燃えあがり消し炭と化す人体発火事件が相次いで発生。モノノ怪の仕業と考えた薬売りは、その三様「形」「真」「理」を突き止めるべく、大奥にうごめく闇へと足を踏み入れていく。

シリーズの生みの親でテレビ版および劇場版第1作の監督を務めた中村健治が総監督を担当。

2025年製作/74分/G/日本
配給:ツインエンジン、ギグリーボックス
劇場公開日:2025年3月14日

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映画レビュー

5.0 水の次は火

2025年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

本当に唯一無二の美しく豪華なビジュアル。ずっと見てても飽きない。相変わらずどうやって作ったのかと思わせる、平面的な画面(これが3D背景だというのだから信じられない)に、極彩色の色使い、膨大なカット数を駆使して素早いリズムで展開していく編集もいい。

三部作の一本目『唐笠』は水が主要なモチーフになっていたが2作目『火鼠』はその名の通り、「火」が重要な要素になる。陰謀渦巻く大奥で、恨みの炎を燃やしているのは誰なのか、子宝とか安産の象徴として言われる「鼠」からお世継ぎの出産と権力争いを絡めた物語が展開する。一作目と同様、大奥という舞台を活かした物語だ。
今回は広敷番(ひろしきばん)の坂下がいい味を出している。単なるにぎやかしや狂言回しではなくわりと物語の中心にいて重要な働きをしていた。こういういぶし銀な脇役の活躍は嬉しくなる。一作目の主人公格だったアサ(黒沢ともよ)も出てくる。大奥の人間関係の複雑さと奥深さが一層増して、時間を忘れてあっという間の鑑賞だった。三作目にも期待している。

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杉本穂高

2.5 自分には合わないのかも

2025年9月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

好きな人は好きなのだろう。
と前作を観た感想も同じだったと思うのだが、
絵のクオリティと世界観に比べて物語が弱い気がする。

心理サスペンスと言うのか、
折角ド派手な絵なのにやってる事に動きがなくて
最後まで観るのが、やや退屈だった。

三部作の二部と言う事で完走出来るか自信がない。

観るのやめとこうかなと思うのだけど、
絵柄に惹かれて観ると、
やっぱり自分には合ってなかった。
これの繰り返しの気がしております。

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奥嶋ひろまさ

3.5 相変わらずのクオリティ

2025年9月3日
iPhoneアプリから投稿

楽しい

興奮

相変わらずのビジュアルクオリティ。
妥協のない画面作りは回を重ねても妥協がない。
お話としても、変わることなく人の情念が一番怖いって繰り返し。
サブスクで観るなら十分に楽しめて、満足感があるボリューム。でも、もし映画館に見に行ったらとしたら、少し物足りなく感じそうな印象。だって、お約束の繰り返しだからね。TVアニメであれば、お約束こそがテンポを決める核となるのだけれど、毎度お金を払うとなると、その天丼を壊して欲しくなるかもね。
今作が、三部作の2作目。
最終話でどのようにオチをつけるか楽しみ。

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neko

3.0 前作に比べ深みのないストーリー

2025年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

驚く

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蜷川吝塀

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