コードギアス 奪還のロゼ 最終幕のレビュー・感想・評価
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×尺が足りない ◯尺を無駄遣いした末路
特攻・神風する描写がアニメにおいて批判の的になり疑問視されて久しい今の時代にこうも特攻・自爆戦術を肯定的に描く作品が現れるのは、時代性や政治性を抜きにしても浅慮だと感じざるを得ない。
というより、単純に脚本家、監督の引き出しが乏しいのでは?
作中において他者の尊厳を踏みにじるギアスとの対比として自らの意思で自爆を行うさまを描いているのは分からないでもないが、それを毎章繰り返されると感動ではなく呆れ混じりの嘲笑を生むことになると理解したほうがいい。
そのうえで、戦術的にそれらを利用せずにどうにかする描写が尺の都合からできなかった、などという噴飯物のフォローもいかがなものかと思う。
そもそもTVアニメとして放送、または配信前提の作りのため毎回OPEDを差し込むわけだが、当然映画の枠で見るとOPEDだけで毎回9分近くの時間を浪費する形となる。そこへ殺人掃除機などと揶揄されているロキによる執拗な虐殺シーンを含めれば下手したら12分は費やしていることになるかもしれない。
その尺の半分でも用いれば戦術要素をまともに描くことは可能だろうし、キャラクターの掘り下げだってできたはずである。
そもそもこの作品は本編である反逆・映画三部作や復活のオマージュ要素が無駄に多く、それを連想させるキャラクターも多数配置されている。二次創作ならハイハイ、で済む話だがこれは公式外伝なのだから自身を持ってキャラクターを作ればいいものを、本編モドキのキャラを脇に配置されたのではオマージュやリスペクトと言うよりパロディのようですらある。それだって積み重ねが生きれば悪くはないのだが、現実にはそうならない。
またサクラとサクヤの関係性からの物語の顛末に関しては非常に理解しがたいものがある。一幕から描かれてきた積み重ねをいわばリセットしてうわべだけ取り繕ったような気持ち悪さすら見える。入れ替わりネタをここまで不味く表現した作品は正直記憶にないかもしれない。制作陣は逆張りがよほど好きなのか、同じネタを取り扱う作品に一度も目を通したことがないのか、どちらかだろう。バンダイ傘下にはそういうネタを扱う作品もあるのだが。
サクヤとアッシュに関しては、ネタバレ有りとは言え触れないでおく。個人的にはあの展開は「展開」ありきで到底納得できるものではなく、ノーランドがプライド高いだのエナジーが尽きると二機分の重さじゃ減速できないだとか急に生えてきた設定には呆れてしまったが、それはそれとしてあの終わり方自体を否定するほどではない。サクヤとアッシュのキャラクターは個人的には好きだったから残念という気持ちもある。
ただ一言、もったいない流れだしこれでもしもの未来を作ったらなんとも茶番だな、と。
また、当然ながら本作は本編後数年内の物語であるため本編に登場した様々な有能キャラクターも当然登場する。それらを活躍させろとは言わないし、活躍させすぎても本末転倒であるというのはよく分かる。
が、活躍させない・できないからには相応の理由を用意しなければ、お話の都合で今まで出しませんでした、というのが嫌と言うほど伝わってきてしまう。これはシトゥンペの壁の設定がいかに浅く、雑なのかが原因だろう。
紅蓮特式は広範囲・長射程に輻射波動を放つことが可能であり、シトゥンペの壁は触れさえしなければ即エナジーが切れたりすることもない。水中には効果が及ばず、仮に北海道内でも飛行が難しくなるだけでKMFは問題なく稼働できるしエナジーウィングのような高効率であればこちらも稼働できる。それ、紅蓮特式で問題解決しない? という疑問が最後まで拭えなかった。
これがたとえば他でも紛争が起きているとか、ネオブリタニアの工作でかつてのKMFが破壊されていたとか、そして軍縮でワンオフ機を生産するのが難しいとか、それっぽい理屈が述べられているならまだ納得できなくはないが、そういった説明はなかった。
またホッカイドウで現在進行系で虐殺が行われている内情を把握しているにもかかわらずゼロとナナリーが他をのんきに見て回っているのも理解し難い。
