とりつくしまのレビュー・感想・評価
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この世の未練に「とりつくしま」あの人のそばで見守っていたい気持ち ちょっとだけ癒される感じがいい
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この世に未練があるとき「とりつくしま」として、「もの」にとりつく。
あの人のそばで見守っていたい気持ち。
ちょっとした4つのエピソード。
「トリケラトプス」しょうもないことが、一緒に生きていた証だった。微笑ましい日々。捨てられないマグカップが、新しい彼女との別れのきっかけになる。いっそのこと割ってしまってほしいと思う切ない気持ちが、わかる。
「あおいの」ジャングルジムでママを待つ。公園の人々の中には仲間もいた。
「レンズ」孫と一緒に居たかったのに、売られてしまって、他人のおじいさんの視線をきょうゆうしていく。
「ロージン」試合の結果は見届けられず、白い粉は球場の空の彼方へ。もう母親としての役目も終わったかと思う気持ちが切なく、温かく、泣ける。
どの話も、ちょっとした癒しがあったけれど、最後の話が一番、いきなり感動してしまった。
東京では1館のみの公開。それでも、当たり前で言わなくてもいいくらいでしょうが、小泉今日子の出演があらゆる意味でこの映画を大きく変えましたね。
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