劇場公開日 2024年4月26日

マリウポリの20日間のレビュー・感想・評価

全78件中、61~78件目を表示

5.0うまく言葉が出てこない

2024年4月28日
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民間人を攻撃する非人道的行為は国際法違反。それはプーチンも一応理解しているらしい。建前だけは。

しかしながら、この映像で出てくるのはほぼ全編、民間人への理不尽な攻撃。瞬時に廃墟と化す民家、握り拳より大きい体内の破片、泣き叫ぶ民間人、血まみれのシーツ、足を失いやがて死ぬ少年。全てありのまま叩きつけてきます。
正直観るのはつらかったです。頭は締めつけられ、胸が苦しく、腹は冷えて、脚は震えました。
「(戦地の映像は)そうあるべきだ」という撮影者の言葉が重い。見るに耐えない映像だからこそ、映像として力を持つ。分かるけど、本当きつかった。

きつかったけど、それでも多くの人に見てほしい。
理不尽な惨劇の事実を。

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克晴

4.5タイトルなし

2024年4月28日
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鑑賞方法:映画館

寝不足で半ばは寝てしまったのだけど、生すぎて分析がなかった。作りが、一日ごと脱出との闘い枠で見させる。戦争というものの唐突さ、市民にとっての無意味さを伝える。

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えみり

4.5観るべきだ

2024年4月28日
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鑑賞方法:映画館

ロシアによるウクライナ マリウポリ侵攻を当初から20日間にわたり記録したドキュメント。
ロシアが、「民間施設は攻撃しない」と言いながら民家を砲撃したり、「医療施設は攻撃しない」と言いながら産科病棟まで爆撃したり、それが報道されたら「フェイクだ」と言い募ったり、本当に今世界中で起こってる最悪の非人道的な戦争だったり戦争周辺の状況だったりを余すところなく報じている。
アカデミー長編ドキュメント賞を受賞した際に監督が「こんな作品で受賞などしたくなかった」と語ったように、報じなくてはならないが報じたくもないような非道な行いがこれでもかと記録される…
老若男女の遺体、その中でも特に子供の遺体が映され、それは本当にツラいのだけど、いままでの報道を鑑みるとおそらくそれもかなり配慮した上でのものだと思われる。それでも本当に見るのが辛い…
まさにいま、ウクライナで続いている侵略戦争だったり、ガザで続いているジェノサイドだったり、世界中で続いている虐殺だったり、当事者や支持者の嘘だったり、それらに対する世界の対応だったりに少しでも関心があるならば、歯を食いしばってでも観るべきだと、それが同時代人の責任だと、私は思います。
このフィルムに出てくる人たちの遺体ひとつひとつが、プーチンやネタニヤフや、トランプやバイデンや岸田と等価なんだと、我々は心に刻むべきです。

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ぱんちょ

悲惨な戦争を描いたドキュメンタリー作品なのでコメントだけ

2024年4月27日
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鑑賞方法:映画館

ロシア・ウクライナ戦争の戦場となった都市から報道を続けた記者を描いたドキュメンタリー作品です。
(アメリカアカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画部門の受賞作です)
悲惨な状況を描いた作品なので採点無しのコメントだけ。

記者の方は自分の報道がどれだけ意味があるか自問自答しながら伝えていたとのことですが、ロシア軍の残虐性を暴露することによりウクライナが外国から莫大な支援を得ることに貢献しました。
(まあ、泥沼の消耗戦に陥ってしまったとも言えますが・・・)

彼らの勇気ある貴重な報道に対し、「フェイク」と批判するのは、誰もが自由に発信できるSNS全盛時代の負の側面なんでしょうね(某アメリカ大統領候補も都合が悪くなったらよく言っていましたね)

ロシア軍の行為を擁護するつもりは全くないのですが、パレスチナで同じことをしている某国に対して見て見ぬふりをするのはダブルスタンダードだなあ、と思ったりします。
結局のところ、力が全てなんでしょうかね・・

