バイオハザードのレビュー・感想・評価
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アリスはあなたなのです
現在2020年1月29日です
中国武漢から始まった新型肺炎は正に映画アウトブレイクを、舞台を中国に変えたリメイクを現実版で進行しているという状況です
今朝はその封鎖された武漢に取り残された邦人の内第一陣の206人が救援機で帰国したところです
本作はアウトブレイクや復活の日のように、新型病原菌によるパニックをテーマにはしていません
それをモチーフとしていますが、基本アクションとホラー映画を掛け合わせたものです
とどのつまり、お化け屋敷に忍びこんでモンスターと戦う物語です
そのお化け屋敷に、なぜモンスターがでるようになったかの理由が新型病原菌であると言うだけです
なので今回の新型肺炎の危機に際して、改めて観るべき映画ではなかったのでは無いのかと、途中までは思いました
しかし、観終わったあとはこれこそ今回の新型肺炎のポイントをついた映画であると思い直しました
死んでいるのに動き回るゾンビ達
噛まれたりするとウイルスが侵入して感染してその人もゾンビとなる
今回の新型肺炎は潜伏期間が長く自覚症状のないまま、濃厚接触によって伝染するとの報道です
感染していながら本人は気付かず、日常生活を続けて濃厚接触した相手に感染をさせていってしまう
感染された患者さんには大変失礼なことですが、本作のゾンビとおなじなのです
ゾンビのグロテスクさは新型肺炎の恐ろしさを表現しているのです
今ニュースで報道されているバスの運転手さんはまさにこれです
そして救援機の羽田到着のニュース
本作の列車が屋敷に到着したシーン
まさにイマココなのです
本作のラストシーン
あの光景が、実は東京も、もうそうなっているのかも知れません
アリスはあなたなのです
現実の方が映画がより怖いなんて初めてです
原作のゲームはしていませんので映画自体の評価になりますが、映画自体も大変良く出来ています
エンドロールのヘビメタが無いとしばらく動けない程です
そしてミラ・ジョヴォヴィッチは大変に美しく、本作の成功の半分は彼女の美貌と熱演です
日本のゲームが原作ということは誇らしいことです
しかし裏を返すとこのような世界的な人気を得るコンテンツを作る才能がゲーム業界に集まっていて、日本映画の業界では無いという現実もまた示しているのではないでしょうか?
日本映画もゲーム業界の才能ある人々との仕事を進めて融合を図るべきではないでしょうか?
恐怖感漂う雰囲気がよかった。
終始緊張感のある張りつめた雰囲気がとてもよかったです。ミラ・ジョヴォヴィッチの演技力と劇中音楽がそのいい雰囲気を演出していたと感じました。特に、音楽はよかった。ゲームのバイオハザードやパラサイトイブみたいな恐怖感を駆り立てるものでした。
ただ、振り返ってみると、ストーリーはスゴく単純ですね。背景、設定の作り込みも浅く、いろんなことが、フワッとしたままで終わった感じでした。
そして、クリーチャーのCGがショボい。なんというか、ターミネーター1でみたコマ送り風映像を見ているような感覚でした。もう結構前の作品ですが、当時としてもなかなか低クオリティじゃないかな・・。
バイオらしさは感じられるエンターテインメント
公開から15年以上経っているが、何となく食わず嫌いしていて、鑑賞する機会がなかったこの作品。
本家ゲームのバイオハザードはすごく好きで、学生の頃プレステ版で初登場のゾンビに震え上がってしまったのは懐かしい思い出。
この作品中に登場する、アンブレラ社。そこが共通項となっている以外はほぼ別物の映画。
原作、そして初めのバイオハザードと比較してしまうと、ストーリーも違うし、迫ってくる恐怖という意味では「うぉぉ、怖いな…」とは思えない。
とはいえ、評価できる点も多々あり。まず、アリスを演じるミラ・ジョヴォヴィッチが美人。血なまぐさい世界観にミスマッチな美女。これがいい。この作品ではあまり活躍らしい活躍はしないが、これから続く続編への期待を高める。
次に、相対するのはAIコンピュータ。その裏では何かが暗躍しているのだろうが、無機質との闘いは人間の心理を思った以上に狂わせるので、敵でありながら、解決方法を聞き出さなければならない、という奇妙な矛盾が不安を掻き立てる。
逆に、悪い点を挙げてみる。
ウイルスに感染した死体たち。
これはとてもフレッシュな死体なので、もちろん腐っていない。なので、怖くない。肉のそげ落ちた人外の亡者が人を喰らう。これが初期バイオハザードの恐怖の最たるものだった為、ここが欠如しているのは残念。
想像よりもグロテスク表現がない。というか、皆無。
エンターテインメント性を重視するならば仕方ないのだが、ゴア表現が無い。これはホラーとしての重大な要素を欠落させてしまっている。
PG12だから仕方ないのかもしれないが、そもそものゲーム版だって小学生向けではない。
気持ち悪い、痛い、怖い、こういった要素が苦手な人が見られないぐらいの表現でも良かったのではないか。
せめて、ゴア表現は無くとも、原作で有名な「かゆ……うま……」ぐらい不気味な手記を見つけるシーン等は盛り込んで欲しかった。
総評。
これはホラーではない。サバイバルアクションエンターテインメントだ。
一定以上のスリルはあったし、見ていて飽きることも無かった。
しかし、ゲームのような戦慄する恐怖を感じられるかと言うと、そんなことは無く、アクション映画である。
気にはなったので、続編も観てみようと思う。
プレステ
プレステのゲームでは何度も死んだりしてクリアするのに苦労したので、プレイ時を思い出しながら見入ったのだけど、ゲームには無いサスペンス要素が盛り込まれていて、かなり楽しめました。
また、全体を通して出演者たちが無表情に感じられ、出演者全員が真剣にバイオハザードのゲームをやってるかのように感じられた。しかし、これはミラ・ジョヴォヴィッチが良かったことですべてカバーされてるかな・・・。そしてミシェル・ロドリゲスをこの映画で初めて知ったけど、最初からゾンビに噛まれっぱなし・・・よく耐えたもんだ。
アンブレラ社の地下研究所ハイブでウィルス漏出。アリスはいきなり特殊部隊に襲われるが、彼女はハイブの入り口を守る工作員であり、神経ガスにより一時的記憶喪失になったのだと聞かされる。その主人公たちそのものの正体も不明であること、警官マットと名乗る男の謎などが絡み、マザーCPU“レッド・クイーン”をシャットダウンするという序盤のスリル。そしてゾンビたちとの戦いによって目をそらすことの出来ない展開となる。
マットの妹は真実を暴くために研究員として忍び込んだのでったが、それも適わず、ゾンビとなった彼女と対面。本当に戦うべき相手はだれなのか?と物語が進むにつれて明らかになる事実には驚かされ、感情移入する登場人物が変化していく展開、SF・アクション・サスペンス・社会風刺といったエンターテイメントの要素がぎっしりつまった映画に仕上がってました。
DVD200円ゲットシリーズ。サバイバルアクション決定版! M・ジ...
