「【"アガペー尊し、あいうえお!”今作は、ユルーイ日常を送っていたイエスと仏陀が、何故か”新走馬灯”を作る羽目になる様をキリスト教&仏教小ネタ満載で描くおバカムービーである。鑑賞判断は慎重にね!】」聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"アガペー尊し、あいうえお!”今作は、ユルーイ日常を送っていたイエスと仏陀が、何故か”新走馬灯”を作る羽目になる様をキリスト教&仏教小ネタ満載で描くおバカムービーである。鑑賞判断は慎重にね!】
ー 私は、普段はすかしたレビューを書いているが、実は今作の原作漫画や公共放送で放映されていた今作と同様に、松山ケンイチさんがイエスを、染谷将太さんが仏陀を演じる番組が好きであった。そして、二人とも見事にキャラに合っている事に感心したモノである。
その放送では、キリスト教&仏教の小ネタ満載のイエスと仏陀が、マジックペンで、”ニルヴァーナ””涅槃””ジーザス”アーメン””シッダールタ”などと、手書きで書いたと思われる(今作でも、二人はそれらを着ている。)白いTシャツに身を包み、ゆるーい遣り取りを”おバカだなあ。クスクス”と思いながら、夜遅く会社から帰宅した後に観ていたモノである。
で、今作はその基本形に、ナント豪華過ぎる俳優さん達が大挙出演しているのである。だーが、今作が立派なのは豪華過ぎる俳優さん達に、おバカすぎるコスプレをさせておバカな演技を真面目にさせている所なのである。キッパリ!-
■あらすじ
・ユルーイ生活を送っていたイエスと仏陀の元に、梵天(賀来賢人)と帝釈天(勝地涼)とミカエル(岩田剛典)がやって来て”新走馬灯”を作る羽目になり、その脚本を十一面観音(仲野太賀)とヨハネ(神木隆之介)が共作し、それをイエスと仏陀が”ホーリーメン”として演じ、邪神マーラ(窪田正孝)と戦うという、訳の分からない物語であーる。
◆感想
・福田雄一監督作なので、トーゼン賀来賢人さんは梵天として、佐藤二朗さんは”お父さん”&”変な白髭の仙人”として登場している。
そして、ムロツヨシさんも登場しているが、TV番組の中でカンペをチラチラと見ながら演技しているヘタッピィ役者として登場するのである。クスクス。
それにしても、賀来賢人さんは抜群に上手いなあ。ルシファーを出演させる際の面接で”反社じゃない?”と聞くときに、長い髪をサラサラ触って居たり、全力で”ハイ!ハイ!”と答える姿など、ムッチャ可笑しい。
・そして、イエスと仏陀は一生懸命に演技するのだが、技芸の女神である弁財天(白石麻衣)からキビシク指導され、"アガペー尊し、あいうえお!”ナドト発声練習をさせられるのである。あーバカバカしい。(褒めてます。)
・更には邪神マーラの三人娘も絡んできて、フォロワーがどーだとか、どうでも良い事をお父さんに教えつつ、マーラと”ホーリーメン”の戦いは始まるのである。
ここで、ヒジョーに嬉しかったのは、”女子ーズ”が登場した事である。「女子ーズ」は福田雄一監督作品としても異色の一作であり、おバカさが際立っているが、川口春奈さんがレッドとしてじゃじゃーんと登場するのである。
更には、108人の色んなレンジャーが登場するのである。あー、バカバカしい。(重ねて書くが、褒めてます。)
■場内からも可なり笑いが起きたのは、佐藤二朗演じる”お父さん”とイエスと仏陀の延々と続くおバカな遣り取りシーンである。
余りのおバカさと、佐藤二朗さんのアドリブ炸裂で、吊り下げマイクを持っていたスタッフの女性の腕力が限界だったのか、マイクを画面の上方から最初はチラッと、最後はブラーんと画面のど真ん中に出してしまうシーンは、可笑しかったなあ。
<そして、マーラと”ホーリーメン”がお約束の巨大化して戦った後に、ナント藤原卓也さんが巨大化した堕天使ルシファーとしてドドーンと登場するのである。
ルシファーの手には黒い手帳が握られており、そこに記載されていたのは”Death Note"という文字なのである。
良いのかなあ、クスクス。
マア、或る意味、上手い締めでございました。
今作は、ユルーイ日常を送っていたイエスと仏陀が、何故か”新走馬灯”を作る羽目になる様を、キリスト教&仏教小ネタ満載で描くおバカムービーなのである。キッパリ!>
共感ありがとうございます。共感してて良いのか?とも思いますが。
佐藤二朗さんの長アドリブは苦手でした、一番笑えたのは山田孝之くんの下りでしたが、福田監督は「正体」のパロディみたいにアブない所には踏み出さないですよね。