「大山倍達曰く、アメリカにはバレリーナとは喧嘩をするなという諺がある!」アビゲイル 病人28号さんの映画レビュー(感想・評価)
大山倍達曰く、アメリカにはバレリーナとは喧嘩をするなという諺がある!
この作品の主人公アビゲイルは小さい女の子だけど、ヴァンパイアでただでさえ筋力半端ないのにバレリーナの持つ体幹を活かした攻撃で自分を誘拐した反社共を次々と血祭りにあげていく。攻撃の際に踊りながら煽る余裕を見せながらw
これこれ!やっぱりヴァンパイアは牙を剥き出しにして、蛇みたいにシャーって言いながら獲物を威嚇しないと!これはヴァンパイア映画の様式美だよ?
あまりにもつまらなくてレビューするのを止めた、ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセティング・スーサイダル・パーソン ← 長ぇよ
は、吸血鬼を描写するには必要不可欠なキバすら生えてなく、吸血鬼一家に生まれたゲジ眉前髪ぱっつんの主人公の吸血鬼少女が人間の生き血を吸えなくなった原因となった、生身の人間を家族が食べるシーンすらカットしたのは間違い。
どんなに頑張っても、劇団員の総人数よりも客が少ない売れない地方劇団みたいな貧乏臭い演出は改めて欲しいもんです。どうしてもこの演出でやりたいなら舞台演劇でやってください。
ヴァンパイア映画を普通の青春映画にして何が楽しいのか?人を噛み殺さないサメ映画みたいなもんだぞ?お約束は守らなきゃいけないよ。
あぁ、スッキリした。これでヒューマニスト・ヴァンパイア・シーモンキー・コンサルティング・スーさん釣りに行こうよ・パイソン( 変わってるし)は成仏しました。ナンマイダ〜、ナンマイダ〜。
閑話休題、大金持ちの娘だとしか知らない反社共が立て籠もる屋敷が実はヴァンパイアの屋敷だった事に気づいた時の慌てっぷりといったら、もう本当にいい気味だった。
アクション映画のお約束、何でもハッキングできるスーパーハッカーはご都合主義半端無いけどそこは娯楽映画のお約束ということで目をつぶりましょう。
ヴァンパイアに噛まれたら、その噛まれたヴァンパイアの下僕になりさがるので噛む噛まないの地獄絵図。バタリアンを思い出したけど例えが古すぎですね。
ヴァンパイアはこれだけ強いのに日光を浴びると身体が爆発してバラバラになっちゃうのは派手すぎて笑えます。
最後にヴァンパイア少女アビゲイルの父親が登場した時の世界の終わりドラゲナイドラゲナイ感は絶望したなぁ、ヴァンパイアに喧嘩売っちゃいけないや。
ヴァンパイア少女の肉弾戦はスタントマンいたのかな?子どものスタントウーマンっているのか?あまりにも格闘がうまくて格闘技習いに行きたくなりました。
何故か、上映館が多いのでどこに住んでいても見れるから時間があったら是非鑑賞する事をお勧めします。
一つ疑問だったのはEDロールで誰かを追悼してたけど、何の関係者だったんだろうか?それが心残りです。
← 犯罪者一味の刺青姉ちゃんでした。