劇場公開日 2024年11月29日

ザ・バイクライダーズのレビュー・感想・評価

全79件中、41~60件目を表示

2.5ザ・バイクライダーズ(映画の記憶2024/12/4)

2024年12月4日
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鑑賞方法:映画館

単純

ウォーキングデッドのあのバイク乗りもでてます。
バイク乗りのインタビュー本を元に脚本を書いたらしい。たしかに向こうのバイク乗りのイメージってただバイク乗って騒いで楽しむ仲間思いの軍団と犯罪者集団の2パターンあるなと思ってたから創成期を考えると納得する部分もあった。
内容的には展開遅めなので、好き嫌い別れるかも。(サクサク進むストーリーが好きな人には薦めない)
(個人的評価5.5点/10点中)

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motorad_kira

2.5監督さんバイク乗ったこともなさそうで、何の魅力も描けない

2024年12月4日
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鑑賞方法:映画館

単純

 バイカー達の集団を描き、「イージー★ライダー」1969年に繋がるはずだった、でなければ何の意味もないただの馬鹿集団でしかないわけで、にも関わらず見事に本作は犯罪集団に陥る必然の表面をなぞっただけの愚作でした。なによりオースティン・バトラー扮する主人公ベニーの意思が全く描かれない、何をしたいのか? ただ流れに沿っているだけで、ベニーが能動的に動かない。これじぁ、映画も動きようがないじゃないですか。

 当時こんな集団を取材した者の記録に基づくと冒頭に示されるが。まさかインタビュアーまで画面に入るなんてあり得ない。彼を主役に描くなら、集団への懐疑とか不安定をテーマに絞り込めば、まだしも価値が見いだせたのに。モノローグも含めてジョディ・コマ―扮するキャシーの立場を貫けば、異質な集団に魅了され振り回された後悔を描き得て、それなりに見応えある作品になったのに。要は誰の視点で描くのかが、まるでいい加減なのが致命的。

 なによりバイクの爽快感が全く画面に伝わらない。意識が高がろうが低かろうが、バイカーの第一義は風切る爽快にあるはずで、それを画面に定着し得ない監督さんはお払い箱ですよ。その共通認識で集団が形成されるわけで、ベニーの感ずる風は全く観客と共有出来ていない。ひたすらオースティンをカッコよく見せようとそればかりに集中し、本質を見落としてしまった。彼をジェームス・ディーンに仕立てようなんて到底無理なハナシでしょ。

 で、作品の要としての集団のボスに名優トム・ハーディが扮しているが、その渋さと男臭さは流石の迫力ですが、ジョニーとしての役柄に首尾一貫せず、中途半端は否めない。終盤の呆気ない死に方はそれこそトム・ハーディに失礼でしょ。悪い事に彼の中から真っ黒なヴェノムがいつ現れるかって意識が離れないのが困ったもので。さらに何故かマイケル・シャノンまでどうでもいい役で登場しますが、まるで主題に絡んでこない。本作で魅力なのは、集団に見切りをつけハーレーに乗って賃金も貰えるポリスに転じたコックローチがただ一人でした。若きチンピラに扮したトビー・ウォレスはお初ですが、今後が期待出来そうな面構えでした。

 もろもろダメダメを書き連ねましたが、不自然な程に当時の楽曲が全然観客に響かないのが最大の欠点ですね。オールディーズからロックンロールへの過渡期が背景で、バイクの爆音に重ねガンガンに当時のヒット曲を網羅すれば、金髪を風になびかせるオースティンにシビレル事が出来たのにね。

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クニオ

4.0こみあげる胸熱

2024年12月4日
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鑑賞方法:映画館

沖縄生まれ育ちのじぶんには
下町柴又の寅さんよりも
バックトゥザフューチャーのようなアメリカンスタイルに
懐かしさをおぼえる

ゆえに
スタンドバイミー
フィールドオブドリームス
フォードvs.フェラーリのような

ささやかながら誇り高い人物が出てくるドラマ
新作でこの2024年に
巡り会えたことに感謝でございます

ゴキゲンなロック満載で!