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お抹茶

1.5ロシアウクライナ戦争で、露が邪悪で民間人を殺された、とPRする映画

2024年4月27日
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東條ひでき

4.5【AP通信取材班が命懸けでウクライナ・マリウポリが壊滅するまでの惨状を記録した緊迫感溢れる哀しきドキュメンタリー作品。今作により、ロシアの戦争犯罪が全世界に認知された画期的作品でもある。】

2024年4月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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NOBU

4.5観る覚悟

2024年4月27日
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FMov

5.0この惨劇を世界に伝えてくれ

2024年4月27日
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悲しい

怖い

ある人が記者に伝えたその言葉がポスターになってます。
唯一マリウポリに残ったAP通信社の記者による20日間の記録。
ネット回線がやられて少しずつしか本社に送れなかったこと。医師がこの現在を撮影して奴らに伝えてくれって言葉、強奪の現場、亡くなった市民の埋葬。
すごすぎて言葉にならない。

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KID君

4.5始まりは静寂

2024年4月27日
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混沌と恐怖の中撮影続行、貴重なフィルムを残せたのは奇跡だと感じた そして余りにも怖すぎてフェイクだと主張するのも分かる気がした 先日南西諸島の軍配備のドキュメンタリーを見たばかりなので、此処が次の段階だと思うと他人事ではないし、空恐ろしい 民間は攻撃しない等と戯言をいう露、戦争では嘘がまかり通り、情報不足、インフラ、要所は破壊されて兵糧攻めに遭う 露の容赦無い攻撃にもこれが戦争の実態かと恐怖。自分の住んでいる所がどういう場所でいざ戦争になったらの避難等シミュレーションを考えておいた方が良いのかと思った

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ゆう

4.0ランボーはいずこ。

2024年4月27日
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空襲後に忍び寄るロシア兵。
ロシア兵の背後には廃墟のみ。
対峙するウクライナは、ほぼ空身。
兵士も、妊婦も、子供も、犬も、鳥も、空も、
隠れるところもないのに、隠れるしかない。
逃げるところもないのに、逃げるしかない。
映し出される完全なるワンサイド。
こんなことが許されるはずがない。
といえども為すすべはない。
もどかしいが、網膜にしかと焼き付ける。
ロシア兵も本意ではないと、信じたい。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

4.0他人事にしてはいけない!

2024年4月26日
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戦争とはどういうことか?
兵器を使うとはどういうことか?
ここに生の現実がある。

開戦を決断する者
兵器の購入を決める者
彼らは最前線には行かない

抑止力と言いながら
戦争をしない努力
兵器を使わない努力
武器を持たずに済む努力
やっていると言えるのか?

今も続く惨劇を目にし
戦争をさせない努力
戦争をやめさせる努力
少しはしているのか?

僅かでも良い
心の片隅に置いておきたい

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xa

3.5この上なく「リアル」

2024年4月26日
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鑑賞方法:映画館

第96回アカデミー賞をきっかけに本作を知り、映画館でかかったら鑑賞しようと思っていました。GW前に落ち着いた状況で観たかったため、今回はポイントを使って初日に鑑賞です。
ウクライナ東部ドネツク州にある、アゾフ海に面した港湾都市であるマリウポリ。すでに不穏な状況のDay1、泣きながらカメラに訴える女性を「民間人を攻撃することはないはずだから」となだめるシーンから始まり、それが早々に裏切られる状況を目の当たりにし、「この事実を伝えなければならない」と決死の覚悟で取材に挑むチェルノフ。
電気やネットワークを止められ取材ソースを送ることすらままならず、また目の前で次々と殺されていく普通の人々、特に幼い子供が死んでいく現状に為す術もなく、深いため息で構えていたカメラを下げるチェルノフにこの上なく「リアル」を感じます。
そして、限られた場所からやっとのことで送ったデータがニュースで伝えられると、すかさず「フェイクニュースだ」と報道するロシアメディア、そしてぶら下がり取材を受け「全てでたらめ。ウクライナによるフェイクニュース。」の一辺倒な回答で質問に答えようとしないラブロフ外相。この件は当時日本でも話題になっていましたが、今回こうして多くの事実をドキュメンタリー映画として鑑賞してみると尚更に、その幼稚なインチキさがまかり通ると思っていることにこそゾッとします。
かく言う日本のメデェアは本当に戦争に関する報道や議論が少なく、自分から調べに行かなければ知りようのないことが多すぎます。ですが、嘆いてばかりでなく「知ろうとする」意思を持つことは必要だと思います。日本にだって他人事ではない日が来るかもしれませんしね。。

