「武田梨奈がんばってた」室町無頼 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
武田梨奈がんばってた
武田梨奈が出てるからね。観にいかないと。
吉本実憂も出てるんだよね。アクションすごいから、これも観ないと。
武田梨奈は才蔵の修行を手伝う役なんだよね。
だから修行が終わると一回消えるの。
「武田梨奈を出せえ」「決戦になったら良いところで現れるか」と思いながら観てたら現れたね。最後に矢も放つ良い役で良かった。
アクションの中で一瞬だけ武田梨奈は映るんだけど、やっぱりキレが違うね。良かった。
吉本実憂とも少しやり合うところが映されるんだけど、ここも周りのアクションとはレベルが違って良かった。
この二人のアクションを観ていたかったけど、本編とは関わらないから、まあ、こんなもんでしょうがない。
話は観てて辛かったな。
権力を持つ人たちに民がいいようにやられる話だからね。
そして何が辛いって、日本も近い将来に一揆が起きてもおかしくないような状況でしょ。
格差が開き始めてるからね。
そして一揆が起きたとき、自分は民の側なんだよ。
こんな辛い思いして、でも「やるしかない。一揆した方がまし」と思ってやるのかと思って辛かったな。
一揆が始まる前も後も、民の辛いところを描くね、入江遊監督。
ここまで凄惨に描く必要あるのかとも思うけど、入江監督のスタイルだとこうだよね。
大泉洋はスクっと立つとかっこいいね。堤真一もね。
二人のファッションがいまの時代でも通用しそうで良かったな。
でも二人でやり合うとね、そりゃJAC出身の堤真一の勝ちだよね。構えからして違う。
でも大泉洋もがんばってたよ。
そんなわけで為政者の皆様は「民なくして国なし」というところをお含みおきいただき、一揆しなくて良い状況を保って欲しいと思います。
そういう為政者を主権者である自分が選べという話だけど。