ザ・バイクライダーズのレビュー・感想・評価
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ザ・バイクライダーズ(映画の記憶2024/12/4)
ウォーキングデッドのあのバイク乗りもでてます。
バイク乗りのインタビュー本を元に脚本を書いたらしい。たしかに向こうのバイク乗りのイメージってただバイク乗って騒いで楽しむ仲間思いの軍団と犯罪者集団の2パターンあるなと思ってたから創成期を考えると納得する部分もあった。
内容的には展開遅めなので、好き嫌い別れるかも。(サクサク進むストーリーが好きな人には薦めない)
(個人的評価5.5点/10点中)
監督さんバイク乗ったこともなさそうで、何の魅力も描けない
バイカー達の集団を描き、「イージー★ライダー」1969年に繋がるはずだった、でなければ何の意味もないただの馬鹿集団でしかないわけで、にも関わらず見事に本作は犯罪集団に陥る必然の表面をなぞっただけの愚作でした。なによりオースティン・バトラー扮する主人公ベニーの意思が全く描かれない、何をしたいのか? ただ流れに沿っているだけで、ベニーが能動的に動かない。これじぁ、映画も動きようがないじゃないですか。
当時こんな集団を取材した者の記録に基づくと冒頭に示されるが。まさかインタビュアーまで画面に入るなんてあり得ない。彼を主役に描くなら、集団への懐疑とか不安定をテーマに絞り込めば、まだしも価値が見いだせたのに。モノローグも含めてジョディ・コマ―扮するキャシーの立場を貫けば、異質な集団に魅了され振り回された後悔を描き得て、それなりに見応えある作品になったのに。要は誰の視点で描くのかが、まるでいい加減なのが致命的。
なによりバイクの爽快感が全く画面に伝わらない。意識が高がろうが低かろうが、バイカーの第一義は風切る爽快にあるはずで、それを画面に定着し得ない監督さんはお払い箱ですよ。その共通認識で集団が形成されるわけで、ベニーの感ずる風は全く観客と共有出来ていない。ひたすらオースティンをカッコよく見せようとそればかりに集中し、本質を見落としてしまった。彼をジェームス・ディーンに仕立てようなんて到底無理なハナシでしょ。
で、作品の要としての集団のボスに名優トム・ハーディが扮しているが、その渋さと男臭さは流石の迫力ですが、ジョニーとしての役柄に首尾一貫せず、中途半端は否めない。終盤の呆気ない死に方はそれこそトム・ハーディに失礼でしょ。悪い事に彼の中から真っ黒なヴェノムがいつ現れるかって意識が離れないのが困ったもので。さらに何故かマイケル・シャノンまでどうでもいい役で登場しますが、まるで主題に絡んでこない。本作で魅力なのは、集団に見切りをつけハーレーに乗って賃金も貰えるポリスに転じたコックローチがただ一人でした。若きチンピラに扮したトビー・ウォレスはお初ですが、今後が期待出来そうな面構えでした。
もろもろダメダメを書き連ねましたが、不自然な程に当時の楽曲が全然観客に響かないのが最大の欠点ですね。オールディーズからロックンロールへの過渡期が背景で、バイクの爆音に重ねガンガンに当時のヒット曲を網羅すれば、金髪を風になびかせるオースティンにシビレル事が出来たのにね。
こみあげる胸熱
映画鑑賞が生き甲斐の男には理解不能な世界
タイトルの出方が最高。
敵を叩きのめして満面の笑みの主人公・ベニー。
その背後ではベニーに命の危険が迫っていて、観客としては「志村!後ろ後ろ!」状態。
