劇場公開日 2024年8月9日

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ブルーピリオドのレビュー・感想・評価

全282件中、1~20件目を表示

3.5真っ赤なブルーだ

2024年8月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

「俺の絵で全員殺す」
自分も昔、そういう事を考えていたかもしれない。

作中の美術の先生の言葉で
「絵は言葉ではない言語」という下り

かつて自分の師匠が「真っ白いキャンバス。このキャンバスに制限はない。自分の表現を自由に叩きつけろ」と初めに言われた言葉を思い出した。

誰にも似てない自分の考えが思春期の頃とても窮屈で。
八虎とリンクした気がした。

言語ではない表現をした瞬間、自由を得た気がした。むき出しの自分。

もっと魅せてくれ!!少し物足りない

キャラの雰囲気も其々すごく合ってて良かったのに、特に龍二は再現不能では?実写だと、普通に女子を男装させるのかな、とか思ったけど、やってくれた!と私的には拍手喝采。

尺の関係か人間関係や、葛藤等の大事な部分をはしょってあって、仕方ないかもしれないけど、すごく残念!
勿体ない。そこが骨格じゃない?
映像も、制作された数々の作品達も綺麗だし、我が琴線に触れまくるのに。

とはいえ、作中の1つ1つの事柄が記憶を呼び起こされる。
没頭という恍惚の中にいる。
そんな予熱。

自分のイメージを、カタチにしてキャンバスに叩きつける。
開放して削ぎ落とす
ワタシのカケラ達…

お母さんに美大受験を言うシーン
やだ、ちょっとこれ涙なしに見れないから
自分には、これしか無い
そういうの、すごく分かった。
伝わった

海のシーンで
正論の位置から見てる人には分からない的な(正確なセリフじゃなくてごめんなさい)
グッときたし、その後の裸のシーン、実写だとどうなるんやろ…とか心配しましたが、いいシーンでしたね。
ぎこちなく、頼りなく、美しかった。

純粋すぎて、真っしぐら。
怖いけど、試されたい

痛みが青くて…覚えがある
ラストの筆圧の音も悪くなかった

テールベルト、好きですよ。

…だが!手加減無しでいい、
もっと魅せてくれ!!

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ホビット

3.5人生最後は、「自分の好き」が自分を助けることになる

2024年8月10日
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鑑賞方法:映画館

興奮

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ななやお

3.5渋谷が本当に青い

2024年8月31日
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鑑賞方法:映画館

渋谷の明け方が本当に青いのが良い。物語が始まるきっかけは、明け方渋谷の「青」なので、これを本物の渋谷で表現できるのは実写の特権だ。マンガやアニメでは絵で「再現」するしかないから、八虎がどんな「青」に感動したのかは想像することになるが、実写は本物の渋谷の明け方を映せる。実際、本当に青くて、これは何か特別な時間を過ごしているのかもしれない、と思わせるに充分は感動が映像に定着していた。
それなりにボリュームのある原作を一本の映画にまとめているので、削られたエピソードも当然多いが、吉田玲子の見事な脚本で削られた感じがあまりしない。八虎の物語として構成し直して群像劇的な要素を抑えて、一人の高校生が絵の魅力に目覚めてから成長していく姿を鮮やかに描き出している。眞栄田郷敦を主人公にキャストしたのは、最初はどうかなと思ったけど、思い返してみると良かったなと思う。彼は豪放で線の太い雰囲気があるが、それは絵を描く人のイメージから離れている。離れている方がこの作品の伝えたいことにはあっていたかもしれない。しかし、ヌードを描く時の彼の裸は引き締まっていて、「薄いゴムみたいで情けない」という印象はあまり受けなかったけど。

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杉本穂高

4.0「好きなことをする努力家は最強なんです」

2024年8月9日
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鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

幸せ

 「好きなことをする努力家は最強なんです」という、薬師丸ひろ子さん演じる高校の美術教師が、眞栄田郷敦さん演じる主人公・八虎に放つこの言葉が作品を貫いています。芸術とは才能なのか、天才とは誰なのか。生きている実感が持てなかった青年が、自分にとって本当に価値のあるものとは何なのかを追求していく姿が見るものの心に刺さります。

 仲間たちと夜明かしした早朝の渋谷の街の風景が、八虎には青く見え、自分にしか見えない世界を、授業の課題で絵に描いてみたことで、それまでの自分から解き放たれ、早朝の渋谷の街に浮遊している感覚になるシーンは秀逸です。

 ありのままでいい、好きなことにチャレンジしていく本気、天才ではないのなら、努力を武器に、一歩踏み出してみる。それまでの自分の生き方に苦悩し、自信が持てなかったり、傷つくことを恐れ、目標が見つからず、もがき苦しんでいる人、またはそんな経験がある人に、勇気を与えてくれる作品です。

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和田隆

3.5引きこまれたけど、もう少し見たかった

2025年4月15日
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鑑賞方法:その他

主人公に関わってくれる人たちの前向きな言葉や行動で葛藤しながら成長していく姿に、大人になりすぎた自分には眩しくも羨ましくもあり、最後は私もガッツポーズしそうになりました。
映画製作の都合もあるのでしょうが、主人公と関わる人たちの成長や心の中ももう少し見たかったです。
原作読んで、って事なのかな?

