劇場公開日 2024年4月26日

マリウポリの20日間のレビュー・感想・評価

全64件中、1~20件目を表示

5.0「ピュリツァー賞に近い」

2024年5月10日
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鑑賞方法:映画館

知的

今年78本目。

今年のピュリツァー賞は5才のめいの遺体を抱えるパレスチナ女性を撮った記者におくられて、今作もそれに近いのですがそれより映像を撮った方がウクライナ人で、絶対に世界に現状を知って欲しい覚悟。この映像見ると自分がその日やる行動は本当に正しいのか考えさせられます。

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ヨッシー

5.0戦争は爆発ではなく静寂から始まる

2024年5月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

知的

マリウポリの20日間
神戸市内にある映画館シネ・リーブル神戸にて鑑賞 2024年5月7日(火)
パンフレット入手

2022年2月 ロシアがウクライナ東部都市マリウポリへ侵攻開始。
戦火に晒された人々の惨状をAP通信取材班が命がけで撮影を敢行し、
決死の脱出劇の末、世界へ発信された奇跡の映像記録

命がけで記録し続けたウクライナ人ジャーナリストたちがいた。国際紛争の取材を10年近く経験したAP通信記者、ミスティスラフ・チェルノフと、その取材チームである。
ロシア軍の容赦ない攻撃による断水、食料供給や通信の遮断・・・瞬く間にマリウポリは孤立し、海外メディアも次々と脱出していく中、彼らはマリウポリ市内に残る唯一のジャーナリストとして、死にゆく子供たちや山積する民間人の遺体、産科病院への爆撃などを克明に記録し続けた。
滅びゆくマリウポリと戦争の惨状を全世界に伝えるため、取材班は辛い気持ちを抱きながらも、市民を残し、ウクライナ軍の援護によって脱出を試みる・・・

監督・脚本・制作・撮影 ミスティスラフ・チェルノフ

AP通信(Associated Press)
ニューヨークに本部を置くアメリカの非営利通信社。1846年に設立され、法人格を持たない協同組合として運営されている。世界人口の半数以上が、日々AP通信の報道に接している

STATEMENT(声明文)
「映画コム」に全文記載されています。

感想

壮絶で悲惨なドキュメンタリー。
「悲惨」という表現を超えた凄まじさを感じた。産科が攻撃されたシーンは特に衝撃的。
そして勇気あるジャーナリストがいたことに感謝したい。
思わず泣いてしまい、カバンからミニタオルを取り出して顔の涙を拭い、映画館の中だから、声を出すまいとこらえるのが精いっぱいでした。

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大岸弦

5.0伝えなければならないこと。

2024年5月9日
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鑑賞方法:映画館

このフィルムに収められたマリウポリの人たちの何人が今生き残っているのだろう。
奇しくも鑑賞した5月8日、プーチンの大統領就任のニュースが報じられていた。

変えることはできないかもしれない。
それでも伝えなければならないことがある。

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大吉

4.0今もまだ続く戦争の現実

2024年5月8日
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鑑賞方法:映画館

普通の建物や民家があっという間に廃墟になり、次々に運ばれてくる怪我人が遺体になる。
開始15分ほどで観客の啜り泣く声が聞こえてくる。それすらだんだん途切れてくる。涙も枯れ果てた頃、観客全員が無言で出てくる。

初日に鑑賞。ドキュメンタリーにしては大きい劇場で観客も大勢入っていたことが救いか。日本も対岸の火事ではない。戦争が始まったら日常が破壊されるのはあっという間だ。マリウポリの人々もまさかこれほどの惨状になるなんて思ってもみなかっただろう。太平洋戦争前の日本がそうであったように。

この映画を撮影していた監督が脱出してすぐマリウポリは占領され、今は実質ロシア領になってしまった。ロシア人になりたくないと泣いていた市民の声を思い出す。ウクライナからの難民は200万人以上。まだ戦争の終わりは見えない。

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Jax

4.5これが昔の話ではなく、今もなお続いている戦争であることがショックだ...