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TWDera

5.0家族を突然失う理解不能の悲劇

2024年4月26日
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悲しい

この映像に対してフェイクニュースと吐き捨てたロシアに怒りしか覚えません。
力ずくで領土を我がものにしようとする思想は、発展途上な国の現れと思ってしまいます。
日本で暮らす普通の生活が突然変わる事は、やはり想像するのは難しいとは思いますが、世界には今も命の危険に毎日晒されている人達がいるのを忘れてはいけない。

家族がサッカーをしていただけで殺されてしまう理不尽は戦争の狂気とプロパガンダの現れです。ロシア兵もプーチンの指示でやらされている事ではあるかもしれないが、決して許されない歴史的事件です。
胸が張り裂ける映画でした。

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ひーくん

4.0極限状態は人を獣化させる

2024年4月24日
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鑑賞方法:試写会

覚悟して観たし映像も配慮があるにも拘らず怖すぎて震えた。
何が恐ろしいって作り話ではない事。
たった数時間に編集されたものを見ただけでしんどいのに、これがまだ続いている現実なのが信じられない。

「戦争はXレイ、人間の内部を透かして見せる。」という言葉が忘れられない。
平和な生活の中では善悪のバランスを保っていられた人間の本性が、極限状態では人によっては獣化してしまう。
暴動や略奪はみんなが安心して暮らせる世の中なら起こらない。
沢山の亡くなった方々の様子とともに、とても胸が痛んだことのひとつだった。

また、街がなくなっても、それでもその街で生きていく、という人々の生活を垣間見られたのもとても心に残ったのだけど。
アフタートークで同じようにマリウポリの戦火の中を撮影したものにマンタス監督の『マリウポリ7日間の記録』という作品があるが、今回の映画のような生々しい爆撃の撮影ではなく人々の生活を記録に残したものであるとお聞きした。
どんな世界でも生きている限り生活は続く、というのを今回学んだ。当たり前なんだけど、なんかああそうだよなと改めて感じた気がする。

色んな気持ちが、まとまりなくずっと心の中を行ったり来たりしてしまって、言葉になって出てこない。
どうか1日も早く終わって欲しいと心から祈らずにはいられない。

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icco

5.0この絶望を共有する、これから形成される歴史のために

2024年4月24日
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鑑賞方法:VOD

  2年前、ロシアによるウクライナ侵攻の報道を目にした時の衝撃を今も覚えている。以前から火種があったとはいえこの現代に、ロシアのような大国が堂々と侵略行為をおこなうということ。そして、「正当防衛」という首を傾げざるを得ない大義の元に、子供を含めた一般市民が殺されてゆくことにショックを受けた。
 本作の監督であるチェルノフ氏らAP通信のクルーが報道機関の中で唯一、侵攻が始まった後もマリウポリに残った。当時私が目にしたその悲惨な映像は、彼らが文字通り命懸けで撮影したものだった。

 侵攻開始直後から、まだ学齢にも満たないような子供や、サッカーをしていて爆撃を受けた少年などがあっけなく死んでゆく。たった20日間の記録映像の中で、港湾都市として栄えていたマリウポリは見る影もなく破壊し尽くされた。
 都市の秩序を失った街で、市民による略奪が起こる様子もカメラは映し出す。治安の悪化はマリウポリの人々が、明日を生きるための精神的、物質的な拠り所を奪われたことの証左でもある。

