バットマン ビギンズのレビュー・感想・評価
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かっこいい!
自宅PS4にて、amazon prime videoで鑑賞しました。
バットマンがどのように誕生したのかを描く、ダークナイト3部作の第1作目です。
個人的にバットマンの見た目、ビジュアルがめちゃくちゃ好きで、ハマってしまいました。やはり黒基調のヒーローってかっこいいですよね。また、羽を広げて滑空しているように空を飛ぶシーン、超音波で大量のコウモリを呼んで場を混乱させるシーンなど、バットマンっぽさが現れていていいなと思いました。
一つ言わせてもらうとしたら、戦闘シーンが少しわかりづらかったですかね。カメラが暴れすぎているのか、被写体に近すぎるのか分かりませんが、何が起きているのか少々分かりづらかったと思います。
ただ全体的には面白い作品ですし、最後にちらっと出てきたジョーカーなるものも気になるので、続編も見ていきたいと思います。
36位/460 2021.07.18現在
ダークナイト、ライジングには劣るけど
十二分に面白い!
とにかく、みんなかっこいいんだよね。
特に
ゴードン警部のゲイリーと
スケアクロウの方!かっこいい!
自分は、marvelも大好きなんだけど
こういう人間を超えてない
普通のヴィラン大好き!
スーパーパワーや能力持ってたら
なんか、、、ねぇ。
なのでスーパーパワーを持ってない
ヒーローも大好き!
やっぱ努力で強くなるのはいい!
でも、ボンボンだけど。
貧乏人には無理だ、、、、
今時、単にヒーローが
何も考えずに悪と戦う!
なんて映画やアニメなんてないけど
ほんとこういく1人の人間が
ヒーローになっていく物語は
すごく好きだなぁ。
色んな葛藤があって。
クリストファーノーランの映画は
自分には難しい作品が多いけど
ダークナイトトリロジーは
ノーランで本当に良かった!
以下
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
バットマンビギンズのあるある言いたい♫
バットマンビギンズのあるある早く言いたい♬
バットマンビギンズのあるある今から言うよ♪
アルフレッド他の映画でも
アルフレッドに見えがち♩
バットマン呼ぶときは
ライト以外に良い方法あるだろう
と思いがち♩
渡辺謙はきっと重要ではないと
みんな気付きがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→25〜6歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→自宅DVD
鑑賞回数→2〜3回
記憶度→80%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→36位/460
洋画部門→31位/384
ビギンズ部門→1位
これはまだ始まりに過ぎない
バットマンの始まり
恐ろしいことに、バットマンの世界に、今私達は放り込まれていると思えてしまうのだ
これほど見事なリブートは他に思い当たらない
匹敵するのはシン・ゴジラぐらいだ
素晴らしい!オリジナルを完全に超えて、こちらこそ本家のような風格の重量を持っている
脚本が素晴らしい、クリスチャン・ベール初め役者陣も見事、配役もはまっている
撮影はウォーリー・フィスターの独特のレンズの味も美しい
美術が特に見事
一言でいえばリッチ
チープさは微塵もない
惚れ惚れするような小道具、コスチュームの数々
それを統一的に隅々まで神経を行き届かせて采配を振るうノーラン監督の辣腕
もう脱帽しかない
腐敗した都市の破壊を目的とする影の同盟
バットマンらしい荒唐無稽な敵の設定だ
しかし2021年の現在
コロナ禍で緊急事態宣言や蔓延防止措置が乱発されて混乱しつつあるいまの日本の現実
そして本作のラストシーン近く
毒を巨大都市ゴッサムシティにバラまかれて、ワクチンを大量生産するのだとかいうところ
コロナウイルスはもともとはコウモリ由来ともきくではないか
悪い冗談のように本作の世界と現実がクロスオーバーしてしまっている
もしかしたら、コロナウイルスを世界中にバラまいている影の同盟が本当にあるのかも知れないとまで妄想してしまいそうだ
恐ろしいことに、バットマンの世界に、今私達は放り込まれていると思えてしまうのだ
とするなら、つぎはジョーカーが現実に登場してくるのだろうか?
伝説の始まり
元々「メメント」が好だったんですが、先日「TENET」を劇場で鑑賞して感動したので、最近ノーラン監督作品を観漁っています。
ノーラン監督作品としては「メメント」「インターステラー」「ダークナイト」「TENET」に続いて5作目の鑑賞になります。
結論。めちゃくちゃ面白かった!!