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かろんぐ

4.0圧倒的な熱量で描く青春

2025年4月9日
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タカヒロ

5.0すきなことにかける

2025年3月29日
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鑑賞方法:VOD

人生には、全振りする瞬間がある。そんな時を持てただけでも幸せであり、結果が全てではない。そんなことを思い起こさせてくれる映画でした。

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まさ

3.5とても上質な映画で驚いた

2025年3月14日
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鑑賞方法:映画館

何となく気になっていた映画。眞栄田郷敦主演だし。

で、とても上質な映画で驚いた。この監督、なかなか上手い監督だと思った。
ある意味ソツがない。
でも外さない凄さがある。
例えば、出てくる絵はとてもしっかりしているし、その創作過程も丁寧でリアル(だと思った)。
脇役陣の配置もほどほどで邪魔にならずに生きている。
メインは眞栄田郷敦と高橋文哉と板垣李光人。彼らもいい。
それに薬師丸ひろ子や石田ひかりがそれなりに歳を取ってとても滋味深い。おっと忘れてた江口のりこもいい味。

まあ、ズシンとくるものはないけどいい映画を見た満足感はある。

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mac-in

3.5きれい

2025年3月9日
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鑑賞方法:VOD

きれいにまとまってて見やすく最後まで飽きなかった。もっと個々の苦悩がありそうだけど、あんまり伝わらなかった。

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Olivia

2.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年3月1日
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鑑賞方法:VOD
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とんこつ

4.5矢口くんが、芸大受験を通して、自分見つめ成長するストーリーに感動し...

2025年2月23日
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興奮

幸せ

矢口くんが、芸大受験を通して、自分見つめ成長するストーリーに感動した。眞栄田郷敦さんの演技は素晴らしかった。

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旅人ヒデちゃん

4.0物足りないが

2025年2月22日
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鑑賞方法:VOD

原作既読。

個人的には、重要なシーンを2時間に上手くまとめられてたように思う。
実写だからこそ、彼らが描いた絵や見ている絵を映像で見られるのが良かった。
こちらも八虎が見ているものを一緒に見ることで、彼の感動や思いを直に感じ取れた気がした。

ただ、映画に詰め込むために登場人物同士の絡みが薄いし、それぞれを掘り下げないため各々が抱えてる葛藤が見えづらかったのが残念。

キャストはみなさん素晴らしかった。
特に大葉先生は原作そのまま。
眞栄田郷敦くんもピッタリで、彼が八虎役で良かったなと思う。

原作と比べると物足りない感は否めないが、作品としては好きです。
また観たい。

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あか

4.0展開が早い…

2025年2月21日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

映画単体で見ると展開が早く、気を抜いてると置いてけぼりになる場面がありました。
私は原作既読者で復習がてら見ていたため、ちょうど良いテンポだった気もしますが。

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スン

3.0最強論 ~美術編~

2025年2月21日
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鑑賞方法:VOD

 お洒落なBGM。
 単純なプロット。登場人物が、ゆっくりじっくり絵を描くという作業を大画面で観ても迫力がない。矢口八虎(眞栄田郷敦)の思考が前面に出され、閃いたり、回想したりするので退屈しなかった。
 佐伯晶子(薬師丸ひろ子)が、この作品のメッセージを言ってくれている。
 ユカちゃんこと鮎川龍二(高橋文哉)の存在が、単調な味に対してスパイスになっていて作品に良い影響をもたらしている。

 作品や美術を評価するということについて考えさせられた。

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どん・Giovanni

3.0原作が好きで、期待値が高過ぎました

2025年2月21日
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単純

原作を読み高く評価しています。アニメは観てません。予告編を見て本作は気になっていましたが、劇場で観る機会がなく、最近、アマプラの配信開始を機会に鑑賞することができました。
眞栄田郷敦の風貌は矢口八虎によく似せてはいるものの、矢口は原作で不良という設定だったっけ… ほかにも原作のイメージとは異なるほどに、話の展開が単純化されて淡白で、原作に対する愛おしさが感じられず、本作は原作の味わいと無縁のものになってしまっているのが残念です。作品によっては映画化されて、映画独自の魅力が創造された結果、原作とは別物だけど高く評価できるものもありますが、そうでもなさそうです。郷敦以外のキャラにはいずれも魅力が乏しく、演出は平板で、原作のドキドキ、ワクワク感がありません。郷敦の無駄遣いとも思いました。もったいないです。

