シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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あまり期待しないで観て
まず現在の米国は以前にも増して分断された国となっている。その構図は白人対非白人、保守対リベラル、格差拡大、犯罪率の高さ等様々な要因により病める大国となっている。そんな中で銃社会である米国はいつ反乱が起こってもおかしく無い世界とも言える。だからこのような内戦が絵空事ではないのだ。
先行IMAX上映が限定館で行われ鑑賞した。本編では内戦になった直接的な説明は無い。視点は飽くまでジャーナリスト目線で物語は進む。戦闘場面は凄いのひと言だが途中、中だるみするシーンが結構な尺あり緊張は持続しない。観ているとツッコミ所満載でもう少しリアリティを追求して欲しかった… 特定の党を名指ししたく無いのだろうが、まずカリフォルニア州とテキサス州は絶対に手を組む事はない(なぜなら青の州と赤の州だから)。こういう作品を観たい訳ではなかったのだよ… またしても期待し過ぎてしまった感が否め無い。しかしこれは製作側の問題では無く観るこちら側の問題である。また鑑賞中に斜め後ろの席のお兄さんが席を揺らす?貧乏ゆすり?で絶えずシートが微妙に揺れていて最悪の環境であった事も影響したかも…
A24の作品なのでやはり怖い映画である事は間違い無いのでその点は保証します。
【追記】
日本版副題の「アメリカ最後の日」は余計ではないのか⁇ 観る者は全く違う内容を想像してしまうので…
ぐったりした
見終わってぐったりした。緊張が続きすぎた。戦場のリアルという点では、個人的には、アメリカン・スナイパーを越えた。アメリカでも大ヒットと聞くが、アメリカ人がどれだけリアリティを感じたのかが気になった。大統領選前(日本では、だが)の公開に、制作側の意図は何か、気になった。
戦争を市街戦をリンチを消費するということ
内戦状態のアメリカをロードムービーとして描くという点で新しいと思ったが、恐らくこういう人たちがいるだろうなと人たちが映像化されていてなるほどなるほどと思いながら観ました。
この作品の肝は押井守パトレイバー2を2024年にアメリカで違和感なく実写化した点でしょうか。
私達が知っているあの街で市街戦、不謹慎だけども興奮してしまう我々は劇中のジャーナリストの興奮を否定できない。
この映画にその点の批評性までは感じることはできず、質の良い素材をどんどん提供してくれる映像作品と思いました。
今までアメリカの映画では敵対する国から、宇宙から、異次元から、実験施設からくる異物から攻撃され、それを乗り越える作品にリアリティがあったのが、分断後の内線にこそリアリティを感じる2024年という意味で重要な作品となるのでしょうか。
そういえばホワイトハウスに突入するときの上空からの各勢力の動きの可視化ショットはジョン・ウィックのバトルシーンのようで興奮しました。
こんなこと起こるのかなぁ…というひとごとで見てるとかなりの衝撃。 ...
こんなこと起こるのかなぁ…というひとごとで見てるとかなりの衝撃。
戦争映画というよりかはロードムービーで新人カメラマンの成長物語の方がしっくりくる。
予想外な
殆ど予習せずに鑑賞
アメリカ合衆国で内戦が勃発する映画
とだけで映画館へ
戦争映画なのかと思ったら、
カメラマン目線で描かれる戦争映画で
基本的には戦闘シーンは白兵戦中心
最後は予想外の展開
アメリカのマスコミって
あそこまで最前線に従軍出来るの?