 以前、ロシア人の気質に関する解釈が書かれた木村汎氏の著作を読んだ。あまりに広大で気候条件の厳しい国土が醸成した諦めの精神、そこから生まれた強権を握る権力者への依存、モンゴルに侵攻されたトラウマからくる領土拡大への執着、そういった主旨のことが書いてあったと記憶している。そのような背景がロシアの大義を形成したという側面もあるだろう。ソ連が崩壊しウクライナが独立した後も、プーチンの歴史観では、ウクライナ人とロシア人は「歴史的に一体」という認識だ。
 もちろん、私の浅薄な知識では追いつかないはるかに複雑な歴史や為政者の思惑なども交錯しているのだろう。しかし、少なくとも言えるのは、大義を掲げた戦闘行為ほど人間を残虐にするものはなく、一方でその実、無差別な殺戮を正当化できる大義などないということだ。
 この理不尽さを当事者ではない大衆に伝えるのに、映像ほど強力なものはないだろう。だから取材クルーは、撮影を拒まれそうになっても「記録に残さないなんてできません」と訴えた。医師や警官など、危険な状況にあっても撮影を助ける市民もいた。
 この惨状を、ロシアの横暴を世界が知れば、何かが変わると信じて。

 この映像から2年。マリウポリは、実質的にロシアの支配下に落ちた。各国のロシアへの経済制裁、ウクライナへの軍事支援があってもなおロシアの侵攻は続き、やがて「支援疲れ」という言葉がささやかれた。今年に入ってからはパレスチナ情勢が悪化し、少なくとも日本国内のニュースでウクライナの現状が詳報される機会はますます減った。
 そんな今こそ、この映画は多くの人に観られるべきだと思う。この20日間の映像に刻まれた悲惨と絶望は、ウクライナで今も続いている。そしてそれらはおそらく、パレスチナで起こっていることにもどこか重なるはずだ。
 チェルノフ監督はアカデミー賞授賞式のスピーチでロシアの即時撤退を求め、「この壇上で『作品を作ることがなければよかった』と語る監督はおそらく初めてだろう」と述べた。実際に映像からは、傷つき死にゆく市民の様子を目の当たりにした取材クルーたちの苦しみまで伝わってくる。彼らを動かしていたのは、この犠牲がロシアによってなかったことにされるのを許さないという、悲壮な使命感だけだ。
 彼らが命を賭し心を削って取材しなければ、初期の侵攻の実態を世界が知ることはなかった。つらい作品だが、このつらさは間違いなく、広く共有されるべきものだろう。
 なぜなら、「映画は記憶を形成し、記憶は歴史を形成する」のだから(チェルノフ監督の受賞コメントより)。

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ニコ

5.0(オンライン試写会は内容に関係なくネタバレ扱い)

2024年4月23日
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yukispica

4.0独裁者に見て欲しい

2024年4月22日
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鑑賞方法:試写会

2024年4月22日
映画 #マリウポリの20日間 (2023年)鑑賞

ロシアがウクライナへの侵攻開始後、AP通信の記者はマリウポリに残る唯一のジャーナリストとして、ロシア軍の残虐行為と市民の惨状を世界に発信し続けたドキュメンタリー

改めてプーチンが憎い

@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました

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とし

4.0戦争とはX線

2024年4月12日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

ロシアによるウクライナ東部の都市マリウポリへの侵攻を、AP通信取材班が命がけで撮影した映像を元に制作。すでにNHKで放映されているが未見だったので、改めて試写にて。
「フェイクニュース」という言葉を流行らせたトランプの罪は実に重い。重傷を負った4歳少女の延命処置を施す医師が「ロシアの連中が民間人を殺してる様子を撮影しておけ。これが奴の大義の犠牲だ」と吐き捨てても、「フェイクニュースだ」と一刀両断するロシア高官。
空爆の衝撃と振動で大量の車の防犯ブザーがけたたましく鳴り響く様は、フィクションの戦争映画では見られない、正に不条理な光景だ。
「戦争はX線のようなもの」という医師の言葉が印象深い。戦争は人の本性を曝け出してしまうのか。

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regency