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たけちゃん

3.0どうしても漫画色

2025年2月19日
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鑑賞方法:VOD

どうやっても漫画色が強くてハマらなかった作品。原作ファンには申し訳ないけれどキャラはきっと合ってたのでしょう。夢を追いかけるって生半可の気持ちじゃない。人生、命をかけるくらいの熱量って、若さだからと言いたくなるけど、この年になって見ても魅力的で、危なっかしくてキラキラしている。破壊に動くからこそ、人として素晴らしい変化を遂げるのだろうと思いました。

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ゆうき

3.0藝大への道

2025年2月17日
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鑑賞方法:VOD

単純

知的

幸せ

主人公は高校生、仲間とつるんで遊ぶことが多かったが、ある時、絵画に目覚める。
家庭の経済状況もあったが、国立大学の美術系を目指すことにする。
心の内を表現することの多い映画なので、映像作家としては面白かったのでは。
渋谷の街が美しかった。

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いやよセブン

4.0好きな事に一番ウエイトを置く

2025年2月16日
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鑑賞方法:VOD

眞栄田郷敦扮する不良優等生の矢口八虎は友人達とスポーツバーで盛り上がったりしていたが、日頃から手ごたえの無さを感じていた。

眞栄田郷敦主演作は初めて観るな。若いのに渋いなと思ったよ。大学進学について家庭の事情から国公立じゃないと無理と言われるのは辛いね。美術教師役で薬師丸ひろ子登場。自分が描いた絵が褒められるのは嬉しいだろうな。絵を描くのが好きだからといって美大を目指すのは如何かな。好きな事に一番ウエイトを置くなんて先生のアドバイスは罪だと思うよ。東京芸大受けるなんてさ。才能一本に賭ける、だけどそれも他人事の青春か。親ならたまったもんじゃないな。悩ましいね。でも息子に懇願されたら反対出来ないよな。なかなか説得力あったよ。

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重

3.5実写化するなら連ドラでしょ

2025年2月16日
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鑑賞方法:VOD

芸大受験後まで原作読んでます。

予想はしてたけど、この手の長編漫画を映画の尺に収めようとすると、主人公の内面的な部分や、周囲との群像劇的な部分を深掘り出来ないので、物語の表面的なダイジェスト版みたいな印象になってしまうんですよね。

でも原作を読んでるからこその感想で、
キャスティングや作品の雰囲気、要所要所の押さえ方は良かったので、原作未読だったらまた印象違ったのかも。

なので、リブート的に同キャストで配信系の連ドラ化して欲しいなぁ。

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やふたろう

4.0自分の本当の姿を求めて

2025年2月16日
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鑑賞方法:VOD

人気コミック原作で、眞栄田郷敦を主演に据えて実写映画化した本作。劇場公開の際、見逃して、Amazon primeで配信されたので早速鑑賞。東京芸術大学を目指す男子高校生と、トランジェンダーの悩みを抱えた友人の葛藤を描いた青春ドラマ。

自分の娘も今から12年前に、芸術大学を目指して、美術予備校に通っていた。東京芸大とは行かないまでも、公立の芸術大学に合格した事もあり、当時の娘の頑張りを思い出しながら、懐かしさと共に鑑賞した。

勉強しなくても成績優秀な矢口八虎。しかし、やりたい事も見つからず、悪友と毎日遊び歩き、空虚な日々を送っていた。そんなある日、美術の授業で描いた『青い渋谷の街』の絵をきっかけに、絵を描く事の素晴らしさに目覚めて、のめり込んで行く。

そして、芸術大学の頂点とも言える東京芸術大学への受験を決意する。しかし、絵画を始めたばかりの八虎の前には様々の壁が立ちはだかる。本当の自分、自分らしい絵を目指して試行錯誤を繰り返す。そして、いよいよ受験の時を迎えていく。

主人公の八虎役の眞栄田郷敦は、絵を描く事を通して、新たな自分と成長を見出していく高校生を熱演。そして、何よりトランスジェンダーの友人役の高橋文哉が、あまりに美しく見惚れてしまうほど。八虎と2人で裸になるシーンは、男とわかっていても、ドキドキする刺激的シーンだった。

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bunmei21
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