2024年5月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

これが昔の話ではなく、今もなお続いている戦争であることがショックだし、日本で暮らしている自分とあまりにも違う環境であることに、気持ちが揺さぶられる。現実を伝え続けるジャーナリストの魂がこもった作品。

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Yoshi K

5.0同時代の出来事

2024年5月7日
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だいず

5.0いろいろな歴史が積み重なっての今と思うが…

2024年5月7日
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鑑賞方法:映画館

みるべき映像。

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peanuts

5.0これは皆が観るべき映画です。真実の命懸けの取材映像!心して見て下さい。

2024年5月7日
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とても辛い映像ですが、全ての国の人が目を背けず観るべき映画だと思いました。

AP通信のウクライナ人記者チェルノフはロシアによる自国への軍事侵攻を知りって仲間とマリウポリに向かう。他の海外メディアは次々脱出していったがこの状況を世界が知るべき、そして後世に残すべきと、映像を取り続けた。爆弾が破裂する中での命懸けの取材である。各国がこのニュース映像を使用して配信した。

徐々に包囲されてゆく街、物流も通信も遮断される中で逃げ場を失う市民の焦燥、重傷を負った人々が次々と運び込まれてくる病院の惨状の克明な記録である。心して見よう。

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snowwhite

4.5なんで

2024年5月6日
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戦争してるの?

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K3

4.5フェイク画像の時代に投げかける報道の意味と意義

2024年5月6日
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鑑賞方法:映画館

想像💭を絶するとはこういう事を指す言葉☝️

観るまでの作品への予測では戦場カメラマンが撮った惨状の記録映像が終始するのだろうと今まで見たことのある類の戦場ドキュメンタリー作品を覚悟して映画館へ

世界中に衝撃を与えた民間人と病院への攻撃の報道をプーチン政権の閣僚達は異口同音にそうした不都合な映像が出るたび、役者を仕立てた西側のフェイク動画だと噴飯ものの抗弁するものの茶の間のTVの前の自分には真相の確かめようもなくすっかりモヤモヤ😶‍🌫️してしまっていた

圧倒的な勢力で侵攻するロシア軍に包囲され陥落寸前の要衝マリウポリから海外メディア関係者は命からがら1人も残らず脱出するなか、現地人協力者と共に世界でたった独りの居残り取材を決めたAP通信社所属のウクライナ人ジャーナリストのカメラが惨状を写してゆく

爆撃に晒される病院で働く医師に「この惨劇を世界に伝えてくれ」と懇願され、次々と残酷な負傷に苦しみ死んでゆく民間人や埋葬のスクープ映像を捉えてゆく

戦況はますます悪化して通信での映像や記事の電送があっという間に途絶した後、先の国際報道をフェイク画像とするロシア側のふざけた主張を覆すため、撮り溜めた映像を100キロに及ぶロシア軍支配地域を隠し持って届ける以外に道はなく、途中捕まってしまえば事実と共に闇に葬られるのは必定、逆に脅されてプロパガンダに利用される懸念も伝えられる

AIまで活用するフェイク動画が氾濫する時代に投げかける報道の意味と意義を問う本作
自分の目で確かめてもらう以外ない😑

一人でも多くの人に観てもらいたいと
今も震えながら思います

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あさちゃん

4.5意味のない行為

2024年5月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

町が少しずつ壊されて市民がじわじわ殺される、最初の20日間の記録。
本当に、町なんて独裁者ひとりの狂気で簡単になくなって、数万人があっという間に死んじゃうんですね。知ってたけど、改めて。
勝ってもこんなボロボロの町を手に入れて、世界中から嫌われて、本当に意味がない。

ロシアが狂気なら、日本は白痴。
みなさん、マスコミが白痴の手に完全に落ちて、洗脳が始まり、憲法が改正されて、意味のない戦争を始める前に、選挙に行きましょう。

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ゼリィ

5.0涙が止まらない1時間50分

2024年5月3日
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泣ける

悲しい

怖い

高校生の時、ずっと外国暮らしで高校から日本で暮らし始めた友人がヒロシマの原爆映像を見せられる8月の定番学校行事を経験したんですけど、「何であんな酷いものを見せられるのか意味が分からない、二度と見たくない」と言っていたんですよ。
友人は悪い人間じゃないですが、思い返すととんでもねえひでえ感想ですね。
当時は「その気持ちも分かる~」程度でしたが、対岸の火事だと思ってる第三国の人間こそが、その被害をしっかり見るべきだと思いました。

