ボレロ 永遠の旋律

劇場公開日:2024年8月9日

ボレロ 永遠の旋律

解説・あらすじ

フランスの作曲家ラベルによる不朽の名曲「ボレロ」の誕生秘話を描いた音楽映画。

1928年、パリ。スランプに苦しむモーリス・ラベルは、ダンサーのイダ・ルビンシュタインからバレエの音楽を依頼される。彼は失ったひらめきを追い求めるかのように自身の過去に思いを馳せながら、試行錯誤の日々を経てついに傑作「ボレロ」を完成させる。しかし自身のすべてを注ぎ込んで作り上げたこの曲に、彼の人生は侵食されていく。

「黒いスーツを着た男」のラファエル・ペルソナがラベル役で主演を務め、ラベルの生涯にわたるミューズとなったミシアを「ベル・エポックでもう一度」のドリア・ティリエ、ダンサーのイダを「バルバラ セーヌの黒いバラ」のジャンヌ・バリバールが演じた。監督は「ココ・アヴァン・シャネル」「夜明けの祈り」のアンヌ・フォンテーヌ。ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による「ボレロ」に加え、ヨーロッパを代表するピアニストの1人であるアレクサンドル・タローがラベルの名曲の数々を演奏した。

2024年製作/121分/G/フランス
原題または英題:Bolero
配給:ギャガ
劇場公開日:2024年8月9日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10

(C) 2023 CINE-@ - CINEFRANCE STUDIOS - F COMME FILM - SND - FRANCE 2 CINEMA - ARTEMIS PRODUCTIONS

映画レビュー

3.5 流行歌バレンシア?オレンジジュースの曲?

2025年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 オープニング。様々な音楽ジャンルの「ボレロ」が流れ、ちょっと感動!個人的にはクラシックは無知のほうなので多くを語れないけど、このアレンジしたボレロだけで満足し、後はオマケのようなものに感じた。

 17分間で1分のモチーフを17回繰り返すという飽きてしまいそうな曲作り。工場で機械世界へのメタファーとして作ると依頼者のイダに説明するラベルだったけど、仕上がってみるとバレエの方はエロティックな踊りになっていた・・・スポンサーと作曲者の心の内がぶつかり合う瞬間。しかし、公演時の観客の評判がすこぶる良かった。たしかにエロティックな曲だよね。と自分を納得させるラベル。

 最初のモチーフですら単にドレミファソラシドを使ったメロディーであり、F音がそのまま使われるという不思議な音階(途中でコードCsus4がFやG7になってると解釈できます)。バックのコードがドミナントモーションしてると思えばそれまでだが、展開部分はさらに凄い。知らない人でも不安定な緊張感を得られるミステリアスな部分。調性は同じCなのに、マイナー風、フラメンコ風なスケールだったり、メロディックマイナー、オルタードスケールだったりする。ソロ楽器がころころ変わることも考えれば、これはもうジャズですね♪旋律の変化は、そのまま女性に対しては奥手なラベルの心境そのものだったんじゃないでしょうか。そんなこんなでボレロ楽しめました。

コメントする 4件)
共感した! 14件)
kossy

3.5 梅毒みたいな曲

2025年8月24日
iPhoneアプリから投稿

ボレロの曲ができるまでの苦悩を描いた。不眠症、常に音楽と恋人みたいな、女性との性関係もない主人公。この人以外に誰が作曲出来ただろう。

後世にまで、ボレロの曲は頭に付き纏い離れない時がある。
それ程強くて神秘的で、魔力を持っている曲なのだろう。

ストーリーは少し退屈な箇所もあるがボレロの曲が出て来た時は感動する。
ラストのバレエダンサーとのコラボのボレロは、聴き惚れる。まるで梅毒の様。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ken

4.5 秘めるもの

Tさん
2025年8月22日
スマートフォンから投稿

知的

内に秘める思い、溢れ出す音楽、他者には見え自己には見えづらいエロティシズム
衣装、舞台の美しさ
若さに偏重しない人間的魅力のある女優 俳優
自然の音人工の音すべてがひとつの旋律に収束していく人生譚

コメントする (0件)
共感した! 0件)
T

3.5 旋律誕生の瞬間

2025年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
sironabe