バットマン ビギンズのレビュー・感想・評価
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いいか。ビギニンズだから始まりに過ぎないのだ!
3部作の中で最もノーランらしくなく最もヒーロー映画らしい作品。
しかし伏線の張り方などはノーランらしいけど建物の無駄な破壊が多いところはノーランらしくない。
普通のヒーロー映画は音楽とアクションで乗り切ってるイメージだけど、この作品は伏線あり、物語もしっかりしているのでヒーロー映画苦手な自分でも楽しめた。
リーアム・ニーソンがいい味出してる!
もう一つのアメコミ・ヒーロー
バットマン三部作の第一部。「人は何故、堕ちる。這い上がるためだ。」を地で行くダーク・ヒーロー。
アイアンマンとは何もかも対極的なアメコミ・ヒーロー・バットマン。
御曹司という同一設定ながら、コウモリがメタファーということもあり重苦しく無骨。スピード感より力強い。
第二部「ダークナイト」が楽しみ!
葛藤を抱えたままのヒーロー
子供が見るヒーロー映画ではなく、大人のための映画なんかなと思った。憎しみに囚われていた主人公が、いろんなことに葛藤しながら、ヒーローになるまでを描いていて、別にヒーローは完璧でなくて、ただ1人の人間なんやなと思いました。
ジョーカーを見たので、せっかくやからと観ましたが、観てよかったなー
バットマンの生い立ち。 幼い頃にこうもりの巣に落ちてこうもりのが苦...
バットマンの生い立ち。
幼い頃にこうもりの巣に落ちてこうもりのが苦手になった主人公。
あえて苦手なものをシンボルマークにするというところがよい。
アメコミ系のヒーローはスーパーマンなど陽なみんなの憧れのザスーパーヒーローが多いが、バットマンはちょっと違う。陰であり、みんなの憧れのヒーローではない。
大きな悪を倒すためならちょっとした悪は問題ないという考え。
そして常人とは違う特別なパワーがあるわけではなく、鍛えてはいるけど、ただの生身の人間。
そんなところが他のヒーローと違って味があり応援したくなる。
腐敗した都市を一気に殲滅させる力
トリロジーの第一章。
ブルース・ウェインは、とてつもない悪の力と対峙することになる。ゴッサムシティは、ずっと以前からラズ・アール・グールの一派から滅ぼすための標的として狙われていたのだった。
ヒマラヤの頂上近くの「影の同盟」の親玉。
彼らは神なのか悪魔なのか。
腐敗した大都市に、様々な方法でダメージを与えるらしい。経済的打撃にはじまり、薬物、犯罪の増加など。
彼らは壊滅的な一撃を与え、一気に弱体化させる。
正義の実現というよりは、なにかの実験のようだ。
両親を目の前で殺された少年ブルースは、成長してインドへ渡る。
やがてラズ・アール・グールの弟子となり、傭兵の訓練を受けたあと、彼とその組織に反逆して、ラズの元を去る。
ゴッサムシティに住み、愛する人を守るため、また腐敗をなくすために彼は正義のシンボルとなることを決意する。潤沢な資産を使い、アルフレッドとフォックスの助けを借りて超人的な戦士となる。
一方、ラズ・アール・グールの一派は、それを霧状にして吸うと幻覚が見え、狂ったり死んでしまうという強力な毒を開発製造する。モノレールの下の水道管にその薬品を仕込み、街の中心部のウェインタワーまで送って街全域を一気に破滅させようとする計画をたてていた。
複雑な方法だ。オウムのサリン事件を思わせるテロである。
ゾンビを思わせるシーンがあったり、モノレールの中での決闘、二度の大きな火事の場面など見どころ満載。
BS12字幕にて。 バットマン完全初心者です。何にも知りません。 ...
BS12字幕にて。
バットマン完全初心者です。何にも知りません。
悪か正義か分からぬ影の集団等、入り組んだ話の内容が初見では分かりにくかった。ネット解説熟読。なるほどそういうことか、便利な時代だ。今やってるジョーカーってこれと絡んでるのね。
すぐさま再見。めっちゃ面白いやん。
人の本性は行動で決まるもんだ…かっこええやん。
でもなんかこう…暗いんだな、主人公あんまり知らないし、ヒロインも微妙やし。極め付けは、何だったんだ渡辺謙(笑)
ヒーローとは
公開中の「ジョーカー」を観た。
「ダークナイト」のジョーカーを観たいと思い、まずこちらを観て、と。
台風19号の雨風吹き荒れる中、外出も出来ず、テレビも台風ニュースばかりだから良し、と観ました。
…金持ち坊ちゃんの暇つぶし道楽?