50年後の教科書にはこの戦争も一行で書かれて終わりですよ。
外国の教科書にだってヒロシマとナガサキは一行なんでしょうよ。下手したら書かれていませんよ。

ビヨンドユートピア(脱北ドキュメンタリー)と並べて義務教育課程に入れるべき貴重な映像作品です。
この二時間を24時間365日ウクライナの人が体験していることを皆が知らなければならない。
そして全員で夜神月になろう。

純粋に疑問なんですけど、あんなに街の機能破壊して国民意識悪化させてから侵略するの何の意味があるの?
プーチンとゼレンスキーで殴り合いして勝った方が元気いっぱいのままの街そのまま貰うってした方が損害も恩恵も多くない?
やっぱり偉い人の考えることって分かんない。

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主人公のこと我が子と思ってる人

5.0見易かった

2024年5月3日
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鑑賞方法:映画館

1人のAP通信の記者が、マリウポリで過ごした20日間の記録。1日ずつ、最初に日付画面を挟んでその日の映像が流れる形で、世界で最もリアルな日記とも言えると思う。

銃撃戦のような戦闘シーンよりは、街や人々の様子がメインの作品。

1時間半ちょっとという尺に加え、“どこを捉えた映像でどういう状況の映像なのか”という点も明確な分、だいぶ見易いと思います。観て後悔することはないはずです。

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natsu

4.0史料的価値の高いドキュメンタリー映画だが。これは地獄の黙示録か?

2024年5月2日
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撮影機器の小型化、デジタル化により撮影クルーの機動力が高まったことがこの優れたドキュメンタリーの制作につながった。包囲戦の中、包囲されている側にあって20日間もの期間の記録を撮り、そのデータを全て持って脱出に成功したというのはかなり稀有な例となるのではないか。さらにこのスタッフは軍に保護されつつウクライナの軍行動を取材しているのではなく(途中から軍関係者と同行はしているが)病院などの一般施設に起居して一般人中心への取材を行っているのが特徴である。
そのため、このドキュメンタリーの史料としての価値は高い。すなわち、マリウプリで行われたことは軍同士の戦闘行為ではなく、軍による一般人の虐殺であったことを一般人からの視点に立つことにより明確に裏付けているのである。
だからロシアは、このドキュメンタリースタッフが撮影した2022年3月9日の産婦人科病院への爆撃による惨状の映像を恐れ、フェイクであると激しく非難したのである。でも、SNSに投稿される細切れの映像ではなく、この映像は十分な尺を持ち、近景・遠景をきっちりおさえた映像となっておりフェイクであると主張することには無理がある。そのこともこのドキュメンタリーは自ら証明している。
それにしてもロシアはマリウプリで何を達成しようとしていたのだろうか。市内には少なくともウクライナ側の軍事拠点はなく、市当局にも抵抗勢力的なものはなかった。ウクライナの特殊部隊は時として市内に潜入はしていたようだが(映画でも出てくる)だからといって市内全域を破壊してまわる必要はないはずである。
私には、ドネツィク州での覇権の確立を狙ったロシアが、住民の一定数を粛清することによって内外に威圧を誇示しようとしたとしか思えないのである。それが3ヶ月近く続く(映画は20日で終わったが包囲戦は5月まで続いた)マリウポリの戦いの真実であるとすれば、正義や人倫といったものはどこにいってしまったのかと言わざるを得ない。まさに今、ガザでも同じような虐殺が続いている。世界はそれを止められない。我々はやはり地獄に向かって進んでいるのだろうか?