など、色々疑問も浮かびました。
あとは、効果音がちょっと不快だった場面がチラホラ
個人的には軍隊目線の戦争映画か、
カメラマン目線なら真実に近い
感じにして欲しかったですね。
色々情報提供できると思うので必読📕
見てて誰が敵か味方かわからんしどっちが正しいのかもわからないしなんなの?内戦てそういう事ですからそれが正しい答えです🤓
ガチな話ホラー映画と比べても断然シビルウォーのほうが遥かに怖いです😱
これを読んだらかなり観る視点が変わると思うので必見です🤓エンタメ要素一切無しのウルトラリアル戦闘映画🥶今年見た作品でも上位に入るくらい凄かった作品です🤩(臨場感と緊張感で言うとトゥモローワールドに近いかな👍)
まず凄いのが同じアメリカ🇺🇸同士で戦っていて同じ軍服で同じアメリカ人だから敵か味方が見た目では全くわからない状態で戦っているから観ているこちらが全く見分けがつかない事によって緊張感が増すんですよね😱(戦場カメラマンがいつ誰に撃たれるかわからない状況を作っているからずーっと緊張感が持続するので見ていてかなり疲れます😞)
あと詳しい人なら絶対に有り得ないでしょうと思うテキサス州とカリフォルニア州の同盟(共和党と民主党の連合軍ってマジかよ笑)が政府軍と戦い大統領抹殺の為に戦争してるってのが面白いですね🔥
この作品の凄いところなんですが銃声の音で俳優がビックリしてるのがリアルだと思ってたら実際に実銃と同じ音量での撮影をしているのと俳優たちに細かい指示をあえてしていないからどこで銃撃音がするのか全く分かっていないからリアルにビックリしているという事で
実弾撃ちまくる寸前のリアルな環境を作っての撮影なのが功を期してますね!(撮影の手法が有名なエクソシストの撮影現場みたいな狂ったやり方してるし🤣)
あと戦争してる理由などに一切触れて無いし 見ている側もどちらの味方をすれば良いとか一切無いからそこも内戦という部分で同じ体験をさせられるんだよなあ🫥
あと市街地戦闘という事でスタックを組んでの室内への侵入などの部分が精密に演じられており良かったですね!
この監督28週後の制作やって作品としてはエクスマキナやMEN 同じ顔の男たちの人なので普通の戦争映画な訳が無いとは思ってましたが良い方向に監督の癖が炸裂していて良かったと思いますよ🤭
今からかなり重要な話をします🤓
自分はアメリカ版の予告しか見た事無かったんですが(10カ月くらい前にA24の公式が出した予告はちゃんと戦場カメラマンが主役の戦闘メインじゃない作品だってよくわかる内容でYouTubeでA24で調べて10カ月前に出してる予告を見たほうがいいと思いますよ日本の予告とイメージが全く違うので!ちなみに日本の予告はアメリカ版の何バージョンかあるうちの戦闘メインの編集の予告です)たら最初から戦闘がメインじゃなくて戦場カメラマンがメインの作品だって理解した上での鑑賞なので予告詐欺とは思って無かったです! 感想で予告と違うって意見が多発していて! 予告と違うって何?となったので今やっと日本の予告を見たんですが戦闘メインの作品ぽい予告で戦場カメラマンがメインになるのを隠してるから その落差で評価を下げる人がいるんですが これは日本の予告を作ったやつが悪いですわ👎
あと恐怖レベルでいうと今年ダントツで1番怖いと思った作品!(戦争映画で怖いと思う作品としては過去の名作と比較してもかなり上のほうですね自分の体感では🥶)
平穏なシーンと緊張感のあるシーンのメリハリが凄いのよ‼️一流大手映画会社じゃなくて小規模な作品ばかりのA24制作だから(パラマウントとかワーナーじゃないんだから色々と無理ですから笑笑)無限に戦闘シーンて訳にもいかないのを上手く戦場カメラマン目線という事であまりお金をかけずに上手く作ってるので関心しました!