バットマン、今まで興味なかったけど、やはり全く興味わかない
ジョーカーに弄ばれる、のもわかる気がする
同じお金持ち道楽でも、スタークにはまだ知的さと色気があり、アイアンマンはおふざけしてるけど、カッコいいから好き
だがしかし、バットマン
暗い話なの、そういう世界のそういう設定だから仕方ないですが、残念ながらつまらない
何が素敵なのかわからない、なぜアメコミでバットマンが人気なのかわからない
そういう意味ではきっと奥深い魅力があるんだろうなぁ
人はなぜ堕ちる
再鑑賞。🇬🇧紳士が沢山〜キャスト豪華です!ヒマラヤでの忍者修行は今見るとちょっと笑っちゃう。クリスチャンベイルのグッズ手作りシーンは可愛い。ゴードン、フォックス、アルフレッドの余裕さが良いですね。ゲイリーオールドマンのバットモービル運転シーンは面白過ぎます!キリアンの胡散臭いインテリ眼鏡も輝いてました。そしてクワイ=ガン・ジンを思わせるリーアム師匠の前半退場してからの後半登場が盛り上がります。人はなぜ堕ちる...は名言ですね。
スケアクロウが魅力的
強盗に両親を殺されたブルースは犯罪について学ぶため世界各地を巡る途中で影の同盟と出会い…。
ダークナイト・トリロジー1作目。DCEU版の無骨なバットマンも良いが、再鑑賞するとクリスチャン・ベールの人を寄せ付けない偏屈さが際立つバットマンも素敵で好きです。
観たと思い込んでいた
観たと思い込んでいたが、どうやら序盤のオカルト色?スピリチュアルな雰囲気に興ざめて途中で観るのをやめてしまっていたようだ。
結果、ダークナイトを十数回観ているにもかかわらず、これまでビギンズを一度も観ていなかったとは。
ライジングに見事に繋がる内容で、なぜ今まで観た気になっていたのかと恥ずかしくなる。
ノーラン監督の映画は、本当に言葉が美しい。
詩のような人生の格言のような節が随所で出てくる。
その中でも、
人は何故堕ちる?
這い上がるためだ
という言葉が全体のキーフレーズとなっていて、
響いた。
加えて、この言葉も印象的。
正義は秩序のため。
復讐は自己満足。
愛する人からのこの言葉で、ブルースは生まれ変わった。
サイエンス的要素
理にかなった展開
さすがノーラン監督。
マイケルケインとモーガンフリーマンも
圧巻の存在感。
いるだけで引き締まる。
ノーラン監督の作品は、お馴染みの俳優女優さんがたびたび登場するので、なんだか親しみと安定感がある。
ノーランバッドマン3作の中で、ダークナイトはやはり異色ではあるが、改めて3作まとめて一つの作品と思わせられる、素晴らしい一作目だった。
渡辺謙
これは、ダークヒーローが原点に戻って、生立ちや誕生秘話を描く映画だ。『スターウォーズ』のダースベイダーだってエピソード1~3では誕生の秘密が中心になっているし、『エクソシスト』だってそうだし、『富江』だってそうだ。今後の意外なところでは、『まいっちんぐマチコ!ビギンズ』まで登場するのだ。ヒットしたシリーズものの映画というのは、必ず穴が見つかり、不自然な箇所を修正する必要性が生まれるため、ファンとしても嬉しいことだと思う。
バットマン=ブルース・ウェインの成長エピソードや、派手なアクションとCGとともに、かなり抽象的で心理学的な「恐怖の克服」というテーマと、「中身よりも行動」というヒーローを奮い立たせるテーマが印象に残った。
そもそも、ダークヒーローって何なのだ?と疑問に思いつつ、ティム・バートン映画に出てくるヒーローがダークヒーローなんだと勝手に定義していたのです。し、しかし、今回のビギンズは違うじゃありませんか!やや暗い映像、不気味なコウモリのCGなどはあるものの、シカゴを前面に打ち出した現実味ある世界観。ダークな部分といえば、むしろブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)のトラウマと内側に潜んでいる復讐心。しかも、かなり人間味あふれる主人公であり、「正義」、「復讐」、「人助け」といった独善的な偏見語と真っ向から対決しているのです。これも9.11同時多発テロ後のアメリカにおける人々の苦悩を代弁しているような気がしてならない。