べつにホッカイドウ占領は発生から一ヶ月の出来事とかではなく、年単位の時間が経過しているのにである。彼らにとっての平和とは鳥かごの中で鳥が虐殺されていても自分等には関係ないからね、と後回しにできるような代物なのだろうか。そして鳥かごの中から自分たちに害のあるものが出てきてようやく平和を壊したな、などと憤るのだろうか。だとすれば大層な平和だと思う。無論、占領がなくとも世界中では飢餓や暴動、殺人などは起きているしそれらすべてに胸を痛めろとは言わないが、少なくともネオブリタニアの蜂起は彼らにとって決して他人事ではないはずである。ナナリーもゼロも大人になって面倒事や厄介事から目を閉ざすことを身に着けたのだとしたら、それは人間的な成長と呼べるかもしれない。悲しい成長ではあるものの、現実的な成長だろう。
そして問題のルルーシュ、改めL.L.に関しては、とくに触れない。私はもともと人間だったものが超人的な存在になった、社会から逸脱した存在になったという理由で社会に干渉しなくなる、それこそ神様目線のキャラクターが非常に嫌いである。
L.L.もC.C.も見事その境地に至ったし、気まぐれで引っ掻き回して後は何もしないのも実に神話に出てくる神様のようで素晴らしいと思う。制作陣はこの二人を人々から嫌われる魔女・魔神として描いたのだろうし、その試みは見事成功した。以後どのような後付や言い訳がなされようとそれは制作陣が日和ったと解釈する。
改めて。さようなら、人間だったルルーシュ・ランペルージ。くたばれ魔神L.L.。
だいぶ端折っていた印象
一応、ロゼ全部見て、率直な感想として、過去の遺産とデザイン頼みの作品だったなぁという、正直あまり肯定的なものではありません。
内容がちょっと薄すぎるんじゃないかなぁという・・・今回がその最たるもので、物語を進めるためかなり強引に端折っていた印象。ストーリーの起因もその核も、あまりにあっさりしているような気が・・・
確かに、このコンテンツ、個人的には実に表面的で見た目の良さだけのような印象を持ちながら見出したわけなんですけど、その印象をぶち壊す悲壮な内容が次々ぶち込まれてきて、見事にハマってしまいました。そして、今もなおその虜から抜け出せず、こうして映画まがいのものでも見続けているんですけど、なんかデザインとかの格好良さはブラッシュアップされているのに反して内容は随分とないがしろにされているような気すらしてしまいます、今回のシリーズを見てしまうと。
ナイトメアや主題歌なんか、確かにそれに惹かれる要素もデカいけど、結局はあのあ内容があったからこそだと思うんですけど・・・
「何かの為に動ける人が強い人」
長文失礼
少ない尺に製作陣がやりたかった事を無理矢理突っ込んだ為に出来上がった中途半端な料理という印象。
OPやEDキャラクターや設定機体デザイン音楽から素材は間違いなく揃ってたのにあまり生かされずに終わった感。
ブリタニア共和国をここまで無能にする必要あった?仮にもあのシュナイゼルが中枢なんでしょ?
押され気味だった和平交渉の駆け引きの末に引っ張ってこられたカグヤの鋭さをそこで見せないならわざわざ返り咲いた意味は?あの短い演説の為?
日本だけの危機ならともかく世界規模での危機なら演説の適役はポジションを考えればナナリーかシュナイゼルで世界の士気を上げるべきだと思うけど。
ぶっちゃけ総指揮官ジノの配役も微妙。有能そうには魅せられてない。
「映像を巻き戻せ→なんだコレは…」
押された和平交渉→「非常に厄介に感じます」
ノーランドについて→「さぁ…昔から何考えてんのかよくわからん」
ジノである必要、なしw
まあR2の頃からわりと猪突猛進な脳筋キャラではあったけど。
任命したゼロかシュナイゼルが見る目ないって感じかな
ジノの魅力は前線で楽しそうに戦う部分でしょうに。
防戦で手一杯だったとはいえ本命であるノーランド討伐が完全にアッシュ&ロゼ頼みだけだったってのもね。
あくまでナナシの傭兵は共和国の指揮下でもないから?2人に対して何のバックアップも無しってアンタ。
秘密裏に進めていたシトゥンペバリアへの対抗策を例え未完成でもお披露目してノーランドに冷や汗かかせるくらいの見せ場はあって良かったろ。
というかエリアを武力占拠してるテロ国家への対抗策なんて共和国の軍事予算全部注ぎ込んででもしなきゃならない最優先事項だと思うが。
向こうは海中から悠々とコンニチワしてるのにw
国家ぐるみで不法占拠して好き勝手に日本人を虐殺してたのをマジで指くわえて見てただけなのかよ…
誰が許さないかってまずはスザクとナナリーがそんなもん放置してるわけない
設定に対するメタ的な突っ込みで無粋かもしれないけどブレイズルミナスや絶対守護領域を遥かに凌ぐ防衛力を持つシトゥンペバリアを開発する名もなき超天才がノーランドの配下にいたと?うーん苦しいな。
予算と時間さえあればロイド、セシル、ラクシャータならなんとか打開策を作れたんじゃないのかい?
例え完璧じゃなくても。
ノーランドが人類浄化したかった理由は?