いかにしてバットマンというダークヒーローが誕生したのかを見事に描ききっていました。全体的に暗い雰囲気の映画でしたね。ただ、バットマンの悪役であるジョーカーの誕生譚であるトッド・フィリップス監督作品「JOKER」で感じた不快な暗さではなく、王道的ヒーローになるまでの下積みの暗さというか、見ていてドキドキする暗い映画でした。表現が難しいですね。
本当であれば、時系列的にも映画公開順的にも「バットマンビギンズ」→「ダークナイト」と観るべきだったとは思いますが、逆順で観てしまいました。しかし、映画単体としてのクオリティが非常に高かったこともあり、問題なく楽しむことができました。
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幼少期のブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は古井戸の中でコウモリに襲われたのがトラウマになっていた。ある日両親と共に観劇したオペラで黒い衣装の演者を観て恐怖心に駆られ、劇場から出たところを強盗に襲われた。両親は強盗の凶弾に倒れて帰らぬ人になり、ブルースは執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)に育てられた。ゴッサムシティの悪を倒す力を得るために旅に出たブルースは、ヒマラヤで「影の同盟」と名乗る秘密組織に入り、修行を積んで恐怖を克服する力と人並み外れた格闘能力を得た。その後、影の同盟に謀反したブルースは組織を抜け出し、ゴッサムシティに戻って、両親の残した財力と自身で身に着けた戦闘能力を活かして、「バットマン」として悪との戦いを始めるのだった。
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140分と少し長い上映時間の作品ですが、密度の高いストーリーで中だるみも無く最後まで鑑賞できました。事前に鑑賞していた「ダークナイト」では悪のカリスマであるジョーカーの手のひらの上で踊らされるバットマンが描かれていましたが、今作では圧倒的財力と圧倒的パワーと様々なガジェットで悪を圧倒するバットマンが描かれており、こっちはこっちでめちゃくちゃ面白いです。
バットマンというヒーローがいかにして誕生したのかをきちんと描ききった名作だったと思います。
オススメです!!
一周回って好きになった
男の子の夢を詰め込んだアイテム
おうち-266
PITTAマ○クって2005年に発売されて、初代イメージモデルはリーアム・ニーソンだったらしいよ。その後、素材がポリウレタンになって、大ヒットしたんだって。
1作品で1人の俳優さんのことばかり語るレビュー、たまにやるのですが、よし、リーアムさんについて語ろう!
『スターウォーズep1』をリアルタイムで母と見たとき、がきんちょの私はオビワン、アラサーの母はクワイ=ガン・ジンに虜になりました。
その時、クワイ=ガンのどこがかっこいいのかわからなかったけど、、、今めたんこわかります、マスター・リーアムの良さ。私、リーアムさんに会ったら「弟子にしてください」って言うって決めてるんだー。
リーアムさんと言えば、家族を敵にとられて、頑張るパパ(比較的娘がうざい)役も多く、それも好きなのですが、やっぱりマスター役が好き。
瞳の奥の優しさ、クールな立ち振舞い、そして強い!背が高い!
てなわけで本作は、マスター・リーアム好きにはもってこい。ま、今回悪いけどね。そのPITTAマ○ク、すごく暑そうだけどね。
本作は、バットマンの始まりの物語として、フレッシュなバットマンと洗練された悪役というバランスが良かった。
だからこそ、この後、『ダークナイト』で見せつけられる、人間の悲しみや怒り、心の歪みや狂気が際立つし、同じ作風だったらつまらない。
特殊能力を持つ人間ではないバットマンが、両親の死という悲しみを心に、傷つき、信頼するアルフレッドやレイチェル、ゴードンらと乗り越え、強くなっていくところが、
私たちと同じ土俵にいる人間な気がして、いいなぁ。
粋な映画
ちょっと前に出てきたシーンやセリフをたくさん回収してくれてニヤニヤしながら視聴しました。
なんとなく少年漫画のような王道のストーリー展開で安心して見れましたし、アツいシーンが多くて何度も声を出したり泣きそうになったりと、とても楽しかったです!