で、ベニーに一撃が加わるまさにその時、画面がピタッと静止し、タイトルがどどーんと出現。
思わず笑ってしまった。
映画中盤にこのシーンのその後が描かれるが、タイトルが出た時からは思いもよらない凄惨な事態になっていて、ドン引き。
調子に乗るもんじゃないと肝に銘じた。
キャシーが友達との待ち合わせ場所になっている酒場に行ったら暴走族の溜まり場になっていて、警戒心全開で店内を移動するキャシー。
自分も同じ状況なら、同じような感じになっていたと思う。
ところが、暴走族の一人・ベニーを見た瞬間、恋に落ちるキャシーさん。
オースティン・バトラーが演じているとはいえ、他の暴走族と変わらないように見えていたので、突然の事態に「ええっ!」となってしまった。
まあでもヤンキー好きの女性っているよなあと思いながら鑑賞。
その後結婚するも、キャシーにとっては苦労が絶えない生活。
まあそりゃそうなるでしょうねえ。
暴走族から脱退させようと、キャシーはベニーのことを変えようとするが、それはキャシーのエゴだと思った。
第一印象の良さだけで男と付き合っちゃう女性には、こういうことが起こりがちなのではと勝手に妄想。
日本の暴走族って大人になったらヤクザに転身するイメージ。
一方、本作に出てくる1960年代・シカゴの暴走族は、いい大人になっても暴走族みたいなことを続けている感じだが、組織のシステムはヤクザっぽいと思った。
個人的には理解不能だが、カッコ良い気はする。
ても、こうはなりたくない。
終盤は、死亡フラグの見本市。
『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』を観た時も思ったが、信者的若者は怒らせると何するかわからなくて怖い。
とてもよかった
オースティン・バトラー演じるベニーがめちゃくちゃかっこいい。時々暴れる以外は、黙ったままタバコ吸って酒飲んでビリヤードしてバイクに乗っているだけなのに、うっとりするほどかっこいい。ただ突っ立っているだけで絵になるし、黙ってるのも余計なことを言って台無しになるよりずっといい。同性の男として何にもしねえくせに、かっこよすぎるなんてズルいと思うのだけど、仕方がない。
オレはオレとしてかっこよくもなんともないし、暴れることもない、煙草も苦手で、漫画を描いていくしかない。
伝記映画みたいなものなので、特に作為のない時系列順のスケッチ的な構成で、もうちょっと工夫があってもよさそうなものだけど、雰囲気も素晴らしくて大勢のバイク乗りも個性豊かで楽しい。ヴァンダルズのメンバーが最初からけっこうなおじさんから初老みたいな人で高齢化が進んでいる。実際は20代かせいぜい30代ではないだろうか。これでは旧車会だ。
終盤ヴァンダルズの初期メンは冬にはすっかりバイクに乗らず車移動で、気合が失われている。これでは仕方がないだろう。ベニーが死ぬことなく離婚もせず自動車整備工になっていて胸をなでおろす。子煩悩なお父さんになって欲しい。
新潟市では上映されておらず、長岡Tジョイまで見に行く。高速代が1300円も掛かったが、見てきてよかった。
哲学が
70年台のアメリカを見たような
アメリカングラフティ-の世界を思い出したような、
社会から逸脱してアウトローになりたいという青年の夢。
バイクで疾走する興奮は東西皆同じかも。
じゅんすいにライダークラブがカラードになりそしてギャングへと変質していく、人は若者から年寄りになり組織の変質についていけなくなる。破綻へのメッセージか?
キャシーの演技は光る
MX4D!