そもそもシャルルが自身のクローンを作製しようとした経緯も謎。
アーカーシャの剣を使った計画に自身のクローンなんて使わんだろ。
というかマリアンヌならともかくシャルルがどうやってクローンに人格移すつもりだったのか。
あっさり退場したあのキャラの「ようやく僕たちは救われる」の意味は?
黒の騎士団にメールで情報をリークした理由は?
疑問ばかりですね。
キャラも掘り下げ不足が目立つ。
せっかくのハルカ&蛍雪がロクな活躍シーンもない。
中ボスのケツアゴに一撃くらわせて撤退させたくらいで結局敵のエース格が本気出したら一方的に蹂躙されただけでほぼいいとこ無し。
「エースはキミだ!!」
↑
立ち位置的には準主役級でしょ?
実力的にもメンタル的にも成長描いて視聴者をスカッとさせるシーンは絶対必要だったでしょうに。
ぶっちゃけ掘り下げが浅すぎてあのキャラと親子だったんだとか言われても
「ふーん、そうだったんだ」
としかならねーよ。
つーかあの形見の刀使えよ。
こういうパターンで何の役目も果たさない形見は珍しいw
カッコいい散り際を演出する為だけかい。
キャサリンに関してもそう。
自分にない強さを持っているサクラに胸を打たれて背中を押すのは良い。
でもそれだけじゃ主君のノーランドに刃を向ける理由には弱すぎるでしょ。
中立の立場にいたならともかく心酔してた相手よね?ノーランド様は
で、エピローグでは孤児院勤め志願とか何がどうしてそうなった?
かつてあの孤児院にいたとかの伏線もないよね?
共和国にしてみたらナラと共に大罪人扱いなハズだけどサクラ(サクヤ)が手を回して無罪にする代わりに社会奉仕活動を決められたとか?
表情的にはそんな感じでもないしなあ。
本当の強さというものを見つめ直したい→孤児院で働きます
うーん強引に解釈しても無理
つーか一瞬だけ差し込まれたあの思わせぶりな幼少期の重護夫妻?との回想は結局なんだったんだよ
脚本家がそのシーンを忘れたんか?
それとも視聴者が勝手に想像してねって感じ?いやー酷いね
描かなきゃいけない描写をいくつか完全に吹っ飛ばしてるよ。
終わってみれば反逆シリーズから1番優遇されてたのがまさかのニーナというね。
別にニーナは悪くないが反逆シリーズのファンからは扇と並んでヘイト集めてたキャラじゃん。
なんでこのキャラをこんなに優遇しようとしたのか意味がわからない。
「序盤でニーナをこんだけ優遇するなら今後はもっと反逆シリーズで人気だったキャラの活躍が期待できるなあ」
とか考えてた自分が悲しい。
というかこれなら話の大筋に影響も少ないダモクレス編は無くても良かったからその分他に尺使ってくれた方が良かった。
思わせぶりにC.Cがルルーシュに言った「戯れか?」がほんとにただの戯れであれ以降一切出てこないとか悪い意味で予想裏切りすぎでしょうが。
「ギアスなんて必要なかった」とアンタがギアスを与えたサクヤが後悔しかしてないのに世界に対してもサクヤに対しても叔父さんはなんのフォローも無しかい。
一歩間違えれば人類、というかアンタが大好きな妹さんにも危険が及んだんですけど。
「自分はもう理から外れた存在だから」
で傍観者に徹する事ができるような甘ったれたシスコンじゃねーだろキミは。
終わり方。
他の方のレビューにはちらほら「ギアスだからこの終わり方は仕方ない」
みたいな意見があるがそれは違う。
全く違う。
「撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ」
「ルルーシュ…お前は人々にギアスを掛けた代償として…」
↑
皇帝ルルーシュの死はルルーシュ自身が自らの死を以てしか描けないゼロレクイエムのシナリオだったからだ。
だからこそ登場人物も視聴者も全員が納得せざるを得ない「主人公の死」という内容だったわけで。
アッシュの死亡(今のところはそうなっている)に誰もが納得する理由なんてない。同列にしちゃダメ。
言いたいことはまだまだあるけど他の方も語ってる部分と被るし内容についてはこのへんで。
最後に作画。
バトルや機体作画は良かったがいくらなんでもサクヤの慟哭シーンみたいな重要な部分はサボるなや。
口しかパクパクしてなくて「えぇ…なにこれ…」ってなったせいで心情的に全然入り込めずに冷静になっちゃった。
超重要なシーンでしょうが。
題名通りです。
本筋の仕上がりもファンサービスも中途半端で1〜3幕から盛り上げたコース料理で最高潮の期待感があったメインディッシュが生焼けだったみたいな。
例えるならそんな感じですかね。
もしくは1〜3章が80点のハードルに対して90点を出してくれたからそのまま最終幕も90点ラインのハードルで構えてたら50点くらいで下をくぐってきたみたいな。
これは期待しすぎたファンの八つ当たりでしかないけどやっぱりサクヤに訪れた絶望的なシーンでの暗転で
???「違うな。間違っているぞ皇サクヤ」
をどこかで期待してたよね。
うーん…
アッシュの過去編までは面白かったです。
ガンダム00のオートマトンみたいなのが出てきてから内容がどんどん薄くなっていった印象です。
特にノーランドがシャルルの器として用意されたクローンという設定ならいくらでも他国を攻撃する目的や思想を創り上げることが出来たと思いますが、文字通りのただの器でその存在に何の意味もなかったです。
最後は、ギアスという呪いのような関係から解放されて成長したサクヤとアッシュが手話でコミュニケーションを取って終わるみたいなシーンにしてほしかったですが、アッシュは退場しておりそれも叶わず。
普段は投稿なんかしませんが、面白かっただけに何でこんなことになったのかモヤモヤしたので、投稿してしまいました。不快に思われた方はすいません。
10〜12話、結の部分になります。大団円?