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青樹礼門

3.0映画鑑賞が生き甲斐の男には理解不能な世界

2024年12月4日
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タイトルの出方が最高。
敵を叩きのめして満面の笑みの主人公・ベニー。
その背後ではベニーに命の危険が迫っていて、観客としては「志村!後ろ後ろ!」状態。
で、ベニーに一撃が加わるまさにその時、画面がピタッと静止し、タイトルがどどーんと出現。
思わず笑ってしまった。
映画中盤にこのシーンのその後が描かれるが、タイトルが出た時からは思いもよらない凄惨な事態になっていて、ドン引き。
調子に乗るもんじゃないと肝に銘じた。

キャシーが友達との待ち合わせ場所になっている酒場に行ったら暴走族の溜まり場になっていて、警戒心全開で店内を移動するキャシー。
自分も同じ状況なら、同じような感じになっていたと思う。
ところが、暴走族の一人・ベニーを見た瞬間、恋に落ちるキャシーさん。
オースティン・バトラーが演じているとはいえ、他の暴走族と変わらないように見えていたので、突然の事態に「ええっ!」となってしまった。
まあでもヤンキー好きの女性っているよなあと思いながら鑑賞。

その後結婚するも、キャシーにとっては苦労が絶えない生活。
まあそりゃそうなるでしょうねえ。
暴走族から脱退させようと、キャシーはベニーのことを変えようとするが、それはキャシーのエゴだと思った。
第一印象の良さだけで男と付き合っちゃう女性には、こういうことが起こりがちなのではと勝手に妄想。

日本の暴走族って大人になったらヤクザに転身するイメージ。
一方、本作に出てくる1960年代・シカゴの暴走族は、いい大人になっても暴走族みたいなことを続けている感じだが、組織のシステムはヤクザっぽいと思った。
個人的には理解不能だが、カッコ良い気はする。
ても、こうはなりたくない。

終盤は、死亡フラグの見本市。
『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』を観た時も思ったが、信者的若者は怒らせると何するかわからなくて怖い。

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おきらく

4.0とてもよかった

2024年12月4日
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悲しい

楽しい

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吉泉知彦

4.0ファミリーを守るための悲哀と葛藤。 贅肉の削ぎ落とされたストーリー...

2024年12月4日
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ファミリーを守るための悲哀と葛藤。
贅肉の削ぎ落とされたストーリーと作品全体から醸し出される雰囲気は◎ オースティン•バトラーが放つセクシーさとトム・ハーディの持つ漢の色気が兎に角良かった。満足。

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こち

4.0哲学が

2024年12月4日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

宗教に乗っ取られる瞬間を目撃した映画

哲学に引き寄せられ組織された集団は

強靭となる

がその強靭な組織に憧れて哲学なき輩が

現世利益を追い求めその集団を乗っ取ると

まさにそれは宗教でしかなくなる。

そんなことを教えてくれた映画だった。

と書きつつも、そんな能書どうでも良いよ。

とベニーに殴れそうな予感が、本作のストレート

レビューだろうなw

久々にグッと引き込まれた秀作◎

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tomokuni0714

3.070年台のアメリカを見たような

2024年12月4日
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鑑賞方法:映画館

アメリカングラフティ-の世界を思い出したような、
社会から逸脱してアウトローになりたいという青年の夢。
バイクで疾走する興奮は東西皆同じかも。
じゅんすいにライダークラブがカラードになりそしてギャングへと変質していく、人は若者から年寄りになり組織の変質についていけなくなる。破綻へのメッセージか?
キャシーの演技は光る

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gottama

3.5MX4D!

2024年12月3日
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MX4Dのスクリーンで観た。
入口で、ノーマルの映画と、
アナウンスがあるが、
やはり期待してしまう、
せめて排気音だけでも、、、

期待感は抑えて本作。

作品全体的に、
潜在的な魅力を最大限に引き出すには至らなかった。

静謐な雰囲気を漂わせ、
観客を深く物語世界へと引き込むには至らない。

もちろん、
これがいいという観客も多いだろう。
キャシー、ベニー、ジョニー、仲間たちの、
すばらしい芝居で、
彼女たちの痛みを、葛藤を、
自分事のように感じる事ができた観客は、
このままがいいはず。

自分はそう感じる事ができなかった。

理由は二点。

一点目。

回想形式による物語の展開は、
感情移入を阻む要因の一つである。

過去の出来事を淡々と振り返ることで、
現在の緊迫感や登場人物たちの内面の葛藤が希薄になり、
観客は物語に十分に没頭できない。

回想は、物語に深みを与える効果的な手法ではあるが、
本作においては、かえって物語のテンポを遅延させ、
観客の興味を薄れさせてしまう結果となっている。

二点目。

物語のシナリオと演出の推進力が不足している点も指摘せざるを得ない。

トム・ハーディ演じる主人公が圧倒的な存在感を放ち、
組織が安定しているため、物語に大きな波乱が起きにくい。

アウトロー映画においては、
組織内の対立や外部からの脅威など、
ドラマティックな要素が物語を牽引するが、

本作ではそのような要素はあるのだが不足している。

例えば、
ライダーズチームのドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』では、
リーダーの不在、伝説のリーダーの息子が主人公、
が物語に緊張感をもたらし、
組織の存亡をかけたドラマが描かれる。