よくぞやってくれたと言おう
映画バイオハザードはIIまで。ゲームはいわゆる初期バイオまで(4からはモノは良いがバイオハザードというゲームではない。リベレーションズはまあそこそこだが)
総じて満足。ホラー要素もかなりあり初見では昼間見ても背筋が凍りつきそうであった。
特に顔が半分ないゾンビ、ケルベロスに関してはまさによくぞやってくれたとしか言いようがない。
アクションがやや強めというところもあるが、ホラーとのバランスが取れてるのは良い出来であろう。ストーリーも無駄に複雑化してない分見やすい。
II以降の映画はアリスがただの超能力者になってしまったこともありホラーは皆無となったのでこの作品は非常に惜しまれる。
おうち-7
これはいい映画化。
バイヲタです。
ゲームはとにかくバイオがいちばん好き。
なので映画もアニメーションも全部見てるけど、映画は1と2だけ、と思ってます。
この作品のストーリーは原作とは違うオリジナルで、キャラもオリジナル。
それでもこれはいい映画化だと思いました。
ちゃんとアンブレラ社の闇を描けているし、
低予算をわたしはそんなに感じなかったし、
アンブレラ社の中という閉鎖された空間が緊張感を煽るし、
強い人たちが一気にいなくなり、強い人も怪我して朦朧として、フツーな人軍団でピンチを切り抜けなきゃいけないという、まさにサバイバルホラーだし、
時間制限があるから疾走感もある!
今見るとミラも若い!
あとのシリーズは2以降好きになれなかったけど、それでも出続けてくれたことは素晴らしいと思う。
ミラも監督も夢中になったゲームとインタビューで言っているので、もう少し原作に愛を感じるようなシリーズにしてほしかったけど……
2021/3/26追記
アマプラでいつでも見れるし。
てか実家にDVDあるし。
でも地上波で放送されたら、何度でも見ちゃうし、何度でもカプラン応援してまうんよなー。隊長もJDもかっこいいから、どうしよう←どうもしない。
原点にして頂点。リブートが楽しみだけど怖い。
落ちがない
化け物から逃げながら脱出するホラーアクション映画。
ホラー要素が強く、敵に恐怖を感じた。敵の動きや演出など、総合的に品質が高い。
しかし、作品としては三流。なぜなら この映画、落ちがない。映画の続編のために中途半端な終わり方になっている。客を見事に裏切っているのだ。たとえ続編を作るにしても、一度はなしを落としてから、次の話の手配をするのがルールのはずだ。続編で稼ぐという商業主義に走り、しかも、話が落ちてもいないまま、ダラダラと続いている。一番最悪だ。
ちゃんと話が落ちている過去の名作ホラー映画と比べると、どうしても見劣りする。いくら高品質のCGや特殊メイクを使おうが、ストーリーという名の土台をしっかり固めておかなければ、効果は半減するという見本だ。今後の映画製作は、この三流映画を反面教師としてがんばってほしい。
良かったのは1作目まで
初めてちゃんと観た
60点
BGMが単調
Today all your dreams come true. 意外と面白いバイオハザードシリーズ第一弾
いつの間にやら「微妙なゲーム原作映画」になってしまっていたバイオハザード・シリーズ。でも、その一作目は意外と面白いです。
設定がミニマムなのがゾンビ映画向きだったんでしょうね。地下という閉じた空間でゾンビが解放されて逃げられなくなるという限定的なシチュエーション。最初のアンブレラ社員が殺されていくシーンとか、記憶をなくしたアリスに説明する形で状況を解説してくれる所とか、けっこう親切な脚本でしたし、ストーリーもまだ無理なく進んで楽しく観る事ができました。昔観てても内容すっかり忘れていたのですが、アリスって最初から強かったんですね。
しっかし、当たり前ですがミラ姐さんがお若い!そしてミシェル姐さんもお若い!!お二方どちらも今ではアクション女優として名を馳せていて、今も美人には変わらないんですが、この頃は特に若くて美しい。
もしこの一作だけで終わっていたら「バイオハザード」はゲーム原作でも名作ホラーのポジションになれたのでは?っと思える第一弾でした。
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