コードギアス最高(ネタバレ注意)
旧来のコードギアスファンですが、4ヶ月間とても楽しかったです。
バトルのテンポも良かったし、何よりキャラクターが良かった。
アッシュの最後だけ、あまりにも報われなさすぎて辛かったです。
ぜひ続編で復活したアッシュが見たいです。
ネクスト10年とは…
今回で最終章
ネクスト10年をと言われ、復活の続編として
作られた奪還のロゼ
戦闘シーンは良かった…けど本当にそれだけ
結局、ホッカイドウ取られた時は、スザクやカレンは何をしてたのかのモヤモヤが消えない作品になった
ゼロとしてナナリーの警護をしていたから、機体も微妙に変わってたし…てかゼロなんだからランスロットみたいな機体は駄目だろ…とか思いつつ警護だからスザクはと無理矢理考えたとしても、トウキョウを守ってたカレンは何をしてたんだろ…本当に
3章の最後らへんで、出てきた旧キャラもちょっとだけ出てそれで終わり
こんなんなら出さなければいいのに…
ラストも何か微妙な展開
王の力はお前を孤独にするかも知れないってギアスの力は何も無くすばかりではないって思った、L.L.さんが助けても良かったんですよ
後からL.L.さん聞いたらギアスあげなきゃ良かったって後悔しそう…
ギアスは好きだからこれからも色々と展開をとは思うけど…こんな感じならちょっとな…
終わり悪ければすべてクソ
ギアスファンであっても見る価値は一切ない。
サクヤのギアス、アッシュの最後、黒幕の正体、ルルーシュを登場させる必然性、黒の騎士団の存在意義、全てに意味はないです。
ただギアスファンから集金するためのリップサービス的な扱い。
反逆のルルーシュが好きな人ほど見ないほうがいい、4章だともう遅いかもですが。
以下特に気になった点を羅列します。ほとんどただの愚痴です。もしかするとパンフに詳細が乗ってるかもしれませんが、買う気は起きませんでした。
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①サクヤの最後のギアス
ギアスで自分の口を閉じる行動に違和感。贖罪、罪悪感からの行動だとは分かりますが、じゃあルルーシュは?
同じギアスを持っていて大勢を殺しているルルーシュは罰を受けずに(少なくとも結果的には)のうのうと放浪してるだけの男に、相対的に見えてしまう。ルルーシュが悪いのではなく、ギアスの看板であるルルーシュを間接的に下げるような描写は冷めてしまいます。
②ノーランドの正体
シャルルのクローンとのことですが、シャルル要素どこ?サクヤは正体に気がついている描写はありましたが、仮面外したあとのこっち側の反応は「???」。
そもそも人類を間引くみたいな思考は作中のシャルルには無かったはずですが(やり方先はどうあれ人類の幸福を願っていたはず)。
せめて途中から声優が変わるなどシャルルに寄せた演出があれば熱いですが、最後まで共通点が全くない別キャラ。そもそもシャルルのクローンならナイトオブワンがタメ口だったのはなぜ?ただ前作の要素を無理矢理ねじ込んだ意味のない設定。
③アッシュが死ぬ必要ある?
