またヴィンセントは襲われるのレビュー・感想・評価
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サングラスかければ?
2024年劇場鑑賞132本目。
目が合うと襲われる体質になった男の話。とはいえ目が合った人が100%襲ってくるわけでもなく、襲わなかった人が急に襲ってくるパターンもあり、どうもルールがはっきりしない。そもそも視線が合わなければいいのでサングラスで目線隠せばそれで済むはずなんです。誰もそれやらないので最後までそればかり考えていました。
どうしてこういうことが起きるのかはまぁ解明されなきゃされないでいいのですが、風呂敷広げたまま畳まないまま終わった感じがして今ひとつでした。
おもしろいといえばおもしろい
着想アイデアはおもしろいです。
ディテールのツメが甘過ぎると感じてしまったりして、素直には楽しみづらいものはありましたけど。たとえば、サングラスは?て誰でも思いつくような行動を誰も取っていないとか、視線を合わせるなと分かっていながら、通してめちゃくちゃ油断しまくってるように見えてしまうところとか。父はアレは痴呆が入ってたんですかね?互助サイトみたいなのも結局一人の連絡にしか使ってなかったし。なんだか「なんでそこでそんなことするのよー」みたいな場面がやたら多くてちょっとストレスに感じてしまいました。ラストもわりと投げっぱなしだし。
細かいところを気にせず愉しめる方なら、ってところでしょうか。
「胸騒ぎ」同様の胸糞映画。なんで襲われるのか最後までわからずしまい...
「胸騒ぎ」同様の胸糞映画。なんで襲われるのか最後までわからずしまいだし、終盤はフランス全土が不条理な暴力で覆われてフランス政府が非常事態を宣言するし、いつにまにやら、ヴィンセントが暴力を奮うがわになるという。まるでシャマランの「ハプニング」のような後味の悪い映画だった
たしかにヴィンセントを殴りたくなる……
予告を見て期待していた作品です。
ある意味そのまま予告通りの作品ですが、ファーストショットで「殴りたくなる」ヴィンセントの顔が映し出されて、この瞬間に「映画としては成功」していると感じます。
映画はヴィンセントが災難に合う展開がひたすら続きます。殴られるケースと殴られないケースの違いは何? とか、そもそもなぜ殴られるの? といった疑問は一部開示されますが、不条理なまま話は展開します。
ラストは「おかしくなった社会」での「愛の在り方」が提示されて終わりますが、やや唐突感を感じるものの、それまで十分楽しませてもらったので、受け入れられるかは好みの問題でしょう。
不条理で恐ろしい世界にぶち込まれる
目つきが悪くて他人から因縁をつけられやすい人っている。友人にもそんな人がいたが、知らない人とは目を合わせないようにしていると言っていた。本作のヴィンセントはそれよりも強力な特殊能力?が開花してしまった男だ。
発動条件は目が合うこと。発動した人から攻撃を受けるというもの。なんて恐ろしい。そうならない人もいるし、同じ人でも攻撃してこない時があるという適当でやっかいな条件だ。でも、目隠しとか、サングラスとか、どの条件で発動してしまうのか試すくだりがもう少しあってもいいのにと思ってしまう。フランス映画だからここらへんは期待しづらいのかもしれない。それでも、その不条理な世界観をそれなりに楽しんだ。今後どうなるのだろうと心配になる。
他人から突然理由のない暴力を受けるのってなんて不条理なんだと思っていたが、考えてみると自分たちにもそんなことが起こりうる。通り魔や強盗、なんならテロだってそうだ。そんな誰でも暴力被害を受けうる現代社会をメタファーで描いた映画なのかもしれない。でも、絶望にしろ希望にしろもう少しわかりやすい終わり方が好きなので点数は抑えめにした。
犬、最高!
あの犬はなんという犬種?
ピットブルの仔犬?
サングラス掛けてれば襲われないのでは?