バットマンの装備を自分の手で整えていくブルースが楽しそうでニコニコしたし、お金も伝手もあるのに自分のできることはちゃんと自分でこなすところが偉いな〜と思いました。
作った武器たちもバットマンの形の手裏剣みたいなやつとかマキビシみたいなやつとか、師匠の教えがめちゃめちゃ染みついていてほっこり。さらにラーズがブルースのことをたとえ敵対関係になっても弟子と認めているところにもほっこり。ぜんぜんほっこりシーンじゃないですが。
ファルコーニに「お前は何も知らない、知らないものは恐ろしい」と言われて自分も実際に犯罪をやってみるなど、良く思っていない相手の言葉も素直に飲み込めるブルースはやっぱり育ちがいいんだなあとか。
ただやっぱり、ラーズの最期には疑問が残ります。直接手を下していないからと言って狙ってやっているし殺人では?
まあラーズは彼なりの正義に従っているから死ぬまで破壊はやめないだろしこれしか方法はないのかもだけど、、、。あんなに殺さないことにこだわっていたのに、パトカーをまくときに死者が出てしまったのをアルフレッドに諫められていたし、ちょっと危ない方向に進んでいないか心配です。
そこをジョーカーが抉ってくるのかな〜〜!とにかく次のダークナイトが本当に楽しみになるような映画でした!
あとレイチェルが毒で朦朧としているとき、字幕では「がんばれ」でしたが台詞は「stay with me.」で、しかもそのあとは「レイチェル!!」って叫んでいて、いつも感情を押さえ込んでいるようなバットマンの奥からブルースが顔を出しているみたいできゅーーーんとしました!
かっこいいけど・・・
クリストファー・ノーラン監督らしい、見てて面白いギミックがたくさん入っていて、飽きずに最後まで見られました、さすが。
ただ・・・今までキャラクター的は知っていても、
アニメのバットマンのチラ見とか プリンス♂のPVくらいでしか
まともにバットマンを見たことがないためか、
なんだか思い入れができなかった。
すんごい重たそうなバットモービルでいつの間に?か追跡をまいたり(これはいいとしても)、
周りを欺くため金持ちの奇行や、最高に口悪いことを自分の誕生日会で口走ったり、
ヒマラヤで 日本人にとっては正義の味方のケン・ワタナベ と
偉大なるジェダイマスター クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)! に師事してたのに、
急によくわからない理由で敵対行動をとったり、
なんとかしてダークヒーローなところを出そうとして、逆に小物感が出てしまったのも、
いまいち思い入れできない原因の一つかなーって。
他の方のレビューを拝見してると、これは名作ダークナイトへの布石だと思えという意見が多く、それを信じてダークナイトに臨みたいとおもいます。
脚本にガッカリ
コウモリが怖いから克服する話。
バッドマン祭り開催。
ティムバートン版も大好きだよ!
それはそれ。これはコレ。
最初の印象は「うわぁ、ダセェ。」
強いバッドマンマンしか知らなかった。
ヒマラヤで修行とか絶対して欲しくなかった。
金持ちの道楽で刑務所入ったり、体を鍛える意味がわからない。どこのトゥームレイダーだよ。
金持ちなら軍隊雇うなり、金に物言わせて政治家買収した方がよっぽど平和だし自分の手も汚さない。
バッドマンの魅力は本音と建前があるところだと思うのよ。
悪を根絶したいって理想と親を殺された怒りから悪を叩き殺したいってジレンマ。
そのジレンマこそダークヒーローたる所以だと思う。
バッドマン三部作でダークナイト以外の脚本を担当したデビットSゴイヤー。
ダークナイトの脚本を担当したジョナサンノーラン。
残酷なまでに才能の差が浮き彫りになった。
ノーラン監督だから糞ダサイ脚本でも俳優を生かして格好良く作品に昇華させたけど、他の監督だったら大コケしててもおかしくないと思う。
三部作全部兄弟タッグで映画にしたら良かったのに。
ストーリーにイチャモンつけたけど、俳優の演技は素晴らしい。
あと、レイチェルが可愛い。
作品自体はダークナイトの方が格段に脚本が良い。
ビギンズとライジングはオマケ程度の感覚で鑑賞することをオススメします。
(観なくても問題ない。なんならティムバートン版見たほうがヴィランが魅力的)
強いヒーローに豪華な出演者
ティム・バートン監督のバットマン🦇とは全く違う強くて逞しいバットマンで、コミック感があまりなく、ハリウッド映画感が満載。渡辺謙が悪役だったり、ゲイリー・オールドマンがちょっと頼りない善良な刑事だったり、モーガン・フリーマン、リーアム・ニーソンと主役級の俳優が豪華に出演🥰
バットマンになるまでの経緯がよく分かった。お父上の会社に使えそうな装備やらクルマまでなんでも揃っているのは都合良すぎ、、、もともとコミックだからいいんだけど、ちょっと冷めてみれば、お金持ちの坊ちゃんの壮大な工作。
とは言え、悪を倒す為、ゴッサムシティを救う為、カッコいいからいいのです。個人的には戦車の様な今回のクルマより、前シリーズの方がカッコいいかな!