ない。殺すにしても演出薄すぎ。急すぎてなんの感情移入もできません。奪還のロゼは正直アッシュのキャラクター性とサクヤの見た目でもっていたタイトルだと思うで、その半分を数分で退場させて終わり。何がしたいのか意味不明です。尺の都合、DISNEY+側の意向?わかりませんがそういう作品外の事情をユーザー側に感じさせないようにしてほしい、本当に冷めます。
④ルルーシュを含む過去キャラ
出すならしっかり登場させる、出さないなら最後まで新キャラだけやりきる。
どっちかにしてほしい。中途半端に出てきたカグヤやジノたちはテーブルの上で騒いでいただけ。そもそもシュナイゼルは?有事の際に出てこないのに違和感しかない(声優的な部分で仕方ないところはありますが)
アキトたちスピンオフ作品のキャラも散々期待煽っておいて戦闘描写すらない。
最たるはルルーシュとc2。意味ありげに出しておいて、何の説明もないまま退場。亡国のルルーシュも賛否あるがファンサなら圧倒的にあっちの方がマシ。
総じて過去キャラの扱いが「次の章では活躍するかもしれない」とファンの期待を煽るただの集金装置であり、何の回収もされません。制作されてる方、ほんとにギアスを好きなんですか?
⑤(今更だけど)
なぜOPとEDをカットしないのか。
1900円という安くない金額を払っているのに毎回見せられるのが苦痛ですし、無編集のまま出されてる感じがして製作側にやる気がないのでは?と疑う。
10数回通じて演出が何も変わらないあの時間、映画館内に気まずさすら漂っていました。本当に見る側のことを考えて作ってますか?あれで良いと思っているなら正気の沙汰ではないです。
他にも指摘したい部分は多数ありますが、総じて良くない作品です。
声優や作画は良かっただけに残念。
脚本の完成度うんぬんよりも過去キャラの酷い扱いにショックです。
いやスザクいきゃワンパンだろ!
謎
ロキをあんなに秘密裏に作れるものなのだろうか…。
ノーランドはシャアの残留思念が乗り移ったフル・フロンタルとは違い、本当に多々の器。
鉄仮面のバグみたいながロキで人類殲滅を図る。
ブラックナイトスコードカルラみたいな白銀の機体で、マイティストライクフリーダムみたいな金色の羽根で飛んでいく。
そこまでして人類を殲滅しようとする理由がよくわからなかった。
今からパンフレット読もうと思いますけど。
キャサリンがあの位置から落とされてピンピンしていたから、アッシュも爆破の瞬間脱出して実は生きてました…とならないかなあ。
あまりにもつらすぎる人生…。ラズベリーさんのコーヒーを笑顔で飲む姿を見たい。
創造主を嫌悪するラスボス
見終わりました。
パンフレットとかは買わない、映像体験で感じたことがすべての人間の感想です。
(作中で読み取れない裏設定とかは考慮外とする者の感想、ということです)
1~9話までアゲ続けて来て、最終幕は10~12話。
最終幕も、テーマとしては好きでした。
軸にあるのは、旧シリーズからこちらの現実時間で十数年が経て
「ギアスは必要だったのか?」「もっと巧く使い道があるのではないか?」で、
それに対するアンサーは美しかったと思います。
トラウマの対象であるノーランドを相手に戦意喪失しかけたアッシュ、しかしアッシュはロゼに、ノーランドに立ち向かうためにギアスをかけてくれと願います。
それは心理の埋伏による特攻戦士化ではなく、一人ならできないことでも二人なら頑張れると願いたい応援の形なのだ、俺を応援してくれ、だから俺の覚悟も背負ってくれと説得。
このアッシュの心からの「ただの言葉」はギアスと同様の効果を持つようにサクヤに作用し、サクヤもまた自身が使える能力のひとつとしてアッシュに「騎士にする。共にノーランドに勝つ」とギアスをかけ、応援と覚悟が合わさって最強になって最後の戦いに向かいます。ギアスでなくてもギアスであっても、気持ちの一致こそが無限大パワー。
一方でノーランドは、徹底的に共感できない存在として書かれます。
もう、その遠さが人間ではない。
あくまで「部品」として人間によって作られ、ブルルァ~氏がいつか成り代わる代替ボディとして期限付きの生しか認められていなかったであろう彼は、人間の愛憎次元で生きていません。
「自分と、(それ以外で)世界を分けている」者であり、器として生まれたのだから人ではなく器として完成を目指して何が悪い、器にとって人間は人間でしかないのだから徹底駆除して何が悪い…というかするしかないだろう? という感じ。
完成したファウルバウトと直結する彼ですが、「これぞ自分の本来の姿」と言わんばかりの感じで、そもそも人間ではないのだから以後コックピットを降りるつもりもなかったのでしょう。ある意味、ロボット(ナイトメアフレーム)そのものになり、地表のヒト種という嫌悪感しかない生き物たちを駆除して、地球に唯一住むロボット種になりたかったのかな…という感じでした。
何も擁護できない存在ですが、「こいつは何を考えていたのだろう」については、
・シャルルが若返るためのボディとして誕生
・ということは、弱肉強食のシャルルイズムが存続する世界が前提
→弱かったり無能ならどうせ生きていけない世界なので、処分する(ニコル)
・とはいえ孤児院のふたりやナラを迎えていたり、キャサリンを助けていたり、孤児には甘かった過去がある(器でしかない自分と、孤児を世界との接続が薄い近しい存在と判断して繋げたのかもしれない)
