「アニメや原作のことは考えず別物で」【推しの子】 The Final Act mykpさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメや原作のことは考えず別物で
アニメをかじる程度見たというレベルで、アマプラで実写ドラマ8話を全て見終わり、初日と年明けと1月末の計3回見ました。実写の東映映画は恐らく久しぶりに見たと思いますが、東映らしいというのかはわかりませんが、映像作品としてとても良かったと思います。多分、王道というより非常にニッチな感じ。
強いて言うならば序盤の、ゴロー先生と病気の子くだりはドラマでも見たので重複する部分もあり尺が長が少々長いかな?と感じましたが、ドラマ未視聴でも楽しむためのものか?と理解しました。原作と改編したり、削ったキャラなどは多分問題ないのだと思います。
派手さもなく、実写としては地味だけど良作。あと若手は存じ上げない方も出ていましたが、それぞれに華があり良かったです。(ただお客を呼べる知名度かというと)
ちなみに、ドラマで有馬かな推しになった状態で鑑賞。原菜乃華さんはアイドル経験ないのに素晴らしかった。齊藤なぎささんもあのちゃんもアイドルらしく、ライブシーンも曲もよく、推しの子アニメは苦手でも実際立体化されると私の様な者でも抵抗なく見れました。
だけどなぜだろう?プロモーションとか東宝のような華やかさが足りないのか、ネトフリではなくアマプラで実写ドラマ…からの1ヶ月足らずで映画公開、というスケジュール感だったからなのか、興行は現在5億後半。ドラマ見終わった頃に見ようとしたら近くで上映してないというロスが発生したのでは?
カミキヒカルの中の人やアイの中の人のファンが見にこなかったらさらに興行は奮わなかったかもしれない、勿体なすぎる作品。
東映っていい映画を作るけど何かが惜しいのかもしれない、とその理由を探るべく、今年は東映映画を見ようとレビューアカウントを作りました(笑)