それにしても、バットマン・シリーズは俳優陣がすごい。今回も豪華な顔ぶれです。個人的には『フォーガットン』で思わずT1000と勘違いしそうになったライナス・ローチが好きになりそうです。執事アルフレッド役にはマイケル・ケインという贅沢な配役で、ピンチには必ず助けてくれそうな心暖まる役。そして、マニアックな映画には不可欠のルトガー・ハウワー。また、必ずやってくれそうなゲイリー・オールドマンが一味違った刑事役でした。「最後にはこいつも賄賂をもらって、ぶち切れるに違いない!」と期待させておいて・・・。
日本では渡辺謙の話題で持ちきりですが、出番はそれほど多くないものの重要な役割でした。注目すべき点は、彼が謙語(?)を開発したところです!しかも、リーアム・ニーソンはそれを通訳できる・・・
原色が目立つ悪役が子供向けのようで嫌いだったのが、今回は悪役も人間的だし、シリーズの中ではティム・バートン監督作品に匹敵するくらいの作品だと思います。『バットマン』第1作目に繋がる部分はファンサービスかな。
人は何故落ちる?
ダークナイト・トリロジー第1部。
"金曜ロードショー" で鑑賞。
原作コミックは未読。
若きブルース・ウェインは、如何にしてバットマンとなったのか。その経緯が丁寧且つ重厚に描かれ、これまでのヒーロー映画には無かった濃密ドラマに引き込まれました。
トラウマと向き合いながら、目の当たりにする正義と悪の境界が曖昧になる瞬間。恐怖と向き合うため、ゴッサムに蔓延る悪の芽を根絶やしにするため、ブルースは修羅の道へ。
徹底したリアリズム。ヒーローの内面に鋭く切り込む骨太ドラマ。重量級のアクション。本作の魅力はこれらに尽きると思います。クリストファー・ノーラン監督節が炸裂でした。
コスチュームに身を包んではいるものの、スーパーパワーを持っているわけではないバットマン。よって決して無敵では無いと云う部分に惹かれますし、己の肉体を限界まで高めた末の強靭かつ素早い格闘術が美しい限りでした。
バットモービルのデザインも秀逸でした。めちゃくちゃカッコいい…。自動車ベースでは無く、戦車のような厳つさがありながら、機能美と云うかスマートで洗練された造形が素晴らしいなと思いました。惚れ惚れとしました。
極力CGを使用せず、実物大のセットや特撮、生身のアクションでつくり上げられた圧巻のスペクタクルシーンに、目も心も奪われました。モノレールのシーンなんて街中に実際にあるものを壊しているようにしか見えない!
本作を観て、クリストファー・ノーラン監督のファンになりました。フィルムでの撮影を好み、職人魂とも云えるこだわりに満ちた画づくりを試みる手法が大好きです!
「人は何故落ちる?」「這い上がるためだ」
トリロジーの根底にあるテーマを端的に表したセリフ。この三部作通して、バットマン/ブルース・ウェインは落ちては這い上がり、落ちては這い上がりを繰り返しているなぁ、と…
全ての伏線が本作に詰まっていました。
[以降の鑑賞記録]
2008/08/08:金曜プレステージ
2013/07/08:DVD(字幕)
2020/11/27:Blu-ray(吹替)
2022/11/06:Ultra HD Blu-ray(字幕)
※リライト(2020/11/27)
※修正(2024/04/08)
ダークナイトシリーズはアメコミ最高傑作だ
たいしたファンでもないくせにでかでかとMARVELと書いたグッズを持ち歩いている若者で溢れているこの時代、彼らにはぜひダークナイト三部作を観てほしい。
スーパーヒーローの苦悩を描くという最近の流行りは、そんなにしっくりこないんです。それもそのはず、空飛んだり目からビーム出すやつに悩まれても、いまいちピンとこないから。
バットマンというのは、生身の人間であり、なんら能力もない(ジャスティス・リーグの人は「俺のスーパーパワーは金だ」と言ってたけど笑)。だからこそ、苦悩がいきるんです。ノーランの作風があいまって、この映画はヒーローものでは類を見ない傑作になっています。
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