……
・……と器として生きていたら、創造主たるシャルルが勝手に死におった
・なにそれ? 人間って無責任すぎないか? き、気持ちわる…
・器は人間じゃないから器として生きるだけ
・「人類への…生理的嫌悪?」「……」
……という具合、なのかな……と感じます。
その目的をサクヤから問われ、片っ端から「ちがう」と言い続けたものの、最後の「人類の生理的嫌悪?」の問いだけには返事をせずにファウルバウトと一体化しました。そしてマスクを外して「やっと眠れる」から、そういうことなんじゃないのかなと。
彼にとって、ヒトの排除は殺人ではなく駆除という言葉で語られます。排除の方法も、気持ち悪い虫を火ばさみのような先っぽでつまんでポイッ的な演出が多い。めちゃくちゃ触りたくなさそう。シャルルの死後、彼が人類に持った嫌悪感は、私たちが部屋に入ってきた羽虫や蟻やGを相手に思う感情に近いのでしょう。
部屋にいる目障りで気持ち悪い虫たちを綺麗に片付けて、ぐっすり何の気兼ねもなく「眠りたい」は、それだけは正直わかるのでずるい。
彼のマスクは外見や心情を偽るための仮面というよりも、清掃員や害虫の駆除業者がするマスク(虫除けフェイスカバー)が第一義だったというオチです。
「人間が本当に嫌いな、人間に作られた器」というわけで、ここまで本当の本当に人間を嫌っていると、もう何一つわかり合えないのです。
ノーランドはなぜそんなに人間を嫌うのか?
それはノーランドにとって、自己都合を振り回す無責任な人間こそが創造主だからでしょう。一番の嫌悪は作者で、そこから派生して作者→人間というか。
ノーランドはギアスこそ持っていませんが、困ったことにギアスなんか無くても何でもできてしまう、全知全能の神のごとき存在です。人間次元では最強パイロットアインベルクたちの生殺与奪を握り、自分用の最強ロボットを作りあげ、オルテギア以外では誰も近づけないはるか高みから破壊の天使的に地上の浄化を行う。タイマン性能・接近戦もゲロゲロ最強。
少し穿った見方になりますが彼は覚悟を決めて誓いを立てたロゼやアッシュとは対照的に「自分以外誰も必要としていない」、まるでなろう系主人公なのです。「作者」の手により、考え得る限り全方面において最強の能力をひたすら詰め込まれ(なろう系って、なぜか最強武具どころか最強ロボットや最強召喚獣まで自作しますよね)、設定は詰め込まれているものの人としては作り込まれてはおらず、作品の数値が思ったほど取れなかったり話題のピークが過ぎたと判断されたら急に未完のまま放り出される。終わりもしない世界で、虚空を漂う。
打ち切りではなく、休止や中止でもなく、ただただ未完…エタるというのがポイントかなと。
これはなろうに限らず、全○部作と銘打っておいて、1作目公開後なかなか…というか全然…続編が出ない…強IPの主人公たちにも言えます。アニメ映画でもそこそこ思い当たります。
そんな感じで、ノーランドはただただ世界を一人で支配できるだけの設定を与えられ、人間都合で急にハシゴを外されたその最強無敵主人公がその後の世界で「何を考えるか」の戯画だと思うと、なんとなくそんな気がして観ることができました。
彼は自身という作品(器)の作り手(人間)のエゴと無責任さにただただ呆れ、呆れを超えて生理的な嫌悪を覚えてしまったのでしょう。
「もし、未完のなろう系主人公が、未完となったことで作者(≒人間)を気持ち悪いと思うラスボスになったら」って、企画書にそういうこと書いてなかっただろうか。
彼に設定的に与えられた強さは文脈を感じず、だが文脈をぶったぎるほどにヤケクソじみて強大で、無人吸い込み兵器ロキも生理的に気持ち悪い&各ナイトメアのパイロットたちの価値を下げすぎるほどに理不尽なまでに強く、このよかれと思ってのやらかし感こそ、10年代のなろう系で頻繁に目にした光景です。一人で正面から世界を変えられるのは当たり前。他は引き立て役でしかない。
一方で、物語の結末でサクヤの見せた「覚悟」が、実にアンチなろう的です。
特異な能力、広義の意味では神から与えられたユニークスキル=ギアスですが、彼女はその意味も深く考えずに序盤では濫用して、人々の内面を歪めてきました。基地潜入時などでは、明確にギアスの効果で守兵を殺させたりしています。それに「必要なかった」という自覚が及ぶ・否定が入るのは、3幕の感想で書いたとおりです。
いくら意志を完遂するため、復讐のため、(たまたまノーランドが人類の敵であってくれたから)人類を救うためだったとはいえ、彼女はそのユニークスキルを使用できる自分を肯定しません。それが最後の、自らユニークスキル=ギアスを封印し、それだけではない代償を背負うも生き続けて役割を果たすという答えなのでしょう。これは、全能を生の目的や商品性とするなろう系、ややもすればルルーシュが提示したポストギアスのヒーロー像と誤解されるそれでは、絶対に辿り着かない答えです。それらの価値観の明確な否定だと思います。
ものすごく勘違いだらけの感想を言っているかもしれませんが、私はこの奪還のロゼというシリーズを個人的に「2010年代のフィクション性の功罪をモチーフにした、次代を目指す戯画まとめアニメ」というニュアンスで観ることにためらいはありません。それが私の…覚悟だ!