執事のアルフレッド、優しいだけでなく厳しい助言もきちんとしてくれて、ブルースを支える素晴らしい人。
人はなぜ落ちる?這い上がるためだ。なるほど、名言ですね‼️
良いです
ホームシアターでの友人との映画鑑賞会で友人が持ってきたので、ビギンズからダークナイト、ダークナイトライジングの3部作を観ました。
いたく気に入って、僕もBlu-rayを買ってしまいました。
ちゃんと3部作全部繋がっていますし、登場人物のやりとりがカッコいいです。
警察官のゴードンの前に初めてバットマンが現れた場面の、ひとりで立ち向かうのは無理だと言うゴードンに向けられた「君がいる」というセリフと、ブルースが執事に「僕を見放さないのか」と尋ねて執事が答えるのを英語音声で「Never」っていうのが最高にしびれました。
主人公のブルースの幼少期、両親を強盗に殺されて警察に保護されたときに彼の肩に上着を掛けて「大丈夫だ」と言ってくれた良い警察官がゴードンだったのですね。
影の同盟で忍者の修行をしてゴッサムシティーに戻ったブルースはゴードンの写真の入った資料を見ていたから、一緒に街を救ってくれる良い警察官を探していたのでしょう。
ゴードンはゴードンで、同僚が悪事に手を染めているのを知りながら、その同僚に「密告はしない。この汚職まみれの街で誰に密告すればいいんだ」っていうのですから、正しいことをしたいのにできない、声を上げてもどこにも届かない状況に苦悩しながら、きっと半分諦めながら、それでもやっぱり犯罪のない街を望んで、良い警官をしていたのでしょう。
ゴードンの元に装甲服に目出し帽の怪しいコスプレ男が現れて、珍しい良い警官だと言ってくれる。
検事や裁判官などの公権力まで巻き込んでいる巨大な悪と戦おうとしているその男が、1人じゃない、君がいる、一緒に戦ってくれるだろ?って言ったら、しびれますよ。
頭のイカれたコスプレ男かも知れない、でも、マトモな人は一つの街の社会そのものを相手に戦ったりなんかできない。
ひょっとしたらと期待してしまいます。
だって救いがなくて悶々としているところへ、うっすらと光が差したかも知れないのだもの。
その上、ダークナイトライジングの最後で街を救うために爆弾を海上まで運ぶ場面で、命と引き換えに街を救うヒーロー、バットマンにゴードンが正体を尋ねて、誰でもバットマンになれる、傷ついた少年の肩に上着を掛けて「大丈夫だ」と言ってやるだけで良いのだってバットマンが答える。
ブルースは色々な装備を整えるだけの財産があって、忍者の修行で身に付けた悪に対抗しうる強い力もあるけれど、ブルースのバットマンはシンボルに過ぎず、街を良くしようとする一人一人の正義感や優しさが犯罪のない街を作る大きな力になって、両親を失って傷ついた少年ブルースにとって、優しい警察官がバットマンだったのでしょう。
だから、ゴードンに向けられた「君がいる」には大きな信頼があったのだと思います。
友達と3部作を全部見た後、1人で見た2回目の「君がいる」はゾクゾクするくらいカッコよかった。
それに、執事の「Never」。
同じやりとりをビギンズの劇中で2回やっていて、1回目はブルースの両親を殺した路上強盗犯の裁判の公聴会へ行く前、父が遺したウェイン家の屋敷を、粉々に無くなってしまえばいいと言うブルースに、執事はウェイン家が6代にわたって住んできた屋敷だと言って止める。
お前には関係ないじゃないかと言うブルースに、旦那様から大切な坊ちゃんを託されたのだから関係はあると答える。
その後の場面で「僕を見放さないのか?」と尋ねるブルースに、執事が「Never」と答える。
2回目は、ブルースの誕生日のパーティーに悪役の影の同盟のメンバーが姿を現してパーティーの客に失礼なことを言って追い返した後。
影の同盟に家を燃やされて、1回目のときに粉々になくなればいいと言っていた屋敷がホントに焼け落ちて無くなってしまって、執事とブルースが地下の秘密の施設へ逃れたリフトの中で。