は野暮だから言わないでおく。
最後のクレジットで掛かってだ曲は劇中で盤が映ってた、デイヴのVanina (Runaway) 。
「悲しき街角 Runaway」
60点ぐらい、なんかイマイチだった…
静かで起伏ない感じじゃなく、大きな音も鳴るし起伏あるんだけど、なんか退屈でダレました(笑)
人が人を襲うって、ゾンビ映画みたいで、ありがちで慣れちゃってるからかな…
早く終わらんかな…と思いながら観てました(笑)
この映画で1番テンション上がったのは、エンドロール(笑)
『アメリカン・グラフィティ』にも使われたオールディーズの有名曲、デル・シャノンの「悲しき街角 Runaway」のフランス語カバーが使われてます。
誰がカバーしてるか調べてみたら、オランダ人だけどフランスで活躍したDaveなる歌手で曲名も「VANINA」に変えてます。
この調べてる時に気付いたんだけど、この7インチレコードのジャケットかポスター?が劇中に出てきます。
このカバーいいですよ(笑)
曲の他には、ワンちゃんも可愛いです(笑)
ウェイトレスの女性も良かったです(笑)
映画は、まあまあ(笑)
意外と面白い。単純なようで奥深いような気がする。
主人公の独身中年ヴィンセントが、突然目が合った他人から襲われるという状態に陥る。
原因を調べるもわからず、孤独に彷徨いながらも協力者や理解者を得て、なんとか生き延びていく。
物語の途中からこの現象がフランス中に広がっていき、やがてヴィンセント自身が襲われる側から襲う側に変わってしまうというお話。
ちょっと怖いけどホラーではないし、おっさんが大勢から追いかけられる図が笑えたりと、
なんとも掴みどころがない作品。
襲ってくる人間は「我を忘れた状態」と作中で呼ばれるが、平穏な状態から突如人が変わって襲ってくるので、変わるのか?変わらないのか?の駆け引きが独特で、ゾンビ映画にはない恐怖がある。
ラストはキッチリ終わらずに、謎は明かされないまま終わるが、個人的には視聴者の想像に任せるという終わり方も嫌いじゃない。
他の方のレビューにもあるように、SNS時代の見知らぬ他人からの誹謗中傷を、目に見える形で表現した作品のようにも思うけど、単なるスリラーにも見える。
フランス人じゃないとわからないのかも。
見てる時間があっという間だったので、面白かったのは間違いない。
邦題が悪いかなー。
このパターンだとニュアンスが違う、と思う。襲われる設定が中途半端な、まあ、ゾンビもんだと思うけどそんなイメージがわかない邦題。これ、いっそのことコメディ路線にした方が面白かったかも。なにがいちばん失敗って…目を合わすと襲われるって肝心要な展開に従ってない事。目があっても乱闘にならない事、多数…。だいたい、まずサングラスでしょ。
最初、、「えっ⁉︎…」・・・「えっ!また⁈…」となります。同じ日に...
最初、、「えっ⁉︎…」・・・「えっ!また⁈…」となります。同じ日に観た最新版の【猿の惑星】よりこっちの方が面白かった。しかしお客さんが少なかったので気になる方は早目に観た方が良いと思います。多分上映は早く終わりそう。。
観た後に何にも残らないハリウッド映画より断然良いと思います。
不条理な映画
ある日突然、目が合うと襲われるようになったヴィンセント。ひとまず別荘のある田舎に避難する。
なんだろうね?主人公があまり語らない役だったからなのか。いまいち感情が分からなかったし、結果も何も分からなかった。ホラーのようなコメディのような作品。
もっと色々説明が欲しかったなぁ。
世界は狂ってる。それは教えてくれた。
不条理ものが好きな方にはぜひ。おすすめ。
今年184本目(合計1,276本目/今月(2024年5月度)18本目)。
(前の作品 「トランスフュージョン」→この作品「またヴィンセントは襲われる」→次の作品「妖怪の孫」)
※ 時間調整のために「コードギアス」を見てからになりますが、憲法論的な論点があるアニメ以外は基本的に見てもレビュー対象外です。
なかなかありそうでなかったタイプの不条理ものホラー・スリラーというところですね。
目があっただけで殴られそうになるし何だでまともな生活ができなくなった主人公のもとに一人の協力的な女性があらわれ…さて、主人公は無事に生き残れるのか…というタイプのスリラーです。