さらに、『ゴッドファーザー』のように、
ドン・コルレオーネが命を狙われることでファミリーの絆が試され、
組織が危機に瀕するような状況が描かれることで、
観客は物語に引き込まれる。

回想形式は、物語に深みを与える一方で、
物語のテンポを遅延させるというジレンマを抱えている。

成功例、『グッドフェローズ』では、回想が効果的に用いられ、
物語に奥行きが与えられている。
(個人的にはグッドフェローズの評価は低い)

本作においては、回想が物語の推進力を阻害している。

キャストの演技は素晴らしい。

トム・ハーディをはじめとする俳優陣は、
それぞれのキャラクターを見事に演じている。

しかし、物語そのものが静的で、
観客を興奮させるような要素が少ないため、

キャストの演技が十分に活かされていないように・・・
いや、
活かし過ぎなのかもしれない。

結論として、
『ザ・バイクライダーズ』は、
美しい映像や魅力的なキャラクターにもかかわらず、
物語の構造的な問題により、
観客を十分に満足させることができなかった。

史実に忠実に描くなら他にも方法はあっただろう。

よりダイナミックな展開や、
登場人物たちの内面の葛藤を深く描くことで、
より完成度の高い作品になったのではないだろうか。

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蛇足軒妖瀬布

4.5名前

2024年12月3日
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鑑賞方法:映画館

オースティン・バトラー、なんて覚えやすい名前(゚∀゚)

齢50も超えると新しい単語が入ってこなくなり、ティモシー・シャラメみたいな、ちょっと凝った名前だと一発で出てこなくなる悲しい現実(砂の惑星のアイツ、え~となんだっけ!?アレアレ、みたいな)

今年の顔グレン・パウエルみたいな比較的簡単な名前でも一発は怪しい…

競馬をやって40年近く経つが、ここ10年の馬の名前が出てこない…

アイネスフウジン(中野)→トウカイテイオー(安田隆)→ミホノブルボン(小島貞)→ウイニングチケット(柴田政人)→ナリタブライアン(南井)→タヤスツヨシ(小島貞)→フサイチコンコルド(藤田)…と競馬を始めた頃のダービー馬は騎手の名前込みでスラスラ出てくるが、今年のダービー馬は?

スイマセン、出てこない…(正解はダノンデサイル)

オルフェーブル辺りから馬名がスッと出てこない!

マカヒキ→レイデオロ→ワグネリアン→ロジャーバローズ(これは比較的覚えやすい)→コントレイルはナントカントカ💦

しかし、シャフリヤール→ドゥデュース→タスティエーラ、 この並び

そもそも馬名の意味自体わかんねーよ(゚∀゚)

と、どーでもいい駄文を書き散らしましたが、オースティン・バトラー演じるベニー、70年代の広島カープのオッサン軍団(山本浩衣笠水谷水沼三村江夏…)に唯一咲いた若き核弾頭、高橋慶彦のようで、そりゃモテるわ…と思った次第 オワリ!

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うんこたれぞう

3.0オースティンバトラーはカッコイイですW

2024年12月3日
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KENKEN

2.5バイク、革ジャン、タバコ…男のロマン

2024年12月3日
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悲しい

知的

萌える

バイクに乗ってる人が見たら満点
乗ってないひとが見たら多分、3点くらい?

でも女性が観たら共感度が高くて高評価?!

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Aldebaran

4.0バイク乗り

2024年12月2日
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懐かしい良き時代のバイク乗りのお話。暴走が暴走を呼ぶ展開は、驚き。本当に良き時代かどうかは、?。あまりにもアメリカ過ぎてついていけない面が、マイナスかな。主役のオースティンバトラーは、イケメン過ぎる。

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DnaH

2.0想像と違った

2024年12月2日
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寝られる

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ケイゾク

4.0バイカーの美学

2024年12月1日
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人生をバイクに捧げてる僕たちに、たまらないシネマがやっと日本上陸だよ!。若い頃手に入れたDanny Lyonの写真集The Bikeridersには、世界3大MCのアウトローモーターサイクルクラブがリアルに記録され、何度読み返したものか。

その書にインスパイアされた今作#ザバイクライダーズは、バイクと仲間を愛したアウトサイダー達の、クールで儚い感情がスクリーンに刻まれていた。ドラマティックな展開はないけど、名優たちの力量と美術や衣装で、60年代初頭の息遣いが見事に再現されたなぁ。