MX4Dのスクリーンで観た。
入口で、ノーマルの映画と、
アナウンスがあるが、
やはり期待してしまう、
せめて排気音だけでも、、、
期待感は抑えて本作。
作品全体的に、
潜在的な魅力を最大限に引き出すには至らなかった。
静謐な雰囲気を漂わせ、
観客を深く物語世界へと引き込むには至らない。
もちろん、
これがいいという観客も多いだろう。
キャシー、ベニー、ジョニー、仲間たちの、
すばらしい芝居で、
彼女たちの痛みを、葛藤を、
自分事のように感じる事ができた観客は、
このままがいいはず。
自分はそう感じる事ができなかった。
理由は二点。
一点目。
回想形式による物語の展開は、
感情移入を阻む要因の一つである。
過去の出来事を淡々と振り返ることで、
現在の緊迫感や登場人物たちの内面の葛藤が希薄になり、
観客は物語に十分に没頭できない。
回想は、物語に深みを与える効果的な手法ではあるが、
本作においては、かえって物語のテンポを遅延させ、
観客の興味を薄れさせてしまう結果となっている。
二点目。
物語のシナリオと演出の推進力が不足している点も指摘せざるを得ない。
トム・ハーディ演じる主人公が圧倒的な存在感を放ち、
組織が安定しているため、物語に大きな波乱が起きにくい。
アウトロー映画においては、
組織内の対立や外部からの脅威など、
ドラマティックな要素が物語を牽引するが、
本作ではそのような要素はあるのだが不足している。
例えば、
ライダーズチームのドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』では、
リーダーの不在、伝説のリーダーの息子が主人公、
が物語に緊張感をもたらし、
組織の存亡をかけたドラマが描かれる。
さらに、『ゴッドファーザー』のように、
ドン・コルレオーネが命を狙われることでファミリーの絆が試され、
組織が危機に瀕するような状況が描かれることで、
観客は物語に引き込まれる。
回想形式は、物語に深みを与える一方で、
物語のテンポを遅延させるというジレンマを抱えている。
成功例、『グッドフェローズ』では、回想が効果的に用いられ、
物語に奥行きが与えられている。
(個人的にはグッドフェローズの評価は低い)
本作においては、回想が物語の推進力を阻害している。
キャストの演技は素晴らしい。
トム・ハーディをはじめとする俳優陣は、
それぞれのキャラクターを見事に演じている。
しかし、物語そのものが静的で、
観客を興奮させるような要素が少ないため、
キャストの演技が十分に活かされていないように・・・
いや、
活かし過ぎなのかもしれない。
結論として、
『ザ・バイクライダーズ』は、
美しい映像や魅力的なキャラクターにもかかわらず、
物語の構造的な問題により、
観客を十分に満足させることができなかった。
史実に忠実に描くなら他にも方法はあっただろう。
よりダイナミックな展開や、
登場人物たちの内面の葛藤を深く描くことで、
より完成度の高い作品になったのではないだろうか。
名前
オースティン・バトラー、なんて覚えやすい名前(゚∀゚)
齢50も超えると新しい単語が入ってこなくなり、ティモシー・シャラメみたいな、ちょっと凝った名前だと一発で出てこなくなる悲しい現実(砂の惑星のアイツ、え~となんだっけ!?アレアレ、みたいな)
今年の顔グレン・パウエルみたいな比較的簡単な名前でも一発は怪しい…
競馬をやって40年近く経つが、ここ10年の馬の名前が出てこない…
アイネスフウジン(中野)→トウカイテイオー(安田隆)→ミホノブルボン(小島貞)→ウイニングチケット(柴田政人)→ナリタブライアン(南井)→タヤスツヨシ(小島貞)→フサイチコンコルド(藤田)…と競馬を始めた頃のダービー馬は騎手の名前込みでスラスラ出てくるが、今年のダービー馬は?
スイマセン、出てこない…(正解はダノンデサイル)
オルフェーブル辺りから馬名がスッと出てこない!
マカヒキ→レイデオロ→ワグネリアン→ロジャーバローズ(これは比較的覚えやすい)→コントレイルはナントカントカ💦
しかし、シャフリヤール→ドゥデュース→タスティエーラ、 この並び
そもそも馬名の意味自体わかんねーよ(゚∀゚)
と、どーでもいい駄文を書き散らしましたが、オースティン・バトラー演じるベニー、70年代の広島カープのオッサン軍団(山本浩衣笠水谷水沼三村江夏…)に唯一咲いた若き核弾頭、高橋慶彦のようで、そりゃモテるわ…と思った次第 オワリ!
オースティンバトラーはカッコイイですW
自分の中では近年のTOP3作品、「エルビィス」のオースティンバトラー主演。
かつ、自分もハーレー乗り、MC (ユルイ集まりだがW)所属ということで、
コリャ観に行くでしょー、とかなり期待して観に行きました。
オースティンバトラー、カッケーなぁ。
エルビィスの時もそうだったけど、こういう役はハマり役だなぁ。
MCの規模がデカくなり過ぎて自分の手に負えなくなったプレジ(ジョニー)役をトムハーディがイイ感じで演じてるなぁ。
でも、ラストがなぁ(´・ω・`)
ベニー、なんでバイク降りたん?