逆に単純エンタメになってないけど
この監督故に緊張感と不穏な雰囲気の作り方が上手くてホラー映画よりこの作品のほうが断然恐怖レベルが高いですよマジで(ガソリンスタンドのシーン 途中で道路のど真ん中で兵士が一人死んでて敵と睨み合いをしてる場面に遭遇するシーン 車から下ろされて軍服着たヤバいやつにどの種類のアメリカ人か?って聞かれる近年では最強クラスの緊張感最高峰の激ヤバのシーン🫣)変に生々しいエグいシーンだらけでパンチが効いてましたね✊(ホラー映画じゃないのにホラー映画より怖い作品て 大怪獣のあとしまつ 愛アムール シビルウォーは殿堂入りです🤮)
あと音楽の選曲が自分は良かったと思います🎵(エグいシーンで軽い曲を流すのは確信犯よね)
そういや2回くらいありましたが無音のシーンがかなり効果的に使われていてセンスの良さを感じました🫶
最後に通常スクリーンでも音響ヤバかったからIMAXで鑑賞してないのはかなり痛いです🤕
最後の最後にですが 日本の予告だけを見てA24制作でホラーが得意な監督だって知らないで映画館に行ってたら戦闘シーン少ないし予告詐欺だしなんなのよ🤬ってなってるでしょうね😡
結局なんの映画?
IMAXで観ました。映像は凄いものありましたが、ちょっと期待外れかな。というか、なんの映画?アメリカで内戦が勃発し、それを戦場カメラマンが追いかけるというストーリーなのだが。よかったシーンは予告編である赤サングラスの男のシーンのみ(怖い!)。気になったのは不自然さ。そもそも戦場カメラマンが兵士の後をあのように追いかけるのは現実にあり得るの? それと、最初は若いカメラマン女性がすっぴんのような感じよかったが、途中から他のカメラマン含め顔立ちや服装が綺麗になる不自然さ。長旅ならもっと汚い感じになるはず。邦画によくありがちだけど、そういうなんってしらけるよね。
リアルな怖さを感じた
ジェシー・プレモンスが怖すぎた。予告であったWhat kind of American? に恐怖が詰まっていた。ツッコミどころはあったものの、内戦のリアルな怖さがカメラを通じて伝わってきて楽しめた。
アメリカン・ニューシネマのような肌触り
「もし現代のアメリカで国家を二分する内戦がおきたら」と云う情報以外何も摂取せずに鑑賞。
アメリカ人にとってCivil Warと云えばただの内戦の事では無く、自国の歴史上の南北戦争を想起することぐらいは知っている(私にとってはキャプとトニーのヤツ)
だからてっきり社会が分裂する過程描く話だと思ってた。
今のアメリカの現状、超インフレや持つ者と持たざる者の間の拡大等の国家への不信感が増大する中で大統領選挙が行われる上で、保守や権威主義に傾く恐れからリベラルな視点での反戦を訴える映画なのかなぁと。
だが良い意味で期待を裏切って、全く違う映画だった。
凄い映画だと思う。
冒頭から既に内戦状態、しかも情勢は一方的になりつつある状況で始まる。
何故国が分断したのか、何が原因か、イデオロギーの衝突も描かれない。
保守とリベラルが組んで、国を倒そうとしている。権威主義体制に対する民主主義の抵抗、あるのは狂気のみ。
政府軍の敗北に傾くなか、ジャーナリストとカメラマンが大統領にインタビューするべく、内戦下のアメリカを移動して地獄巡りするロードムービーとも言える展開で、道中の狂気が描かれる。
戦時下の狂気を巡るロードムービーと言えば「地獄の黙示録」、ある狂気を止める為に正気の巡回者が、その狂気に同化して止める話で、ある種の神話に昇華しようとした物語であるのに対して、本作は主人公を含めて皆、始めからまともではない。
戦争行為の大義名分を決して描かないので、それを報道する行為も殺戮の記録でしか無い事が際立つ。