とにかく演者がサイコー!エルヴィス主役でオスカーにノミネートされたオースティンバトラーは今作もイカしてる。めちゃ練習したというバイカーの役作りもさすが。ハンナモンタナに出てた子役が大物になったねー。マッドマックスのトムハーディは、シブくてバイカーが似合いすぎ。スターウォーズのジョディカマーも、支える葛藤を見事に演じた。第三者の眼差しで語られる回想で、物語を転がす構成も良かった。

MCといえば映画イージーライダーのチョッパーなイメージだけど、登場するハーレーはボバーが多い。これも写真集に忠実だ。主役のベニーが駆る50年代パンヘッドのエレクトラグライドや、リーダー役ジョニーのハイドラグライドは、リラックスなライドスタイルが素敵。

純然たるバイク好きのチームが、破滅に向かった史実が生々しかった。バイカークラブのアイデンティティを、スタイルに昇華した男たちの美学。そしてメインストリームに反したサブカルのパワー。また新たなバイク映画の名作が生まれたね😊

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Cディレクターシネオの最新映画レビュー

4.0ジュディ・カマー

2024年12月1日
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はキャリアNo1の好演ですね。最高でした。取り巻く野郎どもが素敵に見えるくらいの演技です。この映画は出来の極めて良い邦画に近いタッチで、お勧めです。そういえば話廻しは何処かで観た事あると思えばテニスの人ですね。

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michi

2.5予告だけ見て期待外れのバイク映画

2024年12月1日
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悲しい

怖い

寝られる

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むせる

3.5期待していたのとは違ったけど

2024年12月1日
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kazu565

4.0憧れと懐かしさ

2024年12月1日
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楽しい

怖い

興奮

予告を目にしなかったので、鑑賞予定に入れてなかったのですが、本サイトの紹介文から、古きよきアメリカの匂いを感じて鑑賞してきました。特に劇的なストーリー展開があるわけではありませんが、なかなかおもしろかったです。

ストーリーは、1960年代のアメリカのシカゴで、ごく普通の少女キャシーが、友達に呼ばれて初めて訪れた、ジョニー率いるバイクライダー「ヴァンダルズ」の溜まり場で、偶然出会ったベニーに惹かれ、わずか5週間後に結婚するが、バイクと暴力に飲み込まれていくようなベニーとの関係はしだいにギクシャクし出し、急速に規模を拡大していく「ヴァンダルズ」も内部に不協和音が響き始めていくというもの。

全体的には、現在のキャシーにインタビューを行う体で、ベニーとの出会いから回想するようにドキュメンタリー風に展開していきます。そのため、時系列は多少前後しますが、混乱することはありません。むしろ、キャシーとベニーの出会いから、ヴァンダルズの変貌を経ての現在の二人の様子までが、とてもわかりやすく描かれています。

その中で紡がれるベニーとジョニーの絆、ベニーを慕うキャシーの愛が沁みます。ベニーは多くを語らず、彼の真意がどこにあるのかわかりにくい部分はありますが、バイク好きな寡黙な男が、その“好き”をただ貫いただけのようにも見えます。

一方のジョニーは、仲間を思うが故に不本意ながらチームを拡大して、自身が危惧していたとおりの結果を招くのですが、それを甘んじて受け入れるような潔さを感じます。「人生はままならないもの」と捉える彼の言葉が印象的です。

この二人の男性に対してキャシーは、大切なベニーとの生活を守りたい一心で自身の思いをストレートにぶつけます。ベニーに対する束縛のようにも映りますが、愛する男性との平穏な日々を求める、女性らしい姿が対照的に描かれます。

そんな三者三様の生き様が交錯し、そこに絡むように描かれるヴァンダルズに集う男たちの狂信的で刹那的で暴力的な姿が、時代を感じさせます。登場するバイクも、いかにもアメリカンな感じで、エンジンの重低音が心地よく、風を受けてを疾走する姿に憧れを感じます。自分も以前にバイクを何台も乗り継いでいたので、懐かしさを覚え、ノスタルジックな気分に浸れました。おそらく、そんな気分を求めて来場したのか、観客の大半は中高年男性で、鑑賞中は全員ヴァンダルズの一員だったことでしょう。

主なキャストは、オースティン・バトラー、トム・ハーディ、ジョディ・カマー、マイケル・シャノン、マイク・ファイスト、ノーマン・リーダスら。先日観た「ヴェノム」とはうってかわって、トム・ハーディが渋くてかっこよかったです。

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おじゃる

3.024-138

2024年12月1日
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鑑賞方法:映画館

写真集にインスパイアされた作品。
兎に角オースティンバトラーがカッコいい👍
オープニングの後ろ姿、
ビリヤード台からコチラを見る姿、
バイクに腰掛けタバコをふかす姿。
どれもカッコいい👍
豪華共演陣に囲まれても圧倒的な存在感👍

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佐阪航