「ただただ主題歌が最高だった。」大きな家 邦画野郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ただただ主題歌が最高だった。
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予告で見て気になったので見てみました。テーマというか舞台にしてる場所からのイメージですごく重いものを想像していました。たしかに冒頭はそのような話から始まります。
しかし内容的には児童養護施設という括りというよりかはある数名の子供や若者たちの生活やそこに対する思いを映し出すものでした。わりと幸せそうな画が多いです。これはあえてそういう感じにしてるのだと思います。作中で彼らがどういう生い立ちでどんな悲しいことがあったのかはほとんど語られることはありません。でもきっとあの笑顔の背景には彼ら彼女らが抱えてきた何かがあるのでしょう。私としては正直その辺りが見たかったという思いがあります。
なので、そのあたりを期待してる方は見ない方がいいと思います。
今作は出演者にボカシもなく顔出しで出てることもありそういったことは出さないということでやってるので仕方ないと思います。
私も正直コレジャナイ感がありましたが、それでも見ていて嫌な気はしない作品でした。
に、してもどの方もお子さんもそうだったけど本当はこの人ら役者さんなのかな?ってくらいお話しや感情表現が上手でよくない言い方かもしれませんがいわゆる彼らの人生の中に「普通ではない」何かがそれぞれあったからなのか精神的な自立度が高い方々だなと思って見ていました。
そんな今作で1番良かったと思っているのはハンバートハンバートさんの主題歌。
この主題歌がすべてを持っていくというか、ものすごい多幸感溢れる楽曲でめちゃくちゃ良い曲だな〜と思ってなんだかあたたかい気持ちで劇場を出ることができました。
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