狂気と死しかない。
アメリカ人のジャーナリズムにおいて、戦場の風景は必ず異国であり、自国の内戦の経験は無い。
平時には同級生であった者を殺したり、強烈なレイシズムから大量殺戮したりする無政府状態の中、その経験の無い違和感の中で、それを切り取り残そうとするカメラマン、敗戦の将となりそうな大統領の肉声を録ろうとするジャーナリスト。
一応、主人公に憧れる女の子の戦場カメラマンとしての成長や、ホワイトハウスで市街戦が繰り広げられる中、ある種の人間性を取り戻したかの様な主人公が、戦場に恐怖感じて蹲るのだが、ジャーナリストの鼻が効いて、大統領の存在に気付く矜持(狂気)は、捨てられなかったりする話はあるが、あくまで描かれてるのは狂気と死のみであると思う。
女の子を庇って主人公が亡くなる所も、女の子は一瞥するが放っておくし、主人公がアップになる事もない。
劇中散々映る死体と同じ扱いである。
ある意味反体制を描く本作は、彩度を抑えたドライな映像に、60年代末から70年代初頭のバンド、シルヴァー・アップルズのラブフィンガーズで始まり、まるでアメリカン・ニューシネマの様な雰囲気が漂う。
市街戦のパートだけは、制圧作戦のシミュレーションの様な映像となるが、あくまで、全体の印象はニューシネマの様で、鑑賞後の心に残る感じも近いと思う。
最後に映し出される切り取られた写真の狂気を観客に提示して終わるのも、ニューシネマぽい。
中々の秀作だと思います。
追記として現実的には、強大な軍の最高位にいる大統領があの様に制圧されるのは、リアリティに欠ける。攻撃ヘリや戦車、装甲車で制圧されるが、それ以外の強大な力を持つ軍備は登場しない。戦闘機も攻撃機もドローンもミサイルも。
その気になれば軍を掌握している内に戦略爆撃を加えていれば、ああ云う情勢にはなってないと思うのだが。
軍の掌握を失った時点で逃亡してる筈だし、少しでも命令系統が残ってたなら、DC制圧前の基地に爆撃を加えたら逆転するし、そもそも最高機密の地下脱出路やシェルターもあるだろうから、劇中の様な追い詰められ方をするとは思えない。
ただアメリカがこの様な内戦状態になったなら、東アジアの情勢はとんでもない事になってるので、軍事力は大方そちらに流れてるのかなぁと忖度しながら観ていた。
残酷な世界で目覚める本能
まさかシビルウォーがA24スタジオの作品だったとは
エンタメ系アクション映画だと思い込んでいたけど、最初にA24のクレジットが出てきて驚いた
常に日常に潜む隣り合わせの恐怖をえぐってくるA24が切り込んだアメリカが抱える不穏な未来
ただのアクション映画を越えた恐ろしい映画だった
このまま行けばアメリカにいつか訪れる可能性があるだろう恐ろしい未来
トランプが選挙に勝つため使った戦略が生み出した国の分断
ホワイトハウスが襲撃されたあの日
長い年月を費やし培われてきたアメリカの民主主義がいとも簡単に崩壊する様を眺めた人々が感じた危機感を見事な映画に昇華させたA24の手腕
お仕着せがましさや説教くささなど微塵も感じない、ただ純粋な恐怖
戦場カメラマンに憧れ、自分も戦場カメラマンになる夢を抱いた少女
そして戦場カメラマンとして日々を生き、精神が麻痺してしまったカメラマン達
戦いに随行する少女が成長して、むき出しの本能を研ぎ澄ましたカメラマンとして生まれ変わりゆく様を通して悪政がもたらす恐ろしさを痛感する
かれらの旅路に現れる様々な人々
混乱に乗じて己のルールで平気で人を殺す人達
平和という幻想に包まれて、すぐ隣で起きている悲惨な現実を見ないふりをして関わらず生きる人達
全てはフィクションだけど全て現実に潜んでいる
政治への無関心な日本に訪れる未来は?