人はなぜ落ちるのか、それは這い上がるためだと、ブルースの父の言葉を執事が言う。
家名に傷をつけ、屋敷を灰に変え、どん底まで落ちたブルースが「『まだ』僕を見放さないのか?」と尋ねて、それでもやっぱり執事の言葉は変わらない「Never」。
旦那様が遺したのは屋敷だけじゃなくて、この旦那様の大切な坊ちゃんをも遺された。
この子がどんなに落ちても、きっと這い上がるから、決して見放さないで助けるのだという執事の「Never」はしびれます。
3部まで全編通して、登場人物のやりとりがカッコよくていいです。
これは繰り返して観るのがいいと思います。
素晴らしいです。
ストーリーに撮影技術が追いついた
実存的ニヒリズム vs 闇の理想主義者
ノーラン監督版のBatman三部作(Dark Knight Trilogy)の序作。
それぞれの作品間の制作時期がかなり開いているものの、しっかりとその世界観と物語が統合されている。
米国のエンタテイメントコンテテンツは勧善懲悪が好まれるなかで、Batmanは異色の存在。なかでもノーラン監督の作風は、より善と悪の境界線を曖昧なものにしてリアリスティックな作品に仕立てあげている。
対立する二人の思想も似ているようでいて、譲れない思想や矜恃があり、ついに二人は大きく対立する。
一方は腐敗した社会を「オールクリア」して腐敗した社会を浄化しようとする虚無主義者。かたや行動は法に抵触するものの、最終的には人を殺めることなく今の社会を救おうとする現実的な理想主義者。
敵役のデュカードの行動(ジェノサイド)には賛同できなくても、思想そのものについては賛同する人も多いのではないか。所得格差や移民問題等政治や経済が混乱するなか、彼のような思想を持つ人の声と、その声に耳を傾ける人の割合が今ますます大きくなってきている。
【”人の本性は行動で決まる” 超弩級エンターテインメント作品三部作の序章。ブルース演じるクリスチャン・ベールを支える、名優マイケル・ケインとモーガン・フリーマンの魅力が作品を牽引する。】
・幼き、ブルースは観劇中両親に帰宅を請い、帰途に両親を”貧しき者”に殺される・・。彼は、自分の責任だと責任を背負いゴッサム・シティから姿を消し、ヒマラヤで”ラーズ・アル・グール”(渡辺謙かな・・)が率いる”影の同盟メンバー”として戦闘訓練を受ける。
そして、ゴッサム・シティに戻ったブルースは彼の不在の間、ブルース家を管理していた忠実な執事アルフレッド(マイケル・ケイン)と応用科学部のフォックス(モーガン・フリーマン)と久方ぶりの再会を果たすが、彼の不在の間にウェイン家及びゴッサムシティは”荒廃”していた・・。
■今作の魅力
1.師事していた筈の”ラーズ・アル・グール”とのまさかの対決。
2.マイケル・ケインとモーガン・フリーマンの魅力全開作品。
そして、フォックス(モーガン・フリーマン)による、バット・モービル、バット・スーツなどの今後の作品における重要な装備の開発過程の面白さ。
3.地方検事補佐レイチェル・ドーズとの再会と・・・・・。
4.ゴッサム・シティを牛耳っていたファルコーニを陰で操る、イケメン精神科医クレイン(キリアン・マーフィ:久しぶりに観ると、無茶苦茶イケメンである。今や、英国映画界の(個人的)スターである・・。クリストファー・ノーラン監督の信頼も厚い。))の幻覚剤を使用するスケアクロウとしての姿。
5.ジム・ゴードン巡査部長の三部作を通して変わらぬ実直な姿。(今作、ラストで目出度く昇格。この後も、ドンドン昇格。)
<幼き頃のトラウマを克服し、スケアクロウ、及びラーズ・アル・グールとの対決を制した、バットマンの前に提示された”ジョーカー”のカード。これからが、本番です・・。>
バットマンの始まり
全158件中、41~60件目を表示
