とはいえ、テーマは好きだとしてもエンタメとしてはラスト3話は失速してしまった感、もう少し広げた風呂敷が綺麗にたたまれたらなぁ感があったのも事実。
9話までで方々にいいキャラが立っていたので、ナラ、キャサリン、ハルカ、メイ、ナタリアなどにちゃんとした見せ場があれば…惜しいと思いました。惜しい!もっと明確な活躍シーンが観たい!と思わせるキャラたちでした。対して、ロキの視覚的な気持ち悪い虐殺シーンがちょっと長かった。ノーランドの存在的な気持ち悪さを表現するためとはいえ、もっと観たいシーンがあった。12話では尺が足りないのは絶対にそうなので、ラスト3話作り直しで16話ぐらいで完全版作ってくれたら嬉しいです。
そういう感じでは、あくまで人間次元でギアスの要不要の戦いを見せていたvsクリストフ(8話)がピークだったかなと思いました。
自分的には、本作を象徴するキャラクターはロゼとアッシュ、クリストフ、一段下がって皇重護とキャサリンになると思います。
あのキャサリンが最後、孤児院で働かせてくれないかと自分から願い出るのは、サクラの戦いの結末としてはとても綺麗。人のために働くので。
あと、9話からOPが変わるのもよかったです。
最後の3話はもう少し見たいものが見たかったな、見たくないものを見たくなかったなとは思いつつ、トータルでは傑作的だったことは間違いなく、心に残る作品でした。
配信放送でも二周目を楽しみに観たいと思います。
プラス数話して、完全版とか言って出してくれたら大絶賛します。
ついに完結!ここで終わるのがもったいない。まだ描き切れていないキャラ達多数。
全12話遂に完結してしまいました。
他のシリーズを一切知らない超初心者でしたが、面白かったです。
アッシュ、ロゼ、サクヤたちの織り成すドラマは見ごたえありました。
そして、クライマックス、超スピードのナイトメアフレーム戦!
超能力や、盛り上がりの雰囲気や、精神論などでない、一応りくつにかなった論理的な戦いがとっても良かったです。
そして、自分の意志を捨ててギアスをかけられるアッシュ、ギアスを捨てる決断をするサクヤ、二人の決意が感動的。
他のレジェンド・キャラクターの顔見世はサービス程度と受け流すとしても、ここで終わるのが実にもったいない。
まだまだ描き切れていない、本作の魅力的なキャラクター達が大勢いるのに。
やはり12話では短かかったですね。
ロゼ…サクヤ悲恋!!
ノーランドは…シャルルのクローンだったと言う真実!!宿敵を討つべくロゼ…アッシュは挑みます!戦闘シーンは最高です!ナイトメアフレーム戦の素晴らしい事!!
アッシュが??…
最後数ヶ月後…サクヤは自分にギアスを…!犬、猫たちはサクヤが引き取り略奪のロゼは幕をおろします!最高のコードギアスです!