そんな日本映画を観てみたい
ハードなシナリオ
理念の先にもし分断が加速したら。
SFテイストな、僕らのちょい先に有るかも知れない物語なんだけど、少女の成長物語としての一面も描かれる。
未熟を乗り越え人としてアップデートするのが成長なんだけど、本作は報道と言う少し特殊な世界のルールな訳ですよ。
ラスト少女の目の前で大変な事が起き、普通なら取り乱し、とても耐えられないような事態に落ち入るんだけど彼女はラスト、静かに客観としてシャッター切るんだよね。
アレを非人道的、心の無い行為と捉えちゃう人も居るでしょうけどアレが報道なんだよな。
世界に事実を伝えると言う仕事は客観で在らねばならない、ただ現実のみを淡々と嘘無く伝え、主観とメッセージを乗せないのが正しい報道なんですよ。
世界に有る事実が応援協力すべき事なのか?否定すべき許せない事なのかの判断は見た側がすれば良い。
だってそこに伝える側の主観主張乗せるのは思想コントロールになっちゃうじゃん。
それはルール違反だよと僕達が戦争の歴史で学んだ事じゃん。
だから報道は時に個人を捨ててでも客観を獲得しなきゃいけないんだよな。
そこを主観と感情、思想で進んだのがそもそものこの戦争なんじゃん。
それを静かに決断、成長と描く少し残酷にもハードで強いシナリオだったな。
半端ない緊迫感
戦場カメラマンのリーをキルスティン・ダンストが、ジャーナリストのジョエルをヴァグネル・モウラが、戦場カメラマン志望の女性ジェシーを、ケイリー・スピーニーが演じる。
赤いサングラスの男を、まさかあの俳優さんが演じていたとは。。或るレビュアーさんから頂いたコメントで初めて認識したという 😆 ホント、びっくりでした。
危険を顧みず戦場に赴き、次に何が起こるか分からない緊迫感の中、果敢に被写体を追う姿がリアル。
ただ、ジェシーの危うい行動に、ラスト迄違和感が拭えなかった。
… ホワイトハウス、さすがに地下シェルター設置してそう 👀
映画館での鑑賞
「PRESS」の意義と欺瞞
すごい映画でした。
まず、状況がよく分からない。
内戦でアメリカが二分し、非正規軍がワシントンに攻め入ろうとしているって辺りから始まるんだけど、何のことで揉めてるのか、双方の言い分はどうなっているのかなど、詳細が説明されないから、観客としてどっちに肩入れして観ていくべきかの判断基準が示されない。
でも、例えばイスラム教国家の内戦を描いた映画を観る時「どちらに理があるか」なんて関係なく、純粋に人間同士が殺し合うことの不毛さを感じるのに、舞台が多少見知ったアメリカになると、起こっている地獄は同じなのに、日本人の我々でさえ「正義と悪」を探してしまう。
本作では、その辺りの背景が描かれない分、ちゃんとその地獄を感じられるつくりになっている。
特に私が強く感じたのは「報道」という立場について。
もちろん、命の危険を冒してこういう事実を伝えるという人々がいてこそ、我々は世界中で起きていることを知り、考えることができる。
それはわかるのだが、報道記者、カメラマンという存在があくまで「仕事」である以上、そこには会社や記者同士の、収益や栄誉に関する競争から逃れることはできない。
記者の目的である「伝える」という大前提から逸脱し、「スクープを独り占めしたい」「過激な写真を撮りたい」という欲望が一種性的なエクスタシーにも似た喜びに置き換わったとき、それは「報道」と呼べるのか。
建前上、「PRESS」は戦場でも中立の証人として攻撃の対象から除外される。
報道が、憲法でも保証された表現の自由のひとつの形態である一方で、大きな欺瞞と隣り合わせになっている怖さも感じずにはいられなかった。
エンドロールで、現像されるように徐々に現れる写真。
これの意味するのは「地獄」以外にない。