ケンカで片足切断寸前までになりながらも、バイクを降りることもカラー着用をやめることもしなかった男が、なぜ?
ジョニーが殺されたから?怖くなった?
んーよくわからんかったなぁ。
もうちょい、そこんとこの描写が欲しかったなぁ。
バイク乗り
バイカーの美学
人生をバイクに捧げてる僕たちに、たまらないシネマがやっと日本上陸だよ!。若い頃手に入れたDanny Lyonの写真集The Bikeridersには、世界3大MCのアウトローモーターサイクルクラブがリアルに記録され、何度読み返したものか。
その書にインスパイアされた今作#ザバイクライダーズは、バイクと仲間を愛したアウトサイダー達の、クールで儚い感情がスクリーンに刻まれていた。ドラマティックな展開はないけど、名優たちの力量と美術や衣装で、60年代初頭の息遣いが見事に再現されたなぁ。
とにかく演者がサイコー!エルヴィス主役でオスカーにノミネートされたオースティンバトラーは今作もイカしてる。めちゃ練習したというバイカーの役作りもさすが。ハンナモンタナに出てた子役が大物になったねー。マッドマックスのトムハーディは、シブくてバイカーが似合いすぎ。スターウォーズのジョディカマーも、支える葛藤を見事に演じた。第三者の眼差しで語られる回想で、物語を転がす構成も良かった。
MCといえば映画イージーライダーのチョッパーなイメージだけど、登場するハーレーはボバーが多い。これも写真集に忠実だ。主役のベニーが駆る50年代パンヘッドのエレクトラグライドや、リーダー役ジョニーのハイドラグライドは、リラックスなライドスタイルが素敵。
純然たるバイク好きのチームが、破滅に向かった史実が生々しかった。バイカークラブのアイデンティティを、スタイルに昇華した男たちの美学。そしてメインストリームに反したサブカルのパワー。また新たなバイク映画の名作が生まれたね😊
ジュディ・カマー
予告だけ見て期待外れのバイク映画
内容は1960年代後半アメリカ・シカゴに実在したバイク倶楽部写真集を元にしたドキュメンタリー映画。
過去に名作「イージー・ライダー」もあるが本家本元イギリスの「ロッカーズ」スタイルかな?と密かに期待したが...スピード&ドラッグ&SEXはない(本家はトライアンフやBSAなど当時世界最速だった)
残念ながら「ハーレー・ダビッドソン」にスピードを求めるのは酷というもの。
主演俳優も幼い顔の俳優ではなく、60年代当時の雰囲気を壊さないキャスト起用。
リーダーが「マッドマックス怒りのデスロード」のマックス役の人だった。
ライダージャケットも本物を元にレプリカ制作、当時の人々の風俗やファッションも見れて「バックトゥザフューチャー」みたいで面白い(作中のTV番組も一見の価値あり)
作中のセリフで...
「(世の中に)居場所がないから仲間をつくる」
「(世の中の)ルールを守れないのに自分達で(縛る)ルールを作り縛られている」
...などバイク乗りという人種を的確に表しているのに「東西問わず昔から変化がないんだな...」と苦笑い。
「イージーライダー」と違い、バッドエンドの結末ではなかったのは幸いだった。
倶楽部内で古参メンバーと新参メンバーの内部分裂、古参メンバーが倶楽部を抜けることを許さないリーダーの制裁は日本の暴走族となんら変わらないではないか?
