またヴィンセントは襲われる

劇場公開日:2024年5月10日

またヴィンセントは襲われる

解説・あらすじ

目が合っただけで周囲の人々に襲われるようになった男が生き残りをかけて戦う姿を描き、2023年・第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間に選出されたフランス発の不条理サバイバルスリラー。

ある日突然、職場のインターン生から暴行を受けたヴィンセント。怪我から回復する間もなく別の同僚にも襲われるが、加害者たちはいずれも襲撃時の記憶を失っていた。その後もヴィンセントに殺意を向けて襲いかかってくる者は後を絶たず、ついには見ず知らずの他人からも命を狙われるようになってしまう。やがて「自分と目線が合った瞬間に人々が襲いかかってくる」という法則に気づいたヴィンセントは、生き残るための自衛を始めるが……。

「バック・ノール」のカリム・ルクルーが主演を務め、第56回シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀主演俳優賞を受賞した。

2023年製作/109分/G/フランス
原題または英題:Vincent doit mourir
配給:NAKACHIKA PICTURES
劇場公開日:2024年5月10日

スタッフ・キャスト

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(C)2023 - Capricci Production - Bobi Lux - GapBusters - ARTE France Cinema - Auvergne-Rhone-Alpes Cinema – RTBF

映画レビュー

2.0 不条理ホラー

2026年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

筒井康隆の短編に『走る取的』という秀作がある。肥満男を冗談で力士に例えた男が、その場に居合わせた若い力士ににらまれ、にらみ返したことで執拗に命を狙われる羽目になる。

目線が合って意図せず見知らぬ他人の敵意を刺激してしまう、ということは、現実世界でワリとよくある。筒井の小説からしばらく経った頃だったと思うが、野球観戦帰りの男が西武線内で目線の合った他の乗客に暴行を働く事件が起きた。

アメリカ人は不測の事態を避けるために、他人と目が合うと取りあえずニコッと笑顔を作る。笑顔で敵意のないことを伝える。フランス人には、そういう習慣はない。だから監督のステファン・カスタンや脚本のマチュー・ナールトは、日常的に不快な目に遭っているのではかろうか。フランス人てのは、未知の他人には取りあえず敵意を向ける人種だからね。

この映画、発端は快調である。インターンの若い男が主人公のつまらない冗談に腹を立てて、いきなりバソコンで殴りつけてくる。リーマン社会あるある、だ。しかし、その後がよくない。

やがて主人公と目を合わせた他人がことごとく襲撃するようになり、ついにはゾンビの群れに襲われた町さながら、あちこちで無差別殺人が始まる。未知のウィルス汚染か、などとテレビが報じたりする。ハリウッドのB級ホラーそのままの安易な展開である。話がどんどん現実から遊離していく。

作者は、彼らの日常から秀逸なアイディアを得た。だが、そのひらめきを独創的な手法で育て上げる才能は、欠いていた。要するに、凡庸なのだ。やりようによっては『走る取的』並みの、不条理ドラマの逸品にもなり得たものを。

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クロガネーゼ

3.5 原因は不明だが…

2026年9月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

驚く

一回観てる気がするが観てみたらやっぱり二回目だった(←よくやる)

大した理由も無く暴力沙汰になる事件が増えてて、それをヒントにしたのかな?
ちょくちょく背景でそんなニュースが流れるから
結局、最後までなぜ目が合っただけで襲われるのか、何で襲ってこない人もいるのか、犬は?とかの謎の解決は全く呈示されないのでスッキリはしない

あと、おじさん同士の泥レスシーンは役者の大変さが身に沁みます
自分ならとてもじゃないけどやりたくない

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バウハ

4.0 非常に面白い着眼点!

2026年8月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

斬新

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Green

2.0 会社勤めのヴァンサンは職場で突然実習生から暴行を受ける。翌日には同...

2026年8月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

会社勤めのヴァンサンは職場で突然実習生から暴行を受ける。翌日には同僚からも暴行を受け、目が合った人に襲われていることに気づく。
訳もわからず暴力に晒される主人公と同様に見ているこちらも訳分からず混乱しました。何か納得できる理由が欲しかったです。

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あつし