戦場に赴く中で、ジャーナリストという仕事に辟易としていくリーと、逆に取り込まれていくジェシーの対照的な姿も印象に残る。
(ジェシーも良かったね)
あと、あえて内戦を無視して通常の生活を続ける地域。ああいうものの存在を示すことで、グッとリアリティが増す。
いや、もちろんあの赤いサングラスのイカれ兵士のクダリも刺さったけど。
で、このジェシー・プレモンス恒例の「マット・デイモンと見間違える件」ってのもあるんだけど、調べたらキルスティン・ダンストのパートナーなのね。
とにかくずっとピリピリしてて、気が抜けない、ホラーみたいな映画でした。
【追伸】
朝イチの劇場はお客さんも数名という感じでしたが、映画ラスト、ホワイトハウスでの「あの」シーンで、(無音演出の中)ずっと携帯で誰かと話してた年寄りを、私は一生許さない。
絶対に許さない。
中盤から徐々に恐ろしさにアクセルがかかってくる
序盤は登場人物やシーンの少なさからスケール感がなく退屈に感じ、あくびが出た。中盤から徐々に恐さからの緊張感にアクセルがかかっていった。
恐さとは価値観の違いからくる力こそが正義、共存不可の世界であり、それこそが戦争なのだと改めて考えさせられた。
ちなみに約7分の出演だった赤いサングラスの男が「憐れみの3章」に出演していたジェシー・プレモンスでキルスティン・ダンストの夫だと観終わってから知った。
戦争は残虐
戦争映画という事のみで、あらすじも知らずにIMAXで鑑賞。
残酷なシーンが多く、目を覆いたくなる様な場面も多い。
戦争により?人間に対する命の大切さなどの感覚がめちゃくちゃになる。
見終わった後に、自分がとても幸せな世界で生きられてる事に感謝しかなかった。
起こりうる未来
アクションものを期待しているとかたすかしをくらうので注意。最後30分くらいだけか。あとはロードムービー。
誰と誰がたたかってるのか?それらはそこまで重要ではない。撃たれてるから、撃っている。が、正解なのか。という現状。。
未来なのか、それとも現在もどこかの国では起こっているリアルな現実を突きつけられたようなきがした。
国際法に従って、一般人が理解していないレベルで縛られている戦争ではあるが、それを無視した暴力は時として存在する。赤いサングラスの男に話が通じるわけがない。これは、硫黄島からの手紙や父親たちね星条旗、プライベートライアンなどで描写されてきた事実であるとおもう。この映画の感想としては、ただただ、暴力。という感想。争っている陣営は共に正義を掲げるのだろうか、そこには正義も悪もない。
ストーリー云々よりも音がとてもミリョクテキだった。IMAXシアターで観るのに適している。
分断の末に起こり得る未来
観る人の捉え方次第でジャンルが変わる映画だった。戦争映画であり、ロードムービーであり、成長の物語でもあるように思う。
「どのアメリカ人だ」と問われるシーンは分断の行く末を生々しく突き付けてくる。日本でも外様という言葉が未だに使われているのを耳にするが、考え方の根っこは赤サングラスの男と変わらないように思う。
アメリカ大統領選のある年に公開されたのも、警鐘なのだろう。
思ってたのと違うけど面白かった
なぜ内戦が起きたかとかそれによってどうアメリカが変化してくのかという映画かと思ってたけどそうでなかった。既に変わり果てた内戦中のアメリカになっていた。でも見応えは充分あった!
スケールが大きい様で小さい・・・
始まりが少し安っぽい感じだったのは置いといて
一部で実物の戦車やヘリが出てくるシーンは圧巻
お話としてはプレスの成長の物語ですが、プレスがこれ程のものとは!
これは映画の世界だけでなく現実でも同じであれば凄い!
戦士がプレスに敬意を払うのも分かる
でも、終わりはもう少しかっこよくして欲しかった
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