リーダーが一度門前払いした新参メンバーに倒され、新参メンバーが勢力拡大~巨大化&ギャング化していく様は哀しいモノがある。
主人公やリーダーも喧嘩が強くなく冒頭で主人公が酒場で一般人にノされたり古参メンバーが他のバイク倶楽部との抗争で負け、かたき討ちすることなく逆に古参メンバーの足を打ち抜くリーダーらしからぬ思考&行動って?、とは思う。
因みに自分が20代の頃所属してたバイク倶楽部と同じく新参者が増え次第にリーダーにも手に負えなくなり他所でトラブルを起こした面子が加入、雰囲気が悪くなって人間関係が面倒になり人が去る。全く既視感ある映画だった。
「哲学」を持たない登場人物(主人公とリーダー)ばかりで「既婚者でナニをやってるんだ?」と突っ込みを入れたくなる(日本の厩舎会も同類だが)
まだ吉田聡の「湘南爆走族」「荒くれナイト」、東本昌平「キリン」の方がよっぽど哲学的なセリフを言うぞ。
期待していたのとは違ったけど
アメリカのはなしだから仕方ないか。
あれだけ拘っていたバイク降りてしまったんだ?残念なような、ほっとしたような複雑な心境で終わりました。
いい映画でした。
ああやって、銃で簡単に殺しますがそのあと捕まらないのでしょうか?という大きな疑問。昔からの疑問。
パンヘッドのエレクトラグライドと他のハーレー、良い音してました。いかにもアメ車という感じ。
買うかな!(^^)
憧れと懐かしさ
予告を目にしなかったので、鑑賞予定に入れてなかったのですが、本サイトの紹介文から、古きよきアメリカの匂いを感じて鑑賞してきました。特に劇的なストーリー展開があるわけではありませんが、なかなかおもしろかったです。
ストーリーは、1960年代のアメリカのシカゴで、ごく普通の少女キャシーが、友達に呼ばれて初めて訪れた、ジョニー率いるバイクライダー「ヴァンダルズ」の溜まり場で、偶然出会ったベニーに惹かれ、わずか5週間後に結婚するが、バイクと暴力に飲み込まれていくようなベニーとの関係はしだいにギクシャクし出し、急速に規模を拡大していく「ヴァンダルズ」も内部に不協和音が響き始めていくというもの。
全体的には、現在のキャシーにインタビューを行う体で、ベニーとの出会いから回想するようにドキュメンタリー風に展開していきます。そのため、時系列は多少前後しますが、混乱することはありません。むしろ、キャシーとベニーの出会いから、ヴァンダルズの変貌を経ての現在の二人の様子までが、とてもわかりやすく描かれています。
その中で紡がれるベニーとジョニーの絆、ベニーを慕うキャシーの愛が沁みます。ベニーは多くを語らず、彼の真意がどこにあるのかわかりにくい部分はありますが、バイク好きな寡黙な男が、その“好き”をただ貫いただけのようにも見えます。
一方のジョニーは、仲間を思うが故に不本意ながらチームを拡大して、自身が危惧していたとおりの結果を招くのですが、それを甘んじて受け入れるような潔さを感じます。「人生はままならないもの」と捉える彼の言葉が印象的です。
この二人の男性に対してキャシーは、大切なベニーとの生活を守りたい一心で自身の思いをストレートにぶつけます。ベニーに対する束縛のようにも映りますが、愛する男性との平穏な日々を求める、女性らしい姿が対照的に描かれます。
そんな三者三様の生き様が交錯し、そこに絡むように描かれるヴァンダルズに集う男たちの狂信的で刹那的で暴力的な姿が、時代を感じさせます。登場するバイクも、いかにもアメリカンな感じで、エンジンの重低音が心地よく、風を受けてを疾走する姿に憧れを感じます。自分も以前にバイクを何台も乗り継いでいたので、懐かしさを覚え、ノスタルジックな気分に浸れました。おそらく、そんな気分を求めて来場したのか、観客の大半は中高年男性で、鑑賞中は全員ヴァンダルズの一員だったことでしょう。
主なキャストは、オースティン・バトラー、トム・ハーディ、ジョディ・カマー、マイケル・シャノン、マイク・ファイスト、ノーマン・リーダスら。先日観た「ヴェノム」とはうってかわって、トム・ハーディが渋くてかっこよかったです。
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