個人的には単純な娯楽映画ではなく、やや個々、憲法論的な論点があるのではないかなと思ったところです。
一つ目は「テレワークでもいいから働かせてほしい」という部分。「コロナ」という語は出ませんが(ほか、コロナ事情をうかがわせるセリフはでない)
もう一つ目は、「他の部分」(ネタバレ回避)で、映画内でもちらっと登場して、「登場人物」(「人」か?)と言える「犬」の部分で、フランス国内では犬の映画内のような不清潔なシェルター保護が問題になっているので、2023年以降は法で「対面での受け取りが原則、ペットショップ等原則禁止」となった点です(この「シェルター」という語は後半になってまた出てくる。おそらく「シェルター」が何を指すかによっては憲法論的な観方?)。
こうした点も含んでいるので単純な娯楽映画でもなく、また一見「ありそうでなかった」タイプの映画なのでおすすめといったところです。ただ、上記にもちらっと書いた通り「犬に関してやや嫌悪感が出うる描写」が途中あるので、「犬は見るのも嫌い」という方はちょっと注意といったところです。
なお、タイトルと仏版タイトル(Vincent doit mourir)は全然違いますが、おそらくアメリカなどを経由したものと思います(doitは、devoir(「しなければならない」「~する運命だ」という助動詞の直説法現在の三人称単数、mourirは「亡くなる」の意味。フランス語では助動詞のほうが活用し、直後の動詞は原形のまま)。
採点にあたっては特に気になる点はないのでフルスコアですが「犬は見るのもちょっと抵抗がある」方はやや注意といったところです(一般指定なので、それでも配慮はあるほう。2月だったか3月だったかの、同じくフランス語映画の「ドッグマン」と描写レベルは近い)。
辻褄が合わないところが多々あったけど、 B級前提で及第点 中だるみ...
辻褄が合わないところが多々あったけど、
B級前提で及第点
中だるみもあったけど、最後まで楽しめた
最後まで楽しんでたからこそ、
『え?ラストはこれ?』って思ったんだと思う
あと、完全遮光タイプのサングラスはダメの?
目を合わせるな‼️
最初は、え?これの繰り返しを2時間観せられるの?って思っていたら、どんどんスリラー感が増して面白くなっていった。後半は、あれはもうゾンビ映画でしたね。
夜に観に行きましが、直前まで私1人だけの購入、結局は私入れて5人になりましたが、人気の無さがあからさまに。勿体無い、これ面白いのにー
皆さん、観ましょう‼️
不条理ならではの結末
目が合うだけで襲われる という理不尽な現実。
全員が対象ではないという緊張感と時折ユニークな場面もあり。
人間の暴力とは…を深く考えさせられました。
被害者から加害者になるのはあっという間であり、痛みを知っているはずなのに我を失う。特に後半の場面にぐっときました。
プログラムにも書いてあるように黒沢監督のCUREと回路を連想。
サバイバル・スリラーとても良かったです。
ズルタンッ!
ある日突然目が合った相手から襲われる様になった男の話。
仕事中、目が合った実習生からいきなりパソコで殴られ、翌日は違う部所の同僚にペンで刺しまくられて、そして今度はレストランでガラス越しに外にいた知らない人と目が合って…。
襲撃の始まりは目が合ったら、終わりは目が合わなくなったら、そして襲ってきた相手は何も憶えていないなんて言っていたけれど、目が合わなくても襲われてるし、襲われるまでのタイムラグもその時によって違うし、明らかに目が合わなくなった相手からも襲われてね?
そんなかなり都合の良い設定だけど、スリラーの様なコメディの様なノリもあり、中盤まではどうなって行くのかと期待も膨らむしなかなか面白い。
ただ、途中からなんだかエスカレートしてゾンビ映画かよっ!
更にはまさかの恋愛メイン?というか結局何もかも愛があれば大丈夫的な?という感じで期待の膨らんだ方向は全て投げっぱなし。
そういえば元教授は7ヶ月って言っていたのに1年以上帰ってないって、そこから5ヶ月経ったってことですかね…それとも最初の頃帰らなかった理由は別件てことですかね…なんて、どうでも良いところが気になった。
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