ラストに不満です。
最終回は、あっけ無さ過ぎてがっかりした。アッシュにギアスをかけ直すとか、そんな意志の弱い人間とは思わなかった。それにしても、死ぬ意味があったのかな? 残された犬や猫の世話はどうするんだよと思ったけど、ラストでサクヤがちゃんと面倒を見ているようで安心しました。
ノ-ランドも結局、何がしたかったのか良く分からなかった。カレン、アキト達も顔見せ程度で、バトルシーンも無くて、何の為に出演させたのかなって感じでした。
物足りない
正直にいうと流れは嫌いでは無かったんですよ
コードギアス特有のギアスによる人との繋がり方などルルーシュにはなかった話しなど自分は好きな方でした。
ただ、少し話が多すぎた為か最後が駆け足過ぎではないのか?と感じてしまいました。
ルルーシュの話が濃厚だった為に今回が内容が少し薄くなってしまった、特にノーランドが何故、あんなに非道に走ったのか最後まで語られ無かった事は腑に落ちなかった彼の生い立ちなど衝撃的だった分、そこがいまいち消化不良に感じてしまいました。
唯一、良かったのが最終決戦でサクヤが変声機を付けたまま男の声でサクヤの喋り方をしていたのが地味ですがアッシュを信頼してんだなと感じて良かったです。
最後は平和にする為にアッシュの行動にやるせ無さとサクヤの覚悟には感嘆した感じとなりました。
続編、またはシリーズはあるのかな?配信がDisney+だから希望はない気はしますがあったら見たいかもしれません
違う、違うな、そうじゃない。
感動させたいのだろうけど違う、それじゃあ感動しない。したい事はわかるけど、それは違う。アッシュは弟の事が1番と言っていて、どんなに辛いことでも弟の為に耐えてきた。
ノーランドとの戦いには復讐の感情のせいで戦いが単調になりパターンが読まれやすくなる。
だからもう一度『ギアス』をかけるならロゼの変装を弟と思い込ませるべきだった。『守る為に絶対に諦めない』と言う強い意志が必要なのかと思った。でも実際には違って、え?って思った。まあ、勝つために諦めないって事なら何でも良いのかってガッカリした。弟の為なら自分が死んでも守るって言う『自分の意思』と『ギアスの力』で恐怖を克服し強い意思で立ち向かう方が個人的には熱い展開になったと思う。
『生きろ』のギアスを上手く使うスザクのように。
【最後にアッシュが死ぬ理由が、弱い。】
機体が邪魔なら生身でサクヤの機体に乗り移れば良いだけ。
今までの罪を償う意味でも死にたかっただけかも知れないが、なんか死ぬ必要性を感じなかったから、泣けなかった。
【観たかったのは】
アッシュはノーランドを倒す為に相打ちしかないと踏んで死ににいく方が良かったと思う。
死ぬ間際にギアスの効力が薄まってさくやのカツラを取って『君が好きだ』って言って欲しかったな。『でも、もう会えなくなるのが辛いよ』
【ノーランド】
正体が、クローンだか器だか知らんが、それはいらなかったなぁ。
別に誰でもいいのにシャルルとは目的も全然違うし突然の和平交渉も必要あったのだろうか?ただの準備の為の時間稼ぎだったとしても納得できない。
カリス・アル・ブリタニアを殺したりサクラをわざわざトップにしたり
結局、最初からやる事がめちゃくちゃで毎回、シナリオライターがコイツだけ
違うのかと思った。
【結局、ファンサービスの意味のなさ】
ロキが全世界で暴れまわって苦戦を見せられる。
少ししか出番のないアキトやスザク達。
アキトの指示をくれっていうけどレイラって指揮官として、そんなに有能だった記憶がない気がする。
ハルカが瞬殺してるくらいなので無限に湧くようなロキなら、スザク達は無双しまくっても良かったのでは?と思った。
苦戦してるようなのが、うーんって思いました。ナラ・ヴォーンですら余裕で倒せるロキなのに。
【ブリタニアが本腰入れたらノーランド敵じゃなさそうだけど】
あのエナジー切れさせるビームが反則すぎて絶対勝てないと思ったんだけど
アッシュが回避してるくらいだから、スザクもカレンも他の強キャラも、できそうだと思うと倒せそう。つまりアッシュが死ぬ必要もなければ、さくや様も何もしなくても
超合衆国に任せて解決してた可能性が非常に高い
【ロキ】
F91の誰も良心を痛める事のない良い計画のバグですか?
全世界の人類を殺すって?ルルーシュに攻撃したら出張ってきてノーランドを見ておやじ!!ってブチ切れしてアッシュ達の出番なくなる
【物部さん】
死ぬ必要あった?爆弾設置だけならできたんだから戻ってくれば良かったのに。
意味のない死だと思った。
ロキが多すぎて道が塞がれてたから、ある程度減らす必要があったのかな?
【結局】
海底からならホッカイドウに入れたんだからブリタニアが進行しても良かったのに
でもなんか、この映画、1話からブリタニアが無能にしか思えない
【最後に】
コードギアスとして結構、楽しめてはいたのだが、最後のこれにはガッカリした。
なんか泣けない、でもアッシュがいなくなったのは普通に悲しい。
さくや様の地声がギアスになちゃうなら声を無くさないでボイスチェンジャーでさくやの声出せば、いいのにと思った。
なんだかんだ、ナイトメアの戦闘は迫力があり好きだった。設定も好きだったしキャラも良かった。色々、おかしい所はあったので直してほしいだけに色々、もったいない映画だった。それでも新しいコードギアスとして楽しめた方だった。また新しいコードギアスが見たいのです。
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