「トム・ハーディの男臭さ」ザ・バイクライダーズ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
トム・ハーディの男臭さ
「俺は誰にも頼りたくないし、誰からも頼られたくない」ベニーが発した言葉にグッときた。世間の規範から自由でありたいと思って参加していたクラブがいつの間にかメンバーにルールを強制する組織に変容してしまったことへの苛立ちと決別の気持ちが固まった瞬間なのだろう。
オースティン・バトラーのワイルドな色気がビンビンにスクリーンから伝わってくる。キャシーと付き合っていた彼氏が、尻尾を巻くように出ていってしまうのもよく分かる。どう見たって、勝ち目がない。デューンPART2といい、オースティン・バトラーが覚醒してきた。
年末の見逃し枠として鑑賞したが、かなりの傑作でございます。
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luna33さんのコメント
2025年1月2日
共感ありがとうございました。
こんなに「男臭さ」だけで押し切る映画は久しぶりで気持ち良かったです。また物語がキャシー目線で進行するなど、彼女の存在や役割がこの作品を上手くまとめ上げたように感じました。たまにこういう映画を観たくなるんですよね!