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あんちゃん

5.0歯を食いしばり、涙を堪える。

2024年5月2日
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悲しい

泣くのは私の役目ではないから。

そしてより、多くの人々が見るべき映像。

リアリズムしかない、この映像から伝わる犠牲者たちが強いられた境遇。何と悔しいことか。悔しさが伝わってくるあまり、こちらの心が折れそうになった。

プーチンの戦争。

たった一人の老人のレガシー欲求に、多くの命が犠牲となり、また多くの人々の暮らしが奪われ、全世界が多かれ少なかれ振り回されている。

プーチンの戦争。

3年目。20日間どころか1000日を超えた。
ふざけるな、である。

マリウポリで生き延びた人々は忸怩たる思いのまま、ロシア実権の廃墟のような町で暮らしているのだろう。身寄りを無くした子供たちは遠くロシア国内に連れ去られ。

団地や病院や学校にミサイルや爆弾が落ち、人間もろとも破壊されていく。この映像を見ると、プーチンにとっては街も人々も不要で、マリウポリという街のあった地べたそのものが欲しいだけという事がいかにも明白に伝わり、怒りを超えた感情をおぼえた。

独裁者に報酬を与えてはならない。
なぜなら答えは簡単だ。
明日は台湾。
明後日は日本と考えなければならないからだ。

プーチンの戦争と世界の振る舞い方を見て、逆に勇気づく人間もいるのだ。中東に、アジアに。

この作品は映画ではなく、報道。
今、より多くの人々が見る必要がある。

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おひさまマジック

5.0プーチン絶滅

2024年5月1日
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テレビでも観ていた情報。めちゃくちゃですわとにかく。こんな戦争真っ只中な国にわざわざ産まれてくる子供ら。あの狂った独裁者プーチンの息の根を止めたいね。いったいいつまでやる気やろ。いかに政治家を選びまちごーたらどぅなるかを、思想のまちごーた政治をしたらどーなるかを世界の国民は肝に銘じて心得とかなあきませんな。はよやめてはよ今すぐ。

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Cinemaオタク女

4.5伝えていくことの意味

2024年5月1日
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ウクライナの人達にとってみていると、ロシアの戦争を起こした張本人に対して、憎しみがわきました。
客観的にみていると、土地の奪い合いで、なぜ政治家がそこまで、人の命を自由に制圧されないといけないのかと。
同じ人間が、そんな事をする権利がなぜあるのかと。何様なんだ?と考えさせられました。

昔から戦争はありますが、権力を握って、人を殺める事は、自分の魂を邪悪なものに、変えていくものだと思う。

生まれてくる子供には、何の関係ない事であって、一番弱い立場の子供を殺める事、それは裁かれるべきである。
フェイクではなく、真実を伝えていくこの実際に起きてる戦争を早く終わらせてほしい。

そして、戦争犯罪を犯した人間は、この世でもあの世でも、裁かれるべきである。

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海亀

5.0痛ましくて見るに耐えない、しかし見なければいけない。

2024年5月1日
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悲しい

知的

難しい

ウクライナが侵略されてから20日間のマリウポリを記録した映画。
毎日毎日砲撃と空爆で人が死に、建物が壊され、街が廃墟になっていく。
電気も通信もなく人がただただ追い詰められていくさまが恐ろしい。

これが侵略なんだと、これがウクライナやガザで起こっていることなんだと思った。
そんな中から戦場の真実を世界に伝え、マリウポリの人道回廊設置の一助になった監督に経緯を評したい。

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たこつぼ

4.0中途半端な停戦はロシアを利するだけ

2024年5月1日
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悲しい

難しい

大した事前知識を持たずに鑑賞。
ドキュメンタリーゆえ映像がどうこうとは言えない。「戦争とはこういうもの」と映像が語りかけてくる。
佐藤優や鈴木宗男の現在の戦闘占領ラインでの即時停戦論がいかに馬鹿げたものか理解できる。かっての日中戦争同様に、プーチン政権が崩壊しないと停戦は難しいが、ウクライナには下手な妥協をして後世に禍根を残してはいけない。平日とはいえ観客が少なかったのは残念。

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コーヒービート

5.0全ての人に見て欲しい

2024年5月1日
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涙が止まらなかった。
この日本に住んで、平和ボケした我々の堕落した生活を呪った。
アカデミー賞で日本の作品のみクローズアップされていたが、日本のマスコミの報道で影に隠れてしまった。
今一度、ウクライナ侵攻について考えべきだと思う。
一日も早く停戦を望みます。

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ライライ